11月30日(木)
朝、NHKのニュースを見ていたら、「トランスメタのCPU『クルーソー』に欠陥」とのニュース。「ありゃりゃ」と思ってよく聞いてみると、NECの一部機種(のさらに一部)で添付CDでのリカバリー時に不具合が出るという。そんなの、全国ニュースで大きく扱うほどのものか?今、仕事でPC関係のシステム組んでるけど、ある意味欠陥だらけだぞ。「あれとあれは相性悪くて作動しない」とか、そんなのばっかり。インテルなんか、CPUだのマザーボードだのの欠陥でしょっちゅうリコールしてるし。クルーソーの場合、別に普通に使用中してて止まっちまう訳でもないし、まして自動車等とは違って人の命に関わる問題でもない。今回の大げさな報道もインテルの陰謀じゃないの(笑)?
「放送と青少年に関する委員会」だか何だか知らねえが、「ネプ投げ」が「のぞきを肯定するメッセージにつながり」「放送基準に抵触する」だあ!?とんちんかんというか、お馬鹿さんというか…。こういうハズした分析に基づいたハズした「青少年保護」とやらが、ますます大人への不信感を増幅させ、結局逸脱行動の遠因となると思うのだが。
夕方、スカパーでW杯北米予選メキシコ×カナダ。競技場のピッチに、アメフトのラインの跡が残っているのがいかにも北米という感じだった。日本でも、かつてはサッカーのグラウンドによくラグビーのライン跡が残っていたものだが。
浦和がツゥットを狙い、フロンターレがエメルソンを狙ってるだあ?やっぱり金持ちは嫌いだ。
11月29日(水)
Jリーグも横浜・鹿島を除いてはいわゆる「ストーブリーグ」に突入。川崎・京都のリストラやピクシーの現役続行が話題になっているが、やはり気になるのは我らがキング、アマラオだ。今日のニュースでは、「やや態度が軟化、五分五分の気持ち」とのことだが…。札幌もエメルソンの残留交渉が難航しているようだが(サポーターに募金まで募ってるって?)、アマとエメでは戦力的な重要度は似たようなものでも精神的・象徴的な重みが違うからなあ。やっぱり「残ってほしい」という気持ち、深川に行って伝えるしかないかね?でも、天皇杯を控えた時期でもあるし…。どうすればいいのか、色々と迷うねえ。
11月28日(火)
夕方、仕事場から文字通りダッシュで帰宅してトヨタカップ。ボカが序盤のリードを守りきり、南米クラブが6年ぶりの優勝。まあ、良かった良かった。「結局は欧州のオールスタークラブが力でねじ伏せる」なんていう予定調和ばかり続くと、せっかくのトヨタカップもしらけちゃうからね。
この試合、ボカの鮮やかなカウンター(先制点をアシストしたデルガドのピンポイントセンタリング!)もパレルモの決定力もリケルメのテクニックもロベカルの左足ももちろん素晴らしかったのだが、それ以上に印象に残ったのは後半のボカの試合運び。最後20分は逃げ切りを目指してカウンターよりキープを重視し、セットプレーもゆっくり行うなどひたすら試合のペースを落としていったのだが、それがこないだの鹿島ほどわざとらしくなく、かつ徹底的に行えているのが凄い。普通、レアル相手にあんだけ回し続けられないよな。カウンターが決まりそうな場面でも、決してペースを上げず、無理をしない。勝ちたい一心が自然とプレーに反映されていた感じだ。
今日の中継は「あの」船越アナが所属する日テレだったのだが、幸い船越は登場せず、若手の鈴木アナが実況。でもゴール後のうるささに大差はなく、選手の特徴・試合の状況についての情報をきちんと伝えられないのは同じ。フィーゴについても「65億円」を繰り返すばかりで、彼はどういうタイプのプレーヤーでどこが素晴らしいのか、何故それほどの値が付いたのか、といったことにはほとんど触れず。さんまとセルジオ越後・都並だけでやっていた方がよっぽど良かったのではないだろうか(最近、スカパーではセリエAを水沼・柱谷の2人だけでやっていたりする。楽しいぞー)。
11月27日(月)
生島淳『慶応ラグビー「百年の歓喜」』(文藝春秋社)読了。文章はやや拙いのだが、丹念な取材と思い入れにあふれた記述がそれを充分にカバー。というか、僕の年代の慶応ファンにとっては、長年待ちに待った本ですよ、これは。あまり古くにさかのぼることなく、第一次上田政権(松永組・中野組)と低迷期、その後の復活(熊谷組・高田組・和田組)の話になってるのが、ちょうど自分のラグビー経験とバッチリ重なり、涙腺刺激されまくり。
アマラオの件、あんまり一方的な球団フロント叩きはしたくない、という気持ちが強くなってきた。アマラオの主張(「東なめ」経由のやつ)は要するに「チームに優勝を目指す気持ちが足りない」ということだと思うけれど、でも僕だって、多くの東京サポーターだって、今シーズンは1部残留が決まった時点で結構満足したんじゃないのか?連勝していたときだって「優勝を目指すぞ!」なんて声はあまり見かけなかったぞ。本来どん欲なはずのサポーターがぞうならば、球団がある程度の満足を覚えてしまったとしても、少なくとも僕に責める権利はない。
無論、僕だってアマラオは好きだし、彼には残ってほしい(最初僕が頭に血が上ったのは、「チーム側がアマラオを引き留める努力をしていない」という話を聞いたからだった。これについては、結構力入れて慰留してるという情報もあり、何とも言えない)。彼の主張が間違っていないのも確かだ。だが、今回の件だけをもって「FC東京は駄目」と決めつけて失望はしたくないのだよ。考えることは多々あるとして、結論を出すのはまだ早すぎる、と思う。
11月26日(日)
今日の朝日新聞にアマラオのインタビュー記事が。もちろん移籍云々については触れていないのだが、「年齢的に、あと二年ぐらいは選手を続けたい。現役のうちに優勝したい。そのために、残りの時間を費やしたい」という部分が気になる。事情を何も知らない人が読めば「二年のうちにFC東京を優勝させたい」と解釈するところだろうが…。「優勝したい」→「移籍したい」という意味になってしまうのなら、事態はやっぱり深刻だよね、色々な意味で。
ただ、こうした場合、一方的に「球団が一方的に悪い」的決めつけが跋扈する可能性がある。議論はもちろん必要として、単なる犯人探しに終わってはならないだろう。一体何が問題の本質なのか、見極める冷静さも保たなくてはならない。
午後、国立競技場でJ12ndステージ優勝決定試合となった鹿島×柏を観戦。5万の大観衆。昨年5月の鹿島×磐田以来だね、Jリーグでこの熱気は。2万近くいたであろう鹿島サポが一斉にタオルを回す光景を見たときは、何かこう、クラクラしてきて自律神経失調になるかと思った。もちろん柏側は真っ黄色。後ろの席の女の子が、「ブリーフ隊」を見て悲鳴を上げていたのが面白かった(笑)。
結果、引き分けで鹿島の優勝が決定。おめでとう。というか、相変わらず可愛くない戦いぶりだね、アントラーズは(笑)。独創性も面白みも少ないが、その代わり隙もないサッカー。今日も、勝ち点でリードしている優位性を生かして、最初から「負けないサッカー」に徹していたように見えた。まあ、開幕時のベベットというマイナス要因を抱えながらよく頑張ったということで。柏も強力な3バック・ボランチを軸にボールをよく支配し、前半などはそれなりにチャンスを作っていたのだが、いかんせん攻撃に厚みがない。シーズン途中から黄が入ったせいもあるのか、鹿島の攻撃陣に比べるとユニットとしてのコンビネーションが不足しすぎ。黄に最後までこだわったのも致命傷になったかもしれない。あと、時間が貴重だということをもうちょっと理解しないと。延長になってもセットプレーで急ぐ様子がなく、北嶋あたりがちんたら動いているのを見て、「こりゃ駄目だ」と思ったね。
ま、年間総合勝ち点からすれば柏がトップなわけで、チャンピオンシップで横浜が勝とうが鹿島が勝とうが、それで本当にチャンピオンと言えるのか?という気はする。もはや、「チャンピオンシップ」などという人為的な装置に頼らずとも前節・今節のような山場ではちゃんとお客が入って盛り上がる。1シーズン制にしない理由はないはずだぞ。
あと、今日も思ったんだけど、岡田正義レフェリーってホントにうまいのかな?何か、ファウルの時、遠くの場所で見てたり後追いの体勢で見てたりすることが多いんだよなあ。汚いファウルにもなかなかイエロー出さないし。結構、選手は不信感を持っているのでは?
帰宅後、ビデオでいろいろとチェック。
ジャパンカップ(G1)は、一番人気テイエムオペラオーが首差の激闘を制し、GT4連勝を果たした。不向きなスローペースをしのぎきったのが素晴らしい。あと有馬記念勝てば、本当に国内でやることがなくなるよな。
FC東京×セレッソ大阪。東京は今季の最終戦、苦手の関西勢相手のアウェーゲームを勝利で飾った。本日の最大の功労者は好セーブ連発の土肥。他にナイスだったのは、西澤を封じたサンドロと、スピードも色気(黒いビキニ!)もたっぷりのツゥットと、調子を取り戻して攻撃に多彩さをもたらしている由紀彦などか。あと、セレッソのPKをFKにしてくれたレフェリーも(笑)。とにかく今日は、守っては相手の攻撃をペナルティエリア内ぎりぎりのところではね返し、攻めてはカウンターでチャンスメークといういかにも東京らしい試合ができた。特に3点目は、自陣ゴール前の相手FKからカウンターで一気にゴールを陥れたもの。もう少しシーズンが続けばもっと順位が上がっていくのでは、などと錯覚させる鮮やかさだった。ま、ともあれ、天皇杯が楽しみになったね。
11月25日(土)
ラグビー日本代表平尾監督辞意表明、だそうです。まあ、仕方ないでしょう。一昨年のアジア予選楽勝で突破・昨年のパシフィックリム優勝までは良かったにしても、昨年秋からのW杯全敗・パシフィックリム全敗・欧州遠征全敗と続いては言い訳のしようがない。ただ、今まで散々批判してきてこう言うのも何だが、彼の才能が捨てがたいのもまた事実。できることなら、しっかり勉強&監督経験をし直して、もう一度指導者として表舞台に戻って欲しい。3年前のカナダ戦の逆転勝ちとその時の熱い気持ち、僕はまだ忘れていないぞ。
11月24日(金)
日本ラグビー協会が代表チームをプロ化する方針を固めたらしいが、そうなってくると気になるのは監督をはじめとするスタッフの去就だ。選手がプロで監督がアマチュアというのではとてもとてもまともな強化になるとは思えないし、代表への求心力の回復も望めないだろう。平尾監督は今のところ神戸製鋼GM、同志社大学院生、代表監督などいくつもの肩書を持っている状態だが、さてどうなるのだろう。今のところ続投は白紙らしいが。
11月23日(木)
というわけでまた早朝に目覚め、ボーッとした頭でFC東京関係のウェブなど巡っていると、「東なめ」にとんでもない情報が。まさに、寝耳に水。眠気など一発でぶっ飛びましたよ。どう考えても、にわかには信じがたい話。事の真偽・成り行きや如何に?
昼2時過ぎ、いつもの観戦仲間(まあ彼女なんですが)を伴って外苑前から国立競技場に向かう途中、秩父宮ラグビー場の前を通りかかった時にスタンドでわっと歓声が沸いた。早慶戦は2時キックオフ。「きっと栗原の先制トライが決まったんだよ」。続いて、先程より少し小さな歓声。「きっと栗原のゴールキックが決まったんだよ」。適当な軽口のつもりだったのだが、帰ってビデオを見てみたら、ホントにその通りだった。俺ってエスパー(笑)?
で、3時からJリーグ東京×市原。泥沼の7連敗中だった東京、どうにかこうにかホーム最終戦を白星で飾った。でも、アマラオの一件が頭から離れず、何だかもやーっとした気分。観戦記は、こちら。
夕方、ニュースでJリーグ他会場の結果を知る。2ndステージ優勝争いは、鹿島と柏、最終戦で勝った方が優勝というひじょ〜に面白い展開に。最終節に直接対決を組んでいたのはたまたまだとは思うが、とにかくリーグにとっては超ラッキーなことであった。個人的には、西野監督の仕事ぶりがもっと世間一般に認知されるためにも柏レイソルに勝ってほしいと思う。チャンピオンシップの舞台(それ自体の是非は置いといて)でのホン・ミョンボやファン・ソンホンのプレーも見てみたいし。
夜、ラグビー早慶戦をビデオ観戦。今季慶応のテンポの速い継続ラグビーも次第に精度を高めてきたようで、終始試合の主導権を握り、完勝。早稲田も粘り強いディフェンスと例年に比べてバランスの良い攻め手(その代わり、オープン攻撃の迫力は減退したが)で食い下がったが、不運なことに、慶応には傑出した個人がいた。日本代表栗原、華麗なステップで早稲田DFを切り裂き、フィニッシャーとして文句のない3トライの活躍。
慶応の次の舞台は、大学選手権。敵となりうるのは、もはや同志社と関東学院だけ。目標としているラグビーの質の高さは、群を抜いているとさえ言えるだろう。昨年の早稲田のように極度にワイドに展開していくチームも今のところ見あたらないため、今季の弱点である大外の甘さも露呈しないで済むかもしれない。連覇、行けるぞ。
11月22日(水)
近頃、やたらと眠くなるのが早い。夜11時には、早い日は10時にはもうベットで眠りにつき、そして朝6時に目覚める毎日。健康と言えば健康だが、これまで10年以上夜型の生活を続けてきただけに、かえって不安になるのだ。
11月21日(火)
夜、メシを食いながらBSでラムズ×レッドスキンズ。アメリカ4大プロリーグの中でも、特に移籍の激しいNFL。昨年、今年とほとんど見ていなかったら、もう訳が分からない。ジェフ・ジョージやディオン・サンダースがいつの間にレッドスキンズへ?ラムズにはマーシャル・フォークが?チームの顔となるべき「目立つ」ポジションであればあるほど、移籍選手が多いように見受けられる。僕は古い人間なのかもしれないが、熱狂的なファンや地元ファンでない限り、こういう風になるとちょっと特定のチームに肩入れしづらくなるよな。
ああ、昨日の怒りがまだ冷めやらんぞ。加藤紘一も、つくづく馬鹿なことをしたもんだ。だって、「たかが」森喜朗と相討ち(これさえもまだあやしい)だぜ?!結局、野党が駄目だろうがなんだろうが、自民党(とその翼賛政党)に過半数とらせているうちは何も変わらない(より悪くなっていく)ということだな。国会議員なんてのは、選挙で叩き落とさないと、選挙終わってから世論が何言ったって無駄だよ。
11月20日(月)
大山鳴動してネズミ一匹。注目の内閣不信任案は、「2000年最大のへタレ」こと加藤・山崎の欠席のせいではかなくも否決。「欠席」と言えば聞こえは良いが、要するに態度をはっきりさせる度胸がなくて逃げたってことだろ?もう加藤のことなんて、誰も信用しないよね。自民党も、野党も、そして何より有権者も。「賛成する」と公言した時点で道は一つしかなかったはずなのだがねえ。これでまた自民党のばらまきジジイどもが調子に乗るぞ。不信任案の反対討論でも自民党、「森内閣に落ち度は何一つない」とか「党首討論は安定した政治を破壊する」とか「政府の経済政策は着実に成果をあげている」とか、見ていて「嘘つけ!」って叫びたくなるような傲慢かましまくりだもんなあ。ああ、やだやだ。なんてったって、次の衆議院選は3年後だ。今年の春、与党に安定多数をとらせたツケは大きい。有権者にしても、いつまでも「だらしない野党」のせいにもできないはずなのだが。
ま、ヘタレ加藤がこちらでどういった言い訳をするのかが、注目だ。
11月19日(日)
スカパーでJ2最終戦浦和×鳥栖。浦和レッズ、ついにJ1昇格決定。逆に大分は、2年連続ぎりぎりのところで昇格を逃した。大分が加賀見(昨年の最終戦はFC東京の昇格決定ゴールを挙げた!)の得点を守りきり、さらに浦和が追いつかれて延長に突入と、昨年と同じ(大分にとっては逆の立場からの)「奇跡」が起こるかに思えたのだが…。レッズも延長に入り、岡野を投入してからは浦和サポーター2万人の思いがのりうつったような怒濤の攻撃を展開して鳥栖を圧倒。最後の土橋の得点は文句の付けようのないビューティフルゴールだった。ここは素直におめでとう、と言いたい。
それにしても、それにしても大分は、「また来年」などと迂闊には言えないような重い状況だよね。致命傷になったのは、序盤の出遅れと、4巡目の山形戦(これまたまたしても!)での引き分け。あくまで長いシーズンの積み重ねの結果ではあるのだが、それにしても残酷すぎる。浦和×鳥栖の後半20分、ルシアノ(前所属大分!)がPKを決めていればJ1に上がるのは大分だったのだが…。
因縁だらけの最終戦、浦和のサポーターにとっても大分のサポーターにとっても、生涯忘れられない試合になるんだろうなあ。昨年の新潟を思い出し、つくづく自分は幸福だと再確認した。
マイルチャンピオンシップ(G1)は、ブラックホークから流して爆沈。駄目だなあ、横山典。ブラックホークには切れる脚がないんだから、もっと積極的に乗らなきゃ。前目前目で競馬すれば、2着はあったかもよ。やっぱり1番人気に乗せると武や蛯名ほどには信頼できないなあ。ま、結局そこも読みきれなかった僕が悪いんですけどね。
夜中、セリエAを見ようとスカパーを付けると、Jスカイスポーツで「プロ野球ニュース19XX」なる番組が。この日は1990年のプロ野球ニュースをプレイバック。森西武・藤田巨人の二強時代だ。ああ、懐かしすぎ。あの頃の西武は本当に輝いていた。石毛、辻、秋山、清原、デストラーデ、バークレオ、平野、工藤、ダブル渡辺、潮崎、郭、…etc。1974年生まれでV9巨人を知らない僕にとって、最強チームとはこの西武ライオンズに他ならない。
11月18日(土)
また負けたねえ、東京…。ヴィッセル神戸相手だから僅差の試合になるだろうとは思ったけど、とにかく点が取れなかった。アマラオの不在は、やっぱり今の東京には痛すぎる。これで、引き分け挟んで7連敗。あと2試合も、残留をかけて燃えまくりの市原とアウェイでのC大阪が相手と、厳しい戦い。2ndステージ「5連勝→9連敗」もまさかの出来事ではなくなってきた。まあ、今年の残りはとにかく全力でプレーしチーム力を出し切ることに尽きるのだが、このままでは来年は降格争いが予想される(「2年目のジンクス」なんて言葉もあるしね)。「アマラオ大作戦」から抜け出す、あるいは別の有効な攻撃オプションを用意する。それが来季へ向けての急務だろう。
で、他のJ1の試合もぼんやりテレビの中継やダイジェストで眺めていたのだが、優勝争いの方はあと一歩で負けそうだった鹿島とG大阪が延長で踏ん張り、柏を含めた3強の争いが相変わらず続く。降格争いの方は、川崎FがJ2決定、京都降格・市原残留も「99%」(byカズ)決定した。京都は磐田相手に2点のリードを奪いながら、痛い痛い痛い痛い逆転負け。一方尻に火のついていたジェフ市原は好調福岡相手に市原らしからぬ不屈の闘争心を見せてノーガードの殴り合い(4−3!)を制した。「イヤな目」もさぞかし盛り上がることだろう。勝ち点差とか残り試合とかいう以前に、今日の内容で決まりだよね。
夜中、スカパーでラグビーオーストラリア×イングランド。イングランドの方がボールを長く支配し続け、しかしオーストラリアの鉄壁の防御を破りきれずにノートライに終わるといういつものパターン。オーストラリアはグレーガン・ラーカムの2大スターHBを欠きながらもしぶとくアウェイで勝利を挙げた。北半球・南半球というよりも、今のラグビー界でオーストラリアが頭一つ抜け出ていることを如実に示す試合だった。なにしろDFラインのスライドしていく速さに加えてカバーディフェンスも万全で、少なくとも連続して3回以上防御網を突破しないとトライへ結びつかないという異常なディフェンスの強さ。日本代表がやったら完封されるのではあるまいか。
夜、ビデオでデイビット・フィンチャー監督『ファイト・クラブ』。傑作。映像・音楽・物語どれもグー。「『マトリックス』と同じ話」というのは公開当時からよく言われていたこと。「現実の話にとどまっている分『ファイト・クラブ』の方が偉い」的な意見もあったようだが、『マトリックス』が仮想世界を主舞台としながらも「今の自分を突破(して救世主に成長)」というある意味直線的な話だったのに対し、『ファイト・クラブ』は現実世界が舞台ながら「もう1人の自分の発見と2つの自分の葛藤」という、より複雑かつ内向きの話になっているようにも思えた。いずれにせよどちらも傑作なのだが、テンポの良さと映像の洗練性からして、僕には『ファイト・クラブ』の方がより楽しめた。
今ニュース番組で話題独占の政争「加藤の反乱」について、自民党の野中やら江藤やら亀井やらが「大義がない」などと訳の分からないことを言っているようだが、「国民に支持されていない国家元首を交代させる」こと以上の政治的大義などあるのだろうか?あるとしたら聞いてみたいものだ。
あと、毎度毎度の事ながらマスコミの報道が自民党内の派閥力学と永田町の内幕報道に偏っているのも気に入らないね。今回の政争は「自民党主流派×非主流派」であると同時に「積極支出による景気対策優先(ばらまき)×財政再建・構造改革・社会年金による将来不安除去」という政策的対立でもあるはずなのだ。椅子取りゲームという捉え方しかしないと、「派閥争いをしている場合ではない」という自民党密室政治軍団の建前を補強することになってしまう。
付け加えると、「高度成長下での利益分配政治」こそが自民党の本質とすれば長期的には自民党の衰退はもはや避けられないし、加藤が自分の主張を実現するためには自民党を離れることが前提となるだろう。
11月16日(木)
いよいよ大詰めも近くなったJ2。ラスト前ゲーム大宮×浦和(なんとBSで中継!)と湘南×大分は、浦和・大分がともに90分で勝って勝ち点3を追加。結局、昇格争いはまたしても最終戦に持ち込まれた。崖っぷちの状態できっちり結果を出した大分も大したものだが、今日は浦和の気迫が凄かった。前半鋭い出足から大宮の中盤・DFにプレッシャーをかけ、前線にボールを運ばせない。攻撃面でも積極的にシュートを放ち、後半も小野の正確なロングパスと大柴の活発な飛び出しで大宮ゴールを脅かした。大柴の1点は、一昨年の原レッズ最盛期に戻ったかと錯覚させるようなスカッとするダイレクトボレーだった。後半、大宮が浮氣を投入してDFを安定させ、徹底的にサイドから猛攻をかけても石井のカバーリングと西部の好セーブを最後の砦としてしのぎきった。この調子ならレッズ昇格の可能性が非常に高そうだが、まあベンチの動きの遅さなど不安要因もないわけではないので、最終戦も楽しめるんじゃないでしょうか。
また、これまでとことんふがいない戦いを続けてきた才能集団レッズだが、ここにきて新たに光る選手が。キーパーの西部、彼はいいですよお。ボールの動きに対する読みの良さと思い切った飛び出し。もしもこのままレッズが昇格したら、横山総監督(現役時代GK)最大の功績は彼の抜擢だろう。
夕方、サッカーを見ながら、今日解禁のボジョレー・ヌーボーなど飲んでみた。まだ「若い」味だけど、さっぱりしてて、これはこれでうまかった。まあ、大金はたいて人より早く飲もうなどとは全く思わないけど。
11月15日(水)
今日の夕飯は千歳烏山駅前で焼き肉。やっぱ焼き肉は、タン塩とハラミとビールとほかほかの白米ですよ!東京の焼き肉屋はハラミを置いているところが少ないのだが、これはなぜだろう?適度な旨みと脂身と柔らかさ、そして安さ。一番コストパフォーマンスがいいと思うのだがなあ。
一緒に行った同僚(50代)がやたらと店のお姉ちゃんに話しかけ、「彼氏いるの?」「こいつ(僕のこと)、いい男でしょ、タイプ?」などと言うので非常に困る。これだからオヤジは、もう。
11月14日(火)
東京都が、「完全自殺マニュアル」等の図書を「著しく自殺、犯罪を誘発するおそれ」のあるとして、18歳未満への販売を禁止する方針を固めたそうな。はあ〜、馬鹿だねえ。この手の、決めつけと犯人づくりにはもううんざりだ。毎年数件、「自殺マニュアル」を参考にした自殺が発生してるって?それがどうした。自殺するヤツなんて毎年何千といるだろうに、そのうち数人がこの本を「利用」したとしても、それが「著しく」「誘発」となるのだろうか?そもそも、全く自殺する気のないヤツがこの本を読んだからといって自殺したりすると本気で思ってるのか?「自殺マニュアル」を利用するのは、それ以前から何らかの理由で「死に引き寄せられている」人間だろう。そういう連中から図書を取り上げても、別の情報を見つけて結局自殺しようとするって。本当に重要なのは「なぜ多くの人間が自殺したいのか」という動機付けの部分のはずだろう。そこを問題とせず、わかりやすい(しかし合理性のない)原因を見つけて切断して済ませる。一番頭の悪いやり方だよね。こういう「あれが悪い」「これが悪い」的な決めつけ・締め付けこそが世の中を息苦しく生きにくいものにし、究極的には若者の自殺をも招くと思うのだが。
ビデオで『スリー・キングス』。湾岸戦争後の不良米兵による宝探し(?)と人助けの物語。演出的にやりすぎの感はあるものの(銃撃された人間の体内で穴の開いた肺がヒューヒュー言っているところが映るとか(笑))、先の読めない展開と魅力的なキャスティングで最後までまあまあ飽きないで観れるかな、という感じ。それにしても、ジョージ・クルーニー兄貴ってどの映画に出てもほとんど同じキャラをやっているような気がする。ちょっと悪党で、剛胆で、でも人情家で、女たらしで。
『ボトムズ・アライヴ』(太田出版)読了。
11月12日(日)
午後、秩父宮で関東大学ラグビー慶応×帝京を観戦。慶応大苦戦。後半途中まで7−14とリードされて苦しみ、栗原のトライなどでリードしてからもなかなか突き放せない苦しい展開が終盤まで続いた。最後には35−14まで差が開いたものの、「もしや」の空気が場内に流れたのも事実。帝京DFは横へスライドするスピード、「最初の一歩」の早さ、ギャップやスペースを埋める動き、ドリフトして相手キャリアをタッチラインへ追い込むときの腰の強さなど大学レベルではトップクラスに達しているように見えた。早稲田に勝ったのは決して偶然ではない。「あと一歩」はやはりフィットネスの差と選手層の厚さだろうか。対する慶応はいつも通りの徹底した継続ラグビーを試みたものの、プレッシャーからかライン攻撃時にコンビネーションミスを連発、ディフェンスでも受けに回ったときの弱さをしばしば見せてボール獲得に苦労した。最後には前半からPGを狙わず回しまくったのが効いたかスタミナ勝ちしたものの、大いに修正を迫られる内容だったと言えよう。HB団(牧野、和田)が豪華バックス陣の能力を生かし切れてないような気もするし、FWの走力ももうちょい。日本の大学レベルでは今日のような試合でも勝てれば「まあまあ」なのかもしれないが、このチームの志はそんなものではないはずだ。早慶戦ではいわゆる「伝統」を吹っ飛ばすような快勝を見せてほしい。
11月11日(土)
昼間、駒沢でJ1東京×V川崎。………………………あと3試合、一つくらいは勝ちたいよね(泣)。
夕方、疲れた体に活を入れてくれたのが、BSで見た福岡×神戸。福岡は、非常に統制のとれた良いサッカーをしている。DFラインにやや難があるものの、GK小島の好セーブなどで何とかしのぎ、ひとたびボールを持つやサイドを起点にスピードある攻撃を見せ、手数をかけずに前線へボールを送り込む、って何だか好調時の東京を見ているようで複雑な気分になった。今日も3−1の完勝。お客さんもよく入っているし(何と平均1万6千人!!)、監督は切れ者だし、2年間の低迷を経て前途が開けてきた雰囲気に満ちあふれているね。
赤坂でいつもの飲み会。今日はさすがに、酔いが回るのが早かったぜ。
夜中、スカパーでラグビー日本代表欧州遠征最終戦日本×アイルランドの生中継。最初の15分はアイルランドの動きの重さもあって日本が低いタックルを武器に健闘を見せ、6−3とリードも奪って「おおっ」と思ったのもつかの間、やはり一度突破を許しだすと全く抵抗できず、前半9−29。後半にはいるとアイルランドの攻撃にキレが出始めた上に日本FWのスタミナが切れ、叩き伏せられて最終スコアは9−78。情けなさすぎ。
個々の選手は現在の自分の能力の範囲内でそこそこ健闘していたように思う。特に難波は運動量とタックルの強さで目立っていた。しかし、いかんせんカバーディフェンスが弱すぎて一度ライン防御を突破されると無抵抗状態になってしまう。これはもちろんFWの走力の低さによるところが大きいのだが、単に走力がないだけでなく、カバーする方向性、次のプレー展開への読み、さらにはカバーする意識自体が低いように見受けられた。とにかく、各国が高速FWを競って揃える時代にトコトコ歩いて戻っているようでは話にならない。攻撃でも、セットプレーや密集からボールを出す際のミスが相次ぎ、チャンスを幾度も不意にした。ボール支配率が低いことはもはや日本ラグビーの宿命的課題なのだから、少ないチャンスでの精度を高めなくてはならないのは言うまでもないが、ここでも勝負以前の次元にとどまっているように見えた。アイルランドはまだ若手を多く起用してチーム作りを進めている段階のようだし、伝統的に展開ラグビーが苦手なはずだが、そこにテンポとスピードで負けているのだから、言い訳のしようがないだろう。はっきり言って、今のジャパンは昨年のW杯時より弱くなっている。
弱くなるのも、当然といえば当然かもしれない。今のジャパンはスタッフの講じる策・戦術・方針の迷走は言うに及ばず、メンバー選考でも昨年のW杯からの継続性がなく行き当たりばったりを繰り返している。ここ数年の大金を投じた強化の成果はどこへ行ってしまったのだろう。ここはとっとと平尾を解任し、優秀な外国人コーチを招聘すべきだろう。さもなくば、慶応の上田監督・林コーチのコンビにでも替えた方がはるかにましであるように思える。今年、日本代表の合宿に選手が数人しか集まらなかった「事件」があったらしいが、今日の戦いぶりを見れば、ジャパンの求心力低下は至極当然と言えよう。
で、立て続けにスカパーでプレミアリーグ、アーセナル×ダービーカウンティ。ここまで勝ち星なしのダービーがアンリ・ビエラ・ベルカンプらを並べた強豪アーセナル相手にスコアレスドロー。展開的には、勝っていても少しもおかしくはなかった試合だった。投げたらあかん。やればできる。
夜、スカパーでJ2大分×水戸。前節痛い痛い痛い痛い痛すぎる引き分けをしてしまい、さらに大黒柱ウィルも残り全試合出場停止という絶体絶命のピンチに追い込まれた大分だが、今日は地力の違いを見せて3−0で完勝。これで明後日浦和が負けたら、ひじょう〜に面白くなるのだが、相手が内紛まっただ中の湘南だからたぶん駄目やね。
ビデオで『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』。超駄作。人物が全然描けていない。シャアの魅力が全く出ていない。見ない方が良かった。
11月9日(木)
イチローのポスティング・システムでの落札額が14億円と判明。14億か…。モンテディオ山形が5年は運営できるな。ここ2,3年はいくらイチローが打ちまくろうとも神戸グリーンスタジアムはガラガラだったのだから、オリックスはほんと儲けたよね。
『ニュースステーション』のスポーツコーナーで日米野球の模様を見たのだが、大リーグ側先発のランディ・ジョンソン、あれ、露骨に手を抜いてませんでした?何かフォームがいつもの何倍も棒立ち姿勢かつ手投げだったような気が。テレビ解説の長谷川が「できればこの時期、投げたくないのが本音ですよ」とか何とか言っていたようだが、じゃあ、このシリーズっていったい何なの?
11月8日(水)
夜、仕事場からダッシュで駆け戻り、息を切らしながらスカパーでJ1磐田×東京を観戦。が、今日の東京はいかにも「ダメダメなFC東京」という感じで、ほとんどいいところがなかった。
ディフェンスでは内藤負傷退場の影響もあってサイドを度々破られ、つられてボランチがズルズル後退する「いつもの」悪いパターン。ジュビロの中盤にプレッシャーをかけられず、流ちょうなボール回しと波状攻撃を許してしまった。攻撃も、スピード感に欠けてカウンターにならず。サイドではライン際のコンビネーション・オーバーラップが不足して中へ中へと押し込まれ、タイプ的にアマの代わりになり得ない神野に楔のパスを入れては相手DFに狙われた。ツゥットも強引に仕掛けて相手防御網に突っ込んでいく姿が目立ってしまった(それでも狭いスペースを突破して数度のチャンスを作るところが、いかにもツゥットらしい)。ただ、ジュビロも名波に球を集めすぎたことと高原に強引すぎるプレーが多かったことで得点を奪えず、後半40分までは0−0の展開。
結果として勝負を分けたのは、後半における選手交代だったように見えた。ジュビロは後半15分過ぎの高原負傷の際に、FWの川口ではなくMF奥を投入。中盤を完全に支配することに成功し、福西の上がる回数が増えるなどよりいっそう分厚い攻めを見せ、後半40分・44分に立て続けに得点を奪って一気に試合を決めた。一方東京は後半10分に由紀彦を投入したものの、その後はボランチの足が止まってもサイドが戻れなくなっても中盤から前にボールが進まなくなっても3枚目のカードを切らず、喜名がINしたのは東京イレブンの集中力が既に切れていた後半41分だった。まあ全般的に押し込まれていただけに、喜名をもっと早く入れていてもどうということもなかったかもしれないが。
それにしても、磐田スタジアムも他のスタジアムも、客席の空きが目立った。だから、平日の夜(しかももう寒い季節だぞ)なんかにやるなっつーの、Jリーグ。
アメリカ大統領選は、なんとフロリダ州の集計やり直しで決着は持ち越し。まあ、流れ的には結局ブッシュが勝つだろうけど。ゴアは、「弱者の味方」と「ITで史上空前の好景気をもたらした男」という2つのイメージを両立させたかったようだが、副大統領在任中に景気はともかく貧富の差が果てしなく広がったのだから、いまいち説得力に欠けるような気がする。
重信房子って、20年以上前に外国でテロを繰り返してその後ずっと海外にいた人だからねえ。僕の小さい頃から交番に似顔絵が張ってあったのは覚えているけど、「逮捕された」と知ってもニュースの価値が実感できないし、「大阪の路上で捕まった」などと聞くと「テロリストにしちゃ意外としょぼい捕まり方だなあ」なんて思ったり。まあ、公安の暗い暗い執念の捜査の不気味さの方が印象に残るわな。
ラグビー日本代表欧州遠征第2戦は、アイルランドの25歳以下代表相手に13−83で敗北とのこと………え?………83点だあ!?
11月7日(火)
二日酔い、いや三日酔い、いや四日酔いかな(笑)。目の下のクマが我ながら痛々しい、って、自業自得ですわな。
11月6日(月)
朝起きると、これまた当然のように二日酔い。なぜか湯豆腐の朝飯をかきこみ、芦ノ湖畔で同僚のおじさんたちのボート遊びをのんびり眺めた後、バスで箱根湯本へ。カーブがきつく、二日酔いの上に乗り物酔いが加わる。箱根湯本のおみやげ屋さん(名前は忘れた。店先に「小田原〜本店」という白黒の提灯が下がっていた)のおばあちゃんがとても丁寧な接客の感じの良い人で、思わず温泉卵を予定外に購入。
そこから昼食場所へ一人徒歩で向かっていると、脇から「ニャーニャー」とかわいい声が。声の在りかを探してみると、草むらの中で子猫が震えていた。慌ててコンビニでチーカマを買い、ちぎって与えてやる。よっぽど腹を空かせていたらしく、あっという間に3本半を平らげた。満腹になった後も鳴きながらすり寄ってきて、かわいいことこの上ない。近所ならばもうちょっと面倒見てやるところだが、残念ながら旅先なので「達者でな」と声をかけ、名残を惜しみながら別れる。こういうの、弱いんだよね。
昼飯は「湯本富士屋ホテル」で中華料理。これはさすがにうまかった。列車の時間が間近だったので1時間ほどで慌ただしくワインをがぶ飲みし、ダッシュでロマンスカーへ乗り込み、さらにビールを煽りつつ新宿へ。いや、完璧にアルコール漬け。休日なのに、体も肝臓も全然休めやしない。
で、帰宅して一寝入りしてからまた友達と飲んだんですけど(笑)。
浦和と大分の昇格争いは、競馬にたとえればジリ脚の差し合いみたいなもんだな。
11月5日(日)
今日からは職場の懇親旅行で箱根へ。本来このての旅行はあまり好きではないのだが、まあこれまで全く参加してこなかったし、今の職場も今年限りになりそうだし、というわけで重い腰を上げてみた。新宿から11時発の小田急ロマンスカーに乗り込んでビールをがぶ飲みしつつ箱根湯本へ。そこから登山電車で強羅へ登り、ケーブルカー・ロープウェーを乗り継いで大湧谷で富士山を眺めた後、芦ノ湖北岸から観光船に乗って元箱根、という箱根ゴールデンコース(笑)を満喫した。日曜ということもあってどこも人が多く、正直ちょっとうんざりした。なんでたかだかロープウェー乗るのに30分以上も並ばなきゃいけないかねえ。
救われたのは、雲一つない快晴で富士山の眺めが素晴らしかったこと。観光船の上で風に当たっていた時、隣の外国人グループが突然デッキの左端に走って行き、競うように船の後方の写真を撮りだしたので何事かと振り返ってみると、夕日に照らされて神々しい雰囲気の富士山が間近にあった。あの雄大さ。あのフォルム。僕は外国人ではないが、思わずうっとりと見とれてしまう美しさだった。
で、芦ノ湖東南岸から坂を15分ほど上ったところにあるホテル「芦ノ湖園」へ。6時からはお決まりの大広間での宴会。カラオケで「時の流れに身をまかせ」を歌う。本当は「いとしのエリー」が好きなのだけど(俺はホントに二十台半ばか?)、まあそういう場では歌いにくいですな。料理の方は、正直言ってしょぼかった。というかこのホテル全体としてオンボロ(トイレも和式の、鎖を引っ張って水を流すヤツ)で、今年の末で改築になるらしく取り壊しも始まっていた。今時、安くてももう少しましなところもあるだろうに。夜中までどっぷり飲んで寝た。
当然、関東大学ラグビーの好カード慶応×明治も見られず。
11月4日(土)
世間は今日が3連休の真ん中のようだが、なぜだか僕は昨日も今日も仕事。ラグビーニュージーランド代表の試合もナビスコカップ決勝もそして日米野球も、全く観戦できずじまい。しかも今日なんか、よりによって競馬開催日に府中駅近くで仕事。くわああ。そう言えば、もう2ヶ月ほどもスポーツを生観戦していないではないか。うー、スポーツだ、スポーツが切れた。スポーツをくれい。
11月3日(金)
10月31日現在、11月11日(土)東京×V川崎戦のチケットは30−50%の販売状況。駒沢競技場満員への道は遠い。Jリーグでも代表組への注目が高まっている現在、逆に一般サッカーファンのFC東京への関心はちょっと低下気味なのかもしれない。再開してからの5試合、結果と内容の両方でガツンと目にもの見せてやりたいものだ。まずは、名波・高原・服部・奥を擁する磐田がターゲット。11月8日(水)対戦!!
11月2日(木)
FC東京の事業部から来ていた東京スタジアム見学会のハガキ、今日が申し込みの締め切りだったのだが、ついに出さずじまい。ただのソシオ対象見学会ならば喜んで行ったのだろうけど、「東京スタジアム(指定席)見学会について」というタイトルで「指定席購入ご希望の方のための座席確認が主な目的」とまで書かれると、ねえ。まあ、別にソシオ一般が対象の見学会も設けてくれるのかもしれないし、今回も結局東スタ見たさにバックソシオ・ゴール裏ソシオも殺到することになるのかもしれないけど…。メインスタンド全席指定席化の件といい、何か最近ソシオに対してよそよそしくなってません?FC東京。
欧州遠征中のラグビー日本代表、フランスA代表(ラグビーで「A代表」と言えば上から2番目の、代表2軍的カテゴリー)相手に23−40で敗北。クラブチーム相手の練習試合まで中継するサッカー代表とは異なり、ジャパンについては久々の強豪国への遠征というのに一向に情報が入ってこず、数字を見て判断するしかない。まあアウェイだし、久々の実戦だし、大差負けしたわけでもないし、けが人や学生の辞退でベストメンバーが組めてないし、と言い訳はそれなりにある。まあ、とりあえずは最終戦のアイルランドのテストマッチまで見守るとしよう。実戦の中で課題を見つけ、それを少しずつ克服し、強くなっていってこその遠征なのだから。
夜、スカパーでスペインリーグ。R・マドリード×マジョルカ。戦力的に圧倒的に劣るマジョルカががっちりと守りを固めてロベルト・カルロス、ラウール、フィーゴ、モリエンテスらスター軍団の焦りを誘い、後半の初め頃と終了間際ロスタイムに典型的なカウンターを決めて2−0で完勝。レアルはチャンピオンズリーグとの連戦の疲れが抜けていないようで、全体的に動きが重く、低調なサッカー。特にバルサファンから猛烈な非難を浴びているフィーゴは見た目もげっそりやつれて目を覆わんばかりだ。まだシーズンも序盤というのに、チーム全体に休養が必要そう。でも、今年はトヨタカップもあるんだよね。レアルにはセリエAの金満チームほどの資金力はなく(つーかフィーゴに使いすぎて経営難らしい)、ターンオーバー制をとれてないだけに、マジで大変だ。
11月1日(水)
帰り道、渋谷の三省堂に立ち寄る。ここは駅前にしてはまあまあの広さ・品揃え。しかしパソコン書籍コーナーと洋書コーナーの間に陣取っている『NCB英会話教習所』のブースがうざくて、どうも長居する気になれない。本を物色しているうちに半径5メートル以内に近づこうものなら、即座に作り笑顔(もしかしたら心からの笑顔なのかもしれないが、それはそれで不気味)とかん高い声・早口で「あ、そこの方、お仕事で英会話はお使いになりませんか?こちらただいまビジネスに役立つ英会話の教材をご案内しておりまして…」。使わねえよ。つーか、スーツ姿というだけで「お仕事で」という誘い方をするところがますます気にくわない。無視して、あるいは「興味ないっす」などとかわしてそそくさとその場を離れる。あのお姉ちゃんたちのおかげで、三省堂に入ってもパソコン書籍コーナーにはうっかり近寄れない。すぐに「何をお探しですか?」とか訊ねてくる電器店と同じで、ゆっくり品定めもできず、購買意欲減退しまくりだよ。『NCB英会話教習所』ってのは本屋とどういう関係にあるんだ?あのブースのせいで、確実に売り上げが減っていると思うのだが。
三省堂と同じフロア(5F)にある映画館の前から1Fまで延々行列が続いていてびっくり。「香港映画祭」だそうで。アジア映画ブームって、まだまだ続いてるんすかね。
今日から、「フレッツ・ISDN」を導入。わーい、定額だーい!!64kbpsという回線速度の遅さはともかく、この「常時接続ではないが定額」というのは考えてみればなかなかナイスである。電話代にびくびくしないですむし、一方セキュリティの心配も少ないし。
『ラグビーマガジン』12月号読む。冒頭の平尾インタビューで「前から思ってるんだけど、接近プレーは日本の一つの極意かなと」って、今までさんざん先人の遺産を馬鹿にしまくってたくせに、今さら何言ってやがるんだこのタコ助が。