6月30日(土)

 今日は昼から新宿で買い物。まずは西口の回転寿司『北澤倶楽部』で激うまの大トロ・穴子・えんがわ・伊勢エビ汁等々を腹に詰め込み、そこから南口紀伊国屋→東急ハンズ→高島屋→ビックピー館→フィールド→伊勢丹→ビックウォッチ館→三越と回った。いろいろと見たり買ったりしたのだが、驚いたのはビックカメラで聞いたノートパソコン用メモリの価格。なんと、128MBで6090円。6090円ですよ、奥さん!!もちろん速攻で購入。これでデジカメ画像の加工ももう怖くないぜ。マイパソコンの寿命が、半年以上伸びることだろう。素晴らしい。

 山形浩生著『山形道場』(イースト・プレス)読了。なるほど、序文で著者自らが「「要するに」の本」と言っている通り、ほとんどの文が論理的で簡潔かつわかりやすく書かれている。テーマも経済社会問題から情報化社会・オープンソースムーブメント、さらには浅田彰など多岐にわたっていて読みがいがあり、それでいてスラスラ読み進められるのだからまこと好著と言えるだろう。ただ、読んでいて、こういう頭のいい人は世の中のほとんどを占める物わかりの悪い人々に対してしょっちゅうイライラしちゃうんだろうなあ、とも思う。実際、本文中にも時々「だって、〜でしょ?」「〜じゃない?違う?」というような詰問調が現れることがある。大変だよなあ。


6月29日(金)

 ここの日記を読んで、なんとなく数年前の「気分」を思い出した。大学生で、暇で、いつもフリッパーズ(かコーネリアス)を聴いていて、昼間寝て夜中に起きて、高校の頃からつきあってた彼女に振られて、車を乗り回して、年に100冊本を読んで、外国やら京都やらあちこちに行って、やたら友達の家に泊まりに行って、酒を飲んではぐだぐだになって迷惑をかけて、心の中にたくさんの希望とたくさんの失望を抱えていたあの頃。少なくとも、今よりもずっと敏感で感傷的で、ある意味ずっと豊かであった(ある意味ずっと貧しかったけれども)。別に5年前に戻りたいわけではないけれど、あの「気分」のかけらだけでも、忘れず心の片隅にずっととっておきたいような気もする。そう言えば、フリッパーズのメロディーとともに浮かんでくるあの頃の想い出は、なぜだか夏の風景が多い。今夜は久しぶりに『Groove Tube』でも聴いてみようかな。

 夜、ビール片手にスカパーでJ2山形×大分。延長の末、スコアレスドロー。全般的に退屈な試合ではあったが、山形イレブンの下手くそながらも一生懸命な姿だけは印象に残った。こういうの、今のサッカー界では貴重な「キャラ」だと思うのだが、どうだろう。


6月28日(木)

 巨人が上原の完封で勝利、長嶋監督1000勝達成………などという話はどうでもいいのだが、今日の巨人×中日を見ていて思った。今の中日は全然駄目だね。選手が試合中にビビってる(ように見える)んだもん。昨年さんざん痛めつけられたのが尾を引いてるんだろうか、それまでそこそこの戦いをしていても肝心な巨人戦になるとからきしだらしない、というのが今年の中日の特徴(のような気がする。あんまし数見てないから自信をもっては言えないけど)。このままでは、星野仙一が憤死するんじゃないかと心配にもなってくるが、ここを見ると意外に冷静そうで、それでまたさらに心配になったりもする。熱さが足りんよ、熱さが!


6月27日(水)

 なんとなく気になって、Netscape6を導入してみた。結果はイマイチ。まずインストールで一苦労。僕はWindows2000を使用しているのだが、普段ログオンしている「管理者権限を持ったユーザー=自分」ではエラーメッセージ連発でインストールできず。わざわざAdministratorで入り直さねばならなかったのだ。そして無事インストールを終えて起動してみたものの、やはりWindows上で動かしているからだろうか、どうも期待していたよりも動作が重い。描画エンジンも遅く感じる。インターネットエクスプローラにはない軽快さを期待していたのだがなあ。エクスプローラの方は今年中にバージョン6が出るらしいし、やっぱりこの分野は結局マイクロソフトの圧勝くさいな。

 ところで、ネスケ6のデフォルト設定だとこのサイト、きれいに表示されないみたい。以前使用していたNetscape Navigator 4.5(だったっけ?)だとちゃんと表示されてたような…。対策は、現在検討中(たぶん、何もしないけど)。

 大橋巨泉、参院選立候補。ちょっと気が変わったのかな?これまでの諸発言の中身の是非は置いとくとして、「人生の勝者」として安全な場所からあれこれ言うよりもこういう戦う姿勢を見せてくれる方がずっと共感できるな、個人的には。世間には受け入れられんかもしれないが、ワイドショーの「真紀子さ〜ん!」よりは100倍くらい信用に足ると思うぞ。


6月26日(火)

 気のせいかもしれないが、近頃スポーツ新聞の1面でプロ野球の記事が占める割合が著しく低下しているような。清原の目覚ましい活躍もあって近頃の巨人はスペクタクルに富んだ試合をしているようだし、近鉄中村のホームランやヤクルトの快進撃もある。ネタは十分あるはずなのだ。なのに、まだ本決まりかどうかもわからない「稲本、アーセナルへ」やもういい加減聞き飽きつつある「イチロー首位打者」に1面を奪われてしまうとはどういうことか。

 W杯チケットの当選発表通知開始。って、こないぞ、おい!!


6月25日(月)

 べた暑。

 ローマが優勝した時に比べれば、セロ・ボルテーニョの優勝はさすがに扱いが小さい。一般の(サッカーに詳しくない)人にとっては「広山?誰それ?」の世界だろうから仕方あるまいが(「やってて良かった公文式」とでも言えばわかるだろうか)、やったことのデカさは中田並であることは確かだ。


6月24日(日)

 上半期中央競馬の総決算宝塚記念(G1)は、挑戦5戦目、ついにメイショウドトウがテイエムオペラオーを破って優勝。前目の位置どりで勝ちに行った安田康彦の積極的な騎乗も光り、あきらめずに挑戦し続けた関係者の努力が実った形に。まことにめでたいと思う。おめでとう。一方のテイエムオペラオー陣営はいくら何でもちょっと余裕かましすぎたのではないか。和田も、ここのところ四角でもたついて苦戦する形が続いていたのだし、まして今回は開幕2週目ということで先行有利の馬場なんだから、あんなに後ろから行っちゃいかんよ。極端な脚質でもあるまいに、一番みっともない負け方と言ってもいいだろう。レース前から和田が「馬の力だけで言えば100%勝てる」とかかましていたので嫌な予感はしていたのだが…。負けるべくして負けたね、今回は。

 で、普通なら良かった良かったということで終わりなのだが、実は今、ちょっと嫌な気分でもある。というのは、昨日の飲み会で後輩のイーグサから「俺の友達で、『競馬は全て八百長で、筋書きが決まってる』というヤツがいて、そいつによればオペラオーはもう勝っちゃいけないんですよ」なる話を聞いていたからだ。その時は「いや、別にそういう考え方で馬券が当たればそれも楽しみ方の一つとしていいんじゃない?俺の好きな血統だって、単に統計的な傾向を検討の参考にする程度のものなんだしさ」などと冷静に言っていたのだが、しかし今頃そいつが得意げな顔で「ほら、やっぱりな」などとほざいているかと思うと、やっぱり腹が立つ。筋書きのないドラマだからこそスポーツは(だからWWFはスポーツじゃないよ)面白く、時に感動させてくれるのに。メイショウドトウの勝利だって、事前に保証されていない(むしろ見込みが薄い)からこそ、素晴らしかったと僕には感じられるのだ。

 あと、肝心の僕の馬券だが、晴れて回復した馬場を見て急遽エアシャカールを対抗に上げ、「3度目の正直じゃ」ということでまたまたオペラオ−とエアのワイド1点で勝負。結果、エアが直線意外に伸びず、アウト。上半期の馬券収支マイナスが決定した。ホント、このサイトを始めてから馬券の的中率がグーンと低下してるんだよね。サッカーやラグビーを前より真剣に見るようになったから、競馬の方に集中できてないんだな。かと言ってサッカー見る数減らそうとは思わないし…。しばらくは重賞のみ、それも特にピンときたレースだけを買うように抑えて、調子の回復を待とう。

 

 僕も投票に行って来た東京都議会選挙は、どうやら自民党が圧勝の模様。無党派層の票も一気に流れ込んでいるとか。みんな、よくもまあ無邪気に自民党に入れられるよね。小泉内閣の改革姿勢と自民党のレゾンデートルとの間に矛盾が存在することは誰の目にも明らかなのだが、そんなことは考えもしないで「小泉さんと真紀子さんと塩爺のいる党だから」ということで投票しちゃうのかね?小泉内閣誕生時からずっと、参院選で国民が「小泉支持」と「自民党嫌い」とをどう折り合いつけるのだろうと思っていたのだが、深く考えるまでもなく自民党が圧勝しそうだな。そして自民党が勢いを取り戻したところで「小泉総裁」の必然性が弱まり、利権構造の内部にいる連中(これは官僚・財界・政治家のみならず「一般国民」の多くも含まれるはずだ)の抵抗が始まるのだろうか。もしそうなったら、それこそ一億総お馬鹿さん状態だよな。小泉は普通の国民よりずっと頭がいいと思われるので、おそらく今年夏の衆参ダブル選挙は行わないだろう。勝ちすぎることで却って自分の立場が危うくなるという、皮肉な結果を避けるために。


6月23日(土)

 目が覚めたら午後1時。

 BSでジュビロ磐田×アビスパ福岡。アドバンテージをきちんととれず、パスに度々ぶつかってプレーの妨害をし、挙げ句の果てには11枚ものイエローカードを乱発(そんなに荒れた試合でもなかったのに)した北村レフェリーが全てをぶちこわしてしまったゲーム。スタンドから沸き起こった「審判交代!」のコールは全く正しい。あんなのが優勝争いの先頭を走るチームの試合で笛を吹くなんて、もはや犯罪ですらあるな。

 夕方、新宿の沖縄料理屋『かりゆし』で昨年までの仕事仲間と飲む。店は我々以外の席を沖縄出身者の同窓会とやらで占められ、カラオケの大音響で会話も困難な状態。酔っぱらったおばはんが「ねえ、あたしと『LOVEマシーン』歌おうよ〜」と近づいてきた時は怖かった。すきを見て逃走。あと、何やらテレビ局の取材が来ていて、「ゴーヤに血糖値を下げる作用があるということで、測らせてください」だって。確かにゴーヤチャンプルーも食べたけどさ、そうそうすぐに効き目がでるわけでもあるまいに(笑)。もしかしたら私、7月4日の『スーパーJチャンネル』で映ってるかもしれません。

 その後、一人で抜けて赤坂見附の『村さ来』での飲み会に合流。西新井2号さんと『めざましテレビ』の話で盛り上がる。ふーん、そういうのもありましたか。

 日付が変わってから帰宅し、スカパーでビデオにとっておいたセレッソ大阪×FC東京を観る。いや、なんつーか、「プレゼントありがとう」としか言いようのない、おいしい勝ち方でしたな。詳しくはこちらで。いずれにせよ、これでやっと勝敗が五分に戻った。1stステージ残り3戦相手はいずれも強いが、ここで勝ち越せばようやく安心して眠れるようにはなるだろう。


6月22日(金)

 『月刊アスキー』7月号。ここ数号アップルの『MacOS X』について、ニュース記事では「明確な指針がない」「開発者へのサポートや一般へのアピールをしっかり行っていない」などと酷評(OSそのものというより、それを巡るアップル社の姿勢についてだが)しているのに対し、林信行氏のコラムでは「多くのUnixユーザーが傾倒し始めている」「アップルは元気を取り戻した」と正反対の評価。『OS X』に限らず、コンシューマーのマックを巡る評価(つーか、好き嫌い)の両極をかいま見たようで、興味深い。


6月21日(木)

 キリンカップに向けて、サッカー日本代表発表。広山の初選出にちょっと驚く。以前では城、最近では西澤・中田が必ず選出されていたのを見てトルシエが外国リーグで活躍する選手を1段上に評価するのはわかってはいたが…。向こうでの実際のプレーぶりなんて、見てるのかね?良く言えば厳しい異国の環境でもまれたたくましさに期待、悪く言えばトルシエの欧州・南米コンプレックスの現れ、といったところだろうか。

 何だかプロ野球界ではけっこうな騒ぎになっている近鉄の「スパイ疑惑」だが、あれって何がいけないの?いや、もちろん禁止されているからには何らかの理由があるんだろうけどさ、それを説明してくれないと普通の人には訳が分からないよ。スコアラーから直接フィールドのコーチにサインを送るのが(どうせ後でベンチに情報は送るだろうに)なぜ「アンフェア」なのか、ということ。ただ「ルール違反だから」だけでは思考停止だろう。ひょっとしたら、時代・状況にそぐわない悪法を存続させているのかもしれないよ。誰か教えて。


6月20日(水)

 夕方から、東京スタジアムでナビスコカップ2回戦、FC東京×サンフレッチェ広島。前半終了間際に東京が先制したものの、後半は受けに回って次第に押し込まれ、後半半ばを過ぎたところでついに同点。後半終了間際にサンフレッチェの梅田が退場になったが数的優位を生かすことはできず、最後は一瞬の隙をついた大木に見事なVゴールを決められた。

 どうも、最初から最後まで調子の狂う試合だった。まず、東京はアマラオを温存しようとしたか、当初驚異の新戦術ートップフォーメーション(ケリー・コバ・加賀見・宮沢の4人が2ボランチの前でポジションチェンジを繰り返しつつ攻め込んでいく)を採用。立ち上がりこそポンポンとパスがつながり「オオッ」と思わせたが、前半終了間際に先制してからアマラオ投入までの時間帯は決定力の欠如とたるいゲーム運びで広島側にペースを与えてしまった。先発起用の宮沢は得点のシーンこそ技術の高さを見せたものの、あとはいまいち。加賀見は相変わらずフィジカル弱すぎだし、小林は熱病にでもうなされているかのような不調かつ消極的なプレーぶり(失敗するたびに落胆してんじゃないよ!)。とにかく、決定力の無さはいつものことながら目に余る。シュート打て!で、枠に飛ばせよな!!また、ゴール裏の連中も何だか元気がなく、前半は全く応援が揃っておらず太鼓のリズム感の無さもあきれるほどで、ついにはバックスタンドのうるさがたが応援の主導権を握る変な状態。「みんなワールドユースにでも行ってるのかなあ」などと冗談を言ってたら、後半はいつもの調子に戻ったけど(急遽アルゼンチンから帰ってきたのだろうか(笑))。

 あとは、長田レフェリーのひどさは今更ここで指摘するまでもないだろう。途中までは「皆が野次るほど悪くない」と思って見ていたのだが、右サイドで喜名(彼は文句なしに素晴らしかった)が完全に裏に抜けたのにアドバンテージをとらずプレーを切った場面で、僕もキレた。百年構想だろうが何だろうが、目の前の試合をイライラして見てらんないよ、今のJは!選手やチームにどうこう言う前に審判を何とかせい、川淵よ。

 いずれにせよ、今年のナビスコカップもこれでおしまい。広島が大して強いとも思えなかっただけに、悔いが残る。つーか、ホームスタジアム(偽ホームの丸亀除く)で4連敗って、いったいどういうことなんだよ!!今はまだ東京スタジアムの物珍しさも効いているから良いが、今に横浜Fマリみたいに一般のファンに見捨てられちまうぞ。

 しかも平日だよ!帰ったら10時半だよ、オイ!!!


6月19日(火)

 仕事でミス。落ち込む。昔からつい調子に乗る癖があり、上機嫌の時に限って落とし穴が待っているのだ。ミスに気づいた後で考えれば「またやっちまった」という感じなのだが、実際にやるまでは気づかない、まさに後の祭り。人間、多少歳はとってもなかなか賢くはならないものである。


6月18日(月)

 暑い。


6月17日(日)

 『日刊スポーツ』の1面に、「川口、ボルドンに完全移籍」という見出しが。スポーツ新聞は、以前各紙が「岡野アヤックスへ移籍」とかいう見出しをあげたこともある。よって、全く信用できないとは思うのだが、しかし本当ならちとうれしい。昨日の試合を見て、つくづく能活はもうあのチームにいるべきではないと思ったよ。イングランドに行って、成功すればそれで良し。失敗しても(英語大丈夫かよ)、また日本に戻ってくればよい。その時はFC東京に、ぜひ(笑)。

 午後、父(元ラグビーマン、快足ウイングだった、らしい)を連れて秩父宮で日本×ウェールズ。前半を20−19とリードして折り返すも、勝負所の後半15分前後に連続3トライをくらい、結局30−53で敗戦。夢を見れたのはハーフタイムの10分間のみ。それでも、現時点での実力は出したと思うし、それなりに手応えもあった試合。ちゃんと「試合」になり、「勝負」になり、テストマッチになっていた。選手には拍手を送りたいと思う。よく頑張った。次は勝とうぜ。
 この試合についても、できれば観戦記を書きたい。

 秩父宮のメインスタンドに、なぜか森喜朗の姿が。

 夜、スカパーでセリエA、ローマ×パルマ。終始積極的に攻め続けたローマがトッティ・モンテッラ・バティストゥータのゴールで3−1の快勝、18年ぶりにスクデットを獲得した。しかしこの試合、ハイライトはゴールでも優勝の瞬間でもなく、後半39分に試合時間を間違えた(?)観衆がピッチに乱入した場面。普通に試合をしていたのが、突如何の前触れもなくピッチが群衆に覆われて大混乱に。しかもその群衆が、騒ぐだけでなく選手の着ている物を脱がしまくったものだからもう大変。必死のアナウンスと警官隊でようやくスタンドに観客を追い返した時にはトッティはズボンを脱がされてるわ、ブッフォンはパンツ一丁になってるわでもう大笑い(こういう時にも中田は冷静に逃げて無事。さすがだ)。バカだな、イタリア人は。これで没収試合にでもなったらもっと大笑いだったがさすがにそこまでは行かず(もしそうなっていたら、おそらくローマという街は地図から消えていただろう)、GKブッフォンが裸足・グローブなしという状態のまま試合を再開、最後の5分は適当なパス回しでお茶を濁してタイムアップ。レフェリーが笛を吹く前からロッカールームの方向へ一目散に駆けていたブッフォンの姿がまた笑えた。いや、楽しい試合でした。優勝おめでとう。


6月16日(土)

 午後、渋谷から東急東横線で横浜へ。ルミネでメシを食ったあと横浜線で小机に出て、徒歩で横浜国際競技場へ。ようやく再開したJリーグ、横浜Fマリ×FC東京。川口のチョンボでもらった先制点にアマの個人技から1点を追加、後半のFマリの反撃を泥臭くしのぎきって2−0の快勝。詳しくは観戦記の方で書くが、まあ能活も調子のピークが過ぎたということなのだろう(次のピークは2002年の初夏か?)。トルシエも視察に行ってたらしいのに、何と間の悪い。

 後で知ったが、裏の試合では楢崎もクリアミスで相手にラストパスを渡してしまう大チョンボ。今年土肥ちゃんも2回くらいやったけど、そりゃゴールキーパーもミスくらいするよな。気にすんな。

 試合の後は気持ちよく新横浜駅まで散歩し(チームが勝つと風景まで美しく見えるぜ)、マックでお茶したあと地下鉄で関内に出て中華街の『梅蘭』で夕飯。勝利のお祝いということで以前来たときよりちょっといいコースにしたのだが、あんまり内容が変わらなかったような。ま、いっか。

 今度はJR関内から京浜東北線で桜木町に出た後、再び東横線で渋谷へ帰還。銀座線で赤坂見附へ移動し、『鳥勝』でささやかな飲み会。酔っぱらって「川口能活がいかにサッカー選手として(僕にとって)素晴らしいか」という話をしていたら、「いつも思うんだけど、村田さんて面食いだよね」と言われる。そうかあー。


6月15日(金)

 『Number』525号。金子達仁よりも杉山茂樹よりも、中西哲生の書いて(言って?)いることの方がわかりやすく、的確に試合を分析している。というか、最近の『Number』サッカーライター群の中では田村修一がトルシエサポートであとがアンチトルシエという具合に色分けがはっきりしてしまっているので、どっちに転んでも文章の中に辛い部分が出てきてしまうように思える。トルシエについては、支持・不支持どちらの立場も特に間違っているように思えない(ちなみに僕は、トルシエで「仕方がない」と思っている)。価値観とか好みの問題でしょ、ここまで来たら。W杯のあと、ライターやファンの間で罵倒合戦(あるいは「選択を間違えた」方への一方的攻撃)が大々的に行われるのではないかと心配にもなってくるね。


6月14日(木)

 『月刊アスキー』6月号。「実録!!青森IT講習会の会話全記録」が面白かった。森内閣がIT講習会実施を打ち出したときには「これだからパソコン知らずのオヤジどもはよお」と馬鹿にしまくっていたのだが、意外や意外、大盛況とは驚いた。おじーちゃんもおばーちゃんもおじさんもおばさんも、これで生き甲斐が増えるといいねえ。ただ、講習会の費用の多くは結局税金によってまかなわれるわけで(「参加費がほとんどかからない」からこその人気とも言える)、これも年金や何かと同じく現役世代から高齢者への一種の富の移転ではないかという気もしてしまう。被害妄想気味ですかね。


6月13日(水)

 夕方、久しぶりに幡ヶ谷の渋谷区民センターで水泳。1kmも泳いだのは何年ぶりのことであろうか。

 プールで我が師匠(つき合いもかれこれ20年)と出会ったので、帰りに新宿西口の『庄や』で一杯。なんか、やけにビールが酸っぱかったような気がするのですが、やっぱ発泡酒とかそういうヤツなんですかね。「生ビール」を注文したはずだったんですけどね。ま、話が弾んだので許しておこうか。

 ナビスコ杯、FC東京は広島と3−3の引き分け。アウェイで(どうせ広島だけにガラガラだったろうが)2点のビハインドを追いつくという、東京らしからぬたくましさを見せたゲームだったらしい。つーか、放送もないし、誰も見れねーぞ、こんな大会。1chしかないWOWWOWが放映権とったのはどう考えても間違いだな。スカパーの録画中継でも充分なんだけどな。はやくリーグ戦やろ、リーグ戦!!

 ひっさびさに「馬の耳にも念仏」を更新。今回はコンフェデ杯の興奮そのままにこんなことを書いてみました。大したことじゃないですけどね。


6月12日(火)

 夜、寿司の詰め合わせなどつつきつつ、スカパーでW杯欧州予選ギリシャ×イングランド。2−0でイングランド快勝。ベッカムの超絶FKは、我が手元で光り輝くほたて握りと同じくらい美味だったと思う。でも、全体的にはイングランド、やっぱり大味・一本調子だ。実況の倉敷アナが「マクマナマンはR・マドリーに移籍しフィーゴのエキスを導入してより魅力的になった」と言っていたが、だとすればマクマナマンがあと3人くらいは必要だな、このチームには。


6月11日(月)

 夕方、渋谷で歯医者。いつも思うのだが、歯科医院というのも、何とも恥ずかしい思いをさせられる場所ではある。だって歯科助手のお姉さん(たまに美人だったりするとちょっと嬉しい)にいろいろ触られる、と言えば聞こえは良いが、実際は口をあんぐり開けて虫歯やら歯石やら治療跡やらのどちんこやらをそのお姉さん(やジジイ医者)にさらしつつ、涎を口の端から流したりするのだ。おまけに「痛かったら言ってくださいね」などと言われたりして、ホントに痛かったりして、「んがぁ」とか「ぁああうー」とか訳の分からない叫び声だかうめき声だかよく分からない声を上げたりもしてしまう。いや耐えられないっすよ、ホント。……とか言いつつ、歯医者の薬品の匂いが好きで、実は毎週月曜日が楽しみだったりするオレ。複雑。


6月10日(日)

 目を覚ましたら朝5時、ちょうどカラオケ屋を追い出されるところだった。毎年、こんな風に、二日酔いでゲロ吐きそうな状態で誕生日を迎えているような気がする。とりあえず、カラオケ屋の前で取り乱してみた。今日の早朝赤坂の街で「27歳になっちまったよー!勘弁してくれえ!!」などと騒いでいる男を見かけた方がいらっしゃいますでしょうか。それは私です。

 昼間ごろごろして体力回復に努め、夕方からフットボール3連発。

 まずはスカパーで、ラグビー日本代表×ウェールズ代表の録画中継。一方的な試合で、ジャパン惨敗。序盤からミスが出て立て続けにトライを献上し、全く勝負にならず。見ていて恥ずかしくなる試合だった。まあとにかく組織力の飛躍的向上を志向しているのだからもう少し時間がかかるのは確か(平尾ジャパンでも結果が出るまでに1年半以上かかった)なのだろうが、それにしても基本的な部分が酷すぎ。セットプレイでマイボールをキープできないチームが「スピードアタック」とか言ったって説得力など持ち得ないだろう。宿沢ジャパンも平尾ジャパンもセットプレーの安定を足がかりに強化を進めていって成果を上げたのが思い出される。豪州流のディフェンスシステムよりも先に、セットプレーを整備してキチンと「ゲームをする」ことが必要だ。

 

 続いてスカパーでコンフェデレーションズ杯決勝フランス×日本。スカパー解説の田中孝司が延々と選手・戦術への抽象的な苦情を並べ立ててむかつくので、途中からフジの実況に切り替える。終始フランスに主導権を握られつつもよく守った日本だったが、結局0−1で敗戦。悔しー!と地団駄踏んでいたその時、表彰式の中継画面に「祝!準優勝」の文字が出て愕然とする。確かに日本は大会としては準優勝、立派な成績だ。あとで喜ぶのも満足するのもお祝いするのも大いにやればいい。ただ、それでも、今日の試合負けたこともまた事実なのだ。目の前の試合で負けたばかりなのに「祝」も何もないもんだ。タイムアップの瞬間、顔を覆って倒れ込んだ川口をはじめ、選手たちは皆肩を落として悔しがっていた。あれが正常な感覚というものだろう。それは応援している方にしても同じなんだ。僕ははっきり悔しかったし、選手たちには「よくやった」と言いたいがそれでもすぐに喜んだり満足したりする気になどなるわけがない。こういう無神経さがいやなんだよな、大きな放送局は。

 ま、テレビ局への苦情はさておき、今日の試合、スコア的には接戦だったが試合内容を見る限り日本とフランスとではまだまだ大きな力の差があると言わざるを得ない。日本も前半は守備的布陣ながら相手のお株を奪うようなダイレクトプレーでフランスの守備網を崩しかける場面もあったのだが、いかんせん単発的で長続きしない(稲本の不調もあったけど)。一方フランスは壁パス・サイドチェンジといったプレーを苦もなく当たり前のように連続させてボールを相手ゴール前まで運び、しかも身体能力抜群で一対一に強いという、まさに化け物のようなチームだ。終盤には疲れも見られたが、蒸し暑い気候に慣れているはずの日本代表がもっと疲れていたのだから、いかにこちらが振り回されていたかが分かる。失点の場面は川口のミスもあってとられた残念だものだったが、他にもピンチはいくらでもあったし、むしろ1点で済んだのは幸運だったのかもしれない。これまでと同様の長期計画で何年何十年と時間をかけて強化する、という当たり前の方法以外にないな、あれに追いつくには。

 あと、無得点に終わったことに関しては「中田も名波も俊輔も鈴木もいないのだから」というエクスキューズも成り立つだろうが、トルシエの選手交代も解せなかった。サイドにいたからこそスペースを生かしてチャンスを作っていた小野を中央に回し、案の定小野が「消える」や小野を外して大舞台に弱い久保投入。最後はゴン中山までつぎ込んだが、せっかくの2トップもパスを出す人間がいなくては機能するはずもなく、決定機はほとんど作れず終いだった。あれじゃあ駄目だろ。藤田なんて、いったい何のために代表に呼んでたんだか。

 ま、それでも落ち着いて考えればFIFA主催の世界大会で準優勝。スゴイことには違いない。選手にもスタッフにも「ありがとう」と言いたいね。できれば、僕が生きている間に(それも「本当の」世界大会W杯で)優勝まで行ってほしいんだけどね。

 

 最後にスカパーでセリエA、ナポリ×ローマ。ローマがトッティの弾丸ボレーシュートで逆転に成功するも、終盤FKを決められて2−2の引き分け。ユベントスが勝って、ローマの優勝決まらず。おまけに中田は出場の機会なし。だったら日本に残しておいてくれよ、カペッロさんよお。今日横浜に中田がいれば、中田がいればなあ…。

 しかしイタリアのカテナチオ文化ってのも、どうにかならんもんかね。今日なんて、ローマ、逆転に成功して後半10分くらいから5バック3ボランチというまるでどこぞの島国のような超守備的戦術に切り替えて逃げ切りを図りやがった。で、結局、自陣ゴール前の相手FKで壁に入った選手がビビって飛びのいたところをボールが通るという、まことにみっともない失点を喫してしまった。なんつーか、あれでファンは怒らないのかねえ。


6月9日(土)

 夜、赤坂で先週日曜日に行ったイベントの打ち上げ。まず『村さ来』にて少人数で「練習」をした後、『白木屋』での二次会に突入。周りのほとんどが大学生か浪人生というメンツの中、けっこう酔っぱらってはしゃいでしまった。ちょっとうざかったっすかね?で、夜中になってカラオケ屋に移動。若人にウケるような近頃の楽曲を全くしらない僕としてはとてもとても皆さんの前で歌う気になどなれず、5〜6人でひっそりと別部屋を借りてビートルズなんぞ歌ったりして。

 最初の『村さ来』で「明日が誕生日」という話をしていたら、移動の途中で後輩のまつげさんとイーグサ君が急遽プレゼントを買ってくれました。物は、セパタクローの球(?)と、数字とともに風水文字が並ぶ怪しげなメジャー。これをいったいどうしろというのだ(笑)。ま、シャレ半分でも、それはそれで結構うれしかったっす。


6月8日(金)

 まさに、「キチガイに刃物」。犯人自身も死刑にしてほしいそうですから、とっとと絞首刑にしましょう。とはいっても、「責任能力なし」になるのかね、やっぱり。

 しかし、学校というのもまことに無防備な場所だからね。ノーチェックで入ることのできる公共機関というのは数あれど、自分を守る能力に乏しい「子供」という存在が大勢誰に対しても開かれた場所(何しろ「開かれた学校」とやらが流行りだそうで)に置かれているというのは、よく考えてみれば恐ろしいことだ。公立学校でちゃんとした警備員置いてるとこなんてないし、そしてこれまた流行りのコスト削減の波が学校にも押し寄せていて定員ギチギチの教員も、校内を巡回して見張るなんてのはほとんど不可能(授業をいい加減にやっていい、というのなら話は別だろうが)。都立高校では、警備員をまるっきり置かず夜間機械警備のみに移行する学校が増えているそうな。集団登校?スクールバス?それらだって教室と同様子供を集めることになるのであって、むしろ今回のような無差別犯にはいい標的を作ってしまうようなもの。僕も朝仕事場に行く途中で黄色い帽子をかぶった小学生の大群とすれ違うが、僕がアブナい奴だったらあの子たちの2〜3人を殺すのは簡単なことだ。結局、セキュリティ強化ったって、学校が学校である限り難しいのだと思う。残念だけど。

 兵庫県美方町のツチノコ騒動、やっぱりこういうオチでした。チャンチャン。


6月7日(木)

 コンフェデレーションズカップ準決勝、日本はオーストラリアに1−0で辛勝し、ついにファイナル進出。

 今日はキックオフ直後から物凄い雨で、軽快なパス回しを武器とする日本代表にとっては明らかに不利なコンディションだった。おまけに前半にDFの要森岡が負傷退場、さらには後半開始直後に鈴木が一発退場で数的不利に陥るアクシデント。そうなれば戦術や技術は二の次、精神力がものをいう戦いになってしまうわけだが、今日の日本イレブンは実にたくましかった。5バック2ボランチによる守備網は最後まで耐えに耐え、はずみで生じたピンチも川口がきっちりセーブ。逆に後半の後半には、前線守備からの逆襲で中田・森島が三度決定的チャンスを作った(ここで1点でも入れば、まさに「完璧」だったが)。度重なる困難にもめげず、闘志を露わに戦う男達。日本代表を純粋に「かっこいい」と思ったのは久しぶりのことだ。

 この試合、皆が皆頑張ったとは思うが、特に目立ったのは波戸・中田・川口あたりだろうか。波戸は積極的に突っかけていくオフェンスと馬鹿っぱやいカバーリングで攻守に貢献。中田はピッチ状況を冷静に読んだFKで先制点を叩き込み、鈴木の退場後は得意の高速ドリブルで豪州ゴールを脅かして大いに志気を高めた。川口は滑るボールも何のその、ヨシカツらしからぬ堅実なセービングと素晴らしいポジショニングを見せ、4試合連続完封の原動力となった。あと、森岡負傷の緊急事態の中急遽出場した上村にもよくやったと言ってあげたい(では次先発かと言われればそれは話が別なのだが)。

 で、決勝の相手は3月に惨敗したフランス。中田はイタリアへ帰国し鈴木は出場停止、森岡も怪我の具合が不明、さらにそもそも大会前から名波・俊輔を欠くとあって状況はとてもとてもとても厳しいが、しかし今度こそヤツらに目にもの見せてほしい。というか、あのサンドニの晩のように肩を落とした日本代表、あんな姿はもう見たくない。今大会、対戦相手の多少のメンバー落ちがどうだというのだ。今や日本は堂々たる世界大会のファイナリストなのだ。そういう意気込みで、胸を張って戦ってほしいと思う。結果は後からついてくるさ。


6月6日(水)

 柏レイソルが、前エスパルス監督ペリマンのヘッドコーチ就任を発表。ということは、西野監督、実質的に失権ということになるのか?もしそうだとすれば、アトランタ五輪予選・本戦の戦いや就任2年目(だっけ?)アウェイ横浜戦での見事なカウンターサッカーによる快勝、さらには一昨年ナビスコカップ制覇を見て期待が膨らみまくっていただけに、ホント残念でならない。このままでは挽回がきかないくらいチームの雰囲気も悪いと言うことなのだろうか。
 それにしても、ペリマンと言えば清水時代一貫して紳士的なプレーを奨励した男(何しろ、終了間際の時間稼ぎさえも否定したのだ!)。エスパルスではその方針が実を結んでイエローカード激減→チームパフォーマンス向上ということになったのだが、極悪韓国トリオを擁する柏でも同様の結果につながるのかどうか。先にキレるのはベテランコリアンズがそれともペリマンか……楽しみだ。


6月5日(火)

 昨日書き忘れたこと。ブラジル戦はスカパーで観戦したのだが、カナダ戦・カメルーン戦をフジテレビで観たので番組づくり・実況の対照ぶりが面白かった。スカパーは無駄のない番組づくりで実況も冷静系、フジはベンゲルをゲストに招くなど豪華な番組づくりで、実況は長坂司会はジョン・カビラといずれも絶叫系であった。僕個人の好みとしてはやはりスカパーの方がより良し(フジは日テレやテレ朝に比べればまだましだけど)。スカパーのブラジル戦は倉敷アナの実況で、特に印象深かったのは、冒頭でブラジル選手名鑑(ブラジルで発行されているもの)のアトランタ五輪日本戦に関する記述を紹介したことと、そして「僕たちの日本代表」というフレーズ。燃えたよ。

 

 『ラグビーマガジン』7月号を読む。ジャパンに関する採点・評価がちょっと甘いかな。


6月4日(月)

 コンフェデレーションズカップ予選リーグ最終戦、日本はブラジルとスコアレスドロー。というか、どうしても勝ってグループ1位をとりたい(決勝までフランスとはやりたくない。負けるから)ので見るからに必死のブラジルに対し、わが日本代表は川口・森岡・稲本・西澤・森島らが先発を外れ、さらにGKは楢崎ですらなく都築というナメたメンバー構成で臨み、押しまくられながらも見事引き分けた。とにかくボールの支配率で圧倒された日本だったが、肝心なところでブラジルのシュートが枠に飛ばない(さすが3軍!)という幸運に恵まれ、また初出場の都築がぎこちないながらもピンチでは鋭い反応でファインセーブを連発。さらに中盤では中田英が移動・連戦の疲れを全く感じさせない素晴らしい質・量の動きでカナリア軍団と互角以上に渡り合った。前半の決定機で山下のシュートが枠に飛びさえすれば勝利もあり得たのだが、そこまで行くと欲張りすぎか。とにかく、これで準決勝は1.5軍構成のオーストラリアとホームで対戦というこれ以上はないシチュエーションが出来上がった。99年世界ユースに続くFIFA主催大会での決勝進出なるか?!

 

 『サラブレ』7月号。


6月3日(日)

 コンフェデ杯、韓国は気迫の攻撃でオーストラリアを下すも、1得点にとどまって敗退決定。2勝でグループリーグ突破できないのはいかにも気の毒。初戦の5失点が痛かった。というか、まさかフランスがオーストラリアに負けるとは韓国の人たちも思わなかっただろうなあ。アトランタ五輪をちょっと思い出す。あなたたちの気持ちはよく分かるよ

 何でも、オーストラリアは準決勝・決勝はレギュラー組4人ほどを外して戦わねばならないとか。ということはやはりオーストラリアと準決勝をやりたい、つーことは明日ブラジルに勝たなければならないということになる。ただ、もう予選敗退の危険がないのだから控えメンバーを試したいのも事実。そこら辺のあんばいは難しそうだ。

 始まる前は「コンフェデ杯?ブラジルやカメルーンも、どこまで本気でやってくれるのかねえ」なーんて言ってたのに、いざ始まると無茶苦茶盛り上がってる俺(笑)

 

 ラグビーウェールズ代表来日初戦は、なんとなんとサントリーがウェールズに勝利!!単独チームが代表チームを倒すのは珍しいとはいえ前例がないわけではない。サッカーではもっと明確になっているが、戦術が高度化・複雑化した現在、普段長時間集まって練習をしている単独チームの方が年に数回だけ招集をかける代表チームより強くなっている傾向がラグビーにもある。加えて今回のウェールズ代表は主力数人を全英ライオンズにとられた若手中心の構成で、しかも今日は最高気温27度の暑さだった。ただ、それでも、メンバーが今年の日本代表を辞退するなどサントリーは対戦が決まった時点から勝つ気満々で、周到な準備を重ねてこの試合に臨んだと思われる。世界的な強豪が相手でつい弱音や言い訳も出そうなところ、まさに「ベストを尽くして天命を待つ」ことを実践したことこそ今回の快挙の本質だ。素晴らしい。

 安田記念?あんな馬券、当たるか!!


6月2日(土)

 今日のカメルーン戦、現在のトルシエジャパンにとってはベストゲームと言っても良いだろう。とにかく今日は、全体的なチーム戦術・局面でのグループ戦術・個人戦術技術の全てが高いレベルで安定していた。味方がボールを持てばすぐにスペースへ走り込むかあるいはDFを引きつけスペースを作る動きをする、囲まれて孤立した味方には誰かが寄っていってフォローする、パスを出したら自らダッシュして次の展開の選択肢を増やす、といった動きがきちんとできていた。フラット3の左としてこだわっている中田浩がロングパスでアシスト、中田を下げて投入した森島が2点目をアシスト、「抜擢」した鈴木の2得点などトルシエにとってもガッツポーズを連発したくなるような展開であったろう。守備面でも、森岡・松田が冷静に食らいついてカメルーンの個人技による突破を許さず。個人的にはMVPとして小野を推したい。チーム全体として強豪相手にスペイン戦のような「引き過ぎ」が心配されたが、彼が攻守に渡り大車輪の活躍をしたことで稲本の攻め上がりの余裕も生まれ、バランスは保たれた。中田英のコンディションが悪い中、ボールをしっかりキープするポイントが別にあったという点でも大きかった。エライぞ、一休さん(「マルコメ」とも言う)。

 気になったのは前半30分過ぎ、ピンチの連続を川口の3連続セーブで凌いだ場面。カメルーンの攻勢を受けとめるべく両サイドも引いて4〜5人がフラットに並ぶDFラインをしいたのだが、ちょうどボランチの戸田が足を痛めて倒れていたためにラインの前でボールキャリアーに突っかける選手がおらず、やむなくラインからDFが抜けて上がって行ってはその裏をとられていた。せっかく5バック(ないし4バック)でグラウンドの横幅を埋めても、防御の厚みが足りなくなっては相手に様々な選択肢を与えてしまう。オフサイドをとりがたい状況下、果たしてサイドが中へ絞るのかそれともアタッカーが戻るのかセンターバックが突っかけるのか、さらに経験を積み判断の的確性を上げていくことが必要だ。先制されてアタッカーを増やさなければならない状況や怪我・退場など様々な状況がこれからも発生するだろう。常にフラット3(+両サイド)・2ボランチの理想的な布陣で守備できるわけではないのだ。

 一方カメルーンは、これで敗退が決定。せっかくのアフリカ最強チーム(しかもベストメンバー)も、わずか3試合で姿を消してしまう。わからないものだ。

 ブラジルがカナダと引き分けたことで日本のグループリーグ突破が決定。問題は、準決勝の相手がどこになるか。できることなら、フランスとは決勝までぶつかりたくない。明日のA組の結果次第では、日本はB組2位になった方が良いということになるかもしれない。


6月1日(金)

 韓国のコンフェデ杯第2戦は、1−1から後半44分柳想鐵のゴールでメキシコに激勝。スタンドにしろ選手にしろ、韓国の皆さんはとにかく熱い。あれに比べたら、昨日の試合も含めて日本のファンはちょっとクールに過ぎるというか冷たいというか。いや、この大会に関しては僕もけっこう斜に構えてはいたんだけどさ。TVで真っ赤なスタンドの熱狂を見ていたら、ちょっとうらやましくなってさ。

 一方王者フランスは、思いっきりメンバーを落としてオーストラリアに不覚。スタメン総入れ替えなんて、いくら何でもやりすぎだろう。これが響いて予選敗退、なんてことになったら大笑い。というか、日本は2位抜けでも準決勝でフランスと当たらない可能性が出てきた(逆に1位抜けでもフランスと当たるかも)。何だかなあ。

 代表の活躍の陰でこっそりと横浜Fマリノス、アルディレスを解任しやがった。「成績不振の責任」ってったって、三浦淳と永井と岡山ら有能な選手(2年以上前まで遡ればもっと大勢いるぞ)をむざむざ放出し、さらに外国人選手をことごとくハズしたフロントの責任はどうなるんだ。昨年だってライバルの停滞に助けられて何とか優勝(1stのみ)できただけなのに、あれだけ戦力が低下して負けない方が不思議だろうが。


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