8月20日(水)

 夜中、TBSの録画で日本代表テストマッチ。日本 3−0 ナイジェリア。なりふり構わぬ選手招集になりふり構わぬ相手選びになりふり構わぬレフェリー選択(?)が重なって、「ジーコジャパン」ホームで初勝利。みんな喜んでたし、活躍してほしい選手がそれなりに活躍(高原の2点は確かにお見事だった)したし、まあこれはこれでよかったんじゃないでしょうか(笑)。

 ジーコが監督になってからというものの(いやトルシエの時もそうか)、チャンスやピンチに対するベンチのリアクションがいちいちテレビ画面に映し出されるのだが、そこで目の当たりにするジーコの姿にはいささかの不安を覚えずにはいられない。「この人喜怒哀楽が激しいばっかりで、ちゃんと頭働かしてんのかいな?」と感じられるのだ。自分の感情に正直で、得点にガッツポーズしたり不利なジャッジに怒ったりするのもそりゃいいけどね、監督ってのはファン・サポーターとか選手とは別の視点でものを見て考えてこその監督なんじゃなかろうか。って、こんなこと今さら言うまでもないですかね(笑)。

 まあ、そんなジーコの放任路線の目論見が当たってというか、無責任指揮の副産物と言おうか、この試合でも中田・宮本の存在感は絶大であった。中田は前線近くで俊輔を生かし三都主を生かしヤナギを生かし高原を生かし……そして宮本も守備力ミニマム(笑)な両サイドと未熟なCBを従えて右へ左へ前へ後ろへ声と五感と足を最大限に働かし、DF全体を支えていた。そして、その2人を遠藤やっとがつなぐという構図。当分は彼らの力に頼って結果を残して行くしかないんだろうな。そのうちその他の連中も中田・宮本に一方的に「使われる」のではなく互いに使い使われる関係になれば…その時こそ本当にジーコの「思う壺」なのだろうが。よりシビアな試合になってみないと何とも言えないね、今は。今日はなにしろ相手が弱すぎた。

 しかし、なんだったろう、あのレフェリーは(笑)。


8月19日(火)

 23時半まで仕事して、帰りに渋谷の山下書店(こういう時期には24時間営業が便利だ)で『アニメ&漫画コラボBOOK 茄子 アンダルシアの夏』購入。「コラボBOOK」と言いつつ、アニメ版のややソフトにデコレイトされたタッチをぶち壊すような表紙が素晴らしい(笑)。内容はまあありがちなものだけれど、巻末のオリジナル漫画だけでも1400円の価値はある…かな。


8月18日(月)

 夜中、録画でプレミアシップ。マンチェスター・U 4−0 ボルトン。「ベッカム後の7番」クリスティアーノ・ロナウド、いいじゃないですか。小刻みなドリブルはギグスとキャラがかぶりそうだけど、右も左もイケるみたいなので全然オッケーでしょう。ファン・ニステルローイにスコールズにギグスにロナウドにスールシャールか。こういう「イケイケ」なメンツが揃ったサッカーは、美しいが見ようによっては単調な(ピレスがいない時は特に)アーセナルのサッカーより僕の好みである。これは楽しみだ。


8月17日(日)

 どうも疲れが溜まっているらしく、昼まで寝てもまだ寝足りない感じ。夕方までひたすらうとうとして過ごす。


 夜、夕飯をとりながらNHK−BSでJ1。ヴィッセル神戸 0−1 ジェフ市原。崔を欠く市原に1stステージのようなテンポよいパス回しがなかなか見られず、一方の神戸もシジクレイ・オゼアスに頼りきりの工夫のない攻守。後半途中までは「観なきゃよかったかな」というくらいに退屈なサッカーだった。様相が一変したのは後半22分、ジェフが茶野に代えて林という攻撃的な交代を行ってから。林は敵陣で前後左右に動き回ってパスを引き出しまくり、ターゲット不在で停滞気味だったジェフの攻撃を一気に活性化させる。42分にはサイドからの低いクロスに飛び込んで決勝点も自らゲット。市原が貴重な勝点3を拾い上げた。ここら辺のしぶとさは市原の成長ぶりをうかがわせるものだろうし、オシムの的確な采配がまたも選手の力を引き出したように見えた。2ndステージはマークがきつくなるので快進撃とは行かないかもしれないが、しかし侮れない存在であるのは確かだろう。

 夜中、スカパーでプレミアシップ。リバプール 1−2 チェルシー。金満アブラモビッチ氏の大補強作戦が吉と出るか凶と出るか(外野的には)楽しみで仕方がないチェルシー。初戦は敵地でリバプールに快勝と、なかなか幸先の良いスタートとなった。リバプールのファンの、1度同点に追いついた時の異常な喜びようと、突き放されてからの愕然とした表情が印象的。「金にあかせて買い集めやがって」って感じで、向こうでも悪口言われてるんだろうな、チェルシーは。TV画面で見る限りアブラモビッチ氏は人懐こそうな笑顔と無邪気なはしゃぎようが目立って印象悪くないんだけど、まあ悪役の1つや2ついた方がリーグとしては盛り上がっていいんじゃないですかね。

 寝る前にテレビ消そうとしたら、画面でにこやかに笑っている女の人(青い服で手に赤・黄・白の花)が全く動いておらず、音も出ていないのを見て凍りついた。こういう「何気ない」画像こそ、夜中に見ると恐怖である。地上波デジタルの試験放送らしいんだけど、やめてほしいよな。日曜夜のフジテレビの電波法・麻薬防止キャンペーンCMとかもそうだけど。


8月16日(土)

 昼、BSで大リーグ。マリナーズ 10−5 レッドソックス。表に同点へ追いつかれた6回裏、イチローの満塁ホームランにまずシビレた。何割何分何厘などという数字に収まりきらぬ勝負強さこそイチローの本領だが、この打席でも普段より長く投手にバットをつきつけてフルスイング、見事弾丸ライナーでライトスタンドに突き刺した。この男は剣道とかやっても絶対チャンピオンになったと思うね。「剣豪」というか。そして8回裏、セットアッパーのベニテスが四球連発で降板、3点差1死満塁という最悪の状況で登場した長谷川の守護神ぶりには、シビレを通り越して気絶しそうになったね。外野フライでも打たれれば26イニング続いていた無失点記録が途切れてしまう場面、7色の変化球とキレのある直球を駆使して連続三振に切って捨てた。さすが防御率0点台というか、このような離れ業、いったい長谷川以外の誰がやれるというのか。「神業」という言葉が頭に浮かんだ。

 

 夕方、味の素スタジアムで2ndステージ第1戦。FC東京 2−1 セレッソ大阪。前半半ばにアマラオの今季初ゴールで先制したまでは良かったものの、その後ペースをコントロールできず、後半30分過ぎに追いつかれる苦しい展開となった。「こんな試合で勝点落としてたらとても優勝なんて無理じゃないか」……全てを救ったのは、後半39分に登場した阿部吉朗。ファーストタッチでDFラインの隙間に切りこみ、競りかけられて体勢を崩しながらもGKの頭上を抜く見事なループシュートを決めた。久しぶりに本領発揮というか、まさに「どんな体勢からでもしなやかなシュートが打てる」(原ヒロミ・談)持ち味炸裂のスーパーゴール。戸田の成長がいよいよ本物になってきた昨今、アマが無得点の呪縛から解き放たれ、さらに阿部まで完調になればこれはこの先ひっじょ〜〜に楽しみなことになるだろう。気になるのは、石川が全くダメダメだったことかな(頼むからウイングのプレーしてくれ、ウイングの)。

 判定については選手もスタンドも大いにストレスをためた試合だった。はっきり言って、塩川主審はJ1で吹くようなレベルではない。何をどういう基準で吹いているのやらぜ〜んぜんわからなかった(あえて挙げるとすれば、手を使うのにやたら神経質ということくらいか)。それでいて選手のアピールにはすぐなびくし(笑)。ま、それでもセルフジャッジはしちゃいかんけどね。

 あと、試合前、通路にモネールがいたのは何だったんだろう(笑)。

 観戦記は、こちら

 

 夜中、Jスカイスポーツでプレミアシップ開幕戦。アーセナル 2−1 エバートン。早い時間帯にキャンベルが退場くらった時はどうなることかと思ったが、試合が進めば何のことはない、アーセナルが個人能力の差で押しきった結果となった。ただ、終盤はけっこうサイドを破られて防戦一方に追い込まれていたし、やはり防御にはいささかの不安がある様子。ここ2シーズンは序盤走ったチームが年明けに失速して2番手が抜け出す展開となっているだけに、マンチェスターとの比較で騒ぐのはまだ早いと思うけれども。


8月15日(金)

 結局、今週は平日全部12時頃の帰宅になってもうた。トホホ。

 北米北東部の停電が大騒ぎになってるみたいだけれど、やっぱこういうインフラ系ってのは料金云々よりも安定供給が大事、ということに尽きるでしょう。安くて安全ならそれにこしたことはないのだけれど、手に入るのが当たり前と思ってたかをくくってるとエライことになるで。


8月14日(木)

 さみーな、しかし。

 23時頃、「そろそろ帰るべえか」と荷物をまとめかけたところ、隣で作業していた仕事仲間のPC画面に「ウイルス検知。駆除できませんでした」の文字が。実は夕方頃に仕事場のサーバーも例の「MSブラスター」とかいうウイルスの影響でダウン気味だったので、「すわここもか!」とちょっとした騒ぎに。結局ただのマクロウイルス(しかも2個。何やってんだ(笑))に感染していたのだけれど、つき合ってスキャン待ちをしていたら日付が変わっていた。外に出たら大雨。エライ目に遭ったぞ。


8月13日(水)

 夜中、スカパーの録画でナビスコ杯準々決勝1stレグ。浦和レッズ 2−2 FC東京。まあ、痛み分けといったところか。

 前半はエメルソンと田中に裏をとられるのを警戒してやや引き気味、相手に回させては行き詰まったところでボールを奪って逆襲。チャンスの数はさほどないながら、加地の思いきった突破からのクロスに戸田が飛び込んで先制。ハーフタイムまでは思うつぼの展開であった。後半開始からしばらくたって浦和の守備がルーズになり、ようやく攻撃に人数をかけられるようになった頃、カウンターを試みるエメにファウルを繰り返して3連続イエロー。「こりゃいかん」という空気が流れ始めたところでエメルソンお得意の「縦方向への高速ドリブル→GKの逆をつくコースへのシュート」で同点。その後は両チームとも交代選手を使いながら、チャンスをシュートミスで逃しながら(笑)の一進一退。41分に浦和DFラインのミス(だよなあ)から戸田が2点目を決めて勝ったかと思いきや、終了間際にFKを与えてしまい、室井が頭で落としたところを千島に押し込まれて同点。結局引き分けとあいなったのであった。

 東京は、アウェイでドローなのだから普通に考えれば悪くはない結果だ。でも、2度にわたって、しかも2点目はロスタイム寸前で追いつかれての引き分けだけに印象はあまり良くない。1点目はエメルソンの超人的プレー(あの体勢・速度でよくもあんないいコースにシュートが飛ばせるもんだ)にやられたのでしゃーないっちゃしゃーないが、攻めの形が作れ始めたところで(ベンチもフレッシュな選手を入れて叩き潰しにかかったところで)やられちゃうんだから、改めてサッカーというのはさじ加減が難しいものだと思った。それでも戸田の2点目で「ラッキー!」と勝てそうで、しかもその後もいい感じで時間を使いつつ追加点をとれそうな流れだったのに…。同点にされたFK、ファーサイドに最も警戒すべき2選手(エメルソン・室井)が走り込んでるのに、東京のDFは1人(しかも加地)しかついてないんだもんね。そりゃやられるって。ま、土肥ちゃんが山瀬の超どフリーシュートを止めた(つーか山瀬が外してくれた)シーンを合わせて考えると、やっぱり引き分けが順当な気もするが…。

 ともかくこれで勝ち抜けはそのまま2ndレグの結果次第となったのであった。今日は現地に行けなかったので、個人的にはその方が良かったような気がしなくもない。27日にもなればジャーンも間に合うだろうし石川も戻ってくるしアマラオも調子を上げているだろうし(←希望的観測)、今度はスカッと完勝してほしいものである。

 

 今度は福田か…。彼の名を聞いて真っ先に思い出すのは移籍後初めてのホームゲーム(2001年の広島戦)。左タッチラインで相手とボールを奪い合って、一度は倒れながら両足でボールを抱えて反転、相手陣向けて強引にドリブル突破を図った姿にスタンドが大いにどよめいた。もちろん、昨年の浦和戦でのVゴール後、ゴール裏スタンドへダイブ…しようとして溝へ転落(笑)した姿も印象的。成績は物足りないものだったけど、とにかくファンの胸を熱くしてくれる男だった。忘れられない選手には違いない。

 移籍先の仙台には優秀なFWが揃っている。マルコス・山下・佐藤寿を追い抜くのは大変なことだと思うが、しかし請われての入団なのだから、清水監督にしてみればそれなりの見込みはあるのだろう。北の地で男を上げられるか?


8月12日(火)

 夜中、録画で94年欧州チャンピオンズリーグ。マンチェスター・U 2−2 FCバルセロナ。カントナ時代「ベッカム前」のユナイテッドとクライフ時代のバルサとの対決。「速攻のユナイテッド、つなぎのバルサ」あるいは「縦のユナイテッド、横のバルサ」と実に対照的な両チーム。もちろん実力も文句のつけようがないだけに、何とも面白い試合であった。個人的にはどちらかと言えば「質実剛健」なユナイテッドの方が好みだな、僕は。この試合なんか見てるとやっぱりベッカムという格別かつ特殊な選手がいた頃のユナイテッドはそれに引きずられた部分があって、彼が抜けた今年は(いや、昨年からもうそうなってたかな)カントナ時代のサッカーに回帰するんじゃないかという気がする。ユナイテッドの両サイド、特に右ウイングのカンチェルスキスは「徹底ドリブル主義」というか、キレがあって勝負しまくりでホントいい選手である。東京も石川・規郎を左右に並べてああいう攻撃をガンガンやってほしいものだと思うけれど。

 

 サマージャンボ宝くじの当選番号を確認(もちろんハズレばっか)。バラで10枚買うと、下1桁だけでなく上2桁も連番になってるのね。初めて気づいた。これ前からだっけ?もっと番号がバラバラになってた方が長く楽しめるような気がするんだけどね。


8月11日(月)

 朝の8時台から23時過ぎまで仕事。これからしばらくはこんな生活である。慣れればこれくらい大したことはないのかもしれんが、いきなりだからクラッときたね(笑)。


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