4月30日(水)

 夜、西新宿の「鳥善」で飲む。最近は焼酎のお湯割りをちびちびやるのが好きなのだが、注文して「銘柄は?」とか聞き返されると困っちゃうな。


4月29日(火)

 今日は天気も良くて、最高の散歩日和だった。新緑の青葉を楽しみながら近所の図書館まで出かけ……たら休館日だった(笑)。

 

 午後、Jスカイスポーツで東京GW2戦目。ヴィッセル神戸 0−1 FC東京。バックアップ要員(と呼んでいいのやら)喜名・伊藤の負傷中に石川・茂庭が五輪代表出向という緊急事態。開幕以来勝ちきれない中ここをどう乗り切るのかが注目されたのだが、ヒロミーのとった作戦は「藤山CB起用」「アマラオ・阿部・戸田併用3トップ」だった。確かに、これしかないと言えばこれしかなかったのだろう。

 藤山のCB起用はとりあえず成功。後半、特に先制してからは自陣に押し込まれて波状攻撃を浴びたのだけれど、ペナルティエリア内で危ないポイントを見つけては素早く移動して穴をふさぎ、アタッカーの体からボールが離れると見るや鋭い出足で奪取してカウンターの起点にもなった。心配していた空中戦の方も、極力ジャーンと役割分担することでなんとかしのいだ。ジャーンが屈強な分パートナーとしては俊敏な人材がいいということで、小峯より彼の方がフィットするのかもしれない。より前でボールをとれるに越したことはないのだけれど、試合展開としてどうしても受け身になってしまう場合だってある。そこでどう守るのか。文丈の奮闘も合わせ、大熊監督時代の「部活サッカー」を思い出した。茂庭は後でビデオをよく見て参考にするように(笑)。

 3トップの方はポジションチェンジを繰り返しながら直線的にゴールを狙っていき、前半こそいくつかチャンスも作ったが、後半になると完全に息切れ。SBのオーバーラップと噛み合ったりすれば面白いとも思えるのだけれど、しかしケリーの負担が大きすぎるし、攻撃のバリエーションがあまり豊かでないため大量得点にはとても至りそうにない。どうしても攻撃が真ん中に偏ってしまうのだ。餅は餅屋、サイド攻撃はサイドアタッカーがいないとね。

 しかし、苦しい展開を救ってくれた阿部の一発はすごかった。アマラオがドリブルで右に流れてできたスペースに走り込み、折り返しのパスを一旦浮かしながらきっちりミート、強ドライブのシュートが掛川の指先をかすめてゴールへ飛び込んだ。シュートコースさえ開けてやれば大仕事ができることを証明したゴール。天皇杯デビュー戦のダイレクトジャンピングボレーも凄まじかったが、つくづく派手な男である。95年後に刊行されるはずの『FC東京100年史』には、「2003年4月29日 FC東京史上燦然と輝くストライカー阿部の、記念すべきリーグ初ゴール」という記事が載ってほしいものだと思う(なんてね)。まあ、とにかく彼のプレーはドキドキさせてくれるのだよ、ドキドキ。

 それと、勝ち点3とったのももちろん良かったんだけど、それ以上に嬉しかったのが三浦文丈の先発出場。実に1年以上ぶりですか。前後左右に広く走り回り、終盤に交代するまで攻守でいい仕事をし続けた。途中交代なのにボールを追う動きが淡泊すぎる馬場君は、やはり後でビデオをよく見て反省しておくように(笑)。

 次も強敵だけに、ここで1つとっておいたのはでかい。つーか、やっぱヴェルディに勝ってれば何の問題もなかったじゃないか(笑)。

 

 夜、NHK−BSでJリーグ。ガンバ大阪 1−2 鹿島アントラーズ。前半面白い攻め合いだったのに後半ミス合戦になってしまったのは、強風のせいか高い気温のせいか、それとも過密日程のせいか。後半ロスタイムのPKの時、カメラはファウルをした宮本ばかり追っていたけど、あれはどう考えてもその前にこぼれ球を拾わず見てしまった山口智の責任だろう。深井みたいなドリブラーをスピードにのせたら、そりゃああなっちゃうって。最後の最後、集中力の差が出たとも言えるわな。1stステージはこのまま鹿島かな。


4月28日(月)

 Jスカイスポーツで大詰めも近いスペインリーグ。FCバルセロナ 2−1 レアル・ソシエダ。前半のバルサは間違いなく今季最高の出来だったが、どん底だったチームがここに来て会心の勝利を得ることで、にっくきレアル・マドリーのアシストをしてしまったのだから何とも皮肉というか。ソシエダは少々元気がなく、選手層が薄いだけにここに来て「のびきったゴム」になってしまったのではと心配してしまう。あと7試合、勝ち点差たったの4。しかもレアル・マドリーはチャンピオンズ・リーグだって抱えている。決してまだあきらめてはいけない。サッカーの神様、(もう来年は同じチームでいられないであろう)彼らにあと少しの力を下さい、かつて天皇杯で横浜フリューゲルスにそうしてくださったように。


4月27日(日)

 昼間、選挙の投票に行ってきたのだけれど、もう全然誰に入れたらいいかわかんないね、区議会議員とかになると。それでもまあ頑張って選びました。もちろん自民党以外で。

 その後永田町に出て、作業している後輩に差し入れしてから溜池山王まで歩いたんだけど、何なんだあの新首相官邸とやらは。旧官邸の何倍も巨大で、全面ガラス張りぴっかぴかにそびえ立ってやんの。おまけに周りの道路とかも異常なほどキレイに工事されてて、人工の川とかまでできてるし(笑)。もし僕が外国人であの光景を見たら、日本が長期不況のただ中で信じられない規模の借金を抱えているなんてとても信じられないし、ましてや日本が民主主義国家などと言われても一笑に付すしかないだろう。ってることのレベルが北朝鮮と全く変わらない、違うのは世襲制かどうかくらいで、支配層の厚みということを考えればむしろ日本の方がひどいんじゃないだろうか、マジで。

 

 夜寝る前、JスカイスポーツをつけたらNZU来日シリーズの最終戦を録画中継していた。いやあ今日やってるの忘れてたなあと思ってちょっと見てみたら……画面に映し出されたのは驚くべき試合展開だった。早稲田大学 37−31 NZ学生代表。極東の単独大学チームが、ラグビー王国の学生トップ選抜を撃破。………すごいことじゃないか!!早稲田は攻撃にしろ防御にしろとにかく低い姿勢でテンポ良く動き、組織的連携とスピードでNZUを圧倒。日本人らしい戦いぶりで結果を出し、我々日本ラグビーファンの自尊心を保ってくれたという意味では3日前の某混成チームより早稲田の方がよほど「代表」の名にふさわしいとさえ思ってしまう。何より、志の高さが感じられるのがいい。ありがとう

 あと、早稲田の戦いぶりももちろん素晴らしかったのだが、もう一つ印象に残ったのは試合後のNZUの態度。結局一度もリードを奪うことすらかなわなかった上にレフェリーとルール解釈が合わない場面も幾度かあり、試合中とフルタイム直後は興奮のあまり粗暴な振る舞いをする選手も見られた。しかし自らもエキサイトしていたはずのキャプテンが円陣を組んでフィフティーンを落ち着かせ、最後はきちんと列を組んで早稲田の選手を握手で送り出した。おまけに記者会見でも真っ先に早稲田を賞賛、判定については「よくあること」と流し、言い訳めいた言動はほとんどなかった(らしい)。これもまた、王国としての1つの底力ということなのだろう。感心させられた。


4月26日(土)

 朝急に思い立って(笑)上野から「スーパーひたち」に乗り込み、水戸で大洗鹿島線に乗り換える。カシマスタジアムで遠征観戦。鹿島アントラーズ 2−0 FC東京異国の地(笑)でのアウェイゲーム、しかも相手は中1週間でこちらは中2日、おまけにサブも含めて3日前と全く同じメンバーとなれば確かに勝利は難しかったかもしれない。キックオフ直後から出足も悪く、集中力を欠いたようなプレーが何度か見られ、早くも5分には寄せが遅れたところをミドルシュート一発で先制される。鹿島相手にこの展開になってしまってはいかにも苦しい。前半こそケリー・アマラオ・石川の速いパス交換から何度かチャンスもつくったが、そこをケリーが決められないともうあとはどうしようもなかった。

 東京の攻撃はケリー(動きはキレキレだった)とアマラオと石川の3人でやっているという感じで、鹿島の強力DFを崩すには武器が足りないように思えた。阿部は水曜日と同様左サイドに位置したのだけれど、ちょっとあそこでは(特に相手が守りに入ってスペースが消えてしまうと)彼のいいところは出ないかもしれない。アマ1トップのやり方を変えないのであれば(後半頭だけはちょっと2トップっぽくなったか?)、左は戸田か規郎を使うべきだと思う。阿部にはもっとゴール近くで勝負させてやりたい。あと攻撃では、SBの使い方に改善の余地があるかな。石川がややシュート中毒気味なせいで加地のオーバーラップはほとんど「無駄走り」になってしまっているし、金沢も行くべき時に行ききれない中途半端さがあるような(ベンチの指示かもしれないけど)。サイドチェンジはよくやっていたけど、そこで詰まった感じになっちゃうんだよね。

 守備の方では、茂庭は2回くらい変なプレーもあったがまあ全般的にさほど悪くない出来だった。ジャーンはスピード負けするところはあったけれどもヘディングでは全く譲らず。加地の対応力も着実に向上。だから、問題は守備じゃないんだよね…(いや、もっと安定してくれればそれに越したことはないんだけど)。

 鹿島としては、名良橋・相馬の両SBが東京のサイドを広く使う攻撃にうまく対処して穴を作らなかったのが一番の勝因か。この4バックは「円熟」という言葉をそのまんま体現しているように思える。攻撃陣では、エウレルのスピードにはひたすら感心させられた。平瀬は足下にボールほしがっているようじゃ進歩がないね。小笠原はひたすらステディにうまい。

 東京はこれで12位まで後退。またしても得点力不足のトンネルに入ってしまったように見える。というか、ここ数試合の戦いぶりを見て思うのは、結局アマラオばかりに頼ってしまっては彼の能力がチームの攻撃力の上限になってしまうのであって、そのアマも衰えは隠せないのだからチームの得点力もジリ貧になっていくのが当然だということ。もう戦い方を変えないとどうしようもない時期に来ているのではないだろうか(とか言うといきなりジーサン爆発したりするから油断できないけど(笑))。基本として、サイド攻撃を重視するのか「ケリー大作戦」で行くのか(自動的にこうなりそうで怖い)それとも開幕前の方針通り2トップシステムへ移行するのか、はっきりしてほしいところではある。

 まあ、試合はボコボコだったけど、スタンドで食べたキムチ鍋のうまさで救われた遠征だったかな(笑)。

 

 夜、赤坂の「つぼ八」で飲み会。その後後輩連中と新宿に流れて「和民」で2次会。皆さん、意外と保守的なんですなあ。


4月25日(金)

 夜、西新宿の焼鳥屋「こみね」で飲み会。ここに来るといつも一心不乱にレバ刺しやらハツ刺しやら食べてしまうのだが、うまいのだから仕方がない。調子に乗って終電まで、グデングデンに酔っぱらう。最近の週末はいつもこんな感じ。

 フライパンのフタは、1回冷やしてからもう1度火であぶったらとれました。


4月24日(木)

 夜、メシを食いながらJスカイスポーツでラグビーNZU来日シリーズ第2戦。日本A代表 14−97 NZ学生代表。いや、もう、思わず箸をテレビに投げつけようかと思うほど見ていて腹立たしい試合だった。なんだ、あのスカスカの守備、ヨワヨワのタックルは。小林深緑郎さんが「お話にならない」とコメントしていたように、相手より体が小さいのにどうして相手より腰高になっちゃうのだろうか。つーか、今の代表関連キャンペーン、守備軽視しすぎだっつーの。

 実は、以前読んだ宿沢さんの本(『日本ラグビー復興計画』)の中で不安を覚えた部分もそこ(「今のラグビーを見ると40点とられても50点とるチームの方が〜」云々)だった。ルールが変わってより多く得点が入る(いわゆる「攻撃有利」の状態)ようになったからといって、競技としてのフットボールの本質には変化はないはず。「相手より点をとり、自分より点をとらせない」。そのシンプルな目標の中にこそ、フットボールのわかりやすさも難しさも奥の深さも詰まっているのだ。100点とっても101点とられたら負けるし、3点しかとれなくても相手を0点に抑えれば勝つ。バランスを失してはいかんのだよ、勝ちたいのならば(勝敗度外視ならば話は別)。NECが国内チャンピオンになった意味をもう一度考えてみた方がいいんじゃないの?

 

 TVをつける前、晩飯のおかずに豚肉を焼こうとしたら、フライパンにフタがはまってとれなくなっちゃったんですけど、これどうしたらいいっすかね(笑)?


4月23日(水)

 朝、いつもより2時間ほど早く家を出て仕事に打ち込む。死にそー。が、「今日はサッカーだぜ!」と思い踏ん張る(笑)。

 

 で、夕方大江戸線に飛び乗ってダッシュで国立競技場へ駆けつけ、ナビスコカップ第4節。FC東京 4−0 柏レイソル。若手中心レイソルの実力はさておき(笑)、今日は点を取ったメンツが良かったね。石川が鮮やかな反転ボレーとドリブル→ミドルシュートで2点、さらに宮沢が「これがもっと見たい」ケリーを追い越していくプレーから決め、とどめに阿部がDF3〜4人に囲まれながら素晴らしい身のこなしでゴール隅へ突き刺した。まあ、とりあえず4点も取れば文句はないです、そりゃ(試合後、MakoPさんは「これはガス抜きだな」とおっしゃってましたが(笑))。

 試合前、先発メンバーにアマラオの名前があるのを見た時はさすがに「おいおい」とツッコミたくなった。ジーサンも動きはこないだの試合より良くなっていたようだけれど、とりあえずナビスコ杯を獲ることを第1目標にして土曜の鹿島戦は二の次ということになるのか?「獲りやすさ」という意味ではそりゃリーグ戦よりカップ戦だし(そのくせ賞金は結構高いし)、まあわからなくもない。ナビスコで新人使いまくっていた昨年とははっきり方針が違うのがわかる。でも、今日も結局若い連中のフェスティバルになったんだよなあ。個人的には、こういうところで規郎あたりを先発で使ってほしいと思うのだけれど。

 で、待望のアマラオと阿部の2トップ実現か、と思えたのだけれど、試合が始まってみると別に2トップじゃなかった。時々ポジション交換はしていたにせよアマラオは中央、阿部は左サイドに張りっぱなしで、ちょっと阿部の持ち味が出きっていなかったような。阿部は左右に柔軟に顔を出しつつゴールから逆算したプレーをしたいと思うんだよね、本当は。今日みたいな4−2−3−1の左だと、もっとゴール前に出たいのだけれど守備の方も気になって、おまけにフリーでシュートに持ち込みやすいようポジショニングしても、そういう位置取りに慣れていないケリーやアマラオからなかなかボールが出なくて、という感じ。得点もアマラオが引っ込んでトップに上がってから、しかも「パスが来ないんで、しょーがないから自分で行くか!!」というようにも見えた。チームへのフィット感では戸田の方が上だし、ウイングとしては規郎だって面白いし、監督としても難しいところだろう。まあ、それでも、彼が勝負姿勢とトリッキーなプレー(トラップとか独特の強さを持つヘディングとか)を見せるたびにスタンドから上がる「オオッ!」というどよめきは貴重だけに、原さんがうまくさばいてくれることを願うばかりだ。

 あと、チームとしてもうちょっといいクロスが左右から上がるといいなあと思ったりした。「三本の矢」で鳴らした去年のバルサみたいなもんで、攻撃がゴールに向かって鋭く直線的なのはいいんだけど、それにサイドからの崩しも加わるともっと凄いぞ、みたいな。ま、今日はあんまり相手が引かなかったんでその必要もなかったのかもしれんけど。

 茂庭はちょっと痩せたかな?顔つきが少し精悍になっていたように見えた。マンマークに付くよりも、今日みたいにカバーリングに徹した方が合うみたいね。

 何にせよ、MakoPさんとも話したように、こういう試合からどんどんノッて行ってほしいところだ。今の戦力で東京がタイトルを取るには、とにかく若さに任せてノリまくらないと難しいだろうから。

 柏の方は、少ないタッチで早く球を回そうという意識はうかがえた。が、個人の力で今日は完全にこちらの方が上だったかな。あと、柏サポーターも余裕のなさとあきらめが目立つ(今日も4点目取られたら終了前に片づけを始めて東京側に野次られてるし(笑))のだが、ホント大丈夫なのか、オイ(でもリーグ戦の順位はウチより上なんだよね(笑))。

 さて、土曜日はどうしようか。


4月22日(火)

 朝っぱらから夜中の12時前まで仕事。眠い。が、「明日はサッカー」と思いこらえる。


4月21日(月)

 朝っぱらから夜中の11時半まで仕事。疲れた。が、「明後日はサッカー」と思い頑張る。


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