3月31日(月)

 夜、西新宿の某居酒屋で年度終わりの打ち上げ。牡蠣フライは大ぶりに限るね。

 しかし、毎年毎年のことながら、この時期は人との別れが多くて困ってしまう。お世話になった人、頼れる人、楽しくやっていた人、素敵な人…いろんな人との「さよなら」が胸にこたえる。みんな、幸せになってほしいと心から願うよ、ホントに。じゃあ、「またね」。


3月30日(日)

 競馬の高松宮記念(G1)は、3番人気ビリーヴが快勝。サンデー産駒らしく前走大敗から一変、好ダッシュでショウナンカンプをきっちりマークし、4角超抜群の手応えから直線鋭く伸びた。おめでとうG1初勝利のアンカツも素晴らしい騎乗。おかげで馬券はビリーヴ流しできっちりとらせてもらった。2着サニングデールで馬連35倍はおいしすぎ。つーか、ショウナンカンプ単勝1.5倍はいくらなんでも人気被りすぎだろう、藤田の一番人気なんだし(勝てば何でも言えるッス)。

 関東のメインマーチS(G3)の方は、1着スマートボーイは予想通り、だったのだが、2着争いでクーリンガーがハナ差敗れたのでハズレ。和田ぁ、お前ちゃんとゴール板見て乗れよぉ(負けても何でも言えるな(笑))!クーリンガーがあと10センチ出ていれば50倍だったんだよなあ。激アツ。

 

 夜、巨人×中日をメシを食いながらNHKハイビジョンで見て、2時間ほどしてから途中経過を日テレで見た。両局の放送のあまりの差に愕然。巨人ファンの人は日テレのあの絶叫実況+説教orバカ解説で本当に満足しているのだろうか。


3月29日(土)

 昼から出かけ、東横線・横浜市営地下鉄と乗り継ぎ、三ツ沢上町から徒歩15分。三ツ沢サッカー場でJ2。横浜FC 1−0 アルビレックス新潟。新潟が好チームであることは疑いないのだけれど、こういう相手のテンションがやたら高く、なかなか攻撃的に行けない試合では頼る「大駒」のない苦しさというのが出てしまう。11の小さな(失礼)歯車がかちっとかみ合った時には開幕戦みたいに組織としての力が爆発。でも、相手のプレッシャーが強かったり欠場者が出たりした時には全体が動かなくなってしまう。戦力的な制約は仕方がないと言えば仕方がないのだが…。人を惹きつける戦いぶりを見せつつも台所事情から思ったほど勝点が積み上がっていかない、というパターンは繰り返されてしまうのだろうか。

 注目していた山口は相棒の安と共に中盤、特に守備で存在感を見せつつも、攻撃に移るとからっきし駄目だった。この2人からのパスが狙われまくって攻撃のリズムが乱れた感じ。もう少し左翼の宮沢が頑張らなければならないのだが、彼もちょっとこじんまりしたプレーが目につくんだよねえ。あそこに寺川が入れば、ってのは禁句なんだろうな、やっぱり。

 後味の悪かったことが1つ。後半の半ば、新潟が攻撃の態勢に入ったところ、気がつくとメインスタンド側ライン際で横浜の選手が倒れている。レフェリーは全く気がつかない。スタンドからの声で気づいた新潟の選手が外へ蹴り出す。ようやく駆け寄るレフェリー。横浜ベンチはやたらエキサイトしている。どうもボールとは関係ないところでラフプレーがあったようだ。三田にイエローカードが出される。騒然とした雰囲気の中、横浜ボールのスローインで試合再開、だったのだが……確かに横浜は新潟にボールを返した。しかし、それは城(だったと思うが)がいかにも「腹立たしい!」というジェスチャー交じりにすぐ近くのタッチラインに蹴り出す形で行われた。さらに、その新潟ボールのスローインにプレッシャーをかけていく横浜の選手たち。お前らアントラーズか?当然新潟側も憤慨し、直後に城が倒れ込んでも無視してそのまま試合進行。横浜側メインスタンドからは激しい罵声が飛ぶ……うーむ。

 審判のジャッジぶりに腹が立ったとしても、相手のファウルが悪質だったとしても、それと「ボールの貸し借り」とは本来関係のないことだよね。横浜の対応は、明白なマナー違反だったと思う。特に残念なのは、横浜がきちんとボールを返さなかった事について、横浜側のサポーターの中でそれを「いけないこと」だと認識している人が少なかったように見えたことだ。もしかすると彼らの中では、その後の「人が倒れているのに試合を止めない汚い新潟」のイメージだけが残っているのだろうか。でも、紳士協定を先に破った側が相手側にその遵守を求められるわけないじゃないか。つくづく残念な光景だった。

 

 夜、赤坂の「つぼ八」で飲み会。なかなかビールが出てこないもんだから短時間でのガブ飲みになってしまい、気持ち悪くなった。


3月28日(金)

 夜、TBSでサッカー日本代表のテストマッチを観る。日本 2−2 ウルグアイ。ま、何だかんだ言ってジーコの目指す方向というか、「個人技の高いレベルでの調和=チームとしてのファンタジー」の端緒ぐらいは伺えた試合だったのではないだろうか。前線での細かいパスワークとFWのDFライン裏へ抜ける・入れ替わる動きはなかなか楽しかった。鈴木隆行はボールの収まりの良さに加えて周りがよく見えるようになっており、もはや欠かせない大黒柱になりつつある。あとはもうちょっと高原(あるいは柳沢か)と周りがピタリ合ってくれば。中田の安定性、小野のテクニック、俊輔の左足、稲本の怒濤の飛び出し、アレックスの突破力……攻撃の武器は十分すぎるくらいあるだろう。

 しかし、日本は勝てなかった。時差ボケしまくりのウルグアイ相手にホームで。守備に不安があるといってもあれだけボールキープできていれば後ろへの負担は軽いはずで、今日は2−0ないし2−1で勝利してもおかしくない、いや完勝すべき試合だったと言ってもいいだろう。原因は、誰がどう見ても一つしかない(笑)。まあいくら「向こうは2軍でもシュートの強さが違う」とか強弁していても、全然うまくなってないじゃん駄目じゃん、能活。僕が監督だったら、はっきり本人に言うだろう。「俺はいちいち2部リーグの試合までチェックできない。だから、お前がレギュラーを獲れる環境に移らない限りはもう呼ばない」ってね。メンツなんて考えるな。サッカー人生棒に振るぞ。とっとと戻って来いってば(ジュビロあたりに)。

 

 珍獣野獣ことエジムンド氏は浦和の地を去ったらしい(やっぱり)が、よもや来週緑のユニフォームを着ているなんてことはあるまいな(笑)。


3月27日(木)

 夜、新宿センタービル内の「安具楽」で飲み会。ビールのジョッキはやっぱりこうじゃなくちゃね!というシェイプだった。底より口の方がデカイのがいいのよ。衣に桜エビを混ぜてあるコロッケも美味しかった。満足。

 安彦良和著『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(角川書店)4巻読む。セイラさんがシャープな美人(ですげえ強い性格)に書いてあるのがいいっすね。

 アメリカ軍は砂嵐の中で立ち往生。補給線は伸びきり、南部はゲリラ戦で不安定な情勢。本土から10万人規模の増援も決定したという。圧倒的戦闘力を誇るアメリカだが、ラムズフェルドらの超近代兵器=IT技術への過信が裏目に出たか、今のところその運用において致命的(になりかねない)な間違いを犯しているように思える。戦力の逐次投入、兵站(補給)における負担の多さ、相手戦意の過小評価……。言い方を変えると、スマートに勝とうとしすぎた、というところか。


3月26日(水)

 ビデオで、岡本喜八監督『殺人狂時代』。これ、最後に主人公(仲代達也)がベリッと顔をはがして下から長いもみ上げが出てきたら、まんまマンガ版か初期の(青い服着てる頃ね)『ルパン三世』だよね。騙し騙されどんでん返って、でも最後の最後知恵比べでクールに勝利するのは主人公、という。これまたTVでは絶対に放送できない(精神病院が殺し屋養成所になっているという(笑))幻の傑作。あ、悪玉のボス役は先日亡くなった死神博士(というかイカデビル)こと天本英世さんだけど、確信的キチガイ演技はまったくもって素晴らしいっす。


3月25日(火)

 藤原帰一著『デモクラシーの帝国−アメリカ・戦争・現代世界−』(岩波書店)読了。一昨年の同時多発テロ事件から1年の間に書かれた本のようだが、あの日を境にアメリカという国がどのような方向へ向かいつつあるのか、そしてその行動が国際政治上どういう帰結を招くのか、見事に予見・解説していると思う。「インディペンデンス・デイ」とか「インディ・ジョーンズ」あるいは「地獄の黙示録」といった大衆映画を引き合いに出しているのも面白い。とにかく近年のアメリカの暴挙の数々を見て、「何でこんななっちゃったのよ?」と疑問に思う人にはお薦めである。事はブッシュ政権の腐敗(もちろんこれも大きな要素ではあるが)とか、アメリカないしその敵対国(「悪の枢軸」ってヤツね)が善玉or悪玉であるかとかいう次元にとどまらないのである。「国際政治における、壮絶な無責任状態」を防ぐために、今の我々に残されているのは確かに国連しかない。


3月24日(月)

 「北朝鮮問題があるからアメリカを支持せざるを得ない」という意見には、「虎の威を借る狐」的な嫌らしさがあると思う。自分の方で感情にかられて外交交渉のテーブル蹴っ飛ばしといて、いざ緊張が高まると「抑止力」(しかもどこにもオーソライズされてない他人の力)を持ち出しますか。卑怯で姑息で理念のかけらもなくて、しかもアメリカに梯子外されたらどうにもならないという意味でパワーゲーム的にも駄目じゃん、それ。日本も、国連に八つ当たりなんかせず、自分の行動に少しは責任を持たなきゃ駄目だ。


3月23日(日)

 昼間は、家でごちゃごちゃと法律の勉強とか。

 NHK−BSでJリーグ。ベガルタ仙台 1−0 大分トリニータ。前半は両チームのサイドからのダイナミックな攻め合いに喜ばされたものの、後半になるとミスばかりが目につく低調な試合だった。そんな中でも見るべきものがあったのは、FW山下の成長ぶりだ。元々大事なところでチャンスに顔を出す能力・シュートまで持ち込むゴールゲッターとしての意欲には秀でていたが、以前に比べめっきり「周りが見える」ようになっている様子。前線真ん中に位置し、ダイレクトパス一発で決定機を作り出すこと数度、決勝点も自身でゲットした。今日の試合をジーコが見ていたら、柳沢もうかうかしていられないのではないだろうか。

 しっかし、イラク等の政治体制をさんざん批判している側が使うにしては、「衝撃と恐怖」という作戦名もその内容(直接空爆により指導層殺害を図り、恐怖心を抱かせ政権崩壊を狙うってか)もひどすぎやしないかね、アメリカさんよ。それって恐怖政治そのものじゃないのかい?場所が一国内に限られないってだけでさ。


3月22日(土)

 午後、早めに家を出て、京王線で飛田給へ。何度迎えてもうれし楽しいJリーグ開幕戦。FC東京 2−1 柏レイソル。まあ、えっちらおっちら苦労しながらも(あんなフラフラDF相手に2点ではいかん)、勝点3取れてまずは良かったのではないだろうか。加えて、阿部が期待以上にやれそうだ(いいもの持ってるってのはわかってたけど)、というのがわかったのはすごく大きな収穫であった。つーか、勇み足気味に言ってしまうと、もう信者になりそうですわ、アベ教の

 観戦記は、こちら

 

 上機嫌のまま赤坂へ出て、「さくら水産」で飲み会。その時に言い忘れましたが、今のアメリカが古代ローマと似ているという指摘は的を得ていると思いますよ、ホシヤさん。自らの理念の普遍性への過信と「力による平和」という思考回路においてね。善意と押しつけがましさによる悲劇、という意味ではナポレオン戦争とも通じるかも。

 帰ってから、Jスカイスポーツでプレミアシップ。ニューカッスル 5−1 ブラックバーン。今みたいな、TVニュースを見るたびにアドレナリンが吹き出してくるような精神状態には、ニューカッスルの攻撃サッカーが実にマッチしているような。スカッとするね、スカッと!


3月21日(金)

 昼間は部屋の大掃除をして過ごす。年度末ですから。今回ばかりは、テレビにかじりつく気も起こらないし。

 

 午後、NHK−BSハイビジョンでJ1リーグ第1節。ジュビロ磐田 2−4 横浜Fマリノス。ナビスコの2試合で確信したように、横浜は着実に強くなっている、というか強くなりつつある。的確な采配の下、なんたって選手たちの目の色が違う。数人のアタッカーが一斉にゴール目がけて突撃して一気に2点を奪った前半。追いつかれ、逆転ムードも漂う中ハーフタイムでしっかり立て直し、相手の甘さを個人技で突いた後半。監督を変え補強を行うことでチームを変えようとした成果がいきなり出たような、インパクトある開幕戦だった。今のところは順風満帆といったところだろう。シーズンが進んで行くにつれて戦力的な層の薄さ・経験のなさに直面することもあるだろうが、そこを岡田監督がどう切り盛りしていくのかが興味深い。

 由紀彦の好調も継続中。2000年当初に見られた弾丸のような飛び出し。一昨年秋を思い出させるクロスの鋭さ。まさに持ち味爆発、という感じである。いささか残念だったのは、戦争の影響で中継がNHK総合ではなくBSになったことか。他に大した番組もない祝日の昼、全国に名を轟かすいい機会だったと思うのだけども。

 磐田の方は全く対照的で、もう前途多難といった感じ。中山まで負傷欠場して、攻撃では藤田が孤軍奮闘、名波も「いかに藤田にいい球を供給するか」しか考えられないような状況だ。福西の身体能力を過信したような「ナメた」プレーやGK山本の不安定さ、さらには前線の中心不在がサイド攻撃に及ぼす影響などを見ても、チームの金属疲労とそのメンテナンス失敗を感じざるを得ない。こうなると内部昇格の監督ってのは苦しいしね。

 

 やっぱりウイルス感染が怖いっちゃ怖いので、システムのリカバリーをかけた。ウィンドウズやパッケージソフトの再インストール自体はどうってことないんだけど、修正パッチとかをダウンロードするのにやたら時間がかかる。マイクロソフトからダウンロードする間に部屋のカーテンの洗濯が終わっちゃったよ(笑)。ADSL導入を真剣に検討せねば。


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