11月20日(土)

 昼頃に起き、室内の掃除等で穏やかにすごす。昼飯はぺヤングソース焼きそば。外出はレンタルビデオの返却のみ。平和だ。

 

 MXテレビでJ第13節。アルビレックス新潟 4−2 FC東京。サイドをえぐり、鋭く正確なクロスを入れる鈴木慎吾。今野をはね飛ばす鈴木健太郎。好機に勢いよく押し出す山口。パスを信じて弾丸のようにゴール前へ飛び込む上野と両外国人。ピンチに体を張るDFたち。野澤の笑顔。まったくもって、今日の新潟は素晴らしかった。志の高い戦術と適性通りの選手配置、それにモチベーションの高さ。ビッグスワンのスタンドを埋めたオレンジ色の人々は、さぞかし自分たちのチームが誇らしかったことだろう。今日のところは完敗である。

 東京は、立ち上がりから押されながらも我慢して、鋭いサイドチェンジからの逆襲で先制したところまでは良かった。でも、その直後に同点にされてしまったのはあまりにも痛かった。ただでさえジャーン・モニワを欠く苦しい布陣なのに、あの1点目でモロに新潟の勢いを受けとめる形になってしまい、ポロポロと加点を許して4失点。加地・増嶋・フジ・金沢のDFラインではちょっと持ち堪えられなかった。攻撃の方も、サイドで押されまくった上、中盤でボール奪取できないために逆襲の形が作れず。終盤の猛攻も「時既に遅し」であった。

 印象的だったのは、原監督が後半の割と早めの時間帯でケリーを下げたこと。今日もそうだったんだけど、ケリーとルーカスが組むと2人だけの世界に入ってしまって、他にいいフリーランニングしている選手(特に石川)がいてもそれを生かせない場面がけっこうある。もしかすると、ケリーの不調は体のコンディションや試合勘の問題だけではなく、ルーカスとのコンビがチームの中でうまく機能できていないのも大きいのかな、と思ったり。石川もフラストレーション溜まりまくりだったようだし、ちょっと心配なところだ。

 この試合、中継自体はテレビ新潟が行っていたのだが、なかなか質の高い放送であったと思う。アナウンサーは熱い口調ながらプレーの様子や選手名(時々言い間違いがあったのはご愛敬)をきっちり伝え、新潟を贔屓しつつもイヤミになるほどではなく、東京の選手・戦術もかなり勉強していて東京サポーターを持ち上げたりもしていた。これはいい。試合内容もろくに伝えられず相手国の選手名も勉強していないどこかのクズ地上波中継(要はTBSとテレ朝のことだ)とは大違いである。それに乗せられてか、解説のセルジオ越後さんも、テレ朝の時のように絶叫アナに辟易して堀池との会話に逃げることなく(笑)、いつになく熱のこもった解説ぶり。MXの中継もそうだけど、やっぱりJリーグには愛のある中継放送が似合うのである。

 

 浦和は優勝おめでとう。と一応言っておこう(笑)。

 

 さあ、明日はいよいよ本番だ。早く寝ようっと。ブンデスリーガ観てから(笑)。


11月19日(金)

 夕方、南青山で、本番前最後の打ち合わせ。プロの仕事ぶりに感心する。「編集」と一口に言っても様々で、例えば自分でやる分には切って並べて貼ってつなげて…みたいなのはできるけど、それを越えるレベルの加工で「見せられるようにする」のはなかなか簡単ではないからね。明後日が楽しみだ。

 

 水口幸広著『カオスだもんね!』12巻(アスキー)読む。『無敵素敵ロボ ボルナッス』にいまいちノリきれない僕としては、今号はいつもほどには楽しめなかった。あと、「どこかで見たような」ネタが増えてきたのは、12巻ともなるとさすがに仕方がないのだろうか。ちょっと残念。


11月18日(木)

 昼は仕事、夜は家でひたすらMDを編集してあいさつ文を練ってガシガシ印刷して、あとは家中の東京グッズをかき集めたりとか。気がつけば午前2時半。もう寝よう。これから年末まで、やることはまだまだたくさんあるのだ。とにかく前へ前へと、走りながら考えよう。


11月17日(水)

 夜、TBSでW杯1次予選最終戦。日本 1−0 シンガポール。完全な消化試合、リーグ終盤の狭間、コンビネーションの蓄積の少ないメンバー、そして従来から難点の多かった4バック。気力と体力を保つのが非常に難しい試合だったのも確かで、ホームにしては無様な試合ぶりについて、スタメン起用された「控え」選手たちだけを責めるのもなんだかなあ、という感じではある。だいいち、ジーコが監督になってから日本代表が圧倒的な破壊力を示した試合なんてないんだから、シチュエーションを考えりゃこんなもんすよ、きっと。

 で、TBSの中継だが、アナウンサーはいつも通りシンガポールの選手の名前をほとんど呼ばない失礼ぶり。ジーコ(というより代表)に対してネガティブな要素は極力排除し、水沼・柱谷両解説は相変わらず要望とか期待を並べるばっかし。しかし、さすがにこれだけ(テレビ朝日とともに)質が低い中継が続くと、「ひょっとして怒っているのはネット上の、ごく一部の人間だけなのか?」などと不安にもなってくるね。本当に「お茶の間の皆さん」はあれでいいと思っているのか?まさかそんなことはないよな。


11月16日(火)

 夕飯は、新宿東南口の「よってこや」で醤油とんこつら〜めん+半熟たまご。飛び抜けたインパクトはないけれど、各要素のバランスがよく、安心して楽しめる味。ちょっと終盤スープを飲み干すまではつらいかな…と思っていたら、隣の席のアンちゃんが机の上に置いてある辛味噌をガンガン入れているのを発見。さっそく僕もスプーンに山盛り入れてみると、これが大成功、うまさ3倍増!という感じであった。なるほど、真似てみるものである。

 

 鹿児島遠征はパス。理由は、金がないから(あっさり)。香川ならば万難排しても行かねばなるまいと思うのだが…。


11月15日(月)

 夕飯はつれが作ってくれた。牛肉とエリンギの炒め物、ソーセージとジャガイモのカレー炒め、春巻をオーブンで焼いたやつ、ご飯。春巻は揚げるよりもこうして焼いた方がずっとうまいかもしれん。ビールが進みそうなメニューだったが、なんとなく我慢。

 

 夜、WOWOWでリーガ。レアル・マドリー  6−1 アルバセーテ。ロナウド2点、あとはラウールとオーウェンとジダンとサムエルが1点ずつ、と文字にすると何だかマドリーがもの凄い攻撃サッカーをしたように思え、実際素晴らしいゴールも中には含まれているのだが、しかしアルバセーテのDFがちょっとだらしなさすぎて…。ゴール前であんな簡単にマーク外すんじゃないよもっと詰めろよ食い下がれよ!みたいな。モニワの1人でも貸してやりたくなったよ、ホントに。

 

 NHK−BSで本多猪四郎監督『ゴジラ』観る。ゴジラ東京襲来後の野戦病院のシーン(女の子の顔に向けたガイガーカウンターの針が振れ、親を亡くした子供が泣きじゃくる)と、芹沢博士の報われぬ愛(ヒロインと、人類と、科学に対しての)に涙。巨大な厄災と恐怖を描ききった脚本、野心的な特撮に重厚な人間ドラマが加わって、やはりこの作品は日本映画史上燦然と輝く奇跡的傑作である。


11月14日(日)

 JSPORTSでプレミアシップ。フルハム 1−4 チェルシー。チェルシーの試合をじっくり観るのは今季初めてだったのだが、巷言われてるほど守備的じゃないじゃん、というのが率直な感想。両サイドに攻撃的なドリブラーを置いてるし、きちんとSBも攻撃参加するし、もちろんランパードは思い切り前に押し出すし。FWロッベンなんてもうドリブルで勝負して勝負して勝負して勝負して抜群のキレで抜きまくって…。俺、このサッカー好きだわ(笑)。で、その一方で守備はリーグで最も堅いっつーんだから、こりゃ優勝争いもひょっとしたらひょっとするのではなかろうか。面白い。

 

 午後、NHK−BSで天皇杯。セレッソ大阪 1−2 ザスパ草津。セレッソは苦戦していたのを大久保投入で流れを変えて、1点先取した時には「やれやれ」って雰囲気だったんだけど、でもそれで安心してしまったのだろう。ザスパの驚くべき反発力を前に、あっさりと逆転負け。最後は足が止まっちゃって、「J1の貫禄」みたいなのは感じられずじまい。山形の人々はさぞかし勇気づけられただろうな(笑)。

 ザスパの方は、所々弱い部分は見受けられつつも、90分間通じて忠実なサポートが光る戦いぶり。さすが植木さん、いいトレーニングしてます。山口貴之らアタッカー陣は強い勝負意識でセレッソDFを脅かし、小島さんも衰えを感じさせない見事なゴールキーピング(大久保の反転シュートを横跳びではね返したのにはシビれた!)。いいサッカーをするチームが順当な結果を得て、観ている方も嬉しくなる試合だった。

 

 ラグビー日本代表?忘れたよ、んなことは。


11月13日(土)

 午前中、写真美術館。まずは『マリオ・テスティーノ写真展 ポートレート』。セレブたちの巨大ポートレートが並ぶ。どれも魅力的に撮れている…んだろうけど、比較的ナチュラルに素材を生かすタイプの写真家だけに、作品の魅力とセレブの魅力はイコールに近い関係にあるような。つまり、どうしても観る側の異性(あるいは同性)の好みによって好き嫌いが分かれてしまうということ。ケイト・モスやエリザベス・ハーレー、ジュード・ロウあたりはなかなか良かった。ナオミ・キャンベルとグヴィネス・パルトロウはどうもダメ。あ、あと、ベッカム夫妻のすげえエロイ構図の写真は面白かったです。

 続いて『ミッション:フロンティア−知覚の宇宙へ』。何がやりたいのかようわからん展示であった。入口に並べてあったNASAの宇宙開発のミッション写真はメチャクチャかっこよかったんだけどね。日本科学未来館会場の方がずっと面白そう。

 

 昼食は恵比寿の「阿夫利」で塩らーめん+紅タレご飯。辛うまのご飯に、あっさりスープ+繊細麺・炙りチャーシュー・半熟味玉。すげえ完成度の高い定食である。今後しばらく恵比寿ではここ以外食う気になりまへん。

 午後、東京体育館で久しぶりに水泳。300mくらいで肩が痛くなってきて、たかだが500mでバテた。こんなことではイカン。12月は体力増進月間にしようか。

 夕食は豚肉と豆腐とニラのチャンプルー、刺身盛り合わせ、そば豆腐、サッポロ黒ラベル、明太子、ご飯。

 

 夜、NHK−BSで天皇杯4回戦。柏レイソル 0−1 FCホリコシ。決勝ゴールを挙げた奈良の、試合後インタビューにおける「Jでやってて首を切られて、くやしい思いばかりだったので…」という発言が全てを物語っていた。柏は完全に気迫負けだろう。ゴール前でのボールへの執念、中盤のプレスの勢い、いずれも見劣りがした。リーグ戦が気になって天皇杯どころではない、というのが心のどこかにあったかもしれんけど。

 その直後に同じチャンネルで流された天皇杯ダイジェスト。奈良の「首を切られて」という言葉がきれいにカットされていたのは笑えた。それって「不適切な表現」ってやつですか?

 で、東京はと言えば、我らが阿部吉朗のゴールにより仙台に1−0と辛勝。敵陣でフリーのシュートを外す一方で相手の決定的なシュートを自ゴール目前で防ぐ戸田の姿に燃えた(笑)。次は大宮で、その次はCSで精魂使い果たしている予定の浦和、で準決はジュビロ?まずい、また優勝してしまうかも(とか言ってるとコロっと負けたりするんだよな)。


11月12日(金)

 歌舞伎町の「神座」でたまごラーメン。うーむ…。大阪とは味が違うとは聞いていたが…。スープが甘ったるい。大阪で食べた時はその甘さが大量の白菜によるものだと思えたのだけど、これは調味料の甘さだわな。机に置いてある辛子味噌をスプーン2杯入れてちょうどいいくらい。あと、大盛りとかでも同じ器だからか、麺や具に比べてスープの量も多すぎる。ちょっとガッカリだ。

 

 ホラー映画占いをやってみた。『13日の金曜日』だった(笑)。以下、転載。

 「13日の金曜日さんのあなたは、気さくで明るく、いるだけで周りを楽しくさせる人です。男性なら、グループの中心となって盛り上げるタイプ。女性なら、いわゆる「学園のアイドル」的存在となるでしょう。また、自分が決めた目標に向かってまっしぐらに突き進み、障害もものともせずに乗り越えていく意志の強さも持っています。その粘り強さには定評があり、誰もがあなたに一目置くことでしょう。何事も中途半端を嫌い、遊びや趣味でも徹底して究めないと気が済みません。その熱中ぶりから「おたく」的な目で見られることもありますが、初めて挑戦するものでも、じっくりとその技を身につけていくので、最終的にはプロ顔負けの腕前になって周りを驚かせます。」 だってさ。

 占いというのはどういう種類でもだいたいそうなんだけど、なんとなく当たっているような気はするね。気は。


11月11日(木)

 週刊サッカーマガジン1000号を読む。冒頭のジーコ×岡田会談で話されている内容はまことに面白く、「なんだジーコも意外とちゃんと考えてるじゃん」とさえ思わされる。だが、それにしても言ってることとやっていることが随分違う(「決まり事をしっかりと浸透させておけば」とか「各ポジションに2人必要」とか(笑))ような気もするし、仮に彼が頭の中に一貫した考えを持っているのだとしてもやっぱり「引き出し」が足りないのではないかと思わないでもない。「攻撃で慌てるのがよくない」ってのは確かにそうだよな。

 後半のナビスコ決勝特集、今野のインタビューはすげえ面白すぎ。優勝報告会後の普段と何ら変わらぬ生活っぷり(規郎と一緒にラーメン食べてTSUTAYAでビデオ借りて…)に記者が「…すごく普通ですね」と圧倒されてるし(笑)。あと「ジャーンさん」とか「でも、加地さんは志願したんです、「蹴ります」って。カッコ良かったです。尊敬しました」とか。いやー、五輪最終予選の時も思ったけど、もう愛しくてたまらんわ、この男が(別に俺はホモじゃないよ)。


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