6月30日(月)

 スカパーでコンフェデ杯決勝。フランス 1(V)−0 カメルーン。テレビ中継の音声にもしっかり入っていた情熱的カメルーンサポーターの声援、フォエ選手のユニフォームを着込んだチームスタッフ、そして相手は今大会苦戦続きのフランス代表。カメルーン優勝の条件は揃っていたがに見えたのだが…。

 フランスはさすが百戦錬磨の強国だけあって、非常にやりにくい相手に対しても終始冷静に試合を進めていた。時たま身体能力を生かしたサイドからの突破にヒヤリとすることはあっても、それは予想されたリスクであったろうし、フランスにもデサイーやアンリといった「化け物」級の選手がいるだけに綻びの程度は小さかった。もしかすると今回のカメルーンはこれまでになくソフィスティケイトされ、よく言えば堅実な、悪く言えば小さくまとまったチームだっただけに、フランスとしてはかえってやりやすかったのかもしれない。後半途中ピレスを投入した時点でほぼ勝負あり。少々てまどりはしたものの、延長に入ってのゴールデンゴールは思いがけずあっさりと決まったのだった。カメルーンへの同情は皆にあったと思うが、これは勝負の世界だから仕方がない。フランスのプロ根性は実にあっぱれなものであった。


6月29日(日)

 昼過ぎ、渋谷ウインズまで歩いて宝塚記念の馬券を買い、ついでにウインズ内の食堂で昼飯を食う。いつも通りにおすすめ定食900円。

 で、その宝塚記念(G1)、大外からツルマルボーイが来た時には「やっぱり!」という感じだったが、その内側ヒシミラクルがもの凄い脚で馬群を割って出たのにはたまげた。いずれにせよ僕はネオユニヴァースから買っていたのでスタート直後に終わっていた(笑)のだけれど(あの出遅れ、何で?)、ヒシミラクルはてっきり長距離G1限定と思いこんで無印だったんだよね(ダンツフレームは買ってたけど)。ウインズ新橋でヒシミラクルの単勝を1千万円以上買った男がいて、そのせいで前売りでヒシミラクルが一瞬1番人気になる「アクシデント」がレース前から話題になってはいたが…馬鹿にはできなかった(笑)。払戻金は2億円近く?すげえ馬券師だよな。とてもかなわん。

 しかし、ダンスインザダーク産駒はどうしてもG1では突き抜けられないねえ。ここで勝てないとなると……また来年の宝塚で勝負だな(笑)。

 

 夜中、チャンネルを回していたらF1ヨーロッパGPの中継をやっていたので久しぶりに見ようかと思ったんだけど、モントーヤがシューマッハーをスピンさせた接触(あれはモントーヤの方がかぶせすぎだろ)の場面でゲストの女性タレントがはしゃぎまくっているのが不快なので、思わずテレビを切ってしまった。昔に比べてコアなファン層しか残っていないはずなのに、どうして中継はどんどん俗にしてしまうのだろう。こういう現象はF1だけではないが。


6月28日(土)

 夜、渋谷の「くいものやKAYA」で夕食。肉は炭火で焼いてもうまいが、この店みたいに石で焼いても普通よりうまいような。結局、炭火や石がいいというよりもコンロで焼くとガスの臭いとか付いてだめということなのかな。あと、余計な油は使わないことか?


 その後、赤坂の居酒屋「すっとこどっこい」で軽く飲む。今日もサーバー付の席で、4人で6リットルくらい。体調万全で4時間ももらえれば、軽く二桁には乗るだろう。次は確実に達成したい。「それがどうした」と言われればそれまでだが(笑)。

 8月5日の国立競技場のピッチにフィーゴとラウールが無事姿を現してくれることを、ひたすらお星様に願う今日この頃(笑)。


6月27日(金)

 夕方、よく調べずに東京体育館へ泳ぎに行ったら水球大会があるとかで休みだった。こういう時は散歩だ、ということで(笑)千駄ヶ谷から信濃町・四谷・市ヶ谷・飯田橋と総武線沿いに歩く。信濃町から四谷までの住宅密集地と、その後のお堀沿い繁華街のコントラストが面白かった。

 録画でリベルタドーレス杯決勝1stレグ。ボカ・ジュニオルス 2−0 サントス。ボカは序盤豪雨の中サントスのパス回しに手こずったが、前半終わり頃になってデルガドの一発ミドルシュートが決まって先制。その後ボール支配率で持ち直し、後半半ばに押し込まれる場面があったものの、そこをしのいだ直後にFKで追加点。まさに会心の展開だっただろう。デルガドのすげえ振り幅短いシュートには驚嘆させられた。サントスの10番君は個人の実力(これはしょーがない)も周りの助けも足りず、今日のところは憧れのマラドーナになれなかったね。2ndレグはホームのサントスがガンガン押し込んで、でもその裏を狙ったボカのカウンターも決まって、差し引き今回の2点リードが効いてボカの勝ちと予想するが、さてどうか。


6月26日(木)

 夜、新宿東口の「ハン・ア・リ」で韓国料理。炭で焼くと肉の美味さが違うというのは、何度味わっても不思議だ。真露をチビチビとやりながら牛と鶏のカルビ・プルコギ・海鮮チヂミ・コムタンスープ等。ややあっさりめの味付けが良し。

 カメルーンのフォエ選手、試合中に死亡。ついさっきまで一緒に戦っていた選手が突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまったのだからそりゃあショックはでかいわな(味方としても敵としても観客から見ても)。カメルーンチームがボイコットをほのめかす気持ちもよくわかる(本当にやるなよ)。今回の事故の大きな要因が過密日程(コンフェデ杯のみならずその前のリーグ戦も含めて)にあるのかどうかはわからないが、でも選手の身体的負担についてより配慮がなされるようになるのならば、彼も決して犬死にではないだろう。ついでにW杯出場国増加案も吹っ飛んでしまえばいい。


6月25日(水)

 ビデオで、塚本晋也監督『鉄男2』。一見おとなしそうなヤツが実は一番アブないというお話、と書いてしまうと身も蓋もないな(笑)。あそこまで破壊衝動何でもありありだと、確かに行き着くところは「世界の破壊」しかないという気はするね。1作目と比べるとロック調のノリのいい映像は変わらず、金をかけてカラーにした分画面の原初的なパワーはやや薄れた感もなくはないが、それでも緩急強弱に気を遣ったように見え、よりしっかり楽しめる「映画」になった。


6月24日(火)

 録画で昨日のコンフェデを観る。日本 0−1 コロンビア。5日間で3試合という日程を考えたら、全般的な動きの重さ・リズムの欠如はやむを得ないだろう。ま、この試合に関してはFWがチャンスを生かせなかったのと宮本のミス、あと代役小笠原の力不足の3点を指摘すればいいんじゃないかな。で、より大きな視点で予選リーグ敗退という結果を見てみれば、やっぱりチーム作りの過程に重大な問題があったのは間違いない。何しろ、大会直前のテストマッチでいきなりほとんどのスタメンを代えるという「冒険」を余儀なくされて、結局それが大会中の選手起用の柔軟性欠如(3試合「同じメンバー」)にもつながっているんだろうから。全体のバランスとしては、徹底したパスによる「つなぎ攻撃」を指向している割にはそれを後ろで支えるDF陣のボールさばきが不安定すぎるというのが最大の問題だろうか。はっきり言ってチームとしての完成度はまだまだ低い。

 が、にしても、だ。今「ジーコを辞めさせろ!」というのも(就任以後の過程に関する川淵氏ともどもへの反感は置いといて(笑))あまり得策ではないように思える。だって、大会前に比べれば確実にいいサッカーをしてたもんね。大目標が近いとかならともかく、上昇傾向にあるチームをリセットしてしまうことには問題があるだろう。監督交代なんてのは、切羽詰まるか「結果が出ないのに伸びしろもない」場合でいいのではないか。宮本を除き経験のないDF陣だったということを考えれば、この結果は良くもないが悪くもないと思う。

 個々の選手では、高原や小笠原の出来に不満が残った一方、中田や俊輔はパワーアップしている感じだった。坪井はまだまだこれから。山田・遠藤は健闘の類に入るだろう。大久保はペナルティエリア内でボールこね回しすぎ(持ち味と表裏一体だとは思うけど)。宮本は致命的ミス2発の責任は逃れられないけど、周りの選手を大いにカバーしてDFラインをよく支えていたと思う。アレックスは……エスパルスではやっぱり攻撃的な位置でやるんだよね?今後4バックにフィットできるのか、ちょっと首をかしげてしまう。

 あと、選手交代に関しては、ジーコはトルシエ並に意味不明だと思った(遅いし)。「ブースター」役の選手をベンチに入れないと、この試合みたいなシチュではどうにもならんぞい。

 

 レアル・マドリード、よりによって優勝の翌日にデル・ボスケ監督を解任しやがった。「ベッカム移籍の影響で」なんて書いているマスコミが多いみたいだけど、どうなんだろう。今の会長になってから「1年1人スーパースター作戦」でやってきたマドリーだが、適材適所の采配と篤実な人柄でそれを機能させた最大の功労者がデル・ボスケ監督であることに異論はないだろう。つーか、あんないい監督他におらんぞ。4年で国内リーグ2回CL2回勝って何が不満だと言うんだ。何だかこのクラブも「正気を失って」一線を越えつつあるような気がしてならない。

 あと、イエロの戦力外は仕方がないとして……なんであれだけの大選手に「自ら身を引く」シチュエーションを用意してあげられないかねえ。


6月23日(月)

 コンフェデ杯、日本はコロンビアに敗れて予選リーグ敗退。今回日本の最大の敵はゴールポストだったかもしれん(笑)。宮本君は、初めて見た五輪代表アルゼンチン戦の時からずーっと、へこパス癖がなおらんですなあ。

 

 録画で、リーガ・エスパニョーラ最終戦。レアル・ソシエダ 3−0 アトレティコ・マドリード……なんだが、レアル・マドリードがビルバオに勝ってしまったためにソシエダ21年ぶりの優勝はならず。…この試合、プレッシャーに苦しみながらもコバセビッチ、デ・ペドロ、ニハトと決めるべき人が決めて快勝しただけに残念でならない。クラブの小ささなどなんのその、絵になるイレブン、素晴らしく役者の揃ったチームだった。本当に勝たせてあげたかったよなあ……。

 でも、試合後、優勝を逃したにも関わらず、「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」が流れる中選手が場内一周する光景には感動した。慎み深いアニエタのファンは、彼らの「レアル」がどれだけの偉業をなしとげたのかよくわかっているのだろう、拍手の嵐。監督も選手もピッチに降りたファンも、一緒になって健闘の喜びを分かち合っていた。そこには2位に終わった「怒り」も「悲しみ」もなく、全力を出し尽くした男たちの「誇り」だけがあったように思う。まるで『ロッキー』のラストシーンみたいに。


6月22日(日)

 午後、昼飯を食べながらJスカイスポーツで西武×オリックスを5回くらいまで観る。松坂は前の試合で痛めた腰を相当気にしている様子で、手を腰に回している姿が画面によく映っていた。直球も三振を取りにいく球は150km超を出す一方、カウントを取りに行く球はやや平凡に140km台後半。それでもぜ〜んぜん打てないんだからもう完全にレベルが違っちゃってるよなあ。来年あたり、中3〜4日(100球制限)で30勝くらいして、「もう日本ではやることがありません」っつって大リーグへ行ってほしいよね。日米合計300勝を目指すとか(笑)。

 夕方、夕飯を食べながら巨人×阪神。3塁側内野スタンドまでびっちり埋まった阪神ファンの大迫力。タイガース打線自体の積極性も目立ち、ジャイアンツは完全に勢いにのまれている印象だ。今日は序盤に猛攻、4回にははや勝負がついてしまった。もはや場所が東京ドームだろうがどこだろうが関係ない、セ・リーグの全てのスタジアムは、今や甲子園球場と化しつつあるのだ


6月21日(土)

 気温33度。暑すぎ。

 昼間、山手線→京急と乗り継いで品川水族館へ出かける。水族館は大好きなのでここでも大いに楽しめたんだけれど、ちょっと狭いのが難点ではありますな。ペンギン君たちも手狭な水際で所在なげに佇んでおりました(笑)。良かったのは東京湾に棲む魚たちの展示(ちっこいエイがかわいいですな)と、エサの時間にお姉さんの近くをなかなか離れない(そのくせエサは選り好みする)ウミガメかな。

 あまりに暑いので、再び京急にのってとっとと引きあげる。渋谷でちょっと買い物。ABCマートでホーキンスの革靴(底に排気孔(?)がついてるヤツ)を買ったところ、店員に「梅雨の季節の防水スプレーの効用」について説明され、思わず1本買ってしまう。理詰めで来られると弱いのよね。ついでに、アディダスのシューズ(脇と底に排気孔のついてるヤツ)を買う。「役に立ちそうな」ギミックがついている物にも弱いのよね(笑)。でも、このシューズは試してみたら本当に涼しかったぞ。

 夕飯は赤坂の「大昌園」で焼肉。とりあえず体力を回復せねばならない。

 夜、日本テレビで巨人×阪神戦の終盤を観る。リードを許していた巨人がヒイヒイ言いながら(←いや、イメージとしてね(笑))なんとか伊良部を打ち崩して同点に追いついたのが7回裏。「さあ、勝負はこれからだ!」とライトスタンドはさぞかし盛り上がったことだろう。が、しかし、今年の阪神は何しろ神がかっているのである。30分後、8回表のスコアボードには「10」の文字が(笑)。「8連続安打」って一体なんだ(笑)。いかにヨミウリが死力(資力?)を振りしぼろうとも、神様には絶対勝てまへん

 帰り、赤坂の居酒屋(名前は忘れた)で軽く飲んで帰る。ここは一部の席にビールサーバーが備えてあって、自分でジョッキに好きなだけ注いで、お代(10ml=10円)はカウンターで表示されるという仕掛けがある店だ。ビール好きにとっては素晴らしすぎるというか、今日一緒に飲んでいた友人は以前ここで2人で5リットルとか飲んだらしい。「人間とは、ビールを通す1本の管にすぎない」(笑)。

 夜中、TVをつけたら日テレで北沢豪引退試合をやっていた。ヴェルディ・オールスターズ×Jリーグ・オールスターズ。ヴェルディの10番がラモスでJの10番が木村和司先生というのは、ヴェルディファンならずとも嬉しい人選だったのではあるまいか(最近のファンはわかんねえか(笑))。都並とか長谷川健太とか、あと菊原(!)もいたし。ラモスはまだ現役で行けるんじゃなかろうか(笑)。木村和司先生は「ホントにやれるのか?」と心配(笑)だったのだが、走れずともボールを持てばそれなりのパスはまだ出せるようで、ファンとしてはホッとしたよ。いや、北沢キーちゃんのハッスルゴール2発も(ついでにすげー美人の奥さんも)見れたし、純粋に楽しい試合でした。


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