11月15日(木)
仕事帰りに千歳烏山駅へ向かう途中、アレフ(オウム真理教)信者の居住するマンションの前で旗を立て、メガホンでがなりたてている人々と遭遇する。なんでも、今日、近隣住民による反オウム集会があったとか(昼前、「モスバーガー」の近くの席で話していたおばあさんたちの会話より)。何もなければ、いやオウムがいようともそこは閑静な住宅街のはずなのだが、警備の警官たちとメガホンの大音響とですっかりものものしい雰囲気に。ちなみに、オウム連中が烏山に引っ越してきてから彼らの振るまいが直接に誰かに迷惑をかけたという話は聞いていない。ここまでくると、地域の平穏を乱しているのはいったいどっちなのかという気にもなってくる。彼らに「改宗しろ。さもなくば死ね」とでも言いたいのかね?江戸幕府のキリシタン弾圧と一緒じゃん、そんなの。
来季よりJ2での延長戦が廃止に。totoの配当金低迷がきっかけになったとはいえ、至極まっとうな決定だと思う。が、しかし、J1は今の方式のまま続ける、というところはやはり納得がいかん。2シーズン制維持はスポンサーの問題もあるからまだ(賛成はせずとも)理解はできるが、しかしテレビ放映の問題など考えても、もはや延長Vゴール制度にデメリット(試合時間の長さ、選手の負担など)を上回るほどのメリットがあるとは思えない。ファンの気持ちを全く考えていないのか、それとも何か特別な理由でもあるのか(リーグ首脳陣のメンツとか(笑))。
11月14日(水)
家にCDプレーヤーがないことを忘れていて買ったコーネリアス4年ぶりの新作『Point』、ノートPCでMP3に変換していたのをようやくじっくり聞く。相変わらず音は最高。ただ、電気グルーヴにしてもそうなんだけど、僕の好きなミュージシャンって、どうして作品がどんどんインスト化していってしまうのだろうか。歌詞のある歌が好きなのになあ。
ベットに寝そべっていて一度寝てしまい、夜中起きる。ちょうどW杯予選プレーオフの最中。後半の最後だけ見たルーマニア×スロヴェニアは、1−1からスロヴェニアが守りきって初出場決定。ロスタイムに後ろから突き倒されたプレーはPKをとってもよかったと思うが、その前のFKのファウルがルーマニアのアタッカーのダイブ気味だったので、レフェリーは無意識のバランス感覚が働いたのかもしれない。「立ってプレイ」、これが基本ですな、やっぱり。
で、問題のドイツ×ウクライナ。1stレグの1−1で「これで次は0−0でも大丈夫」なることが新聞に書かれていたので「そういうこと言ってると終盤にチョロッと1点とられて泣いたりするんだよ」と密かに思っていたのだが、さすが土壇場のゲルマン軍団にはマスコミの小賢しい計算など関係なかった。前半最初の15分で空中戦を制し続け、一気に3得点。後半立ち上がりにもカウンターからゲットして4−0。ドイツを心配、というよりウクライナのアップセットを期待していた自分がアホらしくなり、とっとと寝ることにした。
水戸と鳥栖が存続ピンチですか……まさか、こんな形でJFLとの入れ替え制が実現しようとは。っていうか、消滅だけは避けたいわな。
11月13日(火)
夜、千歳烏山駅前の串焼き屋「鳥ノ介」で飲み会。もも肉に明太子をのせてあるヤツがうまかった。鍋はイマイチかな。2次会は「ビックエコー」で歌。人数多いカラオケってのは聞くのは(その人がどういうチョイスをするのかも含めて)楽しいけど、僕は歌うのがなくて困っちゃうんだよな。サザンとかビートルズとか入れてごまかす。
来年のJ1はTV放映権の関係から土日分散開催になるとか。良いことだと思う。セリエとかリーガエスパニョーラとかでもその週の注目試合(とは限らないけど)はみんなが見られるように1日ずらしたりしているみたいだし。僕も最近はFC東京しか見られないことが多いので、ちょっと他のチームも見たくなってるしね。
11月12日(月)
アレックス日本国籍取得・日本名決定のニュースを聞き、「おお、そうか。で、『アレックス』にどんな字をあてたんだ?」と思った人は多かろう。結果は、予想もつかなかった「三都主アレサンドロ」。「もうちょっと何とかならなかったのか」と思ったのも僕だけではあるまい(笑)。いったい、誰が考えたんだろう?
W杯欧州予選プレーオフでイランが姑息な時間稼ぎを連発、ついにはレフェリーがキレ、GKがうずくまっているのにプレー再開を指示したとか。そのGK、アベドサデじゃないだろうな。というか、4年前のジョホールバルと同様、イランのお家芸は健在ということか。自分の首を絞めるお家芸ってのも空しいものではあるが。
夜中、Jスカイスポーツでバルセロナ×バリャドリッド。サビオラが2ゴール1アシスト1PKゲットの大活躍でバルサ圧勝。昨年までのバルサ攻撃サッカーの最大の魅力がリバウドの創造性にあったことは疑いようもないが、わずか1年で主役は完全に交代した感じ。やたらサビオラを使いたがるオーフェルマウスやクライフェルトの姿を見れば、このチームの今後の方向性はもうはっきりしている(よな、チャーリー?)ということなのだろう。
レアル、やっぱ負けてました。
…と、スカパーを見終えて寝る前にメールチェックをしようとネットにつないだら、CNN.comに住宅街から黒煙が上がる写真が。エンジンって、そんな簡単に落ちたり爆発するもんなのかね?
11月11日(日)
日曜なのに、朝からせっせと仕事。お客さんの喜んでくれる顔を見れたのが唯一の救いか。
仕事中もつれからのメールでJ2仙台×鳥栖の速報が入る。2−0になった時はいよいよ決まったかと思ったのだが…。後半44分のPK、あれは確かに仙台には厳しすぎる判定だが、賀谷も2人でチェックに行ってて抜かれちゃいかんよな。プレッシャーと疲れから、大事な大事な場面で思うように足が動かない、その気持ち・状況はよくわかるのだけれど。
しかし、山形は1部昇格したとして大丈夫なのかい?お金の面とか色々と。
今日の昼間、僕はもちろん行けなかったが、神宮・赤坂付近で行われた「第21回あしながPウォーク10」にFC東京の選手が多数参加。僕のつれもウェルッシュ・コーギーのアルバート君を連れて参加、由紀彦に「かわいいね」とか褒めてもらったそうな(ただし、女の子好きのアル君は由紀彦を完全無視だったとか(笑))。
夜中、スペインリーグサラゴサ×レアル・マドリードを横になって見ていて、前半途中で眠ってしまう。マドリーがミドルシュートくらって1点ビハインドになったところまでは憶えているのだが…。さて、どっちが勝ったのだろうね。
11月10日(土)
朝から小雨ふる中、はるばる鹿島へ遠征。
東京駅で10時8分発の「エアポート成田」に乗車。延々2時間以上揺られ、いい加減ケツも痛くなってきたところで鹿島神宮着。そこからシートフカフカ(でも単線)の鹿島臨海鉄道に乗り換えて1駅、改札で待たされたあげくにカシマサッカースタジアムに到着したのが13時頃か。で、家から3時間半かけてついた末のスタンドには……屋根がなかった(それ以外はこの競技場、「素晴らしい」の一言に尽きるんだけどね)。寒すぎ。
試合前、つれと2人で「神栖町商店街売店」(だっけ?)の天ぷらそば・お好み焼き・モツ煮込・はまぐりカレー(いいルー使ってます)をかっ込んで気合いを入れ、東京合羽を着込んで完全戦闘態勢で試合に臨む。鹿島アントラーズ×FC東京。結果は………やるなあ、柳沢。完敗だよ。詳しくは(今回あんまり詳しくないけど)観戦記で。
試合後、ホームで20分ほど待ってから再び鹿島臨海鉄道に乗り込み、水戸へ。水戸駅で17:50分発「フレッシュひたち」44号の指定席を買い、席についてやれやれと落ち着いたところでふと特急券を見ると、そこには「16:50分発 フレッシュひたち48号」の文字が。……そんなこと、あるんかいな(あったんだよな)?!とっくに発車後の特急の切符を発券するなんて!!車掌がぼやきながらもちゃんと代わりの席を探してくれて、何とか座ったまま上野へ。赤坂見附についた時はもう7時半を過ぎていた。
夕食はつれと「勝ったら焼肉にしよう」と話していたのだが、負けたのでロイヤルホストで厚切りサーロインステーキ。断固として、牛肉は譲れない。
帰宅してからスカパーをつけるとラグビーテストマッチイングランド×オーストラリア。驚異のボールキープ力を見せるイングランドがホームで快勝。このままだと、北半球南半球合わせた中でも最強の座を確実なものにしそうな勢いである。まあ、まだW杯までは2年あるから、どうなるかわからないけど。対する豪州はやはり今年のルール改正が不利にはたらいている様子で、守備は相変わらず凄いのだが、攻撃はイマイチ。終盤、選手の個人能力にものを言わせて2トライを奪うにとどまった。あと、ついでに言うと、現在のルールは明らかに日本にとっても不利だね(モールの再前進とか密集での絡みとか)。
J1昇格争いは、京都パープルサンガがいち抜け。今年は昨年までのチーム破壊的大量補強から脱却し、若手中心のメンバーで地味な戦いぶりながら勝ち点を着実に積み重ねた。エンゲルス監督もこれでちょっとは名誉挽回、かな。
11月9日(金)
この雨の中屋内で黙々と仕事してるってのも、何となく陰気な光景でげすな。
8時頃に帰ると、NHK−BSでアルゼンチンリーグボカ・ジュニアーズ×ラシンの後半が始まっていた。前半先制された首位のラシンがゴール前へ押しこんでいくが、ボカはひとたびボールを取ればスピーディーなカウンターで裏を突く。ボカが2点を重ねて3−0で勝利。何だかいい時のFC東京の試合を見ているみたいだった。
今までアルゼンチンリーグの試合ってほとんど見たことがなかったけれど、終了間際にも時間稼ぎをしない攻撃サッカーってのは本当だったね。その後、ビデオでプレミアリーグ。リバプール 3−1 マンチェスター・U。ある意味、立ち上がりのマンチェスターの波状攻撃をリバプールが耐えきったところで勝負はついていたと言えよう。オーウェンの「曲がる弾丸」先制シュートや2点目のキャノン砲フリーキックは日本人の理解を超える、ビデオの早送りとしか思えないような速さだった。ベッカム不調のマンチェスターならもう他のトップチームに対してそれほどアドバンテージはない、ということも言えるな。
11月8日(木)
NHK−BSでNBAワシントン・ウィザーズ×ボストン・セルティクス。マイケル・ジョーダンは未だに神様の片鱗くらいは見せてくれるプレーヤーではあって、今日も一人で30得点以上を稼ぎ出した。でもねえ…。3連破していた頃のブルズは個性的な脇役揃いで、ジョーダンはいわば素晴らしい芸術作品を完成させるための「最後の1ピース」(それも、絶対他にはあり得ない貴重なピース)だった。今のチームは選手が若くて層も薄く苦しくなるとすぐジョーダンに頼ってしまうので、彼も勝負所でズバッと決めるだけでは許されず、随時チームを引っ張っていかなければならない。いくら偉大なプレーヤーでも30代後半になってその役回りは辛すぎるだろう。もっと強いチームでプレーする姿が見たいね。
11月7日(金)
もちろん、今日はとっとと仕事を切り上げて家でサッカー観戦だ。
キリンチャレンジカップ日本×イタリア。前半の日本イレブンは体中からモチベーションのオーラを発して積極果敢な攻撃を見せ、時差ボケの相手を圧倒。特に柳沢はキレまくりで、ピンポイントボレーによる先取点など巧みな動きでイタリーDFをかき回した。前から言っていることだが、プレーの第1選択肢に「シュート」を持ってくることさえ忘れなければ日本のエースストライカーは彼で決まりでしょ。あと、小野は現メンバーの中で飛び抜けたキープ力と正確無比なパス能力で、森島は運動量と弾丸のようなスペースへの飛び出しでそれぞれ存在感を発揮、稲本も全く物怖じしないプレーを披露してくれた。守備の方は松田の不在でやや力強さには欠けたものの、宮本が高い危機察知力(あとは身体能力がついてくれば…)で無失点に抑える。
で、「これは行けるかも」という雰囲気のままハーフタイムを越して迎えた後半、やっぱりトルシエはトルシエだった。森島・高原→柳沢→小野→波戸→稲本と、まるで自軍の戦力を削ぎ落としていくのを楽しむかのように使える選手からベンチに下げていき、後半4分に追いつかれるやあとは見せ場もなく、退屈な時間が過ぎてタイムアップ。終了間際のファンサービス中山投入も、絶対間に合いそうもないタイミングでの特攻ヘディングでブッフォンを驚かせただけ。ナカータの不調ぶりとモリシ・ヤナギ・シンジ・イナモトの存在の大きさがよく浮かび上がった2ndハーフだった。こういうトルシエの采配については「まあ、まだテストだから」とか「親善試合だから」とか言ってこれまでみんな大目に見てきたわけだが、監督自らが「この試合がW杯の第1戦」「メンバーの90%は固まった」などと発言しているこの時期に至ってまだこういうことをやられると、「まさか、本番でもこういう交代をかますのではあるまいな」という気にもなってくる。この試合はイタリアの攻めもそんなに強烈じゃなかったし、勝ちに行っても良かったような気もするが。
イタリアは強行日程と滑るピッチ(芝剥げまくり)、そしてやる気満々の日本相手に苦戦。前半ははっきり押され、後半も攻勢に出て両サイドの裏をとったりしていた割には1点しかとれなかった。まあ、まだ本番は先だから(これから冬の長〜いリーグ戦がある)、とてもとても本気にはなれないだろうよ。見せ場の少なかった豪華レギュラー攻撃陣に比べ、GKブッフォン・DFネスタ(危ないところで強い強い)・DFカンナバーロ(イタリア版小峯隆幸)と途中出場のFWデルヴェッキオあたりはいいプレーを見せてくれた。まあ、来ることに意義があったんだろうな、今回は。
TVをつけて工藤静香の君が代独唱が映った時には一瞬見るのをやめようかとも思ったのだが、ぐっとこらえる。その後のテレ朝角澤アナのくそやかましい叫び声(しかも、その後「ニュースステーション」でもそのクソ実況を自慢げに繰り返し流してやんの)にも、歯を食いしばって耐える。何で、TVで大好きなサッカーを見て、こんなに辛い思いをしなければならないのだろうか。
11月6日(火)
今日の朝日新聞の夕刊に載っていた岩井克人教授の論考は、たいがいが退屈な新聞紙面の中では数少ない、真に読むに値する文章だと思う。
岩井教授の論点は以下の通り。現在の世界システムの下でアメリカは文化・経済等多様な面で紛れもない基軸国であり、その他の国は非基軸国として互いの取引にドルを用い、コミュニケーションには英語を用いている。しかし、これは単にグローバル化の下でアメリカの(相対的に低下する)国力とは別に(誰に強制された訳でもなく)ドルや英語が流通しているに過ぎず、アメリカが特別な国であることは間違いないにしても、ドルや英語等の力でその他の国を支配しているという見方は誤りであろう。特定の大国とそれ以外が従属関係にあるというビン・ラディンらの世界認識は歴史的にはありふれたものだが、現在の状況には決して当てはまらない。
全くその通りだと思う。正義を振りかざすアメリカと世界中で根強い反米主義の戦いを見ていて「不幸だな」あるいは「不毛だ」と思わざるをえないのは、そこに明確な「悪者」が存在しないからだ。少なくともアメリカ国民(とそれを代表する政治家)の大部分は、世界を支配し弱小国から搾取する気などさらさらない。彼らはただ基軸国としての自覚が足りず無神経で鈍感で視野が狭いだけで、自国の繁栄に目を奪われ世界のいたるところに存在する不幸に目が届かなくなっているに過ぎない。パレスチナ問題にしても同様。だから、反米的な過激派がアメリカに対する攻撃を繰り返したとてアメリカ国民にしてみれば身に覚えのないことで、それに対するリアクションもまた第三者から見れば不釣り合いなもの(空爆!)にならざるをえない。
ま、もっとも、アメリカがアフガンを筆頭とする世界の不幸な地域(=反米主義の温床)に目を向ける可能性が増えたこと間違いなく、それはテロの「成果」であると言えなくもないような気もする(我ながらあやふやな表現だな)。ただ、仮にそうだとしても、それが大量殺戮という手段を正当化することにはなるまいよ。
やっぱり、今の状況は不幸と言うしかないね。
11月5日(月)
超早起きしてスペインダービーレアル・マドリード×FCバルセロナ。ともに伝統とプライドを背景として、技術戦術云々よりもパッションがぶつかり合う熱いゲームとなった。地響きのような歓声の中、はるばる現地に飛んだ倉敷アナの声がいつになくうわずっていたのも印象的。結果は地元マドリードがモリエンテスとフィーゴのゴールで2−0と快勝。面白くなってきた!
MLBワールドシリーズは、ダイヤモンドバックスが劇的な勝利でついに常勝ヤンキースを下した。シリングが逆転打を浴びた後、なんと連投でランディ・ジョンソンが登場。調子はさほどではなかったものの2回を零点に抑え、ホームのスタジアム内に「ただごとではない感」を充満させることに成功。結果、9回の裏に不敗のリベラをうち崩して逆転サヨナラ勝ち。3年前の夏の甲子園準決勝、リードされた横浜高校が終盤に前日PLとの延長戦を投げ抜いた松坂をスクランブル登板させ、3者凡退に打ちとった勢いで一気に試合をひっくり返したのを思い出した。
11月4日(日)
昼前から渋谷に出かける。昼食は、玉川通りを挟んで駅の反対側にあるネパール料理店で。3種類のカレーと大量のナンで腹破裂寸前。うまかった。
TSUTAYAでCDを買ってから銀座線で外苑に出て、秩父宮ラグビー場で慶明戦観戦。明治 5−31 慶応。両チームともミス続出の凡戦だった。下馬評不利の明治がスピーディなパス回しを見せ、特に前半ではむしろ多くチャンスをつかんだが、やはり人材不足ということなのか最後の最後でゴールラインを越えられない。逆に守備では肝心なところで空振り等が出、結局5トライを許す。一方の慶応はHBが非常に不安定で、攻撃がスムーズに継続しない。他の選手も全般的にプレーが雑で、このままでは関東学院相手には非常に苦しいように見える。それ以前に再び法政に敗れる、なんてこともありそうだ。まだ時間はあるのだから、ひたむきにチーム力を高めていってほしい。
夜、スカパーでオランダ(NAC×フェイエノールト)とイタリー(パルマ×ペルージャ)のフットボール観戦。シンジはもう完全にレギュラーをつかんだ、というよりもはやチームの要という感すらある。左サイドに張る彼にボールが渡るたび、ワクワクさせられるのだ。
ナカータの方は、監督辞任のゴタゴタを受けてかいつもより必死さがうかがえるプレーで、調子が悪いのは相変わらずだがそれなりにチームに貢献できていた。……と、これを書きながら見ていたのだが、後半の途中になって負傷したのか何なのか、ミスパスを連発してミクーに代えられてしまった(で、ロスタイムの決勝点でパルマ勝ち)。中田がプレーするたびに場内(ホーム)からブーイングが起こるのは見ていてつらいものがある。パルマは移籍先としてベストだと思ったんだけど……とにかく流れが悪すぎる。早く移籍した方がいいかもしれない。
負けたペルージャの監督が激怒、試合終了の笛が鳴る前にロッカーに戻っちゃったりTVカメラをこづいたりした映像は面白かった。あと、エムボマの背番号「70」ってのは、一体何なんだ(笑)。
ビンラディンも、いくらなんでも国連まで完全に敵に回すのはまずいんじゃないかね。タリバンは逃げ場がなくなるぞ。
11月3日(土)
あちらを立てればこちらが立たず。難しいね。
午後、J2山形×大宮を前半だけ見てから、雨の中東スタへ。FC東京 5−2 C大阪。いやー、背水のセレッソがガンガン前に出てきてくれたおかげで、「秋のカウンター祭り」になってしまいました。わっしょいわっしょい!アマラオのハットトリックに加えて由紀彦も3アシストで、アルバートさんも大満足。で、セレッソは2部降格が決定(てっきり先週で決まりかと思ってたよ)。シーズン前には思いもしなかったことだが、ホント、怖いもんだ。
そろそろ、観戦にも膝掛け毛布が必要な季節だろうか。
夜、某ウェブサイトの掲示板でアビスパ福岡所属某選手(19歳)の逮捕を知る。僕は売春肯定論者だし、中学生とセックスしようと(双方同意なら)一向にかまわないと思うのだが、ダブルでやっちゃ反則だろう(しかもチームの寮で)。彼も、東京とのゲームでの得点がプロサッカー生活最後の想い出になってしまうのだろうか。甘いかもしらんが、何とかもう一度ピッチに戻る機会を与えてあげてほしいと思う。
それにしてもこの手のニュースを見ていていつも思うのだが、未成年の話になるとどうして急に「みだらな行為」とか「わいせつな行為」とかいう表現になってしまうんだろうか。「セックスした」って、はっきり言えよ!「みだらな」とか言われるとかえってあれこれ想像が膨らんでエロいっすよ、マジで。夜中、何となくテレビをつけていたらテレビ朝日で「裸の少年」なる番組をやっていた。今はこういうのもあるんですね、思いっきりショタコン向けのが。我々男どもが喜んで見ている女性アイドルの番組とかって、女の子から見るとこういう感じに見えるのかあ。ちょっと間抜けかも。まあ、コンテンツ制作で以前よりも多様な欲望が意識されるようになったのだから、良いことには違いない。
11月2日(金)
近頃、仕事をしていて思うこと。「ITの導入による省力化で人的コストを減らし」なんていう文句が昨年来よく見られるわけだけど、嘘だよな、絶対。単にサービス残業が増えたり情報システム担当を酷使したり仕事の質を落としたりして何とかしのいでるだけだと思うんだが(僕のとこだけか?)。で、そういった冷静な分析なしにあちこちで「○千人削減」なんてのだけが進み、IT化で経済が拡大していない現状ではいたずらに失業者だけが増えていく、と。5.3%は必然の結果だろう。
夜、ビデオでFCバルセロナ×ベティス。バルサが堅さと攻撃性の調和した会心のゲームを見せ、3−0で快勝。リバウドも復活(次は代表戦で出れないけど)、クライフェルトもサビオラも元気満点。スペインダービーはもしかしたらすごいことになるんじゃないか。乞うご期待、だな。
11月1日(木)
夜、ビデオでリーガ・エスパニョーラ。ビジャレアル 2−3 R・マドリード。欠場者続出のマドリー。アウェイであっさりと先制を許し、前半終了間際にラウールのシュートがまたしてもポストを叩く。後半PKでようやく追いついたと思いきや、直後に倒れた相手選手にサルガドが気をとられた隙をつかれ突き放される。この時にはさすがに命運も尽きたと思ったのだが…。苦しんでいてもレアルはレアル、そこで終わらなかった。渦をまくようなパスワークから猛反撃開始。まずはフィーゴのドリブルでとったFK、エルゲラが落としたところをムニティスが押しこんで同点。そして87分、ソラリのニアーサイドへのクロス、目を見張るタイミングとスピードで走り込んできたラウールがゴール左上に叩き込んで鮮やかな逆転劇完成。そういや去年はこういう逆転勝ちの積み重ねから独走していったのだった。これまでもたつきまくったとはいえ、首位のデポルティーボとは勝ち点差7。次のスペインダービー(バルサとの試合ね)の結果次第では、全然わかんなくなるね。