2月9日(日)
昼間、ラグビー日本選手権1回戦4試合をJスカイスポーツでザッピング観戦。大学勢で一番多く得点してスタンドを沸かせたのは大方の予想通り早稲田(リコー68−31早稲田)で、前半は勝負にさえなるかと思われたのだが、後半早々3トライをたたみかけられてジ・エンド。相手が強くなったことでミスの多さとファーストタックルの弱さが浮き彫りになったように見えた。むしろ健闘が光ったのは法政で、得点こそできなかったものの(東芝33−0法政)低く鋭いタックルでボールキャリアーを度々仰向けにし、ボールを奪うやFW・BK一体となったフォローで素早く攻め入り東芝ゴールに何度か迫った。月並みな言い方だが、ラグビー・フットボールにおける最大の武器(とくに「弱者」にとって)はやはりタックルなのだ、と思う。早稲田に法政の突き刺さるタックルがあればなあ、などと無い物ねだりしたり。
今日の競馬は小倉大賞典(G3)でマイネルブラウ−ユウワンプラテクトの96.6倍(惜しい!もうちょいで万馬券)をゲット。やはり頼りになるのは同条件実績馬と武豊だ。稍重の馬場状態も予想を手助けしてくれた。あまり大金を賭けてはいなかったのだが、少なくとも今年の負けは全部チャラになり、これで平常心で来週からの戦いに臨めるぜ!
とか喜んでたら、共同通信杯(G3)とシルクロードS(G3)はあっさりハズレた(笑)。江田とか福永とか、人気でアテにならない騎手が有力馬に乗っていると実に悩ましく(人気薄なら素直に押さえるのだが)、今日は2人とも本命にして失敗。どちらも「あのなあ」と言いたくなるような負け方だった。
録画でリーガ・エスパニョーラ。レアル・マドリー 4−1 ベティス。攻め合いの展開からサイド攻撃で先制するところまではベティスの思うつぼだったはずだ。だけど悲しいかな、そこからマドリーの反撃をくい止めるだけの守備力がなかった。結果、マドリーがラウール・フィーゴ・ジダン・ロナウドとオールスター得点でゴリゴリとベティスDFを挽き潰し圧勝。ベティスもとても魅力ある武器を2、3持っているチームなのだけど、マドリーはそれが10個ぐらいある感じ。金はかけてみるものだ。
2月8日(土)
昼は家でダラダラと過ごし、夕方から明治記念館で高校以来の友人の結婚披露宴に出席。明治記念館ってのはいくつ式場を持ってるのかね?中で迷子になるかと思ったよ(笑)。ものすごい庭園があって、なんか大名行列みたいなのも歩いてるし。
式自体は盛会そのもので、料理もなかなか美味しかった(フォアグラなんて生まれて初めて食ったぞ(笑))。友人代表ということで柄にもなくスピーチなんぞしたのだが、新婦に語りかける形式で原稿を用意していたら新婦がお色直しに出てしまっていて、急遽アドリブでこなす羽目に。まあまあの出来か。新郎から事前に「俺の前途ある人生に傷をつけるな」と釘をさされていたので、その旨ちゃんとスピーチの中で断りを入れておいた(笑)。
あと、なぜか余興で紙切りの人が来てたんだけど、やはり職人の技というのはスゴイ。ほとんど手元を見ないで切ってるもんなあ。小さい子供たちが「菊の花」と「宇宙ロケット」をリクエストしていたのはちょっと笑えた(縁起悪いだろう、それは(笑))。
終わってから赤坂に出て、「魚民」で飲む。あのアコムのCMの娘はいいぜ!とか(いや、そんな話ばかりしてるわけではないのだが)。
夜、新宿南口の「三是」で飲む。偶然隣の席に4〜5年会っていなかった大学の同級生が座っていたのだが、相手はこちらになかなか気づかず。こういう時に声をかけるタイミングというのもけっこう難しい。昔ならいきなりおしぼりとか投げつけてたんだろうけど、最近は僕も奥ゆかしいので、携帯をかけて「横を見ろ」と言って驚かせる、という作戦で行ったのだが圏外だった(笑)。
ビデオで、石井輝男監督『直撃 地獄拳 大逆転』観る。色々な意味で唖然とさせられるシーン多数。ブッ飛んでるなあ、というか、バカとハッタリとアクションだけで90分間押し通す姿勢はマジで素晴らしいと思ったよ。ワイヤーアクションもCGもなくったって、29年も前(あ、オレが生まれた年だ(笑))にこれだけのことをやっていたのだ、千葉ちゃんは。
2月6日(木)
夕方、新宿から渋谷に出ようしたら「山手線内回り人身事故でストップ」とのことで、やむを得ず埼京線に乗車。車内も降りてからのホーム・階段もぎゅうぎゅう詰めの状態になっていて、いつもより15分くらい余計にかかっただろうか。エライ目にあった。事情はこういうことだったらしい。過当競争ということか。あのゴミ箱雑誌拾いの人たちは1冊あたりいくらもらえるのだろう?
町山智浩著『<映画の見方>がわかる本』(洋泉社)読了。主に70年代の米映画を取り上げたサブテキスト集。扱っているものは『2001年宇宙の旅』『イージー・ライダー』『ロッキー』『未知との遭遇』等々どれも名作中の名作で、作品の背景・制作経緯・内容を丹念に調べ上げ解説した記述は実に読み応えがある。ただし気をつけなければいけないのは、資料によって明らかになる事実は確かなものだとしても、そこから導かれる「結論」「解釈」には町山氏固有の価値観・好みが投影されているということ。単に画面をボーッと眺めるのではなく、自分の頭を使い、胸の中の思いを省みながら作品を鑑賞しなくてはならないのだ。おそらくこの本が目指しているのも、個々の観客がそういった姿勢で映画に向き合うことだろう。
2月5日(水)
「毎日遅いと疲れちゃうから明日がんばろう」と自分に言い訳しつつ(笑)18時半頃仕事場を出て、夕飯を食べようと仕事仲間と新宿駅前の「文華」へ。ホントはビール2〜3本空けて帰るつもりだったんだけど、んなこと言ってる時に限って止まらなくなるんだな、酒が。気がつくと23時半。疲労回復どころではなかった(笑)。帰りに駅で、階段を踏み損ねて足をくじいたし。
アメリカは、もう何がどうなったって戦争に持ち込む気なんだから、正々堂々とイラクに宣戦布告すりゃいいんじゃねえか?逆にイラクが「自衛のため」と称して宣戦・先制攻撃(+米本国でのテロ)したらどうなるんだろう、とかも思ったりする。もしパウエルが辞めでもしたら、それこそ合衆国自身が「ならず者国家」だよな、まったく。
2月4日(火)
いやー、スカパーようやくつながったよー!!ちょうど「Foot!」の時間にリセット作戦成功で、びよーんと倉敷アナの顔が映った時はひっじょーに嬉しかった(別に彼の顔自体が見たかったわけではないが(笑))。別にテレビ見なきゃ見ないでやることはいくらでもあるのだが(山と積まれた未読本を片づけるとか)、何しろこちとら月5千円以上払ってるんである。5千円あったら、
ピンサロに1回吉野家に15回は行けるぞ。
2月3日(月)
久しぶりに遅くまで仕事をして、家に戻ったら24時を回っていた。で、テレビつけたら「福祉施設の経営者、従業員にサービス残業させたとして逮捕」というニュースをやっていた。うーむ。こういう問題は本当にケース・バイ・ケースであって、一般的な論評をするのは難しい。人間にはそれぞれペース(ないし「速く仕事をする」ことについての能力差)があって、「テキパキやって7時間」で終わらせた人間より「ダラダラやって10時間」の人間の方が残業代がつく分収入が多くなったりする矛盾は確かにある。でもたいていの場合は「早く帰りたいのに仕事が多すぎて帰れない」のであって、そこにいわゆる「裁量労働制」なんか持ち込んだら経営者側のコスト削減にはなるけれども労働者側はたまらんのなあ、とか……。要するに時間で縛られて「給料」をもらうのと、こなした仕事に対して「報酬」をもらうのとどちらがいいのかという問題なんだろうけど、それも支払う側ともらう側の差違とか個人差とか業種の違いとかあるし…。ま、一つだけ言えるのは、「払わなきゃならんと決まっているものを払わないのは(法的にも道徳的にも経済的にも)悪いことだ」というシンプルな事実だけだろう。
相変わらずスカパーの画面は真っ黒なまま。ちょっと焦ってきたな。
京都牝馬S(G3)は本命ハッピーパスが直線突き抜けて「よし!」と思った瞬間、2着にノーマークのマイネアイルが残っていてハズレ。何でこんな馬が来たのか見当もつかない(笑)。
DVDで、ポール・アンダーソン監督『バイオハザード』。あんまり褒めた記事を見かけないけど、最初に研究所で汚染が始まるあたりの安っぽさを除けば意外と(少なくともゲームの映画化としては)よくできた映画ではないかい?ゲームの1作目終盤と2作目の雰囲気を生かそうとしたようで、テンポも謎解きもラストも悪くない。
ミラ・ジョヴォヴィッチは飛び抜けて美人というわけではないけれど、色気のあるいい女だねえ、うん。
スカパー映らねーぞー。サッカー観てぇー!!
競馬の根岸S(G3)はサウスヴィグラス本命で的中。やっと重賞当たりましたよ。馬連5倍しかつかなかったけど(3着のノボジャックが残れば50倍だったのでちょっと、いやだいぶ(笑)熱かった)、まあ連敗脱出ということでめでたい。サウスヴィグラスはフェブラリーSではいらないんじゃないかな。
夕方、池袋の新文芸座で石井輝男監督『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』観る。「その手の映画」好きが集まったらしく、劇場は通路まで一杯になっていた。体育座りで映画観たのなんて小学校以来だよ。
何でそんなことまでして観なければならないのかと言えば、タイトルからも分かるとおり(笑)、この映画は今やテレビ放映もビデオ化も不可能とされているからだ。いきなり
キ○ガイ精神病院のシーンだもんなあ(笑)。いや、傑作は傑作なんですけどね。問題の島に潜入するまでの吉田輝雄の過剰にシリアスな演技も笑えるし、途中から人工的に作られた奇形人間(チャチいけどヤバすぎ)がうぞうぞ出てくるし、で最後はドカーンとなって「おかあさーん!」で首がピュー(笑)!!ラストシーンは腹がよじれるくらいオカシかった。石井輝男はマジで作ったのかギャグで作ったのか、いずれにせよ素晴らしすぎる映画だ。ちなみにタイトルに「全集」とついている意味は、ラスト近くの明智小五郎の説明を聞いてよくわかった。『人間椅子』まで入ってますか(笑)。
夜は赤坂の和民で飲む。アメリカが建前としてやろうとしているのは「最後の敵」を倒すことだが、それは不可能な命題だ、という話とか。
帰ってからプレミアシップを観ようとTVをつけるが、どうもスカパーの調子が悪い。諦めて部屋でゴロゴロしてネット見たりしていたら「コロンビア号空中分解」のニュースが……。