2月28日(金)

 夜、渋谷の「龍の髭」で夕食。ジャコとタコのチャーハンがけっこうイケた。

 

 世間様ではだいぶ話題になっている様子の「新幹線運転手居眠り事件」、僕が思ったのは「列車の運転もあまりに自動化が進んで、眠くなっちゃうくらい退屈なんだろうか」「もしかして、ATCを突き詰めたら運転手いらないんじゃ?」だったのだが、どうもそういう感想は普通ではないらしい(笑)。まあ確かにそりゃ居眠りはいかんだろうよ。でも、今回の一件でもよくわかった現在のATCの機能・精度からすると、このことが即重大事故につながるとも言えないような気がするんだけどね。テレビのコメンテイターとかが言う「もしものことがあったら…」って一体どういう場合を想定しているのだろう?

 あ、でも、んなこと言って油断してるからこそ不祥事が起こるってか。ハイハイ。


2月27日(木) 

 ついに来ましたか。日本でもプロラグビー選手が活躍する時代が…。何だかんだ言ってサントリーも、斉藤に逃げられたのが大きいんだろうな。

 

 ビデオで、ジョン・カーペンター監督『ヴァンパイア 最期の聖戦』。余計な前振りを一切排除した導入部(最初のヴァンパイア退治からハンター・チーム壊滅までわずか20分余り!)もわかりやすい展開(オチは途中で完全に読めた)もかっちょいいBGMもハード・ボイルドな結末も、いつも通りご安心下さいの品質保証。カーペンターって、特大ホームランはないけれどコツコツいい当たりを飛ばす、昔の巨人で言えば篠塚、今なら清水みたいな監督ですな。


2月26日(水)

 夜、新宿西口の「文華」で飲む。ピータン・韓国風冷奴・海老タマ炒め・レバニラ炒め・しそ餃子・焼きそばといったところ。

 昨日のCMの感想の続き。出演していた選手達は皆いずれ劣らぬスーパーな選手・スター揃いだが、その中でもやはりベッカムの存在感は際だっているように見える。日韓W杯の前後のマスコミの騒ぎぶりにはいささか(というかかなり)うんざりさせられたし、プレーぶりもレベルは高いが能力の偏った使いどころの難しい選手で、正直「そんなに騒ぐほどの選手かよ。ファン・ニステルローイやギグスの方が凄いだろうに」と思うことも多い。でも、彼からはサッカー選手としての実力とは別の次元でスター、そう、「スーパースター」としか言いようのないオーラが出ていることも否めないのだ。僕個人はサッカー選手としては「ラウールが一番」と思っているのだが、しかしこうした場合ベッカムの前では脇役に甘んじるのも仕方がないかな、とも思う。かっこよすぎ。


2月25日(火)

 北朝鮮から地対艦ミサイルが一発飛んだくらいでガタガタ騒ぐなっつーの。成人式でヤンキーが飛ばすロケット花火みたいなもんだ。

 

 今日の「Foot!」のエンディングで、新しいペプシのCMのロングバージョンをやっていた。すげえ面白え。西部劇風。街の酒場でレアル・マドリーとマンチェスター・Uの面々がはち合わせ、カシージャスがベッカムのペプシを奪い取って挑発。当然「表に出ろ!」となり、(なぜか)PKでの決闘になる。マントを脱ぎ捨て、ユニフォーム姿になる2人。息を呑んで見つめるラウール、イエロ、ベーロンら豪華なメンツ(おまけにお尋ね者役(笑)でリバウド)。ベッカムに対してカシージャスではちょっと役不足では…と思ったら、案の定ベッカムの機転(?)であっさりゴールを割られるカシージャス。喜び抱き合うユナイテッド団。あららマドリーのメンツ丸つぶれかいな…と思われたその時、「ちょっと待ちな!」ってな感じで床屋(というところがミソ)の扉を荒々しく開け、ボールを脇に抱えて登場する「あの男」……。あとはテレビで見てのお楽しみね(笑)。

 と、ここまで書いてふと思ったのだが、もしかしてこのCM、もうやってたりする?テレビあんまり見ないからわかんないんだよね。


2月24日(月)

 昨日の日本選手権の記者会見。何が良いかって、NECの太田監督は序盤の不振について、サントリーの土田監督は決勝での敗戦について、それぞれ采配やコーチングに責があると明言していることだね。特に土田さんの方は「○○点差つけて勝ちます」ってな、よく言えば派手な悪く言えば行儀の悪い発言が目立っていただけに、退任前最後の公式会見でこういう発言をされているのは嬉しかった。やっぱり「勝利の功は選手に、敗戦の責は指揮官に」というのが基本でしょう、少なくとも人前では。

 Jスカイスポーツでリーガ・エスパニョーラ観る。レアル・ソシエダ 2−0 オサスーナ。試合そのものはコバセビッチの「回転受身シュート」を除けばさほど内容は濃くなかったが、そういう時こそ倉敷アナが暴走する時。実況に『ガンダム』からの引用が交じりまくり(「兄さんは鬼子です!」とか(笑))、僕なんぞは笑い転げていたのだが、中には頭の中に「?」マークが10個くらい駆けめぐった視聴者もいたことだろう。まあ、許してやってくれい。ゴダールの映画みたいなもんだ(笑)。

 なんか、第2弾をやるみたいっすよ(笑)。無謀のような気もするが。


2月23日(日)

 今日も午前中からなんとなく家にいた。

 

 昼、NHK総合で最後のラグビー日本選手権決勝。NEC 36−26 サントリー。いや、シーズン最後、しかも今年で最後の大会の決勝戦でこんなドラマが待っていたとは!国内ラグビーもまだまだ捨てたもんじゃない。サントリーが「あと何十連勝するやら」と思わせるほどの強さを発揮していただけに衝撃度は大きかった。こんなすごいものを見せてもらったのは、99年W杯フランス×NZ以来のことだ。

 NECは自分たちの強み、すなわち重いモール攻撃とブレイクダウンでの強さを最大限発揮するべくゲームプランを立ててきた。自陣でボールをとると無理せず相手陣に蹴り返し、小野澤らがカウンター攻撃を仕掛けてくるところを狙い打ちにしてターンオーバーを狙う。首尾よく22m内に入ることができればラインアウトからモールを軸に力業でトライをとる。この目論見は成功し、試合は終始接戦で進んだ。サントリーはいつも通り早い球出しからフェイズを重ねてNEC守備陣を崩しにかかったのだが、NECは少しずつゲインを許しながらも粘り強くタックルを重ね、ここぞという局面でFWが一気にラックに集まってターンオーバーを奪う。前半は12−12のタイスコアで、後半に入っても先行するサントリーにNECが食い下がる。

 それでも後半半ばになると、NECのFWにバテが来たのと反比例するようにサントリーが地力を見せ、25分には9点差まで突き放した。ウルイナヤウが難しい角度のコンバージョンを決めた時は「これで勝負あったか」とも思えたのだが…。そこからがNECのミラクルの時間帯となった。あれほどこだわっていたモールはどこへやら、まるでこの数ヶ月間温存していたかのように「らしからぬ」スピード感溢れるパス展開を披露し、ガンガン攻め続ける。まずNO8箕内を囮にFLグレン・マーシュを走らせる、超必殺のムーヴを決めて24−26。続いて一気呵成の連続攻撃からサントリーDFラインをかすめるような際どい並行パスがWTB窪田に通ってゴールポスト真下に飛び込み、31−26。さらに終了間際には自陣からタッチライン際のカウンターで窪田が独走し、36−26。まさに神懸かり!!スタッフも選手も茫然自失となったサントリーにこの勢いをはね返すだけの力は残っておらず、ロスタイムにはこれも「らしからぬ」バラバラで効果の薄い突進が繰り返された後、終了の笛が鳴った。

 この勝利は大きい。まずここ2年間の「サントリー独走」ムードに一旦歯止めがかかったこと。せっかく「実力伯仲のゲームを増やす」目的でトップリーグを作るのに、「強すぎる1強」がいたのではファンの興味もそがれかねないからね。それと、高校選手権を連覇した啓光学院と同様、NECが守備を最大の武器とするチームであること。確かにラグビーは「守りきる」ことが(特に「格上」相手には)難しい競技であって、どうしても「より多く点を取ること」に流れることは分からないではない。でも、いくら「一発で得点をとる」力があっても「一発でとられてしまう」ディフェンスじゃあいつまでたっても勝てるはずがないよね。だからNECは、とりあえず攻め手の少なさは棚に上げるとして、サントリー的なラグビーへのアンチテーゼ、「負けたけどトライとったからいいじゃん」的な風潮(リコーに完敗した早稲田を褒めるような)への警告になるんじゃなかろうか。

 サントリーは何といっても栗原欠場が大きかった。小野澤が本来のFBに戻って、確かにゲインは稼いだしアシストもしたのだがどうしても攻撃が中へ中へ偏ってしまって、両WTBが快走する場面があまりに少なかった。おまけに後半半ばでSO伊藤も負傷してしまい、いっそうボールが散らなくなって以後の攻撃は不発に終わった。運もなかったし、何より相手の戦いぶりが良すぎた。最強チームが負ける時とはこういうものなのだろう。もちろん依然として、トップリーグ初年度における優勝候補ナンバーワンであることに変わりはないが。

 今日のNECの偉業(っつーくらい言っていいだろ)は、ぜひ「プロジェクトX」で。「東日本リーグ5位からの奇跡」「箕内キャプテンと男達が立ち上がった」とか何とかテロップ入れて(笑)。

 

 春のダート王決定戦フェブラリーS(G1)は、ゴールドアリュールがJCダートのリベンジを果たして優勝。道中好位のインでじっとがまんして4角きれいに抜け出し、追いすがるビワシンセイキをクビ差さけた。切れ味不足の脚質を補う武豊の騎乗は完璧としかいいようのないもので、稍重の馬場やアドマイヤドンの失態に助けられたとはいえ、ゴール板を駆け抜けた瞬間の笑みとガッツポーズはまさしく「会心」のものだったろう。やっぱりユタカにだけは逆らえません。
 僕の本命アドマイヤドンはスタートでいきなり躓き、そこでレースが終わってしまった。外目やや後ろでゴールドアリュールを見ながら競馬ができる分展開的に有利だと思ったのだが……お話にならなかった。あえて言うならば、G1の人気馬としてはスタンド前の大外枠・2ヶ月以上の休み明け・鞍上藤田という三重苦(笑)だったんだけど、こちらはそれを反省しても次に生かしようがないのが困ったところ。くそ。
 これで年間収支(ったってまだ2ヶ月だけど)もマイナスに転落。次だ、次。

 東京の今季初戦(?)清水戦は2−2の引き分けだとか。何か、見たところ東京の布陣、レアル・マドリーみたいなバランスになってるんですけど(笑)。


2月22日(土)

 連日の深酒でさすがに体調がよろしくなく、おまけに空模様もよろしくないので家で静養にあてる。


 起きてすぐにA3チャンピオンズカップ最終日。鹿島アントラーズ 0−0 城南一和。最後に鹿島戦が控えているにも関わらず城南が第2戦を落とした時点で、こういう結果はある程度見えていた。城南は持ち味のグラウンドを広くダイナミックに使う攻撃で鹿島ゴールに迫ったが、秋田・大岩の強さと高さ、高嵜のサガン時代を彷彿とさせる「当たり」っぷりの前にあと一歩届かず。それにしても、こういう「勝利条件」のはっきりした時の鹿島の強いこと強いこと。この大会においては精神的にも技術的にも文句のない第1位だったと思う。

 競馬は、2レースともハズレ。クイーンC(G3)は人気薄の逃げ馬トーセンサニーから買って「あわや」の場面も。坂上で失速したけれど充分楽しめたので良しとしよう。勝ったチューニーは後藤の気迫がのりうつったような最後の伸びでしたな。京都記念(G2)の方は見た目以上に馬場が悪化していた様子で、後方の有力馬が切れ味を殺されて人気薄マイソールサウンドが逃げ切り。2着に京都コースで連対実績のないイブキガバメントが突っ込んで万馬券。イブキは「高速馬場でなければ」ということでヒモには買っていたのだけれど、本命にするのはちょっと無理だろう。まあ、仕方のない馬券というか。

 夜中、スカパーでプレミアリーグ。マンチェスター・C 1−5 アーセナル。アーセナルはテレビゲーム的と言ってもいいほど美しいサッカーをするチームだけど、今日はシティがそのペースに完全に合わせてしまった感じ。アーセナルの攻撃時にDFが体をきつく寄せるでもボールに厳しく働きかけるでもなく、マークとポジショニングばかりに気を使っていてスイスイ抜かれまくってやんの。別に汚いプレーをしろとは言わないが、もうちょっと激しく行かないと、練習用のコーンじゃないんだからさ。ただ、そんな後方のふがいなさにも構わずガンガン攻めまくって点をもぎとったファウラーとアネルカにはちょっと感心させられたけど。


2月21日(金)

 夜、千歳烏山で前の仕事場の「旧暦新年会」に途中から参加。2次会のカラオケではまた「私の16才」を(ネタというわけでもなく)歌ってしまいましたが、周りのオッサン軍団が懐メロばっか歌うもんだからあんまり違和感なかったような(笑)。さらに駅前の焼鳥屋「亀屋」に2人で入ったのだが、1次会の頭から飲み続けていた相手は爆睡してしまい、1人黙々とビールとつまみを口に放り込むはめになった。まあ、鰹のたたきが激うま(ミョウガを添えてあるのがグッド)だったのでよかったけど。


2月20日(木)

 仕事帰り、新宿西口「三国一」で飲む。ここは元々うどん屋なのでシメには困らない、はずなのだが、うだうだ杯を重ねている内に閉店になってしまった。で、仕方ないので歌舞伎町へ出て「天下一品」へ。初めて食べる。こってり味の方。噂通り好き嫌いがはっきり分かれそうな味だった。僕はダメだったな。スープのあまりの濃厚さ(インスタントのカップスープをお湯の量半分で作ったみたいな)にちょっと気持ち悪くなった。

 録画でスペインリーグ(の1試合を、昨日今日と分けて)。ベティス 3−2 レアル・ソシエダ。「先にまわしをとられた若い大関が足腰の強さで土俵際まで盛り返したんだけど、最後は技師の小結にうっちゃられて星を落とした」みたいな試合。そういう展開で落とした勝点3は痛すぎる。あと、やっぱりカルピンみたいな選手は後ろでボールさばくんじゃなくて、前で勝負できる位置に置かないと。


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