4月20日(日)

 昼過ぎに雨がやむのを待って出かけ、渋谷ウインズで皐月賞の馬券を購入。ついでに「東海堂」でおすすめ定食900円。その後東急文化会館の床屋で髪を切ったのだが、ここもあと1ヶ月ちょいで閉店らしい(文化会館取り壊しのため)。普通の「床屋」がどんどん減ってしまうのには困ったもんだ。

 で、皐月賞(G1)、直線でネオユニヴァースとサクラプレジデントの2頭が馬群から弾丸のような勢いで抜け出し、激しい叩き合いを制してネオユニヴァースが優勝。ゴール板を過ぎたところでデムーロが興奮のあまり派手なガッツポーズ、だけでなく負けた田中勝春の頭をバシバシ叩いていたのだが、あれも微妙なシーンというか、勝春殴り返せよ(笑)というか、だから競り負けるんだよなんていうのはちと言い過ぎかな。僕の馬券はまたアンカツ頼みのザッツザプレンティ流し(このコンビ合いそうなんだもん)で大ハズレ。ああ、ダンスインザダーク産駒のG1制覇はいつの日か。

 午後、NHK−BSでJリーグ。大分トリニータ 0−1 横浜Fマリノス。榎本哲が際どいシュートを止めまくってMOM。彼はシーズン前まで確か第3キーパーだか第4キーパーだかだったはずだが、さすがGK王国マリノスと言うべきか。マリノスはチームとしてもまた安定した強さを発揮。岡田さんがビシッと締めて、新加入の由紀彦や久保もいい刺激になって、全く別のチームに生まれ変わったように見える(今のところは)。人気のあるクラブが豪快に金を使って補強すること自体は本来嫌いじゃないんだが(俺マドリニスタだし(笑))、何かと気になるお隣チームにそれをやられるとイヤだ、というか悔しいよなあ。東京の当面の目標は「打倒マリノス」、これに決まりでしょう。もちろん俺たちのナオがゴールを決めてね。

 夜、あじの刺身でビールを飲みながらJスカイスポーツでエル・クラシコ。レアル・マドリード 1−1 FCバルセロナ。前半のテンションの高さはいつも通りながら、さすがに後半はマドリーに強行日程(と前半の飛ばしすぎ)の疲れが出て、最後はもうお互いフラフラだった。それでも何かが起こりそうな予感もなくはなかったのだけれど(ラウールとルイス・エンリケがいる限りは)、レフェリーの笛の吹きすぎと両監督の意味不明の采配が試合をスポイルした印象。特にデル・ボスケは、なにゆえ交代枠を1人しか使わなかったのだろう。あそこはもうモリエンテス投入しかないだろうに。


4月19日(土)

 三日酔い(こんなんばっか)。

 

 夕方、痛む頭をおして飛田給へ。FC東京 1−1 名古屋グランパス。勝てるチャンスは大いにあったし、勝たなければならない試合だったと思う。優勢なうちに追加点をとれず失速して粘りきれない、というのは昨年来何度となく繰り返されたパターンではあるが…。機能していないと見るや後半頭から酒井と岡山を下げ、原のサイドアタックに賭けたベルデニック采配にしてやられた形に。一方の東京はあれほどアマラオを引っ張る必要があったのだろうか?戦術とか選手の意識とかはともかく、肝心の采配が攻撃的になってないぞ。前半のパス回しがなかなか良く、石川の弾丸ミドルにはシビれただけに悔しい結果だった。

 観戦記は、こちら


4月18日(金)

 二日酔いをおして朝から仕事で竹芝方面に出かける。昼飯は海の見えるレストランで食べたのだが、後でニュースを見たらこの日東京湾にバラバラ死体が流れ着いていたらしい(笑)。

 夕方、溜池山王に出て「やきとんあべちゃん」で飲み。いや、ちょっと、このレバーには感動したね。もう変な店でレバー食べたらセメントとか砂利みたいに感じられちゃうんじゃないかな、というくらいうまかった。

 で、ベロンベロンに酔っぱらって、さあ帰ろうかなと駅へ向かったところで顔見知り(40代、酒好き女好き)に出会ってしまい、拉致されてもう一軒。その後どうなったのか何も覚えてまへん(笑)。


4月17日(木)

 夜、仕事のトラブルを何とか力業(と幸運)で片づけ、仕事場の歓送迎会へ。新宿住友ビル50階の「秀山」で中華の豪華フルコース。エビのチリソース炒めが出てきて何か違うなと思ったら、伊勢エビだった。あとフカヒレの姿煮にフカヒレ丼。いやー、一生分のフカヒレを食ったかもしれん、俺。レシート見た瞬間に背筋が冷たくなったけどね(笑)。今月の残りは清貧路線で行こう(というか行かざるを得ない(笑))。


4月16日(水)

 夜、TBSで日韓戦。韓国 0−1 日本。日本は序盤こそ縦のボール→中山頭で落とす→三都主・山下・小笠原が拾う、というパターンでいくつかチャンスを作ったが、小笠原の絶妙のタイミングのループシュートが外れてからはチャンスらしいチャンスを作れなくなってしまった。一方の韓国はサイドからの分厚い攻撃で日本のDFを大いに乱し、もうあと一歩で日本を完敗に追い込むところであった。

 日本の勝利の立役者は、後半になって韓国のサイド攻撃をそれなりに封じ込めた服部・名良橋の両サイドバックだろう(とか偉そうに書いているが、実は後半だいぶウトウトしていたので自信を持っては言えない(笑))。メタメタにやられながらも無失点で辛抱し、ロスタイムまで勝負を引っ張ったのが良かった。永井の決勝ゴールは、とてもスマートとは言い難い「無理矢理」な勝負から生まれたもの。こういう泥臭さ+幸運で勝ち星を拾ってしのいでいるうちに欧州組中心の「ファンタジー」路線がはまってくれば、少々楽観的すぎるように思えるジーコ路線も成果を出せるかもしれないと思う。タイムリミットはW杯予選か。

 ま、少なくとも今日のところは、内容的に韓国のサッカーの方がずっと上であるように見えたのは事実。前監督のチームを一旦ガチャンと壊して再出発している日本に比べると、ヒディングの遺産、サイド勝負の攻撃サッカーという方法論をしっかり継承しているのだからそれも納得か。ジーコは、サイドアタッカーを入れることでサイド攻撃を充実させることは考えないのだろうか?一芸選手を否定しすぎることは時として集団としてのファンタジーを遠ざけることにもなりかねないと思うのだが。由紀彦なんか、どうよ?

 小笠原が田舎の暴走族の特攻隊長みたいな風貌になっていたのには笑えた。誰かツッコミ入れろよ(笑)。

 あと、今日の実況、TBSの清水とかいうアナウンサーだったのだけれど、ジーコを持ち上げるばっかりだったのも「うーむ」という感じだが、何より相手チーム(韓国)に対するリスペクトが全く感じられなかったのが不愉快だったな。今日はフレンドリー・マッチだぜ。小さいヤツめ


4月15日(火)

 インターネットへの接続回線をようやく、やっとこさ、今さらながら、ADSLに変えてみた。……ウーム、世界が変わったなあ。アイドル画像もサクサク落とせて重いサイトもサクサク見れて、快適なことこの上ない。こことかで測定してみたら、だいたい4〜5Mbpsくらいは出ているらしい。電話の声もクリアになったような気がするし、ISDNってなあ一体何だったんだろう、みたいな。

 夜、録画でリーガ・エスパニョーラ。レアル・ソシエダ 4−2 レアル・マドリー。マドリーも、マンU戦でMAXの力を出した後にソシエダ戦ってのはさすがにきつかったか。マドリー側(特にDF)の目が覚めないうちにソシエダが一気にたたみかけて勝負がついてしまった。ソシエダはこのチーム力を来年も維持するのは難しいだろうし、何とか優勝させてやりたいものだと思う(マドリーはCLだってあるんだし)。コバセビッチ、ニハト、デ・ペドロ、カルピン、シャビ・アロンソ、アランサバル、ヴェステルフェルト……。今年のソシエダは、なにしろ最高に絵になるチームなのだから。


4月14日(月)

 サッカー日本代表が日韓戦に出発する際に成田空港で全員(ジーコと宮本以外)SARS対策のマスクを着用していたらしいが、やはりSARSを懸念して来日を取りやめたポルトガル代表に翻意を促している国の代表チームがそういうことをしていていいのかどうか、ちと疑問を抱かないでもない。僕がポルトガル人だったら、その光景を見たらもう絶対極東には寄りつかないと思うね。

 などと言ってたら、僕の兄が突然肺炎で入院したとか。最近海外には行ってないらしいので大丈夫だとは思うのだけれど、あまりにもタイムリーな病名なのでちょっとウケた。


4月13日(日)

 今日は非常に天気が良かったので、昼過ぎに家を出て都知事選の投票に行ってきた。誰に入れたかはナイショ(笑)。まあ、ドクター中松に入れるほど世の中をナメていないことだけは確かだ(笑)。

 で、その都知事選の結果は、案の定石原慎太郎圧勝。勝てない戦でもあえて対抗候補を立てたのはさすが菅直人(鳩山だったら逃げてるだろう)だが、その人が樋口さんというのがイマイチだった。「ババア発言」みたいなホントどーでもいい問題を取り上げたり、トップダウンこそ石原のウケている部分なのにそこを攻撃材料にしようとしたり、民意とも政策的要点ともあまりにも離れすぎていたように思える。国政でも地方政治でも思うのだけれど、ガハハ親父的保守に対抗しようとする勢力(含自分)は、ヤツらの懐の深さについて過小評価しない方がいいし、「正しいこと」を打ち出しすぎて寛容さを失ってしまうようでは昔の社会党とか共産党とかと同じ轍を踏むことを肝に銘じるべきである。

 

 桜花賞(G1)はスティルインラブ優勝。大舞台でソツなく「普通に」騎乗した幸君は褒めてあげていいのではないだろうか。僕の本命ヤマカツリリーは道中引っかかって伸びず。快進撃のアンカツさんも「レース前のインタビューで「いつかどこかでコケるから」と語っていて、そういうこと言うとホントにコケるんだよなあ(笑)。アドマイヤグルーヴの出遅れは、一瞬「またわざとやったか豊!」と思ったんだけど、でもその後の行きっぷりとコース取りの悪さを見たら予定外の事態か作戦ミスか、どちらにしろ失敗したということだったんだろう。つーか、ローテーション的にも、アドマイヤの陣営は牝馬クラシック路線をナメすぎである。そういうことやってるとオークスも獲れないぞ。

 夜、JスカイスポーツでFAカップ準決勝。アーセナル 1−0 シェフィールド・U。この試合もまたアーセナルの調子の悪さが目立った。リュングベリがいなかったら冗談抜きでもう1試合やることになっていたかもしれないし、終了間際にスーパーセーブを見せたシーマンがいなかったら負けていた可能性だってある。結局温存してたアンリ・ベルカンプを投入するはめになってしまった。相手が2部チームだけにガチンコとは行かなくて、しかも次の水曜日にはマンチェスター・Uとの決戦が控えている。いくらベンゲルといえどもチームマネージメントが難しいことには変わりないのだ。


4月12日(土)

 ねみー。

 

 午後、スカパーで東京アウェイ戦。セレッソ大阪 0−0 FC東京。ナビスコ杯仙台戦から中2日ということでコンディションへの影響が懸念されたわけだが、実際見てみると、全くそのままダメージありまくりの試合ぶりだった(笑)。そう遅い時間帯でもないのに、ダラダラ歩いている選手の多いこと多いこと。いやー、あれだけイーブンボール争奪戦で負けて、あれだけ攻守の切り替えが遅くて、大久保にはDF何人がかりでも止められなくて、しかもセレッソの決定機でシュートコースに入るのが遅れまくりで、よくぞ負けなかったもんだと思う。セレッソの方も大久保1人がキレてて(あれでも完調ではないのかもしれんが)他の西澤やら森島やらがあまり良くない感じだったので、向こうのサポーターもやはり「負けなくて良かった」と思っているかもしれないけど。

 というか、きつい日程が疲れがたまって個々の選手の動きが落ちるのは仕方がない事で、それは相手だって同様だ。問題はそうした状況で「チームとしていかに勝つか」ということだが、それについては見ていて首をかしげてしまうところがあった。8日で3試合をこなす日程で、実際体が重そうな選手が多いのに、どうしてフレッシュな選手を入れないんだろう。アマラオは90分出ることが難しいコンディションなのに、どうして代わりになる選手を控えに入れておかないんだろう。「その時にベストのメンバーを出し続ける」という考えなのだろうけど、でも今日の、あのフラフラヨタヨタでダッシュもできないアマラオに得点の期待をかけるというのはちょっと無理があるんじゃなかろうか。ちょっと苦しくなるとアマラオ・ケリー・石川の個人技に期待するしかないのでは、「攻撃サッカー」も看板倒れとしか言いようがない。

 良かったことは、後半半ばで攻められ続けて「もうダメかも」と思ったところで馬場が投入されて、そこからちょっと流れが変わって攻撃の形をいくつか作れたことくらいかな。全体的には眠い試合だった。ホームでこれは勘弁して、ね。


4月11日(金)

 夜、日本テレビで巨人×阪神を観る。軟投派に変身した伊良部の好投や巨人の中継ぎピッチャーがボカスカ打たれるのを見て大喜び、していたのだが、阪神の継投ミスで全てがパー。星野ぉ!、んなことやってちゃ選手も怒鳴りつけられんぞ!!

 

 ビデオで、石井輝男監督『直撃!地獄拳』観る。シリーズ1作目。目玉飛び出しとか肋骨もぎ取りとか忍法と拳法の区別がついていないとことか熱海あたりの観光地を字幕で「ニューヨーク」と言い含める(笑)ところとか、石井輝男テイストはそれなりに出ているのだが、2作目(『直撃 地獄拳!大逆転』)の方がハッタリ効きまくりで面白かったなあ。津川雅彦のインテリ悪党は良かったけど。


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