10月20日(水)

 昼間、西新宿の「風来居」2回目。今日はしおらーめんを試してみる。うーん、これは…「山頭火」だな(笑)。「山頭火」に比べるとちょっとコクがあるような気もするが(自信なし)。前回食べたしょうゆらーめんの方がスープの深みとして上かも。

 

 高橋洋著『映画の魔』(青土社)読了。恐怖表現、馬徐維邦、叙事と叙情、ドクトル・マブゼ、政治的人間、大和屋竺、塩田明彦、「お前はただの現在にすぎない」、匿名性、地下映画の世界へようこそ。高橋さんの映画に対する見方、ものの考え方についてはある程度わかった(ような気がする)。脚本家らしく映画を構造的に捉える視点で書かれた文章が多く、今後しばらくは、映画を観る際にこの本の内容、特に「講義メモ」の部分が頭をよぎってしまうことだろう。それが良いことか悪いことかはまだわからないけれども。

 一つ気になるのは、今公開されている『ソドムの市』の内容。雑誌やサイトから入ってくる情報からすると、「地下映画」というより『キル・ビル』に近いものになっちゃってるんじゃないかと想像してしまうのだが。まあ、こればっかりは実際に観てみないとわからない。早く観なきゃ。


10月19日(火)

 やまさんが招待してくれたので、mixiを始めてみることにした。ログインしたらいきなりshortcutの懐かしい面々が大勢…。サイト自体は「友達の友達」をたどってどんどん増やしていくような仕組みになっているようなのだが、少なくとも僕にとっては数年前の「カッター時代」へと戻ったかのような、タイムマシン的な機能を果たしているようだ。これ考えた人、やるなあ。

 ただ、ちょっと迷うのは、mixiの日記と自分のサイトの日記を同期させるにはサイトをblog化しなきゃいけないみたいなんだよね…。「うまねんblog」か(笑)。うーむ、どうしようかな。


10月18日(月)

 西部謙司著『監督力』(出版芸術社)読む。デルボスケ、デシャン、ファーガソン、ベンゲル、ペペ、ミルティノビッチ、クライフ、ネルシーニョ、バクスター、エメ・ジャケ、ラニエリ、二宮、そしてオシムとジーコ。まともなライターさんがこのメンツについて書いて、面白くならないわけがないよね。特にデルボスケを「南面する監督」と評するあたりはシビれる。

 ちなみに、文中でマンチェスター・U的攻撃とアーセナル的攻撃(つまり「決め撃ち」と「流動性」)を対比するところがあるけれど、僕が好きなのはやっぱりユナイテッド的な凄みのある攻撃の方。だから、なんとなーく最近のFC東京が前者から後者へシフトしつつあるのがちょっと気になってたりするのである。


10月17日(日)

 昼食は青山一丁目の「麺屋武蔵」で味玉ら〜めんこってり+とんがり飯。前に行った時はとんがり飯だけ先に出てきてなかなかラーメンが来なくて困ったんだけど、今日はそんなこともなかった。ところで皆さんは、ラーメン屋でご飯ものも食べる場合、ラーメンはどういう位置付け(「おかず」とか「汁」とか)でしょうか。

 

 国立競技場でJ1第9節。FC東京 0−0 ジュビロ磐田。このシチュエーションで勝てなければいったいいつ勝てるのか、というくらいに「勝てそうな」試合展開だったのだが、とうとう最後までゴールを決めることはできず。ジュビロが通算1勝8敗の苦手であることは相変わらずそのままである。

 メンバー欠け+オマーン遠征疲れの著しいジュビロを相手に、東京は立ち上がりから優勢に試合を進めた。石川はだいぶ足下がしっかりしてきており、追い越していく加地との「二枚刃攻撃」(これが見たかったのよ)も何度か見られ、前半右サイドがバックスタンド寄りだったこともあり、イケイケガンガン攻めていく様はなかなか楽しかった。対するジュビロはとにかくボールを進めるのに苦労している様子で、たまにグラウにボールが入った時だけチャンスの芽があるくらい。そんな流れの中で先制点はいつやらと思っていたら、ケリーとルーカスが決定的なシュートを外して、ジュビロの大井君(初スタメンだったとか)が退場になって次第にイヤな雰囲気に…。

 前半の途中から、日なたにいたせいもあったか(?)石川と加地の動きが落ち、後半に阿部を投入して再加速を図るも、ジュビロが4バックに変更したことで両サイドの前が塞がれた形になって攻撃は停滞した。そうなると当然中央突破が期待されるのだが、ケリーがやたら前に貼りだしてしまってダブルボランチとの間隔が開き、東京の攻撃陣形は円形(真ん中がポッカリ空いた形)に。今野はベッタリ下がり気味のままで、文丈に代わった宮沢もなかなか前に出て行かない。最後、さすがにサイドをえぐるのはあきらめて阿部を中央付近で動かすようになってようやく得点の香りが漂ったものの、時既に遅し。阿部のボレーも岩石セーブ(笑)に防がれて、結局スコアレスドロー。「あーあ」という声の漏れる試合であった。

 試合後、思わずこのサイトのトップページに「自称攻撃サッカー」なんて刺激的なフレーズを書いたりしたのだが、相手に退場者が出て、しかも相手の(窮余の策の)システム変更によりそれまでの攻撃陣形がうまく機能しなくなった状態で、どうしてもっと攻撃的に行かないのだろうと思う。今年は90分間ダブルボランチにしておかなければならない決まりでもあるのだろうか?

 まあ、やや汗ばむくらいの日差しの下、ナビスコ決勝チケット争奪戦の翌日でもあったし、スタンドの僕たちもけっこうユルめの雰囲気というか、油断があったのは確かである。試合前には「早く始まらんかのう。眠くて横になっちゃうぞい」とかほざいていたし、俺(笑)。次のマリノス戦とその次のサンフレッチェ戦、ある程度メンバーを固めてしっかりコンビネーションを合わせて、憂太と金沢と加地は疲れもとりつつ、調子を上げていってほしいものである。

 

 えー、観戦記は…ちょっと色々と忙しくて、年内の試合についてはこういう形で日記の中でまとめることが多くなろうかと思います。いつも読んでくれている方、どうもすみません。あ、でも、ナビスコ決勝はさすがに書くかも。

 

 試合後、「メッシナ商会」森末さん・「批評生活」やまさんと3人で赤坂見附の「和民」で飲む。主なテーマはジュビロ磐田とFC東京と、あと日本の財政問題(笑)。いや、「(笑)」などと書いてはいけない。このままだと日本政府は2008年に破綻するのである。行政改革だけじゃとてもとてもおっつかない。とりあえず消費税は15%くらいか?

 やまさんには久々の再会ということもあってお土産を渡すつもりだったのに、つい家に忘れてきてしまった。やっぱり油断してたのだなあ。


10月16日(土)

 朝、早起きして(といっても9時は過ぎていたが)ナビスコ杯決勝のチケットとり。e+の携帯とPCの二刀流で頑張ってみた。しかし、予想どおりと言おうか、あえなく討ち死に。つれは朝の7時から赤坂のぴあで並んでいたのだが、これも全然駄目。先頭から2人目までしか買えなかったそうな。いったいどうなっておるのだ。

 

 昼食は代々木の「御天」でラーメン+玉子+きくらげ。ここのとんこつラーメン、とにかく濃いい。豚骨でダシをとっているというより、豚骨をすりつぶして液体状にした感じ。うまいことは確かなんだが、人と体調を選びそうな強烈さであった。

 

 午後は秩父宮でトップリーグ。東芝府中 17−13 NEC。積極的な攻勢で先制したNECを、ボールキープ力にものを言わせる東芝がごりごりと力づくで逆転。東芝のとことん勝負にこだわる姿勢が目立った試合だった。昨季あれだけいいラグビーをしながらタイトルが1つしか取れなかった反省もあるのかもしれないが、しかし東芝らしい速い展開、直線的で迷いのないランが見られないのはいかにも残念である。志は高く保っていてほしい、という僕の願いからすれば、NECの方がずっと好感のもてるプレーぶりだった。ヤコの巧みなダミーを交えたタイミングパスから窪田がラインの裏に出た場面、あれだけでも入場料分以上の価値はあったと思う。

 

 夕方、新宿某所で「東すか」編集会議。編集会議と言っても、いつも8割くらいは全然関係ないこと(巨人の悪口とか(笑))をダベッているわけだが。ちなみに、チケット争奪戦は出席者5名全員戦死。いったいどうなってんねん。

 とか言ってたら、FC東京のオフィシャルサイトに「SOCIO向け特別販売」の告知が。もー、いったい何がどうなっているのですかー!

 

 夜、赤坂の「すっとこどっこい」で飲む。デビルマンを殺したのは実は他の誰でもなく豪ちゃん自身だったのかもしれない、とか。


10月15日(金)

 夜、青山の「リヴァデリ・エトゥルスキ」で夕食。ワインを頼もうとして「お好きな葡萄の種類などありますか?」とか聞かれてパニックに陥りかけるも(笑)、丁寧な対応をしてもらって事なきを得る。で、薦めてもらった白ワインがうまいんだこれが!あまりの喉ごしの良さにごっくんごっくん行っちゃって、危うく泥酔しそうに。料理も、手打ちパスタの食感が素晴らしかった。僕がブルジョワだったら毎月でも行くのだけど(ジーコ氏がよく来店するとか)、まあ今の収入だと1年に1回がせいぜいだな…。


10月14日(木)

 昼間、浦和レッズサポーターの仕事仲間とナビスコ話など。「決勝って、やっぱり自分たちのものとして出てみないとわからないものなんですよね…僕たちも、おととしは完全に雰囲気にのまれちゃってましたもの。たぶん東京も最初はそうなっちゃうんじゃないかな」だそうな。うーむ、なるほどねえ。こういう言葉は謙虚に、それこそ昨日の教訓を忘れず(笑)謙虚に聞いておきたいものである。


10月13日(水)

 夕方、味スタへ出陣前に西新宿の「風来居」でしょうゆらーめん。スープはコクがあっておいしく、上にのるトロ肉チャーシューも全体を盛り上げてる感じ。麺もなかなか、やや粉っぽい(こういうのを「加水率が低い」とか言うそうな)僕好みのもの。そして何といっても、店員さんの接客が感じ良かった。満足。

 

 夜、味スタでナビスコ杯準決勝。FC東京 4v−3 東京ヴェルディ1969。前半、柏原レフェリーの助けも借りつつ(笑)、寝ぼけまなこ(?)のヴェルディ相手に調子よく攻めて3得点。後半、勝負を捨てないヴェルディの気迫を前に足が止まり、3失点。これはシャレにならん本当に危ないぞいやそれどころか実は絶体絶命ではないかそんなのありかよ楽勝のはずじゃなかったのかよ……とハーフタイム時の笑いがすっかり引きつりきったところでルーカスのVゴール。いや、助かった。ありがとうルーカス(いつもけなしてすまんのう)。全くもって愕然とする試合展開だったが、しかし我々は生き残ったのだ。いや疲れた…。

 前半の途中まではヴェルディがかなり弱弱なプレーを披露して、対する東京は実に気合の入った動き。1点目、2点目と重ねるに連れてこちらはどんどんボールが動くようになっていった。右サイドで石川が前方に引っ張り、斜め前にボールの「逃げ場」ができたことでルーカスもケリーもボールを持ちすぎず、つられる形で憂太も中寄りに入ってファンタスティックなプレー(ポスト直撃スワーブシュート!)を披露。ヴェルディの当たりを柏原さんがことごとくファウルにとってくれ、さらに林健太郎が早々にいなくなったことで、ハーフタイムには早くも勝負あったかに見えた。石川の突破+クロス→ルーカスのナイスシュートでとった2点目・3点目なんて、東京サポーターにとってはまさに「これが見たかったんだよ今年は!」ってな形だろう。そのままの流れで終わっていれば、「ありがとう、リハビリの機会をくれて。ぬるま湯ヴェルディ温泉さん」とか思いっきり皮肉ってやりたいところだったが、まさか後半にあんなことになるとは

 後半早々に山田卓の見事な飛び出しで追い上げられても、「さすがヤマタク!これで試合が面白くなる」とか余裕をかましていた…のは、他の誰でもない僕であります(笑)。実際、そこからの攻め合いはなかなか楽しく、ヴェルディが攻めの人数を増やしても「カウンターで追加点のチャンスだ!」なんて思っていた。しかし、残り15分くらいからか?どんどん放り込んでくるヴェルディの長めのボールに対する反応が悪くなっていき、気がつけばパタッと足が止まって続けざまの2失点。おまけにその直後の一対一を憂太が外しちゃって…。ロスタイム(だったっけ?)、平本の前方に出たパスにジャーンが反応しようとするんだけど走れなくて、ほぼフリーで平本がシュートした瞬間には、それまでの90分間の出来事、いや、今季のナビスコの8試合が走馬燈のように頭の中をよぎった(笑)。あのボールをはじき返したポストには、東京サポーター全員最敬礼せねばなるまい。

 しかし、本当に危なかった。最後はDF陣(素晴らしいカバーリングを見せていた茂庭・今野も含めて)の動きが完全に鈍っていて、延長でも早々にケリをつけられなければ、ピッチに崩れ落ちていたのはこちらだったかもしれないのだ。精神的な動揺も大きかったのだろう、何人かの選手は後半最後にはどう動いたらいいのかわからなくなった様子で、割を食った憂太はため息とともにピッチを去ることになってしまった。欲を言えば、あそこでこそ「この試合お前に任せた!」なんつって憂太でなくケリーを外すようなヒロミの博打采配を見てみたいと思わないでもなかったのだが、いずれにしろこの体験はいい勉強、今後の貴重な糧としていかなければならないのだろう。繰り返すが、どんな展開だろうと、「生き残れた」という事実が何よりなのである。だって、「次の機会」なんていつあるかわからんし。

 延長戦前に何となくマッチデープログラムをめくっていたら、荒川裕治さんのコラムは「毎試合毎試合、謙虚に。目の前のプレーに集中を」というタイトル・内容だった。いやほんとそうなんだよね。ハーフタイムに「これはいくらなんでも弱すぎだろ、ヴェルディ!」とか言ってた自分が恥ずかしい。ちょっとだけ反省。

 ま、何にせよ、次はいよいよ決勝だ。敵は強いが、それだけに倒しがいもあるだろう。楽しみ、である。

 

 夜中、フジテレビでW杯1次予選観る。オマーン 0−1 日本。序盤、またまた試合勘を失っている能活に向かってクロスやらシュートやらがボコボコ飛んだ時にはいったいどうなるかと思ったが、しかし中澤がもう獅子奮迅などというレベルではない活躍ぶりでペナルティボックス内を完全に制圧。で、中村→鈴木の見事なクロスで先制してからは相手をいなすようにボールを回して、ほとんど危なげなく逃げ切ることができた。引いてゴール前ベッタリのディフェンスでも、アジアの国相手には十分通用してしまうのだ、今の日本の個人能力ならば。このままでいいのか、とは相変わらず思うのだけれど。あ、あと、小野君のカバーディフェンスも光ってたね。


10月12日(火)

 夜、NHK総合で『プロジェクトX 列島踏破30万人 執念の住宅地図』観る。世界初の、1国ほぼ全世帯を網羅した「住宅地図」を作った男たちの物語。何もないところから、日本の隅から隅まで漏れのない地図を作る。当時の状況を思えば無謀としか言いようがないのだが、ゼンリンは勇気があったと言うべきか、それとも無知が幸いしたのか、あるいは飛び抜けた大事を成すには多少の狂気が必要ということか。たかが地図、などと侮ってはいけない。例外のない正確かつ詳細な地図のおかげで、これまで人々がどれだけの便益を得たのか、考えてみれば凄いことだ。命を救ったことも一度や二度ではないはず。いかにも『プロジェクトX』らしい、隠れた英雄たちにスポットライトを当てた感動的な番組だった。

 ま、『プロジェクトX』にかかってしまえば、真面目に仕事に取り組んだ男は誰もが英雄の高みにまで押し上げられてしまったりするわけだが、それはそれでいいではないか、と思ったりもする小市民な今日この頃(笑)。


10月11日(月)

 昼飯は中野の「青葉」で。混雑を避けようと昼前には到着したのだが、時既に遅しか、もう10m以上の行列ができていた。結局、ラーメンにありつくまでに40分くらいかかった。で、肝心のお味の方はというと……40分も待ってようやく口にできたものを不味いと思うわけがないよな(笑)。いや、チャーシューとスープは旨味たっぷりで本当においしかった。麺は普通かな。

 夕飯は、鶏肉のソテートマトソースかけ、たことポテトの明太子炒め、さばの刺身、サラダ、白ワイン。酒の進むこと進むこと。

 

 夜、BSでパ・リーグのプレーオフ最終戦。ダイエー 3−4 西武。新垣の集中しきった表情と城島の一発(つくづく凄い男だ)、そして松坂が厳しすぎる判定にリズムを狂わされたのを見て、これはダイエーのものかと思えたのだが、勝負とはわからないものだ。ダイエーはシーズン通じて素晴らしい打線の破壊力だったのに、大詰めの短期決戦で三冠王松中がスランプに陥る不運。選手もスタッフも、やりきれない気分だろうな。

 

 WOWOWの録画で、ジミー・ウォング監督・主演『片腕カンフー対空とぶギロチン』。これはスゴイ!面白い!!冒頭のギロチン使いのデモンストレーション(1動作ごとに風を切る効果音入り(笑)!)に続く、超かっちょいいオープニングでもうヤラれた感じ。そしてジミーさんの「壁歩き」から万国武術大集合大会への一気の展開。あやしい踊りをするムエタイ戦士とか、腕が2mくらい伸びるヨガ使い(?)とか、流暢に中国語を話す侍とか…いや、この魅力はとても文字では書き表すことはできないな。ジミーさんが「武道は自己の鍛錬のためのものだ」とか格好いいことを言いつつ、いざ自分が戦う段になると冷酷かつ卑怯になるリアリズムも楽しい。あの鉄板の部屋はいくら何でもヒドイよな(笑)。最後はもちろんギロチン使いとの一騎打ちになるんだけど、まあほとんど化け物退治の感覚である。石井輝男が『直撃地獄拳 大逆転』のノリで『魔界転生』を(もちろん台湾で)撮ったらこんな感じになるだろうか。

 

 決勝の相手はレッズか。こりゃチケットとるの大変そうだなあ…とか言ってると準決勝で足下すくわれそうなので、よそう(笑)。


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