12月10日(水)

 今日は早く帰って日韓戦をテレビ観戦するつもりが、なかなか仕事にケリがつかず結局観れずじまいだった。

 で、やっちゃったみたいですな、大久保君は(笑)。2枚目のイエローはDFの足がかかっていたのにシミュレーションを取られたものだそうで、可哀想な気がしないでもないが、何だかすごい大げさな倒れ方をしたらしいしそもそも1枚目の時にけっこう抗議しちゃったようなので、やっぱり同情しなくていいな(目つけられちゃったんだろう)。彼には暴言癖やみっともないファウルプレイの傾向があり(つまり「プッツンしやすい」ということ)、いかにも大舞台で「やっちゃいそうな」雰囲気はプンプンしていた。だからこういうことがあっても「やっぱり」としか思わないのだけれど、逆に言えばW杯予選や本大会になる前に事が起こって幸いだったと言うべきかもしれない。今日の判定の当否はともあれ、「やっぱり」と思われてしまうということの意味を本人に自覚してもらいたいものである。こうした経験を生かす生かさない」は全て本人次第なんだから。ジーコも、こういうタイプの選手について「大切に育てて」なんて呑気に構えてちゃいけないと思うぞ。

 聞いたところによると日本代表自体は悪くない出来だったらしく(見てないので偉そうなことは言えんが(笑))、だからこそやはりここでタイトルを取っておきたかっただろうね、ジーコも選手も協会も。今のところトルシエ・ジャパンのような「区切りでのバネ」を見せることができてないからね、このチームは。次はもうW杯予選の本番(ってのも変な言い方だが)になっちゃうし。


12月9日(火)

 小林新緑郎著『世界ラグビー基礎知識』(ベースボール・マガジン社)読了。JSPORTSラグビー中継での「声の震える」解説(笑)でおなじみ、スティーブ小林氏ファン待望の書。冒頭の、ウェブ・エリス伝説を追った書き下ろしレポートは必見。結局歴史の彼方にあるエピソードの真偽についてはこういう決着のつけ方しかないのだ、と思いつつもつい感動してしまう俺(笑)。W杯のトロフィーが「エリスカップ」と呼ばれるのはやっぱり正しいんだねえ。他にも「ディーンズ幻のトライ」とか「戦場のキックオフ」とか吉田義人「無心のダイブ」とか、勉強になる(?)エピソードが満載である。この人はいかにも好奇心たっぷりという感じで、かといって独善にも傲慢にも陥っていないところがいいんだよね。


12月8日(月)

 週明けからいきなり、24時くらいまで仕事。

 

 超特急で帰ってテレビをつけると、ワールドユース日本×韓国は既に後半の半ばを過ぎていた。リードされ、懸命の反撃に出る日本。自信を持って迎え撃つ韓国。ここはズバリ、大熊ジャパンにとってはまた一皮むけるための大きな関門。いや、フル代表も五輪代表も韓国にはなかなか歯が立たない昨今、もしかするとそれ以上の意味を秘めた一戦だったのかもしれない。

 そんな試練の状況をブレイクしたのは、坂田だった。平山の落としたボールをペナルティボックス内で拾い、DFの動きをよく見たスラロームのような切り返しから素晴らしいコースにシュートを決める。跳び上がりたくもなる場面だったろうに、クールにうなづく坂田の姿に「行ける!」という感触を見た。が、そこはさすが韓国。延長戦に入ると再びフィジカルで日本を圧倒、縦パスからのスピードに乗った攻撃に日本DF陣は完全に受けに回り、ゴール前で冷や汗ものの場面が続いた。平山のキープと坂田のチェイス、そして今野の闘志溢れる動きを武器になんとかしのぎ続ける。

 激戦にケリがついたのは、延長前半も残り少なくなってから。またしても坂田。日本の、最後の力を振り絞るような中盤でのつなぎから今野がDF裏に浮き球を上げ、拾った坂田がボレーで突き刺した。今度こそ喜ぶかと思いきや、狂喜して飛びつく仲間を受けとめつつ笑顔を浮かべてクールさを保つ坂田。コイツ、なかなかやるじゃないか(笑)。大熊監督と加藤コーチの高揚した顔での握手も良かったが、泣きじゃくる韓国の選手と、立派な態度でそれを慰める監督の姿には胸を打たれた。あの気持ちの入りようこそが韓国の長所でもあるわけで、大舞台で彼らのような相手と戦うことができたのを日本は喜ばなくてはならないのだろう。

 それにしても、U−20日本代表は僕の予想をはるかに超えてたくましくなっている。エジプト戦と違って今回は「高い守備意識から前線へのシンプルなフィード(とそこから生じるカオス状態)で好機を作る」大熊ジャパン本来の勝ち方であった。ここまで3勝、前がかりでも受けに回っても結果を出すことができた。次はおそらくブラジルだろう。テクニシャン揃いの相手にどう戦うか、非常に楽しみだ。


12月7日(日)

 午前中、ユーロスペースでカール・ドライヤー特集。『裁かるるジャンヌ』(1928年作品)。これはスゴイ……。サイレント作品はほとんど観たことがなかったので他と比べようがないんだけど、多分完成度はものすごく高いのだろう。実際の裁判記録をほぼ忠実になぞっている(ただし1日の出来事として再構成)だけに、むしろ字幕処理の方がこの題材を描ききるのには適していたのかもしれない。全編に漂う緊迫感(「ただごとでない」感じ!)。考え抜かれた構図とカメラワーク。ジャンヌ・ダルクの弱さと強さ、魔女裁判のおぞましさ、若い司祭の純情ぶり。そして、窓から差し込む光が十字架を形づくるシーンの美しさ。失われたと思われていた完全版がわずか20年ほど前に再発見されたという経緯からしても、まさに奇跡的な作品だ。

 午後、国立競技場でラグビー早明戦。早稲田大学 29−17 明治大学。前半は風上の早稲田が「間を抜きにかかる」攻撃でリードを奪い、ハーフタイムには楽勝ムードも漂う。が、後半は一転、追い風に乗って明治が反撃。残り時間少なくなってからの2トライで7点差まで迫り、最後突き放されたもののそれなりに締まった試合となった。やっぱり「伝統の一戦」はクズにはならないのである。ちょっと気になったのは、両チームのキックの拙さとPGをほとんど狙わない判断。ともに強風が影響していたのかとも思えるが、しかし立ち上がりゴール正面でPKを得た早稲田が狙わないのには閉口した。まさか、ボール・リサイクル攻撃圧倒的有利の90年代を引きずっているわけではあるまいな。

 夜、豚しゃぶなぞつつきながら東アジア選手権。日本代表 1−0 香港代表いやー、いくら何でもショボすぎでしょうこの結果は(笑)。さすがに個人能力の差は覆うべくもなく、立ち上がりから珍しく三都主がペナルティエリアへ向かってガンガン突破を繰り返した(3バックは一次予選対策かもね)のを見ると何点入るかと思ったけれど、終わってみればPKの1点止まり。久保と大久保のシュートの外しっぷり、ポスト・バーへの当てっぷりはもはや芸術の域だな(笑)。途中で宮本がオーバーラップを見せたり、ベンチもアクセントをつけようとしたのか石川を入れたりしたけれど、結局は押し切れなかった(石川にいいボール来ないし)。山田・遠藤あたりの出来が悪かったせいもあるんだろうけど…そもそもこの相手に「目標は勝点3」とか言ってる監督の発言からしてハズシてるような。


12月6日(土)

 夕食は渋谷シネ・アミューズ横のイタリア料理屋で。ここはそこそこ安くて味も問題なくて店員も愛想いいのに、なぜかいつも空いてるんだよな。不思議で仕方がないが、まあ贔屓にしている人間にとってはありがたいことでもある。週末の渋谷はどこもえらいことになってるからね。イカとキノコの冷菜、鶏のトマト煮、もちもちしたサーモン・ピザに海老のドリア。どれもうまく、ワインも飲んで2人で6千円弱はお得すぎるだろう。

 夜、スカパーでプレミアシップ。リーズ・ユナイテッド 1−1 チェルシー。プレミア一貧乏なチームと世界一裕福なチームの対決(笑)。わずかなミスを突いて先制したリーズがチェルシーの猛攻を耐えて耐えて耐えて…でも後半半ばに波状攻撃からダフがゲットして……というあたり、展開としては非常に面白かった。アラン・スミスかっちょえー。ちょっと気になったのは、同点に追いついてからまだ15分ほど残り時間があったにも関わらず、チェルシーの攻撃のテンションが下がってしまったように見えたこと。ここら辺の淡泊さは、今後2強と互して行く上で改善していかねばならないところだわな。


12月5日(金)

 夜、芦花公園近くの友人の家に遊びに行く。ビールをがぶ飲みした上に刺身とおでんとポテト明太子をご馳走に。帰りに京王線で爆睡して丸々一往復した、という事実は内緒である(笑)。

 

 夜中、ワールドユース第3戦。日本 1−0 エジプト。本当によく戦った。間違いなく大熊ジャパンのベストゲームだろう。試合前、君が代が流れている時のイレブンの表情(特に規郎!)がもう完全に試合に「入っている」感じで、その後90分間全く気を抜かず手を抜かず戦い抜いた。スゲーよ、君たち。

 エジプトは評判通り、スピード・テクニック・ディシプリンの揃った好チームだった。特にアタッカーのDFライン裏を突く動きにはキレがあり、日本のGKが川島でなかったら…と思うとゾッとする。あまりサッカーでは聞かない国名だったが、何つーか、やっぱり世界は広いのであった。

 そんな強豪に対した日本。良かったのは、苦しい場面が何度もありながら、終始攻撃的な姿勢を崩さなかったこと。力関係からして、受けに回ったら引き分けがせいぜいだっただろう。谷澤・平山と投入していった選手交代も含め、「やられたらやり返す」前向きな気持ちが最後の決勝点を生んだと言っても過言ではない。攻撃の内容も、徳永・規郎の両サイドに茂木が加わってペナルティボックス脇のスペースをたびたび攻略。これができれば1−0以外のスコアでも勝ちきる可能性が出てくるに違いない。

 個々の選手では、殊勲はまずなんといっても川島。前にも書いたが、彼には剣の達人のような集中力を感じる。一対一の強さではJ1の正GKたちに全くひけをとらないのではないだろうか。あと、決勝点をあげた平山も良かった。高さ・強さに加え、足下の柔らかさもあるんだよね。早くプロに入ればいいのに(筑波大進学志望だとか)。そして、個人的に一番シビれたのは今野!「怪我をおして」戦う姿がこれほど似合うサッカー選手が他にいるだろうか。フィールド一杯に奮闘し続けるあの姿を見ただけで涙が出そうだ。今、一番FC東京に来てほしい選手である。

 んでもって、決勝トーナメント1回戦の相手は韓国だって?いったいどういう組み合わせになってるんだ(笑)。まあ、苦手意識がつかないように大きなところで勝っておいてほしいよね。

 

 『ゴルゴ13』文庫版25巻読む。なるほど、『芹沢家殺人事件』は読者アンケートで歴代第1位となっただけのことはあって、素晴らしい傑作だった。伏線だらけで単独のミステリーとしてもいい出来なのに、それが最後の最後でゴルゴにたどり着く快感!『W]V』とかもそうだったけど、大作においてはこういう「お馴染みキャラ」は最後までとっておいてチョイ出しするのが正しい使い方なんである。


12月4日(木)

 夜、国立競技場でサッカー東アジア選手権。日本代表 2−0 中国代表。5年ぶりのA代表生観戦(98年ダイナスティ杯中国戦以来)。別に座席はどこでも良かったのだが、うっかりカテゴリー5の「ホーム側」を買ってしまったのが失敗だった。キックオフ20分前到着ですでにホーム側ゴール裏は立錐の余地もなく、仕方なくアウェイ側に回ったら「この券ではこちらに入場できません」とあっさり入場拒否されてしまった。そりゃそうなのかもしれんけどさー、ならどこで観ろってのよ(笑)。チケットチェックが甘いゲートが一つだけあったのでそこに入ったら、中国側の応援席ど真ん中だった。仕方なく、1日限定中国サポーター(のふり(笑))。

 試合の方は、ジーコジャパンがどうのという以前に、中国代表の駄目さ加減に愕然とさせられた。次のW杯予選を睨んで世代交代を進めているという話は聞いていた。戦いぶりからは3バックのラインディフェンスから丁寧にパスをつないでいって、という意図は感じることができた。でも、DF3人を筆頭として、国際試合を戦うにしてはあまりに判断力が悪すぎる。アピール心満々の日本「控え」攻撃陣を前にあれでは、まるで狼に生肉を投げてやるようなものだ。自陣でフィードにもたついたところを小笠原に奪われて先制され、その後も不用意なパスミスを繰り返してはチャンスを逃し、ピンチを度々招いた。とにかく体格はいいのだが…5年前に見た時より弱くなってるかも。

 日本の方も、特段出来が良いようには見えなかった(いつもはテレビ観戦だからあまり偉そうなことは言えんが)。攻撃の方は単調な縦のボールに頼っていたけれど、実際のところあまりに簡単に中国DFの裏をとれるので、自然とそっちに流れてしまったということかもしれない。小笠原の彼らしい抜け目のない速攻で奪った先制点はなかなか素晴らしいもので、ジーコの目指す方向とは違うかもしれないが、少なくとも俊輔あたりがこねくり回すよりはキレがあってよろしい。久保・大久保の2トップもなかなか面白かった。三都主が攻守にあまりいいところがないのは、相変わらずの問題ではあったな。守備は即席3バックだけあってマークの受け渡し等に戸惑いも見え、そこを宮本が絶え間なく指示を出して綻びを繕っていた。今日は中国アタッカーの球離れが悪く気の利いたMFもいないので中澤の強さと宮本のカバー力で圧倒した感があったが、この完封はあまり鵜呑みにしない方がいいと思う。

 後半になってベンチ裏で大勢がアップを始めたので「もしかしたら石川出るかも」と(ちょっとだけ)期待したのだけれど、そこはやっぱりジーコ。大久保に代えて本山を投入しただけでしゅーりょー(笑)。サブの選手諸君もアップのためだけに国立くんだりまで、全くご苦労さんなことである。もし次の香港戦で大幅にメンバーを代えてこないとすれば、日本の登録選手は15人くらいで全然オッケーじゃん、みたいな(笑)。もう見切ってる選手をあれこれ試す必要はないかもしれないが、「オプションを増やす」ことの重要性をもう少し考えた方がいいかと。W杯予選も長丁場で不確定要素が大きいんだし。


12月3日(水)

 朝ネットをチェックしたら、2戦目のU20大熊ジャパンは1−4で豪快に(笑)負けた模様。やっぱ今やってるサッカーじゃ普通は1点、うまく行ってせいぜい2点ゲットといったところだろうから、点の取り合いになっては勝てない。3戦目のエジプトはむちゃくちゃ強そうだから、守備陣には通常の3倍くらいの頑張りが必要になるかもしれない。突然永田君とか化けてくれないだろうか。去年の宮本みたいに。

 録画でイタリア・ダービー観る。ユベントス 1−3 インテル。FKで先制したインテルは後半になると露骨に守備固めへ突入。アタッカー3人だけが前で走り回って、後ろ7人は自陣に引きこもって上がる気配すらなし。インテルにカウンターの鋭さがあるわけでもなく、ユーベの方もネドベド不調で攻撃の組み立てがガタガタ、こりゃあだれたまま終わるかと思ったのだけれど…。何がどうしてこんな結果になっちゃったのか訳がわからん。インテルって、変。


12月2日(火)

 夜、新宿で大学の頃のバイト先の忘年会。唐揚げ食って寿司食ってサーバーのビールがぶ飲みしてオークションで盛り上がって……気がついたら、毛布にくるまれて時計の針は午前3時を指していた(笑)。うーむ。

 鹿島が秋田・相馬(あとエウレルも)に戦力外通告、というニュースにはさすがに驚いた。中西もそうだが、年俸が高いか何だか知らんが、チームのキモである選手をそんな形でカットしちゃっていいものなんだろうか。タケノコでもあるまいに、いい選手は抜いても抜いてもいくらでも生えてくるというものでもないと思うのだが…。一昨年の横浜の轍を踏むことになりはしないか。

 あと、ジーコが3バックを試している理由「多くの選手が自分のクラブで3バックに慣れている」ってのはわかるようなわからんような。あのー、ウチ、4バックなんですけど(笑)。鹿島もそうか。ヴェルディもそうだし、マリノスもか!ジーコはいったいどういうメンバーで戦おうとしてるんだ?まあ、元々左SBに三都主が入った時は変則3バックみたいなもんだったから、別に変わらんと言われればそれまでだが(笑)。


12月1日(月)

 ユーロスペースのカール・ドライヤー特集で『吸血鬼』観る。72年前の作品だけあって、前半部分はほとんど無声映画に近い作り。今の映画に慣れた目で見ると相当に違和感を感じたけれど、血を抜かれた主人公が白昼夢(あるいは幻覚)の中で真相を知る場面や、ラストで吸血鬼の仲間の医者が製粉所で粉に埋まって死んでいくシーンはなかなか印象的だった。特に後者は、誰が細工したわけでもないのにひとりでにフェンスが閉まってしまって製粉機が動き出しちゃって、「なるほど、これが死の機械というやつか」と。そう考えると、全編を「運命」としか呼びようのない何ものかが貫いているのだなあという感想を抱くわけだが、それは主人公(超常現象研究家)の特異なパーソナリティとも関わっているということなんだろうな。金田一の赴くところ犯罪あり、みたいな。あるいはデイル・クーパーとか。

 

 Jリーグの非契約選手名、続々と発表。我がFC東京は小峯、伊藤、加賀見、諏訪園の4名。小峯と加賀見は僕と同い年だし、下部リーグの頃から見てきた選手。「おそらくそうなるんだろうな」とは思いつつもやっぱりショックはショックである。

 そういえば、僕が今と同様の気持ちで東京を応援する気になったのは、99年J2第3節新潟戦、決勝点となるPKを与えてしまった小峯が涙ぐみながらゴール裏へ謝りに来た姿を見た瞬間だったな……。あの光景は、今でも僕にとっての原点なんだよね。1部に上がってからも熱いプレーで盛り上げてくれて、ホント東京の魂だったね。

 加賀見の方は、J1に上がってからの(短い間だったが)スーパーサブ的な活躍も印象的だけど、やっぱり1部昇格を決めた新潟戦の決勝ゴールかな。彼の、あの思わず目を見張った反転シュートがなければ、僕たちが今J1で戦っているかどうかもわからないわけだ。

 時の経つのは速い。とにかく、彼らが早く次の働き場所を見つけてくれることを祈るしかない。

 アフガンで外交官2名が殺害されたことについて一言。情熱を持って一生懸命頑張っていたお二人(あとまきぞえ食った現地の人も)がこんな目に遭うなんて、まさに悲劇としか言いようがない。謹んでご冥福をお祈りします。だけど、彼らを派遣した側、小泉はじめ政府の高官連中までがショックを受けているのはおかしな話だし、これで自衛隊の派遣を見合わせるなんてことになったら馬鹿げているとしか言いようがない。だって、アメリカの大義のない戦争(大義のある戦争でも似たようなものかもしれんが)を支持した時点で、こうなりうることは薄々にせよわかっていたわけでしょう。それを承知の上で「イラクへの自衛隊派遣」も決めたわけでしょう。そして、その方針を小泉内閣が公言していたことを承知の上で多くの人が自民党に投票したわけでしょう(だよね?)。「突然のこと」とか「予想外の」とかいう文字が入ってるコメントを読むと、ホントどうなってんのかと思うよ。


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