2月15日(金)

 大事な仕事を1時間後に控えた10時頃、またも鼻から大量出血。仕事仲間には笑われるわ、鼻に綿を詰めたせいで息が苦しくて朦朧とするわ、血がなかなか止まらずあちこちを赤く汚してしまうわ、散々な状況になった。

 昼、NHKでソルトレイク五輪フィギアスケート男子を見る。本田君は4回転ジャンプの直前、踏み切りを意識しすぎたのか妙に減速したように見えた。思わず「遅すぎる!」と画面に向かって叫んだ瞬間、氷の破片が舞い上がって着地ミス(転倒しなかったのは幸いだったが)。僕が見ていると彼は必ずミスるように思えるのだが、気のせいか。まあ、4位は健闘と言えるのではないだろうか。長野の頃よりは長足の進歩。

 今度の4月から、仕事場やら何やらだいぶ環境が変わることになりそうだ。


2月14日(木)

 朝、NHKニュースがジャンプラージヒルで日本勢がメダルを逃したことについて大げさに騒いでるのを見て、不快な気分になった。今回長野五輪と比べて日本選手の成績は確かに振るわないのだが、そもそも決してスポーツ大国とは言えない日本がそんなに「常勝」でいられるもんかね。サラエボやカルガリーの時の成績を考えてごらん。前回のメダル数が地元開催ゆえの(いや、それ以上の)「できすぎ」だっただけだろう。ピークを過ぎつつある選手も多いのに、みんな実力なりに頑張ってると思うよ。

 

 ビデオで『スターリングラード』見る。面白い。が、ジュード・ロウ演じる主人公は感情が薄いということなのか、素直ということなのか、それともただの馬鹿なのか。そこら辺のわからなさが感情移入を阻んでしまい、「対決」へ向けての盛り上がりに欠けるのが惜しいところ。ハリソン・フォードじゃないんだから(笑)。もう少し「そこに至るまで」をきちんと描いてくれないとなあ。


2月13日(水)

 スピードスケート男子500m2回目。清水はよく追い上げたものの、結局0.03秒差の2位。本人も滑りが悪かったことは自覚していたようで、今季は残り全休だという。腰痛で全力滑走もままならなかった開幕時を考えればこの銀メダルだってスタンディング・オベーションものだろう(もちろん本人は納得などしないだろうが)。

 どうもここ2〜3日、やたらと鼻血が出る。こういう人の気持ちが少しはわかったような。


2月12日(火)

 早朝に起き、ソルトレイク五輪スピードスケート男子500mを見る。スタートの瞬間思いっきり動いていたアメリカ選手がスターターのご好意により1位となり、清水は0秒19差の2位。第2レースは上位2人ともアウトスタートで、アウトを苦にしないタイプの清水ならば逆転も十分可能であるし、最大のライバルとされていたウォザースプーンは転倒で既に消えている。マスコミの報道にも「金確実」ってな、やたら楽観的な雰囲気が流れているようだ。ただTVで見る限り、どうも好調期に比べて清水の動きが硬いんだよなあ。伸びがイマイチ足りないというか。3位以下とのタイム差があまりないのも気になるし、優勝の確率は30%くらいではないだろうか。

 夜、ビデオでリーガ・エスパニョーラ。レアル・マドリー −0 ラス・パルマス。連敗中でしかもレギュラー3人を欠くマドリーだったが、やはりジダンが戻ればリーグに敵なし。モリエンテスが、なんと一人で5得点(最後の最後、PKを外してダブルハットトリックを逃したのはご愛嬌か)。ラス・パルマスはここまでリーガ最小失点チームだったのだが。マドリークラスのチームともなると、勝負はもはや相手との力関係云々というよりも、自分のポテンシャルをいかに引き出せるかというただ一点にかかっているのだろう。

 今日は寒すぎ。部屋で凍えた。


2月11日(月)

 10時ごろ目が覚めると、TVでスノーボード女子ハーフパイプの中継をやっていた。三宅が9位に入る健闘。もう一人の決勝進出者橋本は予選では会心の滑りでガッツポーズを見せていたが、決勝ではミスが出て12位。無難に難易度を下げれば上位新種は望めず、かといって大技に挑めばミスの確率は格段に高くなる。難しいところだ。細かいところは分からないが、とにかく選手たちの思い切った挑戦に拍手してあげたい気持ちになった。

 昼飯は青山一丁目の『麺屋 武蔵』で。味玉チャーシューメン(1200円)を「こってり」で。とんこつ系を食いなれた舌からするとかけそばみたいな風味のスープだったが、しかし飲めば飲むほど旨みが感じられ、うまい。太目の麺もちょうど良いボリューム。チャーシューはごく普通のヤツで、味玉ラーメン(800円)で充分だったたかも。

 池袋で買い物。ビックカメラで残っていたカードのポイントを全て使い、『ルパン3世 カリオストロの城』と『回路』のDVDを買う。何しろ『カリオストロの城』は、今のところの生涯映画ベスト1なんである。

 帰ってからさっそく『回路』のDVDを見る。DVD版の特典でついているメイキング映像がなかなか面白かった。女が給水塔の上から飛び降り自殺するシーン(ロングの1カット(!)撮り)のカラクリとか、幽霊の表現方法に関する黒沢清とCGスタッフの議論とか。主人公の親友が「消えて」しまうシーンの撮影現場では、役に入り込んだ麻生久美子ちゃんがカットの後も涙がなかなか止まらない光景もあって、ちょっとドキドキした。

 夜、ビデオで昨晩のプレミアリーグ。チャールトン 0−2 マンチェスター・U。格下相手に押され気味のマンチェスターを救ったのは、FWスールシャール。サイドに流れて自陣からのロングパスを呼び込み、スピードとトラップでDFを振り切った1点目。そしてピンチの連続となった後半、ミドルシュートのこぼれ球を押し込んだ2点目。FWとしての「引き出しの多さ」を見せつけてくれた。福田・戸田・小林ら東京のFW連中にもぜひ見習ってほしい選手だと思う。


2月10日(日)

 朝、帰宅してみると、「里谷多英銅メダル」のニュース。昨日「1個のメダルも取れなかったとしても」と書いたばかりなのに(笑)。結局上村より里谷が上に行くだろうな、とは前々から思っていたが(だって実力差がほとんど無い2人なのに、注目・プレッシャーが上村のほうに集まりすぎ)、3位とは予想以上に素晴らしい成績。彼女の滑りはダイナミックそのもので、見ていて気持ちがいいもんなあ。

 今日は1日家でのんびりすることにした。

 

 午前中、ビデオで黒沢清監督『勝手にしやがれ!! 黄金計画』見る。シリーズ3作目。全体的にコミカルな楽しい映画ながら、いきなり冷徹な銃殺や轢死のシーン(あまりの唐突さにオカシイっちゃオカシかったが)が出てきたりして油断がならない。個人的には、どうせコメディっぽいのならもう少し安心して見てられる方が好みではある。

 

 午後、ビデオでプレミアリーグ。イプスウィッチ 0−6 リヴァプール。得点差によって表現されているそのままのゲーム内容。オーウェンとへスキーが2ゴールずつで、リヴァプールにしてみればスタミナドリンク飲ませてもらったようなもんだろう。最初イプスウィッチについて好意的なコメントも寄せていた解説の粕谷さんの声のトーンが、「苛立ち→失望→怒り」という風に変化していったのは面白かった。

 

 夜、ビデオで『三大怪獣 地球最大の決戦』。先月見た『大怪獣総攻撃』と比べるつもりで視聴。うーむ。1964年製作だけあってチャチさは否めないものの、ザ・ピーナッツ演じる小美人がアクションシーンでこっそり活躍したり、モスラがただ一人キングギドラに立ち向かう姿を見てゴジラとラドンが加勢するシーンがあったりとツボはきちんと押さえている。やっぱりキングギドラは圧倒的に強い悪役じゃないとね!ただ、残念だったのは、ゴジラの造形・動きの演出がなっていないことかな。ゴジラが岩投げて戦ってんじゃねえよ(火ぃ吐け、火!)!ギャアギャア鳴く度にピコピコと手を動かして万歳するんじゃねえよ!どうせなら、今の技術でこの手の話を作れんもんかね。

 

 五輪中継を見る前にテレビ朝日で『プライベート・ライアン』見る。これでたしか3回目のはずだが、しかしそれでも見終えたときには手のひらには汗がにじみ、握ったビールの缶はつぶれている。どのシーンもショッキングだが、ラスト近く、戦車に群がった歩兵が至近距離での20mm機銃斉射で一気に吹っ飛ぶシーンが一番いやだなあ。

 別の部屋で見ていた母が一言。「それでもまだ戦争やるかねえ、アメリカは」。うーん。

 

 で、NHK−BSでソルトレイク五輪ジャンプノーマルヒル。9位ってのは可もなく不可もなく、船木の実力どおりの結果なんだろうな。上位3人とははっきり実力の差があったような気がしたし、よほどの幸運が味方をしない限りラージヒルでもメダルは難しいだろう。まあ、何度も言うが日本は前回にピークの選手が主力なんだから、あまり多くを望んではいけない。といいつつも、明日の清水宏保だけは期待してもいいような気もする。


2月9日(土)

 午前中、NHKでソルトレイクシティー・オリンピック開会式。冒頭のブッシュ登場・星条旗掲揚・合衆国国歌斉唱でイヤ〜な気分に。だってさ、オリンピックだぜ、これ。「スーパーボウル」でも「MLBワールドシリーズ」でもないんだよ。もう、悪い意味での愛国心が見えちゃって、「んなことやってっからテロの標的になるんだよ」という気持ちさえ抱いた。ホント、「他の国の人から見てどう見えるか」という事を考えない国ですなあ。だいたいオリンピックは開催地の都市が主体となって行うのであって、開催国というのはそれをバックアップする存在に過ぎないはず。何を勘違いしてんだか。オリンピック運動が国際平和のためにあるとすれば、まあ数千人が犠牲になった昨年のテロ事件を考えれば少々「合衆国」がクローズアップされても仕方がないかな、とは思う。だが、それだったらアフガンで空爆(誤爆)のために亡くなった多くの人々の事だって考慮しなければならないだろうに。いったい全体、誰のためのオリンピックなのか。笑顔の選手たちが入場してきたときはホッとしたよ。

 日本選手の行進は、真面目に見た。サラエボの頃とかに比べると、女子選手が格段にきれいになったような気がする。いいことだ。

 演出は(最近の五輪はどこもそうだけど)けっこう凝っていて面白かった。舞い降りる鷲と、氷の上を滑走する白い動物たちの姿が印象的。バンドの歌も、のーてんきでまあ悪くない。

 競技については、今回日本が1個のメダルも取れなかったとしてもあまり大騒ぎしないでほしいね。清水も岡崎も原田も船木も里谷も上村も荻原も西谷も(こうしてみると、長野五輪の主力選手は未だに皆主力だ。スゴイ)、みんな「負けられない」地元の五輪であれだけやったんだから、もう充分だろう。もっとも、本人たちは決して「充分」などと思わないだろうし、それは競技者としてきわめて正しい姿勢だが。

 

 夜、のっぽ、hide、こうじと4人で飲み会。僕が失踪してしまわないように(笑)、赤坂ではなく渋谷。今回のテーマは焼肉なので最初「東京ホルモン渋谷亭」で、と思ったのだが、店の入り口にベタベタ張られた豚・鳥のメニューをやたら強調する張り紙にのっぽが難色を示し、次いで「牛角」は相変わらずの行列で入れず。結局、千歳会館の「もうもう家」。エロ話炸裂。つーか、やたらと隣席の女子高生の団体を気にするの、やめなさいって。あと、「お前のサイト、サッカーの話ばっかりでわけ分からん」とか。すいません。「6月に『ワールドカップを観る会』でもやろうや」とか。是非やりましょう。で、やたら安い店のはずなのに、なぜか会計が1人6千円まで行ってしまった。レシートの「生ビール25杯」ってのは、何かの間違いじゃないかね、お姉さん。

 その後、駅前の「だいぜん」で飲み直す。田中真紀子の悪口とか。

 ま、結局、最後はまた失踪しちゃったんですけどね(笑)。


2月8日(金)

 渋谷で夕食をとった後、TSUTAYAでビデオを借りて帰る。連休の前だと「せっかくの休みだから」と、まるで生涯ベストでも選ばなければならないようなプレッシャーに襲われるが、しかしホントに好きな映画だけ借りたらまた同じものばかり見ることになってしまう。しばし悩む。結局選んだのは『スターリングラード』『勝手にしやがれ!! 黄金計画』『三大怪獣 地球最大の決戦』。なんじゃ、それ。


2月7日(木)

 夜、ビデオでプレミアリーグ。リーズ・ユナイテッド 0−4 リヴァプール。最近不調の両チームだが、リーズの症状はより重い様子。創造性皆無の前線に不正確な中盤のパス、そして動き鈍くマークずれまくりのDFライン。対するリヴァプールも前線にいいボールが入らず苦しむが、へスキーの復調がチームを救った。オーウェンの体調も戻ってくればまだまだ行けそうだ。


2月6日(水)

 最近、コンビニで有名ラーメン店(「山頭火」とか)の名前がついたインスタントラーメンがやたら並んでるんだけど、あれはブランドイメージとしてどうなんだろう。ラーメン屋のラーメンとインスタントラーメンって、どう頑張っても別物だからねえ。あまり感心しない(とか言いつつけっこう食べてるんだけど)。

 夜、ビデオでプレミアリーグ。マンチェスター・U 4−1 サンダーランド。最悪のコンディションで、ボール扱いの巧拙がモロに出た感じ。ぬかるんでろくにダッシュもできないピッチ上でもダイレクトパスをつないで攻めてくるんだからたまらんわな。前半のうちに3点差がついて余裕のマンチェスター、あとは後半若手を試すだけ。いい練習試合ができて良かったね、みたいな。


2月5日(火)

 『NumberPLUS 「世界戦記2002」4 日本代表ベスト16への道』読む。結局何が言いたいのかよく分からんセルジオ・杉山・西野対談はどうでもいいが(笑)、藤島大のベルギー、高川武将・近藤篤のロシア、熊崎敬のチュニジアに関する各リポートは読む価値がある。どれも、W杯で対戦なんてことにならない限り、興味は持てそうにない国だもんね。あ、あと、知ってるようでよく知らない「光州事件」を取りあげた鷺沢萠の韓国紀行も。


2月4日(月)

 毎年この時期、1年に1度だけアメリカ合衆国国歌に感動する日がやってくる。そう、第36回スーパーボウルである。NHK−BSの生中継で前半を、夜家に帰ってからビデオで後半を見る。

 楽しみにしていた国家独唱はマライア・キャリーで、ちょっと技巧に走りすぎてイマイチだったような(声量も足りなかったし)。歌の途中、瓦礫の中で米兵数人が星条旗を掲げるパフォーマンスが演じられたのもクサさを倍増させ、ちょっと(いやかなり)引いたな、非アメリカ人としては。

 試合の方は、ペイトリオッツが会心のゲーム運びで初優勝。前半からDBの高速マークがレシーバーをフリーにさせず、ラムズQBワーナーがターゲットを探しあぐねる場面が非常に目立った。そしてここぞという場面ではアグレッシブな防御で攻撃権を取り返し、攻撃に転じては自らの非力な部分をよく把握してスペシャルプレーとGBブレイディの冷静なリードでボールをキープし、時間を潰すことに成功。見事、ロースコアゲームを競り勝った。戦力的に有利だったはずのラムズはなかなかリズムをつかめず、頼みのワーナーも次第に平静さを失ってインターセプト・ファンブル・タイムアウトの浪費で苦戦を招いた。それでも第4クウォーターに同点まで追いついたのは地力としか言いようがないが、しかし沈着なハートと正確極まるパス能力を持ったブレイディには1分半の時間があれば十分だった(むしろ攻撃陣の集中力が増した分、その位しか残ってなくて良かった)。10回やったらペイトリオッツは2〜3回くらいしか勝てないくらいの実力差があるとは思うが、一発勝負にはそんなことは関係がないのである。

 しかし、国が戦争やったシーズンに「ペイトリオッツ(愛国者)」が優勝とは、あまりにも出来過ぎだよなあ。


2月3日(日)

 目が覚めると、もう明け方。Jスカイスポーツでリーガ・エスパニョーラの中継が始まっていた。ラ・コルーニャ 0−1 アラベス。アラベスの監督は、相当に聡明なんだと思う。個々の選手が思い切ったプレーで実力を発揮できているように見え、かといって全体のバランスは決して崩れない。個々の力を集団の力へ集約する。言う(書く)のは簡単だが、実践するのは意外と難しいのだ。

 

 午後、つれの家でラグビー日本選手権をTV観戦。サントリー 28−17 神戸製鋼。国内ラグビー界におけるサントリーの優位がいっそう明確になった。あるいは、サントリーと神鋼の立場が逆転したと言うべきか。神鋼はミラーの早々の退場にも関わらずよく粘ったが、後半チャンスでことごとくミス・反則を犯して自滅してしまった。逆にサントリーは押されながらも防御は最後まで破綻せず、チャンスをきっちりトライまで結びつけた。あと印象に残ったのは、サントリーのFWが易々とボールをリサイクルしていったのに対し、神鋼ボールの密集ではしつこい絡みでなかなか球が出なかったこと。せっかくサントリーゴールまであと数十cmまで迫りながら、永友の汚いプレーにキレたアングレッシーがパンチをかましてペナルティをとられた場面もあった。チャンスでナイーブになる神鋼、グレーゾーンのプレーを交えつつ余裕と抜け目の無さを見せつけたサントリー。ほんと、昨年までとは正反対であった。

 あと、今日のレフェリー岩下氏はちょっといかがなものかと思った。アドバンテージの取り方に納得いかないし(あまりに早く解消するので、取ったことによるメリットが全然無い)、選手とのコミニュケーションも不足気味で試合をコントロールしきれてない印象。最近国内の大試合は岩下さんや下井さんが吹くことが多いが、本当にこの2人が「トップの」レフェリーなのだろうか。相田さんとか、御領園さんとかの方がいいような気がするのだが。どういう基準でレフェリーの格付けをしているのだろう。わからん。

 と、文句ばっかり言ってても仕方がないので、こんなのを書いてみました。

 

 夜、GAORAでオランダエールディビジ。フェイエノールト 5−0 ローダJC。チャンピオンズリーグでの成績が示すように、今のフェイエノールトは国際レベルで見ればさほど強くない。攻撃の厚みもそれほどないし、DFラインははっきり言って動きが鈍い。それでもこの日の相手はFWはいくらシュートしても枠には飛ばず、DFもフェイエ以上のザル状態であったためこのスコアに。伸二は前節の消極性を自分でも反省していたようで、今日は前に出て仕掛ける姿が目立った。ただ、彼ほどのプレーヤーがこの程度の(などと日本人が言っちゃあいけないかもしれないけど)リーグに長居するのがいいこととは思わない。何とか今季優勝して、次のステップへ!

 海老一染太郎さんが亡くなった。僕は小さい頃新宿に住んでいて、染之助染太郎をはじめて見たのは末広亭。確か、口にくわえた棒の先にきゅうすをのせて回したり跳ねさせたりする芸だった。もう20何年前のことなんだけど、子供心に衝撃だったのか、今でもはっきり憶えているんだよなあ。

 …てな感じで、今日も1日中フットボールを見ていたら寝る時間になっていた。1日は短い。


2月2日(土)

 午前中、NHK−BSでNBAワシントン・ウィザーズ×アトランタ・ホークス。相変わらず大黒柱のジョーダン。ブルズ時代ほどの得点力はないにしてもトリッキーなパスでもホークスDFを翻弄、ここぞという場面でのブロックも見せて勝利を演出した。優勝争いをする力はまだまだなさそうだが(ジョーダンがDFを引きつけまくっても若い奴がノーマークシュートを外しまくるし(笑))、会場のお客さんがとても満足そうなのが印象的。ワシントンの選手もファンも、ジョーダンとともに戦える、彼を「私たちの」と形容できることの幸せをかみ締めているような感じであった。ジーコを迎えた時の鹿島の選手、ピクシーと8年間をともに過ごした名古屋市民の気持ちも同じだったのだろうか。

 田中真紀子更迭で小泉内閣の支持率が30%下がった、なんて報道もあるそうな。所詮は見かけ倒し内閣ということか。というか、このことではっきりしそうなのは、結局みんな小泉内閣のはったり・カッコつけや「悪者退治」ぶり、それと政治家たちのよく立ったキャラに喜んでいただけで、有権者の多くの部分は未だに政策の中身について真剣に考えていない、ということになるだろう。まずは政策担当者を選ぶ側の人間が「お上」頼みの姿勢をやめない限り、構造改革なんてできっこない。

 夜、赤坂のつぼ八(またかよ(笑))。なんか疲れる飲み会だった。ある人にとっちゃどーでもいい事が別の人にとっては重要だったりするし、自分にとってとても大切な事柄が他人にとっては取るに足らないことだったりもする。そうした想像力って大切だ、と自戒を含めて思う。

 家に帰り、一休みしようとコタツに入ってテレビをつけたところで、気絶。


2月1日(金)

 『ラグビーマガジン』3月号を読む。桜のジャージーを着た今村雄基の姿が、見たい。

 昨日発表になったFC東京の今季日程をじっくり見てみる。なんかゴールデンウィーク前後とか、7月下旬〜8月(学生さんの夏休み)とか、集客できそうな時期にここぞとばかりに試合が集中している模様。まあ今年はW杯もあるし仕方ないっちゃないのだが、しかしラグビーのテストマッチも4つあることだし、我ながら金と時間と体力が心配だ。


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