11月10日(月)

 夜、録画でプレミアシップ。チェルシー 5−0 ニューカッスル。これはもう、実に面白かった。5点いずれも快感度の高いゴールだったが、中でも4点目のダフは最高だった。フィールド中央でGKのフィードミスを拾って、迷わずゴールへ向かってドリブル勝負!躍り上がるようなフェイントであっという間にDFを抜き去り、GKギブンが絶妙の飛び出しを見せた瞬間にその脇を打ち抜いてゴール左隅へゲット!!いやー、こういうプレーを見るためにサッカーを見てるんだよね、みたいな。規郎とかにも昨日みたいな煮え切らない「サイドハーフの」プレーじゃなくて、こういう「ウイング(アタッカー)の」勝負を見せてほしいんだよなー。

 カメルーン戦の代表発表。ジーコって、ほんとに選手の都合とか体調とか考えないのな。小野君の脚を守れ!みたいな。加地は二度目ということで、まあ良かった。田中達也は呼ばないのか(大久保だって五輪代表だろ)?あと、どうせ使わないのなら、もう土肥ちゃん呼ばないでほしいんだけど。


11月9日(日)

 朝、今度は明るい中はっきりと打ち寄せる波を見つつ、またベランダでひとっ風呂。朝飯も海岸を見ながら食べる。つくづくいい宿だと思った。それなりに繁盛してそうだし、いつかまた来たいと思う(新潟が昇格したらね)。

 村上駅から10時30分頃の在来線に乗り、再び新潟駅へ。「ときMAX」で東京へとって返す。慌ただしいようだが、何しろ東京の試合には代えられないのである。昼飯は新幹線の中で駅弁の「三色寿司」(鮭・海老・鱒の押し寿司)を食す。うまいことはうまいが、しかしこれだけで食べると途中で飽きるような。14時過ぎに東京駅到着。ダッシュで中央線に乗り換え、新宿駅で京王線に。飛田給からはまたダッシュして14時55分に味の素スタジアム到着。ちょうど選手入場が始まったところでバックスタンド2階に駆け込んだ。間に合った!!

 

 で、J1リーグ第27節。FC東京 4−1 ヴィッセル神戸。東京「優勝への5連戦」2戦目は、攻撃力爆発(単に相手がヘタレていただけという説もあるが(笑))の快勝となった。序盤こそパスミスからリズムをつかめずやや苦戦したものの、宮沢のスーパー左足キックで先制してからは神戸を圧倒。ケリー・戸田・みやざー・石川とゴールを重ね、セクシーなパス回しも満載、アマラオの面白プレーもあり、東京サポーターとしてはこたえられない展開となった。ただ、優勝を考えるとなあ……笑えるプレーもいいんだが、あと1本くらい決めても良かったんじゃないの、というか(笑)。まあ、3点差で勝って文句言っちゃいかんよな。あと3つ、次は準々決勝だ

 試合を観ていてちょいと心配になったのは、我らが鈴木規郎の事である。たまたま調子悪かったのかもしれないけど、ちょっとプレーぶりが変というか、やたら中途半端な動きが多かったような。もしかして、ユース代表でサイドハーフやらDFやらやらされているうちにアタッカーの感覚が薄れちゃってる?思い過ごしだといいのだが…。もっとケリーを追い越して前に行かないと、パスの受け手として認識してもらえないぞ。早く1点とって安心させてほしいものだ。

 あと、原さんさー、アマラオ風邪ひいてたんならとっとと下げてあげなさいって。ベンチにはゴールに飢えた狼がいたでしょーが(笑)。しかし、ここで見る限り試合後の記者会見の監督がやたら上機嫌だったようで笑えるな。

 観戦記は、コチラ

 

 夜、スカパーでプレミアシップ。リヴァプール 1−2 マンチェスター・U。チェルシーの事を「金にあかせた寄せ集めで、統制がとれていない」などと批判する人々は、リヴァプールの現状をどう評価しているのだろう。中盤から後ろは地味で不器用な汗かき屋並べて、前の方に才能豊かなアタッカーを(ただ)並べる。それだけでもUEFA杯取れたりするがら侮っちゃいけないんだけど、でも今のメンツとやり方では今の順位(3強の下)が限界かな、という気もする。こういうサッカーを見ていると「才能ってのにももっと使いようがあるだろうよ」って思ってしまうのだ。ねえ、ジーコさん(笑)。

 

 衆議院選挙の結果は評価が難しいところだが、まあ小泉氏にとっても管氏にとってもガッツポーズってところじゃないの?「小泉・安倍人気で自民党圧勝」というケースにならなかったけれども、でも自民党は首脳陣にとって言い訳のつくような議席数は確保。公明党も伸ばしたので(あと1つは知らん(笑))与党としてはむしろ万々歳といったところではないだろうか。小選挙区の強さはさすがというか何というか…。一方民主党にしてみれば、躍進したのは確かで比例区では自民党を上回る議席を獲得(これはこれでスゴイ)したのだけれど、次一気に政権を狙うにはもう少し(190以上くらい?)とっておかないと。でも、「マニフェスト(政策)での選択」「二大政党制」という制度的な枠組に相手を引きずり込んだという意味では、やっぱり民主党にとってより意義深い選挙だったのだろうという気がしないでもないな。うーむ。


11月8日(土)

 午前中から新潟遠征。東京駅から上越新幹線「ときMAX」に乗り、2時間ちょっとで新潟へ。駅の「日本海庄屋」で昼食をとり、駅前発シャトルバスの行列に並ぶ。優に100m以上ある行列を見た際には「ゲッ!」と思ったのだが、しかし次々にバスがやってきて非常にスムーズに列が流れ、わずか10分足らずで乗車することができた。乗車時間もわずか15分ほどで、「さすがはW杯をこなしたスタジアム」と感心させられた。

 で、新潟スタジアム”ビッグスワン”にてJ2大詰めの一戦。アルビレックス新潟 4−2 横浜FC。スコア的には新潟快勝。だけど、3点目を取るまでは非常にヒヤヒヤもののゲームだった。アンデルソン負傷のため安がCBをつとめたのだが、やはり本職でないためか(本来はボランチ)、マークの受け渡しの危なっかしいこと。横浜アタッカーがポジション入れ替えて動き回っているうちにポツッとフリーの人間が出来てしまい、そこから度々ピンチを招く。左サイドから斜めに切れ込んだ臼井がSB三田をつり出してゲットしたペナルティのシーンもそんな流れの中で生まれたもので、もし横浜が一度でもリードしていたら、あるいは勝敗は逆になっていたかもしれない。

 そんな不安定な新潟を救ったのはMFファビーニョ。速く長い球足のパスでDFラインの裏を狙うチームの意図に見事に応え、大活躍。弾丸のようなダッシュでファウルを誘って先制PKをゲット、さらに同点に追いつかれた後には絶妙のタイミングの飛び出しからGKまでかわし、勝ち越し点を奪う。試合後発表されたマン・オブ・ザ・マッチはなぜか秋葉だったが(最も働いていなかったのでは(笑)?)、実際の貢献度は間違いなくファビーニョがダントツの一番だったと思う。

 後半はすっかり新潟の楽勝ペースに。マルクスのヒール(?)シュートで3点目、さらに安が豪快なヘディングを決めて4点目。横浜の方は退場者も出すわしつこく審判に食い下がってブーイングを浴びるわで、あまりいいところがないどころか「みっともない」という言葉がお似合いのサッカーだったように見えた。個々に悪くない選手はいるのだけれど、でも中心にいて全体を落ち着かせ、かつ盛り立てる選手がいないんだよね。結局、4−2で試合終了。

 川崎と広島がともに勝ったため結局この試合では昇格が決まらなかったのだけれど、でも4万台観衆は大喜びの大満足という感じで、いやはや僕たちも実に幸せな気分にさせられたのだった。新潟スタジアムのあのオレンジ色一色の色彩と無邪気な熱気、仙台スタジアムを連想するのは僕だけではないだろう。J2(そしてさらに下部のリーグ)からわき上がる力こそが日本のサッカーを豊かにしていくのだと、改めて実感した。

 そんな感じで満足の行く観戦だったのだけれど、残念だったのは帰り道。4万人が一度に帰るのだからシャトルバス乗り場にもの凄い行列が出来ていたのは仕方なかろう。でも、乗車してからの渋滞による所要時間がハンパじゃなかった。ビッグスワンから新潟駅まで、じりじりとしか進まないバスに揺られて1時間以上。もしかすると立ったままこんなに長くバスに乗ったのは生まれて初めてかもしれない(笑)。日本平でも似たような思いをしたことがあるけれども、あっちは山から下りる一本道だから仕方がないとして、ここは市街地に近いだけに何とかならないものなのだろうか。ま、地元の人にしてみればもう慣れきってしまっているのかもしれんが。

 

 新潟駅から在来線に乗り、1時間余りかけて村上駅へ。瀬波温泉の「大観荘 せなみの湯」に泊まる。温泉地は色々いいところがあるけれども、食事のことを考えればやっぱり海沿いが一番だ。大浴場につかってマッサージ椅子で体のこりをほぐした後、海鮮のフルコースをいただく。刺身(伊勢海老あり)、たこの酢の物、茶碗蒸し、村上牛の石焼き、海鮮鍋、天ぷら、車エビの焼き物、ぶり大根、超ウマのご飯にめかぶのみそ汁……。うーむ。胃も舌も目も頭もお腹いっぱい(何か変な表現だな)、という感じである。食後はベランダに設置してある風呂につかりながら波の音を聞く。夜の海岸というのは、何も見えずとも音を聞くだけで神秘的に思えるんだよね。


11月7日(金)

 当然、二日酔いである(笑)。朝はお茶漬けのみ。

 昼間、仕事をちょいと抜けて港区役所赤坂支所で衆院選の不在者投票。生まれてこの方僕は自民党と共産党には入れた事がないのだが、当然今回もその路線は継続である。

 

 夜、DVDで三池崇史監督『極道恐怖大劇場 牛頭』観る。………………こらこら(笑)。いやー、何とも感想が難しい映画だな、こりゃ。可笑しいんだか気持ち悪いんだか怖いんだか計算高いんだか狂ってるんだか…。先日見た『ドッペルゲンガー』も分裂症的な映画ではあったけれども、こっちはもう完全に向こうの世界に行っちゃってる感じだね。「あれはヤクザを轢き殺すために設計されたヤクザカーだ」って、おい(笑)。翔兄貴の「復活」シーンには思わずひきつった笑いを浮かべてしまうし、最後ハッピーエンドなのがまたオカシイ。ま、正直言って僕自身はちょっとこのテイストにはついていけないんだが。あ、あと、あの牛のオバケは何だったんだろう(笑)。

 

 野球のアジア選手権は、日本代表が3戦全勝で五輪出場権獲得。さすがにベストメンバーを揃えると強いな。何しろ、先発が上原に松坂に和田だもんね(井川は温存(笑)?)。打線も高橋に松井に城島に二岡に小笠原に…これだけのメンツが揃っていれば、なにも長嶋監督ばかりを前面プッシュしなくても十分魅力的な「ドリームチーム」だと思うのだが。で、しかも本番の方はベストメンバー組めない公算が強いってんだからわけわからんよな。野球界って、組織とか制度とか体質とかの問題を長嶋や星野といった強烈なパーソナリティで無理矢理カバーして、結局なかなか改善が進まないっつー構造になってるのかもしれんね。


11月6日(木)

 夜、飲み会。新宿西口の「鳥右衛門」で京風もつ煮込み(薄味がグー)をつまみにビールをあおり、二次会は「まさみや」で生春巻などつつく。今日は逃亡もせずおとなしく寝ていたのだが、目が覚めると終電なくなってた(笑)。仕方がないので思い出横町でつけ麺をすすり、午前2時頃帰途へ。帰りのタクシーでは運ちゃんとオウム話で大盛り上がりし、「あ、俺信者っすから、東京総本部で下ろしてくださーい!!」などと、後でよく考えるとまことに不適切な発言もしていたような(笑)。駄目だこりゃ。


11月5日(水)

 遅い夕飯を食いながら、フジテレビで野球アテネ五輪予選日本×中国をちょっとだけ見る。中国あたりならばまだまだ余裕勝ちという感じ。ま、試合内容は別にいいのだが、やはり気になるのは実況の方。我が国の国名はいつから「長嶋ジャパン」なるものになったのだろうか?あと、こういう意義深い(んだろう、多分)国際試合においてゲストに出しゃばり女田村亮子を呼ぶのは、いったいどういう神経をしている人間なのだろう?

 

 録画で、チャンピオンズリーグ第4節。ラツィオ 0−4 チェルシー。チェルシーがクレスポの嗅覚鋭い飛び出しで先制したものの、ホームのラツィオがじわじわと押し込んでチャンスを作る展開。後半早々にミハイロヴィッチが退場して、それでもまだラツィオが優位に見えたのだが…。少ない人数の相手に対し、あえてムトゥを下げて両サイドにアタッカーを並べるラニエリ監督の作戦がズバリ当たった。右からグロンキアが、左からダフが突破突破でDFラインをぐずぐずに崩し、後半半ばからは中央でもランパードが飛び出すわベローンが押し出すわジョー・コールが裏へ抜けるわもうやりたい放題。結果として4得点の圧勝となった。チーム作りの混沌ぶりといい圧勝惨敗の波の大きさといい、やはりこのチームからは目が離せない。


11月4日(火)

 今日のニューステーションなんか見ていると、民主党のマニフェストやら政権構想やらにあれこれ難癖をつける人が多い(というかほとんど)ようである。まあそりゃそうだ。大臣候補の顔ぶれ(康夫ちゃん…)にしてもテレビCM(ダサッ!)にしても、「脇が甘いなあ」と思ってしまうセンスだもの。でも、一方で、みんなちゃんと同じくらい厳しい目で自民党を見ているのかな?とも思う。看板頼り(しかもその看板2枚に全く中身がない)で構成員は面従腹背、中身は全く同じなくせに「改革政党になった」などと臆面もなく言い放つ集団なんだけどね。そちらの粗にはみんな目をつぶってしまうのだろうか。「変わらない」「変えられない」のは政治の方なのか有権者の方なのか、いずれにせよ衆院選の結果は興味深い(自民・民主どちらも議席を伸ばすことにはなりそうだが…)。


11月3日(月)

 昼間、フジテレビでナビスコ杯決勝。浦和レッズ 4−0 鹿島アントラーズ。浦和レッズ初タイトル獲得おめでとー。パチパチパチ。いやー、先を越されてすっげー悔しいんですけど(笑)

 レッズは、もしかするとJリーグ始まって以来僕が観てきた中で最高の出来だったのではないだろうか。オフトサッカーの集大成というか。守りは人数をかけて固め、攻撃はとにかくエメ・田中のスピードを生かして得点を奪うといういつものパターン。これが完璧にはまった。まさに快勝。ここまで見事に結果を出されては、「つまらない」「消極的すぎる」などと批判をしてきた人々(僕も含めて)も、ある程度このサッカーを評価せざるを得ないだろう。少なくとも今日の試合に関しては、選手の気迫がひしひしと伝わってきたせいもあり、おそらく観ていたほとんどの人がレッズのサッカーを「面白い」と思ったのではなかろうか。

 MVPは田中達也。当然だろう。新人の頃はとにかくスピードがあって小回りがきくんだけど、でもそれらをどう生かしていいかわかっていないような感じでもあった。今は違う。きっちりゴールから逆算して(もちろん自分の強みも計算して)プレーを選択し、周りを生かし生かされている。今年中に日本代表に選ばれても少しもおかしくはないだろう。大久保よりは断然彼を支持したいし、(ポジションはやや違うが)石川も頑張らないと水を空けられてしまうだろう。

 あと、オフトは今季限りで辞任するそうだが、フロントとの対立云々はともかくとして、いいタイミングじゃないかと思う。1回優勝するとファン・サポーターも要求が厳しくなるだろうし、ピークに持っていったところで辞めた方が本人も周りもいい印象だけが残るだろうしね。

 鹿島の方は、怪我で中田・本山を欠く上にエウレルが早々に負傷退場。これでは勝負にならない。名良橋は意地を見せていたし、若い深井や中島も健闘したと思う。でも、今日のレッズ相手には全くもって戦力不足としかいいようがなかった。おまけに小笠原も(また)イエロー2枚で途中退場。彼についてはいつも思うのだが、技術は確かに高いかもしれないが、しかし狡猾なプレーの多さやあの情緒不安定ぶりを見る限りとても尊敬する気にはなれない。大久保なんかもそうだが、若くて才能あるプレーヤーがその才能ゆえに「甘やかされて」駄目になってしまいそうな現状はどうにかならないものか。

 しかし、J開始後10年余りにしての「悲願の」初タイトルとはいえ、レッズに先に優勝されてしまったのは悔しいし羨ましいことこの上ない。なにしろあそこは東京はJ1に上がるのと入れ替わりに(つまりわずか3年前に)2部に落ちているチームなのだ。いやー、ホントうらやましい(笑)。今年の2ndか天皇杯をとって、レッズサポーターに「うらやましいな〜」と言われるくらいにならんとなあ。

 

 ナビスコと2画面にして、同時にJSPORTSで関東大学ラグビー。明治 22−13 慶応義塾。なんつーか、対抗戦の「揺り戻し」を実感させられるゲームだった。慶応は林雅人さんがフルタイムのヘッドコーチを辞めてから年々古い伝統の戦い方へ回帰(後退?)しているが、今日なんてもう泥臭さの極致という感じ。タレント不足ゆえ仕方がないのかもしれないが、あれでは組織されたDF相手にトライはとれないだろう。一方明治は近年になくチームがよく仕上がってきているように見えた。攻撃でもう一工夫、あるいはバックスにパスのスキルが欲しいような気もするが、DFは「人数でスペースを埋める」ことがきちんとできていてまずまず機能していたように思う。なんだかんだ言ってここ2年の早明戦も接戦を演じているわけだし、今年もロースコアゲームに持ち込めば、あるいはわからないのかもしれない。

 

 「小久保、巨人へ無償トレード」のニュースには驚かされた。こうして日本のプロ野球は駄目になっていくんだね、というか。よりによって相手が巨人だし。


11月2日(日)

 午後、六本木ヒルズのヴァージンシネマでクエンティン・タランティーノ監督『キル・ビル Vol.1』わはははは、やるじゃないかタランティーノ(笑)!実はタランティーノの映画は『レザボア・ドッグス』しか見たことがなく、当時は「何が面白いんだこんなもん」くらいに思っていたのだが、この映画で見方が変わったよ。周知の通り映画の内容はタランティーノの趣味全開、というより全てタランティーノの脳内ワールドの映像化なのだけど、それをしっかりエンターテイメントとして見せるに足るものに仕上げたのだから大したもんだ。雪の庭園でのルーシー・リューとの対決なんてマジで燃えるもんね。千葉ちゃんの怪演技や数々の日本映画(『柳生一族の陰謀』『吸血鬼ゴケミドロ』とか)からの引用、そして香港テイストも混じったキレのあるアクションシーンも楽しい楽しい。とどめにエンディングテーマは梶芽衣子の『怨み節』!万人向けでないこともまた確かではあるが(血がドッバドバ出るし(笑))、とにかく2時間面白かった!!

 ヴァージンシネマはいわゆるシネコンというヤツで、いくつものスクリーンが併設されていて、その1つ1つが設備も整ってデカい!『キル・ビル』をやっていたスクリーンも文句なしの大きさだし、客席はゆったりとかつ傾斜がついていて、とても見やすかった。席がインターネットで予約できるのも便利だし、今後もちょくちょく通えそうな映画館だと思う。あえて難をあげるとすると、チケット売り場とか待合室とかのディズニーランドみたいな雰囲気かな。「映画館」に慣れている人間にとっ、あれはちょっと敷居が高いぞ。

 映画終了後、少しだけヒルズ内を散策してみる。が、あまりの人の多さにすぐにイヤになった(笑)。そんなに色々やることがあるのかね、あそこは。

 

 夜中、JSPORTSでプレミアシップ。レスター 2−0 ブラックバーン。「点を取る」のは簡単なことなのか難しいことなのか、まったく訳がわからなくなってくる試合だった。ローヴァーズはヨークやコールが素早くワンタッチパスをつないで崩して行って、レスターの方なんてそれを際どく蹴り返してるだけだったのに……。ここ3年の天皇杯初戦敗退(全部J2の下位チーム相手)を思い出すゲームだった(笑)。


11月1日(土)

 9時、朝食終了時間が近いことを知らせる電話で起きる。当然二日酔いだが、朝飯はいわゆるバイキング形式なのであった。食い放題になると燃える性質だけに、頭痛をこらえてスクランブル・エッグをかき込む。

 11時チェックアウト。中華街でお土産を買った後、歩いて港の見える丘公園へ。汗をかきかき急な坂を上りきってたどり着く。うむ。確かに港は見えるが……開発が進んでいるせいなのか、ちょっと海が離れてしまっている。見晴らしはそんなに良くない感じ。でも、公園はきれいだったし可愛いネコはいたしで、まあよしとしよう。大佛次郎博物館の喫茶店で皆とコーヒーを飲んでから、午後の予定に間に合うよう13時頃1人でお先に失礼する。

 石川町から根岸線→京浜東北直通に乗り、品川で山手線へ乗り換えて目黒へ。駅から徒歩五分、「雅叙園」なる結婚式場で大学時代からの友人・高木の結婚式があるのだ。有名なところとは聞いていたが、雅叙園の巨大さと豪華さは思わず目を見張るものほどであった。6階建て、長大な廊下脇に宴会場と式場多数、ガラス張りの屋根下には庭園に川に滝まで。世の中にはそれほどまでに豪華な結婚式と宴会をやっているヤツが大勢いるのか?まったくどえらいことである。で、そこに汚いジーパン姿のままのり込んでいく俺(事前に着替える暇が無かった)。そんな自分が好きかも(笑)。

 結婚式は周りに知り合いが1人もいないという緊張する状況だったが、隣に座っていた新婦のお友達が気さくで話し好きな人で助かった(単に僕がかわいそうに見えただけかもしれんが)。ありがとう、国分さん。式は14時半に始まり、17時前に終了。揚げたカニがうまかった。僕の拍手が非常に控えめだったのは、別に何か気にいらなかったわけではなく、前日にタンバリンの叩きすぎで手のひらを腫らしていたからである(笑)。

 一旦家に帰って超特急でシャワーを浴びてから、2次会に出かける。場所は麻布十番のモンスーン・カフェ。タクシーで途中六本木ヒルズに通りがかり、運ちゃんに「今日も人が多いねえ。お客さんも若いから、こういう所好きなの?」と聞かれ、「いえ。近所に住んでますが、来たことすらありません」と答えて共感を呼ぶ(笑)。会では大学時代の友達と5年ぶりくらいに顔を合わせた。面倒くさがり屋なので、こういうイベントでもないとなかなか会わないのよね。弁護士になって活躍中のやつが妙にいいスーツを着ていたのが笑えた。

 その後、焼鳥屋で飲み、和民で飲み、気がつけばまた午前様。


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