11月26日(金)〜11月30日(火)
ロンドンへ。旅行の間の出来事については、別途旅行記にまとめてみました。
11月25日(木)
午後、渋谷に出る用事があったのでこれは「はやし」に行くしかないと意気込んで出向いたのだが、あえなくスープ終了で閉店後。仕方がないので道玄坂に出て、「博多市場」なる豚骨ラーメン屋でのりたまラーメンをバリカタで。…うーむ、なんというか、うまいのは確かなんだが、非常に豚骨純度が高いというか…。豚骨好きの人にはたまらんかもしれんし、僕もギリギリ許容範囲内だが、二日酔いの時とかは「オエッ」と来そうな感じ。これは食う人を選ぶラーメンだ。
夜、旅行に備えてパッキングなぞしながら、録画で欧州CL。バルセロナ 1−1 セルティック。バルサ、決勝ラウンド進出を決められず。前半のボールと人がくるくる回りながら好機を量産するサッカーがあまりに楽しく見事だっただけに、後半の落ち込み具合は一層際立って見えた。つくづく「攻撃サッカー」とは難しい。そして、二段ロケット攻撃のための切り札たるラーションを失ったのは、バルサにとって相当に大きな痛手なのだろう。
というわけで(どういうわけだ)、明日から数日間ロンドンに行ってきます。土曜日のチャールトン×チェルシーを観戦する予定なのですが、チケットの確保がいささか不安…。どうなることやら。
11月24日(水)
夕方まで仕事して、帰りに買い物して、つれの作った夕飯を食べて、旅行の準備をしていたら1日が終わった。何だか今年は春頃からずっと準備準備で来ているような気がして、気の落ち着く暇がないというか。まあ、人生というのはその大部分が何かの「準備」であったりするのかもしれない。
午前中から、「東すか」の搬入。都内JR某駅→新宿→飛田給。とにもかくにもスロープさえ付いてしまえばバリアフリー、という考えにはやっぱり賛同できないと思った。車椅子の人なんて、新宿駅で乗り換えるのに何分かかるんだろう。
12時半過ぎに入場し、45分の開門と同時に配布開始。今回は表紙の拡大コピーを長机に貼り付けてアピールしたのが新しい試みだったのだが、これが奏功したのか、それともモニや遠藤大志の参加したイベントが客の動きを促したのか(おそらく両方だろう)、あっという間にはけていく「東すか」。結局キックオフ35分前には用意していた分を全て配り尽くしてしまった。その後何人かの人が取りに来てくれて、でも残部がなくて、非常に残念そうな表情を目にすることに。どうもごめんなさい。また来年よろしくお願いします。
そういや、また兄貴ファンの女の子たちが来てたな。あいにく兄貴は夢の島までナイキカップの応援に行ってたんだけど(さすがだ)。まったく、罪な
おとこひとだぜ!
肝心の試合は、J14節。FC東京 3−3 ジェフ市原。どう考えても寝ぼけていたとしか思えぬ立ち上がり、巻の思い切りの良いドリブルシュートにDFが翻弄されて2失点。幸運なPKで1点返して、後半早々1点追加されたものの、石川を投入してから本格的に反撃開始。右サイドから石川・加地が、左サイドから規郎・金沢が襲いかかる。手をかけたパスワークから規郎が叩きこんで1点差。さらに30分を過ぎたところでの文丈投入からはもう一方的に攻撃、攻撃、攻撃。興奮に満ちたスタンドも選手たちを後押しする。36分、石川の鋭いクロスを櫛野が弾いたところに梶山が詰め、右足で空振りしてから返す刀の左足でゴール右隅に叩きこむという、まさしく変態的シュートで同点。さらに東京は攻めたてるも、その後はゴールを割れず3−3のままフルタイム。「痛み分け」という言葉が相応しい結果だった。
この試合、大いに不満だったのは梶山の出来。確かに同点ゴールのボディバランスは凄かった。2点目も巧みな間でパスをつないで得点を演出した。でも、それらを帳消しにしてしまったのは守備のひどさ。何なんだ、あのクラゲみたいな動きは。あんなのチェイスとも呼べない。まったくエッジのない、相手にすれば痛くも痒くもない守備だったと思う。もともとオッサンくさい動きの選手だが、夏場にはけっこう体を入れてボールを取る場面も増えていたように思ったのだが…。あと、序盤の横パスカットされまくりは言語同断として、終盤の攻勢時においても狭いところ狭いところへボールを動かしがちなのが気になった。もう、ピンでのボール扱いがうまいのはわかった。その点では東京史上最高と言ってもいいだろう。でも、真ん中に近い位置でMFをやるのならば、点ではなく、面を制圧する意識をもっと持ってほしいと思う。今日のようなプレーぶりではせっかくの技術も宝のもちぐされだ。
そんな梶山に対して、規郎と憂太はよくやっていた。規郎は左サイドで一対一になったら勝負する意識づけが完全にできた様子で、ジェフのDFをスパッと抜くあの瞬間の快感!後半半ばで代えられてしまったが(フィジカルが限界だったのか?)、できればもう少し引っ張ってもらいたいものである。憂太の方は賛否両論あるかもしれないが、しかしボールを動かし自分も動く意識の下、数少ない「いいボール」をきちんと左右に散らしてチャンスメークしていた。最後はパスを出しあぐねる場面もあったようだが、あれは憂太が悪いんじゃなくて、あれはあの時点の布陣ゆえのターゲット不足が原因だと思われる。そういう意味でも、阿部が代わるべきは憂太ではなく梶山だったと僕は思う。今季はとにかく2トップにしない方針なのだろうか(ただ、けんと君が「途中で2トップにしたら、それはそれで今の若いチームは対応できないでしょ」と言っていたのにも一理あるかも)。
他の選手では、加地は前半チームの足を引っ張っていたが、後半は奮起。石川とともに、右サイドで展開される「Jリーグ大運動会」徒競争部門(笑)を制していた。加地もこれだけ走れるようになったか…とちょっと感慨に浸る。それと、文丈が入ったとたんにチームの雰囲気がグッとしまるのがスタンドから見ていてもよくわかり、やはりまだまだ必要な選手なのだ、と再確認。あと、ジャーンの体が辛そうなのが、ちょっと心配である。
ジェフは1stステージに比べると随分落ちるようなメンバーだったのに、終わってみればナビスコ杯王者に対して互角の戦いぶりで引き分け。いや、ここら辺は「さすがオシム」としか言いようがない。チーム全体の力が相当底上げされているのだろう。
試合後、ホームゲーム最終戦ということで、恒例の原監督挨拶。相変わらず笑いをとっていたのだけれど、どうもあの笑いにだまされてヒロミに対しては甘くなっちゃうんだよなあ。2ndステージ成績は「3勝5敗6分」(リーグ戦は2ヶ月勝っていない)なのに…。ま、面白いからいいっちゃいいのだが。
夜、新宿西口の「とく一」にて「東すか」編集部打ち上げ。美味しい刺身・おでん等を楽しむ。飲み始めて1時間もたたないうちにねむ〜くなっちゃった人(東京中日スポーツじゃない「トーチュウ」の人)とか、ハイテンション極まって店中に響き渡る大声でしゃべり続ける人(へんしゅうちょー!)とか、まあみんなお疲れなんである。こうして書いてる僕も最後は目が虚ろになってたみたいだし。
ビワコビッチ氏いわく、「自分の結婚式をそんなに詳細にレポートする人も珍しい。しかも、自画自賛してるし」 だそうな。 なるほど。そうかもしれん(笑)。
11月22日(月)
仕事仲間の浦和サポーターに「優勝おめでとう」と声をかけてみた。そしたら、「99年は最後に勝って降格、今度は負けて優勝。まったくウチのチームは…」から語りが始まり、「試合前に滝のような紙吹雪がスタンドから降ってきた時点でもうジーンと来た」「テレビの解説で福田正博が来ていて、その姿をサポーターが見つけてから「ゲットゴール!福田!!」コールが止まらなかった」とのこと。うーむやはり浦和だ、と思ったのだが、その後「こないだのナビスコ杯決勝でもアマラオが観戦していて、東京サポーターから「アマラオ!」コールが盛んに飛んでましたよね。あの気持ちがわかりましたよ、僕」と言われて冷やかす事もできなくなった。アマラオの名前出されると弱いんだよなあ。
ちなみに、彼によれば、「ウチは個人能力だけなんで、研究されると駄目です。エメルソンも威力に陰りが見えてきたし。今年タイトルとっとかないと、来年はちょっと…」だそうです。本当かよ(笑)。
浦和は少なくとも今年のチャンピオンシップは勝てるだろう。だって、横浜、久保も安もいないんでしょ。坂田と清水の2トップとかなのか?
11月21日(日)
というわけで、雲一つない青空の下、本日は僕のけ、け、結婚式(笑)、である。朝7時に起きて(日曜日にこんな早く起きたのは何年ぶりか)仕度して、9時には会場の南青山リヴァデリ・エトゥルスキに到着。ただし、しばらくの間は会場の準備と新婦のメイクでてんやわんやなので、新郎は手持ちぶさた。青山通りを散歩したり、会場をウロウロしたりして時間をつぶす。
10時を過ぎてようやく着替え。で、10時半頃から急に慌ただしくなり、軽くリハーサルをしてから11時に挙式スタート。控え室から腕を組んで2階の会場へ出ると、既に椅子に座りきれないほどの人の数で驚いた。親戚、幼なじみ、学生時代の友達、バイトしていた水泳教室の人達、河合塾の先生や友達、飲み仲間、仕事場の同僚、そして東すか編集部。これまで30年の人間関係が一堂に会して、しかも皆が祝福の拍手をしてくれている光景は(非常に個人的な思いではあるが)壮観であり、感動的であった。新婦が歩き方を間違えたり、誓いのキスがぎこちなくて笑ってしまったりとか小さな動揺はあったものの、まあ無事終了。
続いて12時から1階席でお披露目の会食。ここからのBGMは全て自分たちのセレクト。カーペンターズの『TOP OF THE WORLD』で入場。ウェルカムスピーチは無難にこなしたが、新婦を紹介する時にうっかり「新郎」と言い間違えてしまった。アハハハハ。ウケたからいいよね(よくねえか)?その後、主賓の挨拶がなかなか終わらなくてちょっとハラハラしたが、しかし「バディ・システム」の話はいいお話でしたな。食事は前菜→魚→パスタ→肉と続くイタリアンのコース。味は非常に良かったと思う。特に手打ちパスタの食感!素晴らしい。新郎・新婦も思わずがっついてしまいましたわ(嬉しいことに、中座中の控室にも料理が用意されていたし)。突撃インタビューでは「新郎=酔っぱらい」「新婦=しっかりもの」というイメージばかりが増幅されたようで、僕としてはやや不満だ(笑)。新婦が涙で目をはらすお母様に連れられて中座(BGMはミスチルの『口笛』)後、頼りない新郎はまた会場をウロウロして愛想を振りまく。13時20分頃僕も中座。
13時半からは2階に会場を移動。デザート・ブッフェ。お色直し後は『君の瞳に恋してる』をバックに、青赤ユニを着たクマさんを胸に抱いて入場である。会場にはナビスコ杯優勝記念ポスターとか青赤グマのもっとでかいヤツとか、あと由紀彦と小峯のユニフォームとかが飾ってあったような気もするが、まあ一生に一回のことなので(多分)、これくらいの馬鹿はご容赦いただきたい。ケーキカット(BGMはロネッツ『BE MY BABY』)にファーストバイトも無事終了、終わり頃には新郎新婦の自選写真を基にしたプロフィールビデオ上映も行われた(BGMは『イージ(ュ)ー☆ライダー』にミスチル『simple』に『カーマは気まぐれ』!)。僕の中学入学式(肥満銀縁メガネ時代)と水着姿、あと天安門広場での敬礼ポーズがやたらウケていたようである。最後はお決まりの花束贈呈(BGM『imagine』)に新郎父と新郎新婦の謝辞。ここは我ながらいい雰囲気で式を終えることができたのではないかと思う。で、もちろん退場曲は『You'll Never Walk Alone』。素晴らしい(笑)。
見送りと記念写真撮影も終え、ホッとして着替え、スタッフの方々に挨拶をしてから二次会へ。16時から表参道駅前の「鳥良」。さっきイタリアンのコースを食べ終えたばかりなのに、いきなり鍋料理ということで圧倒される。でも、なぜかみんなけっこう食えちゃうんだな、これが。各テーブル回って馬鹿話してビールをすすってたら、あっという間に2時間が経過。名残惜しいが、散会。
で、さらに少数で青山通り北側の「東方見聞録」に移動して三次会。さすがに胃の辺りが気持ち悪く、意識もモーロー。何を話したのかもよく覚えていない。でも、居眠りしなかった自分を自分で褒めてやりたい……って、お祝いされる方なんだから当たり前か。20時半頃終了。どうもお疲れ様でした。
ちなみに、今日は、忘れもしない99年、FC東京がアルビレックス新潟を破ってJ1昇格を決めた「あの試合」からちょうど5周年なのであった。別に狙ったわけじゃなく、たまたまなんだけどね。
しかし、本当にいい一日だった。楽しかった。嬉しかった。石川晶康先生や佐藤忠先生をはじめとして、忙しい中駆けつけてくれた皆さんには感謝してもしきれません。マジで。二次会・三次会の手配のために奔走してくれた樋口君や飯草君、国領さんたちにもお世話になりました。あと、僕らのわがままを聞きながら色々な手配をして下さったT&Gの上杉さん、司会の青木さん、ヘアメイクの紀内さん、写真撮影及びビデオ編集の田中さん、おいしいお食事とデザートを用意して下さったシェフとパティシエ、その他のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。