9月10日(火)

 永井豪原作・石川賢作画『ゲッターロボ號』読了。とんでもねー傑作。そもそも『ゲッターロボ』シリーズは軽快なロボット・アクションと敵のハチュウ類・鬼(笑)のグロテスクさやスプラッター描写が同居した怪作だったが、十数年の時を経て書かれたこの続編は石川賢のタッチがより精密になっていることもあり、旧作の各要素がパワーアップ(直接的な人体破壊描写だけは抑えられているようだが)。ゲッターが飛び回り、合体し、また分裂して飛び回り、人はバンバン死に、敵はおぞましいことこの上なく、人類は愚かでありつつもあくまで人間くさい。そして號が飛び、竜馬が吠え、隼人が叫ぶ!読んでる側もゲッター値最大!!という感じで燃える燃える。クライマックスの「ただ事ではない」感も凄まじく、これで文庫版全3巻2400円は安すぎる。


9月9日(月)

  旅に出たいと思った。


9月8日(日)

 昨日は欧州のサッカー・リーグがなかったので早寝したら、6時に目が覚めてしまった。午前中出かけ、神保町などをウロウロと。

 

 ビデオで、ジョン・カーペンター監督『エスケープ フロム L.A.』。これは面白かった。『ニューヨーク1997』の続編、というかリメイクだが、前作よりずっとテンポもよくてスリリング。「津波サーフィン」のようなバカバカしいシーンも楽しめるし、アメリカ政府に利用され続けたスネークが大統領の自己チューな言いぐさにブチ切れて文明を終わらせてしまうラストは痛快きわまりない(あの後どうするんだろ、という気はするが)。「これで人間に戻れた」。

 

 色々言われている小泉首相の北朝鮮訪問だが、僕はあえて支持したいと思う。確かに「成功」する可能性は薄いかもしれないけど、「失敗」したとしても失うものはたかが知れているだろう。大国の元首があえて小国まで出向くという形の方が相手のプライドを傷つけることもないだろうし。拉致問題があるとは言っても、しかし今のままの関係ではよほどの外交的なカードがない限り帰還を求めるのは難しい。とりあえず関係の正常化を進めない限りは拉致問題に関しても進展はないと考えた方がいい。ならば、行くべきなのだ。


9月7日(土)

 夕方、東京スタジアムでガンバ戦リベンジマッチ。FC東京 1−0 ガンバ大阪。序盤から苦しい戦いが続いたが、後半半ばにガンバ守備陣のわずかなスキを突く宮沢のクロスからアマラオがゲット。その後、疲労からかガンバの中盤がスカスカになったのと東京がリード直後に下平→福田という激烈な(笑)交代を行ったせいで両チームがガンガン攻め合い、交互に決定的チャンスをつかむ。が、ともにDFがすんでのところで踏ん張って得点を許さず、そのまま東京が逃げ切りに成功した。決してスマートな戦いぶりではなかったが、終盤の選手たちの懸命な戦いぶりには胸が熱くなった。それでこそFC東京である。試合後は選手たちが看板の外側まで出てスタンドに挨拶。久しぶりに喜びを共有できたような。

 観戦記は、こちら

 

 夜は赤坂のつぼ八で飲み会。飲み過ぎました。酔っぱらいました。『ウルトラセブン』の最終回の話を熱く語ってしまいました。久しぶりに会った人に「村田さんキャラが変わった?」と言われました(笑)。勝った日の夜とはそんなもんです。


9月6日(金)

 夜中、録画でプレミアリーグ。リバプール 2−2 ニューカッスル。だいぶ体のキレを取り戻したオーウェンが序盤からニューカッスルのDF網を切り裂き、りチャンスをつくりまくる。が、シュートの感覚はまだ戻っていないのか、ヤナギサワ並の決定力で全外れ。それでもジェラード・ディウフらの活躍で優位に立ったリバプールはなおも攻めたて、後半半ばまでに2−0とリード。が、しかし。ニューカッスルは一挙に3人入れ替える荒技で流れを強引に引き寄せ、最後の10分で猛攻に出てあっと驚く連続得点。結果は痛み分けのドローだった。やはり「勝つ」「点を取る」ことに意識が向いているサッカーの方が「負けない」「失点しない」ことを重視するサッカーよりハズレが少ないような気がするのだが……好みの問題かな?


9月5日(木)

 夜、録画しておいたリーガ・エスパニョーラ開幕節をもう1試合見る。レアル・マドリー 2−0 エスパニョール。後半始まってから30分間のマドリーは凄かった。なめらかなグラウンダーのパスがワンタッチ・ツータッチでつながってつながってつながってつながってつながって、もう誰にも止められない感じ。画面を通して見ているこちらも、ため息を漏らしてうっとり(僕が言うと気持ちわりーな)してしまうほど。でも、その時間帯にチャンスが量産されながらも、結局1点も入らなかったのがサッカーの難しいところ。マドリーの2点は、前半にセットプレーから押し込んだものと、終了間際にエスパニョールの反撃を受けるようになってから一瞬の隙を突くラウール→マクマナマンのカウンターで取ったものだった。今でも充分強いマドリーだが、あの「夢のサッカー」をしていた30分のうちに得点を重ねられるようになればそれこそ天下無敵だろう。だからロナウドをとったということか?ただ、ロナウドが今のチームに入ってどう機能するかというイメージが一向に沸かないんだよなあ。

 VAIOにNetscape7.0を導入。軽い!速い!かっちょいい!!


9月4日(水)

 夕方、東京スタジアムでナビスコカップ準々決勝。FC東京 1−3 ガンバ大阪。そりゃないぜ原さん、という試合だった。采配で下手をうちすぎ。

 前半の内容はまあ良かったと思う。ボールを次々につないで、コンビプレーでDFの裏を狙う。テンポはまあまあ。石川のトラップのうまさとアマラオのキープ力、ケリーのドリブルに戸田の「消える」ポジショニングと、攻撃の選手の長所がそれなりに出ていて、攻撃が偏らないよう石川が左サイドに回ったり宮沢がサイドに張ったりと工夫もしていたようだ。28分には石川が左からゴールライン沿いのドリブルでDFを振り切り、グラウンダーのクロスを逆サイドに走り込んでいた戸田が押し込んで先制。その後にもいくつかチャンスがあり、ペースを握ったまま前半を終えることができた。

 問題は、後半になってからの戦い方だ。キックオフの時ガンバはハーフウェーラインに5、6人のアタッカーをズラリと並べて、笛が鳴るや一気に東京陣深くへダッシュ。ハーフタイムの西野監督の指示がいかなるものだったかはおおよそ想像がつく。ノックアウト方式とはやるかやられるかなのだから。みるみるうちにガンバの攻勢が始まる。対する東京はガンバのラッシュに次第に自陣に押し込まれ、防戦一方に。ボールを取っても前線にアマラオ1人という状態も多くなり、攻撃の組み立てもままならない。この時点で「引き過ぎ」であることは明白だったが、しかし意識的に守りに入ったのか動けなかったのかはわからないが(おそらく後者だろう)、たて直しの兆しは見えないまま。そのうちにサイドから崩され始め、53分遠藤にヘッドで決められて同点。ここでベンチは動かず。試合の流れが変わらぬまま、数分後にサイドから入ってきた新井場に切り返しからのミドルを決められ、1−2。

 終盤になると加地の上がりがきかなくなり、例によって縦に間延びした(4−2−4的な)選手の配置になってしまう東京。お互いを助け合う動きもすっかり乏しくなってしまう。スタンドからは「動けー!」「シュート打て!!」とブーイングが飛ぶ。後半25分になってようやく選手交代、戸田に代えて馬場(……)。さらに下平を下げて福田を入れるが、そもそもアタッカーにいい球が入らず中盤を機能させる策がなくてはチャンスなど作れようもない。イライラする展開が続くうち、オフサイド崩れを大黒にきっちり決められてジ・エンド。何点差で負けようと同じなのにロスタイムまで「総攻撃」をしようとしない選手たち(とベンチ)の判断に首を傾げたまま試合終了の笛が鳴った。

 今日は、選手はよく頑張っていたと思う(そりゃ個々に不満点はあるけれども)。リードして前半を終えたので、おそらくハーフタイムには「このままのやり方を続けよう」という指示があったのではなかろうか。それはそれで正しい。が、しかし。ガンバが明らかに攻撃的に出てきて、実際同点にされてしまって、ペースをなかなか取り戻せないまま苦戦している中、状況を変えるといったらそりゃ戦術的な修正をするか選手交代をするしかないだろう。その点今日の東京のベンチはあまりにも後手に回りすぎたし、遅まきながら行った交代もツボを外していた。同点にされた時点で喜名を入れるべきだったのではないだろうか。僕は今は東京ガス以来の(狭い意味での)チームを「壊す」べき時期だと思っているので、リーグ戦では降格の危機に怯えるはめにさえならなければまあ順位は気にしないようにしているし、監督・スタッフだって最低1年、できれば2〜3年はまかせてから結果を問いたい。でも、今日の試合はカップ戦、それも「優勝」の2文字がけっこう現実味を帯びてきたところでこの負け方だからなあ……。さすがの原びいきの僕も相当に腹が立った一戦だった。

 ちょっと気になったのは、茂庭のプレーに対する一部ファンの反応だね。Web上では既に相当な批判がされているようだけれども、今日も彼が抜かれたりミスするたびにけっこう汚い言葉も混じった罵声が飛んでいた。モニーは、何ていうのかな、器用貧乏というわけではないんだろうけど、DFの色んなポジションができるゆえにチーム事情であちこちに回されて、で充分なプレーができないとスタンドから罵声。うーむ。U21代表遠征の疲れだってあるだろうし、ちょっと割り引いて見てあげないと気の毒なんではないだろうか、という見方は甘すぎるか(ひいき目で見ていることは自覚してますが)?藤山を望む感情とも裏表なのかもしれんね。ま、彼の事に限らず、最近愛の足りない野次とか罵声が多いように思うのは気のせいだろうか。負けたり内容が悪けりゃそりゃ悔しいし怒鳴りたくも叫びたくもなるだろう。だけど、スタンドそのものの雰囲気を殺伐としてしまうような野次はいかがなものかと思ってしまう。今日終盤に(特に茂庭がペナルティエリアすぐ外でFKを与えてしまった時)バックスタンドでギャーギャー叫んでいる人が何人かいて、僕の周りで「普通に」観戦していたファンの人たちははっきり引いていた。変におとなしくなってしまうよりいいかもしれないとも思うけれども、でも「沈黙」というプレッシャーのかけ方・抗議の仕方だってあるのでは。

 ガンバは、西野監督になってやっぱりバランスも組織的な動きも良くなってる様子。元々新井場とか吉原とか、代表に選ばれてもおかしくない能力の選手を何人も抱えているのだから、まっとうなコーチをつければこれぐらいはやるだろう。ナビスコカップ制覇の可能性は五分五分くらいと見た。

 ま、何にしても、次のリーグ戦に期待するしかない。


9月3日(火)

 レアル・マドリーに移籍したロナウド、記者会見でとても嬉しそうだったが、あれでホントにいいんかいなー。少なくとも、これでもう当分は「恩知らず」とのそしりを逃れることはできまい。気持ちはわかるんだが(サッカー選手なら、今のレアルのメンバーとやりたいと思って当然だろう)あの満面の笑みを見ているとちょっと無邪気すぎるような気もしてしまう。少なくともあと1年はインテルでやってからでも良かったと思うのだが。


9月2日(月)

 サッポロビールが札幌工場を閉鎖するというニュースを読んでいて驚いたのだが、今、サッポロってシェアが14.1%(業界3位)しかないの?何で?どうして!?みんな、そんなにスーパードライ(モルツならまだわかるが)が好きなの??「黒ラベル絶対主義」の自分としては寂しさを禁じ得ないのであった。

 夜はJスカイスポーツでスペインリーグ。デポルティーボ 2−4 ベティス。これは面白い試合だった。両チームともガンガン点を取りに行って、常に先手をとって得点しきったベティスが勝利するわかりやすい展開。2点目前後のベティスの攻撃は凄まじく、両サイドに才気溢れるホアキン・デニウソンを並べた4−5−1の陣形からスピーディーなアタックを連発。ボールを取るやサイドに送り、中では3〜4人のアタッカーがスーッと(この「スーッと」というのが大事)上がっていく。さらにサイドバックもしっかりフォロー。そこまでの「上がり」が統一した動きでできれば、そりゃあ決定機も作れるわな。原監督の東京がやりたいサッカーのまさにお手本だと思った。あの域まで行ければみんな納得するんだけど、東京の選手はあれに比べるとずっとドタバタした感じ。


9月1日(日)

 FC東京、2ndステージ開幕戦はジェフ市原相手に辛勝。でも臨海には行けなかった。つーか、放映権とったんなら生でやれよ、TBS(BS−i)!細分化した需要にも、広くて薄い需要にも応えられないBSデジタルは、いったい何の存在意義があるのだろう。スカパーには頑張ってほしい。

 一方、田中康夫の方は圧勝だった(笑)。というか、別に田中を応援している訳じゃないのだが(生理的に会見での話し方やヤッシー人形は受け入れられん)、あの県議(保守)軍団はひどすぎでしょ。もうみんな、政治家が打ち出の小槌なんて持っていないことはとうに知っているよ。長野知事選は順当な結果だったと思う。

 夜中、スカパーでプレミア。チェルシー 1−1 アーセナル。ライバルのマンチェスター・Uに歩調を合わせるかのようにアーセナルも何か変な感じ。パスはぶれまくり、要のヴィエラは(微妙な判定だったけど)イエロー2枚で退場。トゥーレの一撃で何とか分けたものの、ズルズルと劣勢に流されっぱなしだった印象。アンリやリュングベリやピレスがいないというのはやっぱり大きいのかなとも思う。トップチームはトップチームで、それなりに悩みがあるものなんである。


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