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    <title>うまねんblog</title>
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    <updated>2010-03-14T02:25:10Z</updated>
    <subtitle>　　　　　　サッカーとラグビーと映画と酒と……その他諸々、レビューする日々</subtitle>
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    <title>東京都青少年健全育成条例改正問題</title>
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    <published>2010-03-14T02:00:00Z</published>
    <updated>2010-03-14T02:25:10Z</updated>
    
    <summary>都条例「非実在青少年」規制問題について　（たけくまメモ） 野放しの漫画児童ポルノ...</summary>
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            <category term="アート・文化" />
    
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        <![CDATA[<a href="http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-847d.html"target="blank"><u><strong>都条例「非実在青少年」規制問題について　（たけくまメモ）</strong></u></a>

<a href="http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031201000762.html"target="blank"><u><strong>野放しの漫画児童ポルノを規制へ　都条例改正案、反対論も　（47NEWS）</strong></u></a>

<a href="http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20100313ATDG1205S12032010.html"target="blank"><u><strong>都の青少年育成条例案に事業者・有識者ら反対　「ネット規制」　（日本経済新聞）</strong></u></a>

<a href="http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/1dc69866b2b3b5c69eea9edb1269327a"target="blank"><u><strong>東京都条例で「非実在青少年・創作物規制」の動きが加速　（保坂展人のどこどこ日記）</strong></u></a>

<a href="http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/02/20k2h102.htm"target="blank"><u><strong>東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例　（東京都公式）</strong></u></a>
　
　
忙しさにかまけて……というか、それを自分への言い訳にして情報を追うのが遅れてしまったけど、東京都の「青少年健全育成」とやらが凄いことになっているようです。

こうした動きへの賛否については、上記リンクや、それを手掛かりにした検索情報などを元に皆様ご自身で判断されると良いかと思います。ただ、問題なのは、こうした条例改正の内容はおろか、そもそも東京都がそうした動きをしている事について知らない人が多すぎることかと。

なので、とりあえず、いくつかリンクをはってみました。]]>
        　
（以下、あくまで個人的な感想）

そもそも、世の中の事象について「健全」「不健全」に二分して一方をシャットアウトしたり制裁を課したり、といった作業が、果たして様々な人にとって生きやすい社会を作ることにつながるのだろうか。可能なのだろうか。それが青少年の育成のために限るとしても、である。

また、都の審議会の議論などを見るにつけ、児童ポルノなどで「食い物」にされている児童を守ることと「不健全図書」等に接触する青少年の「健全育成」を図ることなど、目的が混同されてそうなのも気になる。とにかくめたらめっぽう規制してみました、という印象を受けるのだが。

結果としてこうした規制の強化は、様々な創作物上での表現や、それをきっかけとする精神活動の衰退を招くのではないか。それは、単に過激な表現ができなくなるだけでなく、人間誰しもが持つ「不健全」な部分や善悪の曖昧な領域などについても描きづらくなるからだ。

「単純所持の禁止」なども（今回は罰則規定はないようだけど）、よほど気をつけて行わないと本来の趣旨とは異なる適用（別件捜査の口実とか）の危険がある、というのは確か国会の児童ポルノ禁止法関連の議論でもずいぶん出た話じゃなかったっけか。

つーかね。一番凄いのは、改正案の「都民の義務」のところ。これは価値観の強制だろう。
　
　
憂鬱なのは、こういう意見を書いたりすると「それって結局、エロマンガとかエロゲーが見たい人の言い訳なんでしょ？」とか言う人がいることなんだよな。実際、金曜日に僕がこの話をしていたら、とある女性からその旨言われてしまった。「じゃああなたは児童ポルノを容認するんですか！？」とか。うーむ、そうじゃないんだけどな……。
　
　
［付記］
ちなみに、「非実在青少年」問題がクローズアップされる中でどうもマンガやアニメやゲームがイメージされがちなようだけど、当然のことながら実写の映画や小説など全ジャンルが対象になるのでそのつもりで。影響を受けるのは秋葉原のオタクとかだけじゃないよ！という（笑）。
　
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    <title>栄枯盛衰の赤黒対決　（&apos;09-&apos;10欧州ＣＬベスト１６）</title>
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    <published>2010-03-13T05:00:00Z</published>
    <updated>2010-03-13T05:21:42Z</updated>
    
    <summary>ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝トーナメント１回戦２ｎｄレグを今日になってよ...</summary>
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            <category term="サッカー" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://umanen.org/blog/">
        <![CDATA[ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝トーナメント１回戦２ｎｄレグを今日になってようやく録画観戦した。<a href="http://210.153.21.35/cgi-bin/g.cgi?ucl&0910&100310#108"target="blank"><u><strong>マンチェスターＵ ４−０ ＡＣミラン</strong></u></a>。いきなり１回戦で実現した名門ビッグクラブ同士の対戦（マスコミ的に言うと「ベッカムダービー」かな（笑））は、１ｓｔレグに引き続いてユナイテッドが決定力の違いを見せつけ、世代交代半ばのミランから４点を奪う大勝。ここ数年における両チームの充実度の差が如実に表れたような試合となったのであった。
　
　
８万近い観客で膨れあがったオールド・トラッフォード。既に第１戦で３ゴールを奪っているユナイテッドには相手を呑んでかかる勢いがあった。ルーニーへの楔をスイッチに次々アタッカーが攻め上がり、ルーニーやフレッチャーの強烈なシュートがミランゴールを脅かす。ミランもピルロのパスさばきから反撃を試みるが、若いＦＷにはユナイテッドのブロック守備を脅かすだけの迫力がなく、ロナウジーニョのトリッキーなヘディングシュートもポスト右に外れ。

そして１３分、前線に１人で張っていたルーニーがネヴィルの上げたアーリークロスを頭で叩き、ゴール左にゲット。あまりにもあっけなく、あまりにも大きいユナイテッドの先制点。右後方から低く速く飛んでくるクロスに対してＤＦを完全に置き去りにし、かつ反転の力でボールを加速して枠に飛ばす素晴らしいシュートだった。その後はミランが攻勢に出るが、ユナイテッドは全く慌てることがない。ファン・デル・サールの好セーブもあって決定機には至らない。]]>
        ２点目は後半開始早々に。左サイドを駆け上がるナニが右アウトサイドキックで、ＧＫとＤＦの間に巻いていくグラウンダー。飛び出したルーニーがＧＫの目前で軽く触ってボールはコロコロとゴールの中へ。シュートが転がっていく数秒間、ミランの選手たちの闘志が抜けていくのが見えたような……これでほぼ勝負あり。その後は余裕の出たユナイテッドがパスを回しまくり。５９分、スコールズがシュートフェイクから出したスルーパスでＤＦ裏に出た朴がゲット。３−０。

ミランは６４分にベッカム、６８分にインザーギとベテラン勢を投入。ベッカムの登場時にはスタンドから大歓声と愛の塊のようなブーイングが（笑）。それに応えて強烈なボレーシュートを枠に飛ばすベッカム。しかし試合全体の流れは変わらず、ユナイテッドはルーニー、ネヴィル、スコールズと温存していく盤石の態勢に。８８分、波状攻撃からラファエルの上げたクロスをファーサイドに流れていたフレッチャーが押し込んでなんと４点目。そして試合終了となった。
　
　
マンチェスター・ユナイテッドのファンにとってはたまらない結果だった。

まず、相手がＡＣミランだったこと。前回対戦した&apos;06〜&apos;07準決勝ではホームでリードを奪いながらアウェイで０−３と大敗を喫していただけに、雪辱は果たしたぜ、という感じである。そして４−０というスコア。最近のユナイテッドは国内と欧州では戦い方を分けており、欧州では手堅く結果を出していたのだが、今回は（別に戦法は変わってないけど）スカッと派手な勝ち方だった。おまけにベッカムの元気なプレーまで見ることができたのだからそりゃ最高だろう。

それにしてもルーニーは凄い。「Ｃ・ロナウドのお膳立て」というたがが外れて一気に能力が解放されたというか。元々高いシュート力の精度が上がった上に「頭」という武器まで加わって……それに、単なる点取り屋ではない、というより攻撃そのものの中心でもあるからね。動き回って足下に収め、広い視野から的確に展開するポストプレーは絶品。いざという時は献身的だし、本当に凄い選手である。決勝くらいまで勝ち進んだら今季のバロンドールは決まりか？

一方、ミランの方は……難しい時期なんだなあ、という印象。国内リーグはインテルのもたつきもあってまだ可能性があるけど、怪我人は多いし、選手の構成的にベテランと若手に二極化しちゃってるし、何より全盛期の力強い自信が失われてしまっている感じ。2年前に比べればやや下降しているように思えるユナイテッドに大敗だからねえ。もう一度欧州トップレベルに戻るまでにはけっこう長い道のりがありそうだ。レオナルドも可哀想に、貧乏くじキャラなのかな。

つーか、フィオレンティーナも駄目だったし、チェルシー×インテルの結果如何ではまたイタリア勢が早々に全滅、なんて事態もあるのか。ジョゼさんはこの流れを止められるのかのう……。
　
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    <title>『イースタン・プロミス』</title>
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    <published>2010-03-10T16:18:00Z</published>
    <updated>2010-03-10T16:30:45Z</updated>
    
    <summary> WOWOWの録画で、デヴィット・クローネンバーグ監督『イースタン・プロミス』。...</summary>
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        <name>murata</name>
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            <category term="映画" />
    
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        <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EI5LLU/aaaabl-22"target="blank"><img alt="51yahPDKM3L._SL500_AA240_.jpg" src="http://umanen.org/blog/images/51yahPDKM3L._SL500_AA240_.jpg" width="200" height="200" /></a>
WOWOWの録画で、デヴィット・クローネンバーグ監督<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001EI5LLU/aaaabl-22"target="blank"><u><strong>『イースタン・プロミス』</strong></u></a>。ロンドンのとある病院で働く助産師のアンナ（ナオミ・ワッツ）のもとに、身元不明のロシア人少女が運び込まれ、赤ん坊を残して死亡する。アンナは少女の日記を手掛かりに身元をたどろうとするが、日記にはロシアン・マフィアの秘密が記されていた。知らず知らずのうちに恐ろしいマフィアの縄張りへ足を踏み入れてしまったアンナの前に謎めいた男（ヴィゴ・モーテンセン）が現れ……。
　
　
とてもよくできた映画。達者な役者陣、謎めいた筋立てをうまくさばきながら適度に情緒を織り交ぜた脚本、巧みなサスペンスの演出、美麗な映像……etc。いや、何しろクローネンバーグ監督なので、いつズルズルグチョグチョになったり（『ヴィデオドローム』『イグジステンズ』）狂気と妄想に踏み込んだり（『クラッシュ』『スパイダー』）するかと気が気でなかったのだけれど（笑）、そんな心配は不要だった。ため息が出るくらいにバランスの良い作品だと思った。]]>
        もっとも、それでもクローネンバーグっぽさというのは消せないもので、例えば殺人や死体の描写の身も蓋もなさとか、影や闇の部分も含めて妙に映像がくっきりしているところとかは、フィーリングの領域ではあるが「ああ、やっぱり」という感じでもあった。18禁指定を受けるほど暴力描写が激しいとも思わないけど、映倫の審査員もそこら辺に妙な先入観があったのかもしれない。普通に観れば「ヤバイ話」というよりは「いい話」だと思うのだがなあ……。

あともう一つあらためて思ったのは、（特に映像面で）妙なディテールにこだわる一方で、物語や描写の余計な部分を徹底してそぎ落とすのがクローネンバーグ流ということ。とにかく無駄がなく物語が停滞することがないし、結果として多くの作品で上映時間が短くなっている（だいたい100分以内）。ラストシーンもこれ以上はないくらい最低限のところで切ってるし。おそらく「映画とは現実の一部を切り取るもの」でしかない、という確かな認識があるのだろう。

マフィアの中でのし上がっていく謎の全身刺青男ニコライを演じたモーテンセンは好演、というか役にはまりまくり。途中で彼の正体はなんとなくわかってしまうのだが、他の役者が演じていたらもっとずっと嘘くさかったろうな。もう一人の主人公ナオミ・ワッツは相変わらず美人、というかすげー好みなんだけど（笑）。ラストのキスシーンは（その手の場面が苦手な僕でも）グッと来るような絶妙な加減だったねえ。「わかる、わかるよその感じ……」みたいな。

あ、サウナでモーテンセンが刺客に襲撃される場面は凄かった。全裸（つーかフルチン）で刃物を持った相手と戦うということがいかに視覚的に「痛い」ことであるかという。結局撃退には成功するんだけど、途中手やら腹やら背中やらあちこち斬りつけられて……うーん、そう考えるとやっぱりクローネンバーグだな（笑）。
　
　
［付記］
書き終わってから気づいたのだが、マフィアの幹部の息子キリル（ヴァンサン・カッセル）がどうもニコライにも隠れゲイ的な親愛を抱いているように描写してあるあたりも、クローネンバーグっぽいっちゃぽいのかもしれない。『戦慄の絆』『裸のランチ』『Ｍ・バタフライ』『クラッシュ』……初期の傑作『シーバース』の結末、寄生虫に乗っ取られてフリーセックスに狂った人々が主人公に群がる場面も、そういやあ男性・女性関係なかったような。うーむ。
　
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    <title>開幕戦は「ここから」くらいが丁度良い　（FC東京×横浜Fマリノス）</title>
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    <published>2010-03-07T14:00:00Z</published>
    <updated>2010-03-08T12:41:14Z</updated>
    
    <summary> 昨日の午後は、味の素スタジアムでＪ１第１節。ＦＣ東京 １−０ 横浜Ｆマリノス。...</summary>
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        <name>murata</name>
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            <category term="ＦＣ東京" />
    
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        <![CDATA[<a href="http://umanen.org/blog/images/100306-1.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100306-1.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100306-1-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a><a href="http://umanen.org/blog/images/100306-2.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100306-2.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100306-2-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a>
昨日の午後は、味の素スタジアムでＪ１第１節。<a href="http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=result/result&game=8849207&year=2010"target="blank"><u><strong>ＦＣ東京 １−０ 横浜Ｆマリノス</strong></u></a>。さて、待ちに待った、というと言い過ぎかもしれないけど（笑）、いよいよＪリーグ開幕だ。我らがＦＣ東京、初戦の相手は木村和司監督就任・中村俊輔復帰で何かと注目を集める横浜Ｆマリノスであった。悪コンディションの中で行われた試合は、双方調整不足を露呈するミスの多い内容となったが、後半に怪我明けの主力を投入した東京が終了間際の得点で幸先の良いスタートを切った。
　
　
今年の開幕イベントは女子柔道４８ｋｇ級で目下世界最強の（谷亮子より強い！）福見友子選手によるゲストスピーチ。まあ、率直に言って「地味だなあ」という感じは否めないのだが、しかしそもそも開幕戦だからといって派手な「イベント」で無理に盛り上げる必要があるのかいな、という気もするので、こんなもんでいいっしょ。
　
　
キックオフ。この日は朝から降り続く雨によりピッチ状態は悪く、選手たちは滑る足下やボールの転がりの不規則さに苦労しながらのプレーとなった。東京は怪我明けの石川・梶山がベンチスタートで、もちろん米本もいないためＭＦは松下・中村北斗・羽生・徳永。いかにも苦し紛れの布陣だが、ＤＦの森重・椋原と合わせてとりあえずイケメンは総動員したメンバーと言えよう（笑）。対する横浜は渡邉・長谷川の２トップで山瀬と狩野が前目に張る４−４−２。]]>
        <![CDATA[開始直後、右サイドのＦＫで松下がＤＦライン裏側に鋭く曲がり落ちるキック。中澤に競り勝った北斗が頭で合わせるが、ボールはポストに弾かれて決まらず。いきなり補強の効果を実感した場面だったが、その後は横浜が優勢に。プレス守備からショートパスをつないで攻め寄せてくる。８分、山瀬のドリブルから右の狩野へ展開、速いクロスを森重がきわどくクリア。１１分、田中が椋原を振り切って左サイドを突破、クロスがフリーの渡邉に渡りかけて冷や汗をかく。

東京もブロック守備で耐えつつ反撃を図るが、ボランチの徳永が展開力に欠ける上に北斗もつなぎに加わらず、松下は消え、孤立した鈴木が無駄に走らされてばかり。椋原の攻撃参加は目を引いたものの、クロスは中澤に阻まれて平山に届かない。もっとも、東京にとって幸いだったのは、横浜もボール支配の割にはチャンスを作れないこと。ボックス外からのワンツーや浮き球は精度が低く、渡邉は今野ががっちりとマーク。双方ミス連発の中、膠着した状況が続く。

２８分、横浜陣でボールを奪った北斗から右の鈴木へ展開。鈴木はボックスへ突入してフリーで走り込む北斗へ折り返すも、北斗はシュートをふかしてしまう。３４分、横浜は右サイドのＦＫからボックス内で長谷川が浮かし、渡邉が落としたボールを拾った兵藤がＤＦを外してシュート、権田が倒れながらストップ。４４分、中澤のロングキックをタッチ際で渡邉が拾って切れ込み、混戦の中でシュートするがポスト左。ピリッとしない雰囲気のまま前半終了となった。
　
　
後半の立ち上がりは横浜が攻勢に出る。４５分、ボックス手前で東京ＤＦに絡まれながら渡邉が突進し、右の狩野からの折り返しに長谷川が走り込むが権田が押さえる。４９分にはバイタルエリアに躍り込んだ山瀬のミドルシュートがゴールわずか左上を抜けた。５７分、カウンターから松下のラストパスで長友がボックスへ突入したが、中澤が体を入れてブロック。焦れた（？）横浜は６０分、狩野ＯＵＴ坂田ＩＮの交代。一方の東京は羽生に替えて梶山投入。

くせ者の狩野がスピード型の坂田に替わったことで横浜はパス回しの怖さがやや減り、逆に東京は梶山のパスさばきで攻撃のリズムが（少しだけ）改善。６４分、松下のロングＦＫのこぼれ球を徳永がボレーで狙うもヒットせず。６６分にもカウンターから北斗が怒濤の突進でボックス内に入るが、横浜ＤＦが懸命に防ぐ。そして６８分、北斗ＯＵＴ石川ＩＮ。怪我から驚異の回復で復帰したエースの登場にスタンドが沸き立つ。さらに７５分、鈴木→赤嶺の交代。

その後は中盤が開いて攻め合いに。７６分、ボックス右からのＦＫのはね返りを梶山がボレーで狙うがバーの上。７７分、東京は逆襲の場面で左サイドを平山が抜けるが、クロスは赤嶺・石川に合わず。８１分、横浜はボックス周辺のパスワークからゴール前にこぼれたボールを坂田が狙うが、森重必死のタックルで枠外。８７分には東京はまたもカウンターから左サイドに出た松下が好クロス、平山が落としたボールに赤嶺が飛び込むもシュートは枠に飛ばせず。

８８分、左サイド深くから平山がＤＦ２人のタックルをはね飛ばしながら突進、強烈なシュートがサイドネットに刺さる。そしてロスタイムに入った直後、東京は赤嶺のポストプレーを起点に右から石川・赤嶺・平山と並ぶカウンター。小椋のタックルをひらりとかわした石川は赤嶺にマークが付いたのを見て逆サイドにグラウンダーを送り、平山が落ち着いてゴール左隅に蹴り込んだ。見事としか言いようのない逆襲の一撃！劇的なゴールでそのまま東京が勝利を収めた。
　
　
<a href="http://umanen.org/blog/images/100306-3.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100306-3.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100306-3-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a><a href="http://umanen.org/blog/images/100306-4.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100306-4.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100306-4-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a>
正直内容は良くなかった。だからこそ、最後のカウンター攻撃の価値は高い、と思う。

<a href="http://umanen.org/blog/2010/03/10_4.html"target="blank">プレビュー</a>にも書いたように、開幕戦はそのシーズンのチームのお披露目の場。だからファンとしては「今年はどんなチームが見られるのかな〜」とウキウキ気分でスタジアムに足を運ぶわけだが（って、俺だけか？）、今回はまあ主力ＭＦ３人が先発できない時点でわかっちゃいたけど「参考外」だった。特に前半の出来はひどく、松下の高精度FKと２８分のショートカウンターを除けば自分たちのサッカーが全くできなかった。何しろシュートがたったの２本である。

それでも勝てた要因を挙げると、一つには対戦相手のサッカーの完成度が低かったこと。もう一つは、昨年のブロック守備戦術がちゃんと引き継がれていたことだろう。思い起こせば昨季は攻撃で新しいコンセプトを追求する一方で、守備戦術の崩れが序盤の苦戦につながった。今季は攻撃がイマイチな代わりに、守備の熟成度は損なうことなくシーズンインすることができた（ように見える）。リーグ戦で結果を目指す上では、今季の方が良い傾向ではなかろうか。

それにしても、である。米本の穴の大きさを思い知らされる試合でもあった。梶山・石川がしばらくフル出場できないとなるとなおさらに。ボランチで代役出場した徳永はやはり展開力やアタッカーのキャッチアップの部分で物足りなかった。元々一点突破的なフィジカルが強みの選手なので、攻守に広い視野を求められるポジションは向いていないのかも。松下を下げるか、成長した今野を前に上げるか。徳永の上達待ちを含め、しばらくは試行錯誤が続くのだろうか。

当分の間は、この試合でもそうなったように、基本的には守りを固めつつセットプレー（審判の判定基準の変更により増えそう）やカウンター攻撃でチャンスを作っていくしかないのだろう。そうして何とか上位に踏みとどまっている内にベストの組み合わせが見つかって……というのが理想的なシナリオになるのかな。しかし、松下や森重をとって「地味だけど良い補強したなあ」なんて思ってたら、米本が壊れた時に控えの守備的MFが誰もいないという罠が（笑）。

個々の選手を見ると、ＭＶＰには何といっても平山を挙げなければなるまい。決勝ゴールの落ち着きぶりも素晴らしかったし、その直前にＤＦ２人を振り切ったプレーなんて完全に国見時代の姿だった。今季は１５ゴールくらいはとって完全に「ストライカー」として代表クラスになってほしい。新戦力の２人は、いずれも自分の持ち場でしっかり仕事をしてくれた印象。石川の復活もとても嬉しい。ちょっと心配なのは、長友と羽生が調子悪そうに見えたことだろうか。

まあ、城福監督の試合後のコメントにもあった通り「ここから」だよね。ここから。

Ｆマリノスの方は、前半の勢い込んだパス攻撃に新監督の方向性が見えていたのだろうか。ただ、熟成度はまだ全然低く、敵陣まではつなぐことができてもバイタルエリアに入ると連携が駄目、という感じだった。こちらも「ここから」なのかな。気になるのは、残念ながらベンチ外だった中村俊輔の使い方。今回は少しチマチマしたサッカーになっていたので、彼が入って大きな展開が加わると面白いかもしれないが……。もし山瀬が余ったらウチにちょーだい（笑）。

あ、そういえば、<a href="http://umanen.org/blog/2010/03/10_1.html"target="blank">プレビュー</a>で１０年前の開幕横浜戦の事を書いてて「東京は浅利引退・藤山退団であの時のメンバーが１人もいなくなっちゃったな……」とか思ってたんだけど、横浜はまだ松田と波戸が現役で頑張ってるんだね。凄い人たちだ。
　
　
試合後は、東すか編集長とカミさんと３人で新宿三丁目に出て居酒屋で祝勝会。もつポン酢や鶏すき焼きをつまみにプレミアムモルツ４杯と角ハイボール２杯（別に社長へのあてつけではない（笑））。さらに飲み足りないので同じく三丁目のブリティッシュパブでガンバ大阪×名古屋戦（ガチャさんその守備は……）を観ながらバスペールエール、フラーズＥＳＢ、ギネス。試合後に飲み過ぎて二日酔いになるあたりも「ああ、開幕したのね」と。これが９ヶ月も続くのか！
　]]>
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    <title>うまねん的２０１０開幕プレビュー（後編）</title>
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    <published>2010-03-04T12:35:00Z</published>
    <updated>2010-03-04T12:51:13Z</updated>
    
    <summary>（前編の続き） 　 　 というわけで開幕戦プレビュー、前回でほとんど書きたいこと...</summary>
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            <category term="ＦＣ東京" />
    
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        <![CDATA[（<a href="http://umanen.org/blog/2010/03/10_1.html"target="blank">前編</a>の続き）
　
　
というわけで開幕戦プレビュー、前回でほとんど書きたいことは書いてしまったような気がしないでもないが（笑）、後編は我らがＦＣ東京の方に注目してみてみよう。
　
　
【４】チームの仕上がりと新戦力のフィットぶり

何といっても真っ先に注目すべきはチームの仕上がり具合だろう。監督交代初年度はともかく、昨年は期待の大きさに反してスタートダッシュに失敗。守備システムが機能せず、連敗後の山形戦からチームを作り直すような形になってしまったのは記憶に新しい。夏・秋の好成績を考えても開幕直後の足踏みは実にもったいなかった。今季は３〜５月に味スタや東京近郊の試合が多く、日程的には春恵まれていそう。ぜひ良い成績で弾みをつけてほしいものだ。

チームの仕上がりと特に密接に関わってくるのは、新戦力のフィット具合である。松下と森重は実力やチーム状況からしておそらく開幕からスタメンだろう。松下はプレー精度が高くて周りも生かせるタイプの攻撃的ＭＦ。森重の方はセンスがあり、高い戦術眼で攻撃にも貢献できるＤＦだ。どちらも従来の東京に新たな武器を加えてくれそうな選手だけにとても楽しみ。加えて２人ともイケメンでもある……佐原・ブルーノを失った今季はこれも大事なのだ（笑）！]]>
        新戦力といえば、ユースからの昇格組が出場するかどうかも楽しみだ。特に重松はＪユースカップを観る限り、十分プロで通用するポテンシャルを秘めた素材のように思えた。シュートの精度やボールを収める際の頑健さはピカイチで、無回転ＦＫも魅力的。ただ、ちょっと心配なのは平山との役割分担だろうか。ポジショニングと動きがカブりそうな気もしたのだが……これはやってみないことにはわからない。一昨年の大竹のように序盤でインパクトを残せるか。
　
　
【５】怪我人の穴は埋まるのか

次に気になるのは、怪我人の回復具合だろう。

まずは石川と梶山。いずれも昨シーズンの大活躍で「大黒柱」や「エース」と呼ぶべき存在となった主力選手だが、石川は手術こそ回避したものの膝前十字靱帯損傷の大怪我、そして梶山は手術明けの身。いずれも横浜戦からのフル出場は厳しそうな情勢である。もっとも、それも当分の間ではあろうし、松下の獲得と鈴木達也のキープ成功によって２人の穴はそれなりに埋まりそうな気もする。羽生・中村北斗と合わせて上手く回していってほしいものだ。

それより心配なのは開幕１週間前になっての米本離脱である。本人のショックもさることながら、ちょうど浅利が引退しブルーノが移籍して守備的ＭＦの層が薄くなっていただけに、チームにとっても大変な痛手であろうと思われる。膝の前十字靱帯と半月板を損傷しているとのことなので、長期離脱は避けられまい（いや、石川みたいに予想よりは軽傷であってほしいけど）。横浜戦で中村俊輔からボールを奪いまくって大活躍する姿が見たかったのだが……残念。

米本の代わりは誰になるのだろう。羽生や松下では守備が心配だし、中村北斗もどうもピンとこない。トーチュウの報道によればとりあえず徳永が代役を務めるようだ。先日のエントリーでは「昨年の彼の落ち着きぶりならそれなりにはこなせる、かな」なんて書いたけど、実はかなり心配である（笑）。場合によっては今野を上げることもあるのだろうか。いずれにせよ、プレッシャーをかけられてすぐに蹴り出してしまうようなボランチでは苦しくなるのだろう。

まあ、梶山が復帰するまでは何とかチーム全体で我慢して、その後もあれやこれやと模索することになるのかな。ここは城福監督のお手並み拝見、ということになる。
　
　
【６】２０１０年版城福東京のカタチ

３点目。【４】で書いたことと重なるのだけれど、今シーズンの東京が指向していくサッカーがどのようなものか、それもまた開幕戦である程度見えてくることになるのだろう、ということ。

０８年の神戸戦はまだ「城福東京」の初戦ということもあってギコチなさが目立ったのだけれど、それでも人とボールが動き回る「ムービング」やカボレの突進力などその後の飛躍につながる要素は垣間見えていた。０９年の新潟戦も、梶山を前目に配置して高いボール支配からたたみかける攻撃のコンセプトが明確になっていた。ま、後者では守備陣の連携の悪さも明らかになってしまったし、攻撃コンセプトも含めて早々に軌道修正を余儀なくされたのだが……。

いずれにせよ、中にはキャンプや小平での練習である程度チームの様子を確認しているファンもいるのだろうが、大部分のファンにとっては今回の横浜戦が「お披露目」となる。チームの完成度や試合結果ももちろん重要だけど、それ以上に「おお、今年は期待できるな！」という思いをファンに抱かせるようなサッカーを見せてくれることが大切なんだと思う。そう、「このサッカーを極めれば頂点に行ける！」と本気で思えるようなカタチ。それが見られれば最高だ。

……とか言いつつ、とりあえず勝ってくれれば別に文句はないんだけどさ（笑）。
　
　
ということで、あと２日。たった２回寝ればもう開幕戦である。僕たちにとって長いようで短い、短いようで長いシーズンが始まるのだ。頑張ろう。頑張って！！
　
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    <title>うまねん的２０１０開幕プレビュー（前編）</title>
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    <published>2010-03-03T12:55:00Z</published>
    <updated>2010-03-04T12:38:23Z</updated>
    
    <summary>ということで、２０１０年のＪリーグ開幕までいよいよあと３日に迫った水曜日である。...</summary>
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            <category term="ＦＣ東京" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://umanen.org/blog/">
        ということで、２０１０年のＪリーグ開幕までいよいよあと３日に迫った水曜日である。たまには、というか少なくとも今シーズンは二度とないかもしれないけど（笑）、ここらでひとつ試合のプレビューでも書いてみようかと。今回は前編として、対戦相手である横浜Ｆマリノスにスポットライトを当てる形で見どころを並べてみよう。
　
　
【１】１０年ぶりの開幕横浜戦

横浜Ｆマリノスは、２部時代からのＦＣ東京ファンにとっては様々なエピソードを思い出す対戦相手である。たとえば１９９９年のナビスコカップ準々決勝１ｓｔレグ。アウェイの地で東京がＪ１の強豪たる横浜を３－０と蹴散らした試合は鮮烈だった。ホーム側スタンドを静まりかえらせる電光石火のゴールラッシュ。カブ、コバ、カブ！！東京は続く２ｎｄレグでも０－２と持ちこたえ、Ｊ２チームながら見事準決勝進出の快挙を成し遂げたのだった。

そしてその翌年。Ｊ１に昇格した東京が初戦で当たったのもまた横浜だった。巨大な横浜国際総合競技場、暗闇に花火がドカンと光る派手な開幕セレモニー。しかしゴージャス（笑）な雰囲気にもひるまず東京は大健闘を見せる。さすがにボール支配では劣ったものの、土肥・サンドロ・小峯・藤山・浅利らＤＦ陣が粘り強く食らいつき、アマラオ・ツゥット・由紀彦らが逆襲の牙をむく。そして８５分、アマが獲得したＰＫをツゥットが決めて１−０の勝利！
        <![CDATA[この勝利は大きかった。当時の横浜は東京から見ると「いかにもＪ１」なビッグクラブで、そこに通用して勝点３を得たことは１部で戦っていく上で大きな自信になったのである。そのシーズン７位に食い込み一時は首位も争う「東京旋風」のスタート地点は、あの横浜戦にあったのだ。

同じ年<a href="http://umanen.org/fctokyo/2000/vs_yokohama2.htm"target="blank">国立において再び３−０で横浜に快勝</a>を収め（小池のスーパーゴール！）、対戦のたびに川口能活に愛のこもったコールを飛ばし、０２年には現在のエース石川を横浜から獲得。だが０３年には東京の主力だった由紀彦が横浜に移籍し、岡田監督の下でＦマリノスはリーグ連覇を飾る。０５年には<a href="http://umanen.org/fctokyo/2005/vs_yokohamaH.htm"target="blank">４−０の大勝</a>があり、しかし０６年には３連敗、０７年には豪雨の味スタで４失点の大敗を喫したこともあった。ここ２年ほどはほぼ互角の戦いと言ってよいだろうか。

まあ、特に最近のファンにとっては、他のチームに比べて横浜Ｆマリノスが特別ということはないのかもしれない。でも、そうした戦いの歴史を頭の片隅にちょっとだけでも置いておくと６日の試合がより楽しめるのではないかな、と思わないでもない。
　
　
【２】中村俊輔Ｊリーグ復帰

中村の復帰は間違いなく今季Ｊリーグ最大のトピックの一つだろう。スペインへの移籍は正直失敗だったと思うのだが、半年で軌道修正したのは真っ当な決断だし、Ｊリーグの活性化にとっては好ましいことに違いない。日本代表にとってはどうなのかよくわからんけども（笑）

中村という選手個人とＦＣ東京の間にも、ささやかな因縁がある。例の「部活サッカー」なる東京の代名詞（？）の由来は、確か彼の発言によるものなのである。００年の開幕戦、東京の大熊監督が中村の左足を封じるために講じた策は”ペルー”小池のスッポンマンマークだった。小池は９０分間中村にはり付き続け、後で聞いた話によると中村がプレーするたびに「君、上手いね〜」「名前なんていうの？」などとつぶやいてたとか。そりゃイヤだよな（笑）。

で、試合後に俊輔がインタビューで思わず口に出したのが「あんな部活みたいなサッカーに負けたくなかった」だっけか。スポーツ紙に載ったこの発言を見たときには「うんその通りだよな」、じゃなかった（笑）、「ナメやがって〜調子こいてんじゃないぞ〜」と思ったものである。「これからも泥臭いサッカーの威力見せてやるぜえ〜！」みたいな。今にして考えてみれば、そうしてこちらの気持ちを盛り上げてくれた彼には感謝すべきなのかもしれないけど。

ま、営業的な話だけでなく、彼のプレー見てみたいよね。やっぱり。出てほしいねえ。
　
　
【３】木村和司監督就任

最後に、これ。個人的にはこれが一番大きかったりする。僕が小学生の頃、日本代表（森ジャパン）の、というより日本サッカーの「１０番」といえば木村さんだった。小柄な体で、攻撃的なテクニシャンで、フリーキックの名手で……僕にとって彼はサッカーの楽しさを教えてくれたある種の「原型」なんである。木村の前に木村なし、木村の後に木村なし。だから僕は日産ファンだったし、Ｊリーグ開幕後も短い期間ではあったけれど大いに楽しませてもらったのだ。

そんな木村さんも９４年に引退して、解説者になって以後はまあ何というか……正直あの解説ぶりはいかんよなあ（笑）。最近のファンにとって木村和司というのは「「感じてないですね〜」とかつぶやいてばかりの無愛想なオッサン」ではなかろうか？まあ、かといって監督業は全然向いてなさそうだしなあ（Ｓ級は前から持ってるけど）、という。だから、ファンとしてはそのままフェイドアウトしていく感じが残念だったというか、一方でホッとしたというか……。

そんな状況での突然の監督就任である。驚いた。つーか、「どうなるんだろう」という興味と「大丈夫か？」という心配とが半々というか。実は今回、他人事ながらそんな風にドキドキで迎える開幕戦だったりするのである。良くも悪くもトンデモないものが見れたりしちゃったりして、ね。
　
　
（<a href="http://umanen.org/blog/2010/03/10_4.html"target="blank">後編</a>に続く）
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    <title>気がつけばあと数日</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://umanen.org/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=2/entry_id=2589" title="気がつけばあと数日" />
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    <published>2010-03-01T15:02:00Z</published>
    <updated>2010-03-01T23:12:01Z</updated>
    
    <summary>最近の週末は酔っぱらって帰ってベットにバタンキュー、気がつけばもう翌朝、というパ...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://umanen.org/blog/">
        <![CDATA[最近の週末は酔っぱらって帰ってベットにバタンキュー、気がつけばもう翌朝、というパターンが多いのだけど、それでも夢を見ることがある。

この週末、「Ｊリーグ開幕の日をうっかり忘れてしまい、３月６日に昼間っから飲みに行って開幕戦を見逃してしまう」という夢を見た。しかも夢の中で「ま、いっか」とか言ってやんの俺（笑）。

ということで、気がつけばもう開幕のＦマリノス戦まであと５日しかないではないの。しかもいつの間にか３月とかになっちゃってるし！！今年は（というか今年も）正月明けからラグビーばっか観てたからな……「フットボール二毛作」も農閑期が全くないと切り替えがキツいっす。

つーか、責任転嫁（？）するわけではないが、今年はプレシーズンマッチもないし、事前の盛り上げも少し地味な気がするのである。金曜日に都庁でやってた写真展観に行ったら、まだ１５時前なのに撤収始めてやんの。せっかく都合つけて行ったのにー（と思ってたら、公式サイトには<a href="http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=9053"target="blank">１４時までと書かれていた</a>。スイマセン……）。]]>
        <![CDATA[　
まあ、それはともかく……米本の怪我のニュースにはビックリした。

<a href="http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=item&item=9151"target="blank"><u>米本拓司選手の検査結果について　（ＦＣ東京公式）</u></a>

せっかく今年は怪我人も少なくて順調に来ている雰囲気だったのに。開幕直前の離脱はもちろんチームにとっても痛いのだが、伸び盛りのあの年齢で数ヶ月を棒に振りそうな大怪我は何より本人にとってショックに違いない。精密検査は今週中にやるみたいだけど、昨年の石川みたいに「思ったより軽かった」ことを祈りたいものである。

まあとにかく米本には焦らずじっくり直してもらうとして、しばらくの間代わりをどうするか、というのは大問題だわな。そりゃ城福監督も不機嫌になるだろう。トーチューによれば代役は徳永らしい。昨年の彼の落ち着きぶりならそれなりにはこなせる、かな。今野を再びボランチに上げるという手もあるよね。あとは奥の手として浅利復帰……はないか（笑）。

まあ、これはこれで、お手並み拝見、という意味では楽しみといえなくもない。
　
　
……てな感じで特に脈絡もなく、久しぶりに（年が明けてからは初めて！）ＦＣ東京関係のエントリーを書いていたら、そろそろ開幕戦まであと４日になってしまった。「１０年ぶりの開幕横浜戦、しかも俊輔復帰、木村監督就任」というとても興味深い対戦になるわけだが、それについてはまた項をあらためることにしよう。書く暇があれば、だけど。

とりあえず、今日はプレミアムモルツでも飲んで寝ることにしよう（笑）。
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    <title>三洋電機三連覇　（&apos;10ラグビー日本選手権決勝）</title>
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    <published>2010-02-28T13:22:22Z</published>
    <updated>2010-02-28T13:33:40Z</updated>
    
    <summary> 雨上がりの午後、秩父宮ラグビー場でラグビー日本選手権決勝。三洋電機ワイルドナイ...</summary>
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        <name>murata</name>
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            <category term="ラグビー" />
    
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        <![CDATA[<a href="http://umanen.org/blog/images/100228-01.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100228-01.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100228-01-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a><a href="http://umanen.org/blog/images/100228-02.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100228-02.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100228-02-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a>
雨上がりの午後、秩父宮ラグビー場でラグビー日本選手権決勝。<a href="http://www.rugby-japan.jp/national/score/score4069.html"target="blank"><u><strong>三洋電機ワイルドナイツ ２２−１７ トヨタ自動車ヴェルブリッツ</strong></u></a>。いよいよ国内ラグビーシーズンも大詰め、泣いても笑ってもこれで最後のタイトルが決まる一戦は「決勝戦」ではちょっと記憶にない顔合わせとなった。泥沼のピッチで行われた試合は、やや自滅気味の三洋に対してトヨタがリードを奪う展開となるが、後半半ばから底力を発揮した三洋が怒濤の逆転劇でシーズンを見事締めくくった。
　
　
ただでさえ痛んでいた秩父宮のグラウンドは直前まで降っていた雨で泥が浮き、非常に滑りやすい状態。しかし両チームともそんなピッチにひるむ様子なく、序盤から激しいぶつかり合いが繰り広げられた。７分、ＳＨ田中の巧みな抜けだしから三洋がゴールまであと１ｍの地点へ至るも、トヨタＤＦが絡んでノットリリース。しのいだトヨタは直後に反撃。9分、ＤＦ裏を突くＳＯアイイのキックで攻め込み、ラインアウトからのモールで左隅になだれ込んだ。０−５。]]>
        <![CDATA[１４分、三洋のパスの乱れからトヨタが一気のカウンター、飛び出したＷＴＢ水野がゴロキックをゴール内で押さえたかに見えたが、ノックオンの判定。その後もトヨタペースで試合が進む。悪コンディションによる乱戦の中、トヨタの選手が思い切りのよいプレーを連発するのに対して三洋はなかなか集団の力を出すことができない。ＳＯブラウンが多用するパントもことごとく読まれており、アイイやＦＢイェーツの着実な処理からトヨタの逆襲、という場面が続く。

１８分、アイイが自陣から鋭いステップで突破、ギリギリのタイミングパスでＷＴＢ久住が左タッチ際を抜け、フォローのＮＯ８菊谷→ＦＬホップグットとつないで中央にトライ。０−１２。２３分、今度は三洋が連続攻撃で攻め込んで２２ｍ内でＰＫ。しかし、ラインアウトからトライを狙うもモールが割れてしまい逸機。終了間際のチャンスにもブラウンからの勝負パスがスローフォワードになるなど、トヨタの勢いに比べて三洋のちぐはぐさが目立つ前半だった。
　
　
後半立ち上がりは三洋が反撃。前半ことごとく失敗したハイパントは控えめにし、小キックと縦突進で突破を図っていく。３分、田邉のＰＧで初得点。３−１２。しかしトヨタも負けておらず、激しいタックルからの絡みで幾度かボールを奪い返す。５０分、一対一で仕掛けるＷＴＢ北川をＣＴＢ難波が職人芸のタックルでストップ。スコアが膠着したまま時計は進み、５６分には三洋がトヨタ陣中央でＰＫを獲得（ホップグットがシンビンに）するも、これを田邉が失敗。

数的優位にも関わらずなかなかスコアできない状況。三洋にとっては嫌な流れが続くかに思えたが……ここから王者が底力を見せる。鍵になったのはブレイクダウン。気迫むき出しのＦＷ陣に加え、キックでは精彩を欠くブラウンも密集では果敢な絡みを見せる。そして６２分、ブラウンのグラバーキックを霜村が捨て身のセービング。モールから交代出場の堀江が低い姿勢でＤＦの間に突進して左中間にトライ。コンバージョンも決まって、１０−１２。

逆転トライは６６分。ピッチ中央の混戦からトヨタが一旦はターンオーバーしたものの、ブラウンがボールをむしり取って展開。素早くＬＯヒーナン→ＮＯ８龍コリニアシとつないでＷＴＢ北川が右タッチ際を疾走、タックラーを振り切って右中間にトライした。ついに抜かれた伝家の宝刀、電光石火のトライ！１７−１２。逆転を許したトヨタは菊谷の突進や難波のパスを武器に猛反撃するも、遠藤がゴール前まで突進した場面はＦＬ若松の巧みな絡みでノットリリース。

７４分、田邉の好タッチキックで深く攻め込んだ三洋はラインアウトから渾身のモール。消耗激しいトヨタＦＷはこらえきれず、なだれ込んでトライ。２２−１０。終了間際にはトヨタも意地の反撃を見せ、７８分、カウンターからイェーツがタッチ際を快走、龍コリニアシ必死のカバーディフェンスも届かず右隅にトライ。２２−１７。しかし反撃もここまで。最後は同点トライを狙う攻撃の中、ＳＨ和田のノックオンで試合終了となった。三洋電機、三連覇達成である。
　
　
<a href="http://umanen.org/blog/images/100228-03.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100228-03.html','popup','width=480,height=358,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100228-03-thumb.jpg" width="200" height="149" alt="" /></a><a href="http://umanen.org/blog/images/100228-04.html" onclick="window.open('http://umanen.org/blog/images/100228-04.html','popup','width=480,height=360,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://umanen.org/blog/images/100228-04-thumb.jpg" width="200" height="150" alt="" /></a>
熱い試合だった。シーズンの最後に良いものを見た。

後半の途中まではトヨタの思い通りに試合が進んでいたと思う。１回戦から連勝を続けてきた勢いそのままにラッシュし、トライ２本を先取。攻撃ではゲインを確実に切っていたし、守ってもブラウンのキックも三洋ＦＷ陣の縦突進もほぼ完璧に封じていた。惜しむらくはホップグッドのシンビン（一時退場）か。なし崩しに反則を繰り返してのものだけにもったいないというか。彼のいない１０分間の間に逆転されただけでなく、他のＦＷが完全に消耗してしまった。

それでも、そこをきっかけとして流れをたぐり寄せるあたりが三洋の底力、ということになるのだろう。前半キックに固執した組み立てで自滅しかけながら、後半きっちり修正してきたのはトップリーグ決勝の教訓が生かされたということなのかもしれない。６６分のトライは見事としか言いようのないもので、その前後にトヨタＦＷの消耗につけ込むモール戦法もさすがだった。最後の最後で「ここぞというところでたたみかける」三洋の良さが戻ってきた印象。

ＭＶＰは……難しいけど、やっぱりトニー・ブラウンを挙げるべきなのかな。今シーズンは特にポストシーズンでは彼の衰えがかなり目立っていて「蹴るだけ、しかも（ヒルやアイイに比べると）イマイチ」という感じだったんだけど、後半の密集での仕事ぶりは全盛期を彷彿とさせるものだった。タックルと態勢のたて直しとボールへの絡みがワンモーション、ほとんど一瞬で完成するあの技術とタフネスは本当に素晴らしい。「最後の輝き」かもしれんけど。

試合中、菊谷や難波らの頑張りを見ていて「トヨタにもここらで一つくらいタイトルを獲らせてあげたい」という気持ちも起こったのだが、しかし三洋もトップリーグ決勝は霜村や北川のインフルエンザがあって気の毒だったから……。まあ、カップは一つしかないからねえ、という感じ。

それにしても、あのひどいぬかるみの中であれだけの激しい肉弾戦を繰り広げるラグビーメンってのは一体どういう作りになっておるのかね（笑）。特に龍コリニアシなんて、２度も脳震盪起こしてそれでもなおカバーディフェンスに走ってあわやトライセービングタックル、なんて場面もあったし。劉永男をはね飛ばすほどパワフルな遠藤の突進に小さな体の入江がタックルに入ったシーンなんて、恐ろしいというか感動ものというか……いやはや凄い人たちである。
　
　
［追記］
日本ラグビー協会のサイトにある<a href="http://www.rugby-japan.jp/national/score/score4069.html"target="blank">この試合の公式記録</a>の中で、グラウンド状態が「良い」となっているのは、ある意味ものすごいブラックなジョークだと思う（笑）。
　]]>
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    <title>『幕末太陽傳』</title>
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    <published>2010-02-24T16:30:00Z</published>
    <updated>2010-02-28T13:03:46Z</updated>
    
    <summary> NHK-BSで録画した川島雄三監督『幕末太陽傳』を観た。時は文久2年（1862...</summary>
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        <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006YXRV/aaaabl-22"target="blank"><img alt="514V1NJ5M0L._SL500_AA240_.jpg" src="http://umanen.org/blog/images/514V1NJ5M0L._SL500_AA240_.jpg" width="200" height="200" /></a>
NHK-BSで録画した川島雄三監督<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006YXRV/aaaabl-22"target="blank"><u><strong>『幕末太陽傳』</strong></u></a>を観た。時は文久2年（1862年）、ところは品川の遊郭街。無一文で豪遊したカドにより遊郭旅籠で働くことになった「居残り」佐平次（フランキー堺）は、知恵と図々しさを武器に大活躍を見せて旅籠内でのし上がっていく。その頃、同じ宿では高杉晋作（石原裕次郎）ら長州志士たちが御殿山の異人館焼き討ちを企てて……。
　
　
まずはピチピチとした、イキの良さが印象的な映画だ。

現代（1957年）の品川赤線風景を映した、意表を突く冒頭シーン。溢れる頓知で軽快に痛快にトラブルを解決し続ける主人公。ひたすら若く熱く無謀な幕末の志士たち。美しさとしたたかさでナンバー１を競う遊女たち。エネルギッシュな欲望むき出しの遊郭。そしてドタバタと古典落語のエピソードが連鎖していく物語。そのどれもがバイタリティーに溢れており、役者たち（二谷英明とか小沢昭一！とか）の若さとも相まって頬が自然と弛んでくるような感覚を覚えた。]]>
        <![CDATA[スーパー町人ぶりが板に付きまくりのフランキー堺は文句なく好演だけど、脇役の石原裕次郎もいい。生意気で、子供っぽくて、攻撃的で、でも度量が大きくて、という高杉晋作にはピッタリの配役だ。演技は決して上手とは言えないけれど（笑）、それはスターにとって大したことではない。発する光というか、ありていに言えば「オーラが違う」というか。今の日本映画に足りないのは「達者な役者」ではなくこういう存在なのかもしれない、と思ったりもする。

あと、売れっ子女郎のおそめ（左幸子）とこはる（南田洋子）の2人も、今の目で見てもとても魅力的だった。美貌と賢さとズルさを兼ね備えた小悪魔たち。なるほど売れっ子ってのはこういうものなのだろうし、「きれい」というより「かわいい」感じで描いているのは今も昔も変わらない日本人男子の性なんだろうか（笑）。

もっとも、そんな感じで楽しいムードに満ちあふれていながら、犬や猫の死体が映ったり心中未遂の話があったり労咳を患った佐平次の咳が次第に増えたりと、「死」を示唆するような表現が時折挿入されるのもこの作品の特徴、というかやはり昔の邦画は一筋縄では行かないというか。その他の場面の弾けるような生命力とのコントラストは愕然とするほどだ。ラストシーンは何と墓場。タチの悪い客を煙に巻こうとして失敗し、咳き込んで追い詰められる佐平次。

しかし、そこで最後に「俺はまだまだ生きるんでえ！」と叫んで海岸沿いの道をどこまでも駆けていく佐平次の悪あがきは何と爽快なのだろう。単純に明るい一本筋の馬鹿話にしてしまうのではなく、不吉さや哀しさもきちんと観客に突きつけた上で、それでもなお生命の力を肯定していこうという前向きな姿勢。揺さぶった見せ方の妙。個人的にこういうのはすごく好きである。

なんつーか、日本映画黄金時代終盤の勢いと活力がそのままフィルムに焼きつけられているような。とても元気の出る映画だったように思う。


［付記］
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%95%E6%9C%AB%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%82%B3"target="blank">Wikipediaの記述によれば</a>、この映画には「幻のラストシーン」があり、本当は最後佐平次は海岸沿いの道を走っていくのではなく、墓場のセットを突き破ってスタジオの外に飛び出し、1957年の品川の街へ走り出すという設定になっていたのだそうだ。いやー、実際の「海岸をどこまでも」のシーンも良かったけど、幕末から現代へ一気に飛び出す演出の方が冒頭シーンともつながるしもっとパワフルな感じが出るしで、絶対良かったろうに。
　]]>
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    <title>『メトロポリス』</title>
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    <published>2010-02-19T14:30:00Z</published>
    <updated>2010-02-18T14:40:50Z</updated>
    
    <summary> ＤＶＤでフリッツ・ラング監督『メトロポリス』を観た。戦前ドイツ映画の黄金時代（...</summary>
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        <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000HA4WBG/aaaabl-22"target="blank"><img alt="41ssscjiUxL._SL500_AA240_.jpg" src="http://umanen.org/blog/images/41ssscjiUxL._SL500_AA240_.jpg" width="200" height="200" /target="blank"></a>
ＤＶＤでフリッツ・ラング監督<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000HA4WBG/aaaabl-22"target="blank"><u><strong>『メトロポリス』</strong></u></a>を観た。戦前ドイツ映画の黄金時代（１９２０年代）に撮られた、ＳＦ映画の金字塔でもあるあまりに有名な超大作。

＜あらすじ＞
舞台は２０２６年（制作年の百年後！）の未来都市「メトロポリス」。超高層ビルに住む特権階級と地下で過酷な労働に従事する労働者階級の対立が深まる中、その状況に疑問を抱く若者フレーターは労働者の娘マリアと恋に落ちる。彼の父で「メトロポリス」の支配者たるフレーダーセンは、マリアそっくりのロボットを使って労働者たちの混乱と分断を図るのだが……。
　
　
名作中の名作と言われるだけあって、映像についてはとにかく素晴らしいの一言。摩天楼が立ち並び、高速道路や飛行物体が行き交う大都会。エレベーターで降りていく先に突然現れる地下世界。シャープでミステリアスなロボットの造形と、それが人に姿を変える際の美しいオーバーラップ効果。全く古びていない、というと言い過ぎかもしれないけど、少なくとも各シーンの「ワンダーな感じ」は今でも十分通用していて、とても８５年前のセンスとは思えない。]]>
        また、古い大作映画の見所と言えばやはり群衆シーンであろう。ドライアーの『裁かるるジャンヌ』とかエイゼンシュタインの『戦艦ポチョムキン』『十月』とか。この映画もご多分に漏れず、マリアが語る「バベルの塔の話」と終盤の労働者たちの大暴動という２つの群衆場面がある。コマ数の関係で人の動きがチャカチャカ速くなってるせいもあって、やたら迫力あるんだこれが。おまけに爆発シーンでは人がバンバン吹っ飛ぶのだが……もしかして本物か（笑）？

ただ、そんな感じで見応えがある映画なのは確かなんだけど、今の感覚で普通に映画として観ると苦しいところがあることも否定できない。無声映画を見慣れていない身からすると台詞も効果音もない映像はどうしても刺激不足だし、挿入字幕で語られるストーリーも間延びした感じが強いのだ。今回観たバージョン（冒頭に淀川長治さんの解説が入る（笑））だと耳障りの良いＢＧＭが淡々と流れるせいもあり、途中２度ほど寝落ちして（巻き戻して）しまった。

あとは俳優の演技がちょっと……やっぱりサイレントってのはこんなものなのかな？身振り手振りといい表情の作り方といい、やたら大げさで仰々しくて落ち着いて観ていられない感じ。僕は無声映画というのをおそらく今までに１０本弱しか観たことがないはずだが、チャップリン映画を除けばここまで派手な演技はなかったような気がするので、監督の個性もあるのだろうか。それとも「未来社会を描くＳＦ」という作品の特性も関係しているのだろうか。うーん。
　
　
まあ、それでも、繰り返しになるけど映像は間違いなく美しいし（特にロボットがマリアの姿に変身する場面は凄い）、ヒロインのブリギッテ・ヘルムはファンタジックな美人さんだし、階級対立を扱うテーマは現代の状況に通じるものがあるしで、一度観てみる価値はあると思う。つーか、身も蓋もないけど、ＣＧもデジタル編集もない８５年前に想像力と工夫と人力（笑）でこれだけの映画が作れて、それを今観ることができるという事実はやはり感動ものではある。

フリッツ・ラング監督というと、あとは『ドクトル・マブゼ』とか『Ｍ』とかになるのか。けっこうＤＶＤで観られるんだね……よし。


［付記］
今回観たＤＶＤは「淀川長治総監修『世界クラシック名画１００撰集』」と銘打たれたシリーズの１本。本文にも書いたように冒頭淀川さんが出てきて「日曜洋画劇場」ばりの解説を繰り広げてくれるのだが、「亡命してハリウッドに渡ったが、ドイツ時代の経歴が通用せず寂しそうにしていたラングに『メトロポリス』の話をして大喜びしてもらった」というエピソードはさすが淀長さんというか。ある意味、映画本篇以上に貴重な映像かもしれないね。
　
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    <title>『男たちの大和／YAMATO』</title>
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    <published>2010-02-17T14:05:00Z</published>
    <updated>2010-03-02T16:44:27Z</updated>
    
    <summary> レンタルＤＶＤで佐藤純彌監督『男たちの大和／ＹＡＭＡＴＯ』を観た。太平洋戦争末...</summary>
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        <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000F6RURU/aaaabl-22"target="blank"><img alt="5183SZYZAFL._SL500_AA240_.jpg" src="http://umanen.org/blog/images/5183SZYZAFL._SL500_AA240_.jpg" width="200" height="200" /></a>
レンタルＤＶＤで佐藤純彌監督<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000F6RURU/aaaabl-22"target="blank"><u><strong>『男たちの大和／ＹＡＭＡＴＯ』</strong></u></a>を観た。太平洋戦争末期、沖縄への特攻「菊水作戦」における戦艦大和の最期を、主に下士官や少年兵の視点から描いた戦争大作。角川春樹の手による制作や２５億円の制作費、広島に６億円かけて作った巨大セットが話題になった作品だが、２００５年邦画興行収入第１位を獲得するヒットであったのだとか。
　
　
見終わっての感想としては「評価の難しい映画だな」と。

一本の映画として良くできているとは言い難い。物語としては「現代」と「（回想の）過去」を行き来する構成をとっているのだが、現代パートでは少数の人物たちが間延びしたやり取りを繰り返す一方で、過去パートでは（回想のはずなのに）様々な登場人物のエピソードが目まぐるしく詰め込まれていて、どうも脈絡がはっきりしない。これは主観劇なのか群像劇なのか……。]]>
        他にもツッコミどころは色々ある。例えば過去パートに現代ニュース口調のナレーションが入って雰囲気台無しとか、少年兵達の描き分けが全然できていないとか、さんざん格好良い台詞で煽った長嶋一茂の死に方が情けなさすぎとか、渡哲也はどう見ても渡哲也でしかないとか、鈴木京香の行動が意味不明すぎるとか、中村獅童はあれでどうやったら助かるんだ、とか。

ただ、それでもかつて「職人」として名をはせた佐藤監督だけに（まあ、『北京原人』なんてのもあったが……）、とりあえず劇映画としてのクオリティーは何とか保っているのかな、と。この手の映画は怪獣映画なんかと同じで「特撮シーン以外はつなぎ」と考えれば（笑）、まあ許容できる範囲内ではないかと。反町・中村・松山の熱演は素直に感心できるものだったし。


で、肝心の最後の戦闘シーンである。いやあ、当たり前なんだけど、とにかく大勢死ぬこと。半泣きになりながら高射砲にとりついたり弾を運んだりしている若い子が次々に米軍機の機銃掃射で吹き飛ばされて、甲板はあっという間に血の海に……。背負った酸素タンクに火がついているのに気がついて、悲鳴を上げるもどうにもできず爆死、なんて悲惨な場面もあったな。

ひたすら阿鼻叫喚、無惨というか。大和の特攻がいかに無謀な人命の無駄遣いであり、戦争末期の戦闘が「勇敢」とか「立派」とかいう言葉だけでは語れないものであったかがよくわかる描写であった。子供の頃に松林宗恵監督の『連合艦隊』を観て、死体が浮かぶ血の池と化した大和の艦内描写にショックを受けたのを思い出した。この映画はもう一歩踏み込んでたけど。

まあ、その一方で『プライベート・ライアン』後の映画としては「もっとひどい描写があっても良いのではないか」と思ったりもしたのだけど（戦死シーンの数の割には人体損壊描写は少なかったかも）、今の日本映画としてはここら辺が限界なんだろうな、とも思う。なにしろ公開できなきゃ意味がないわけだから、とりあえず。

ともあれ、正直なところ観る前はタイトルやキャストや主題歌の人選からもっとタカ派的な、日本軍的価値を賛美する映画だと思っていたのだが、実際には戦闘場面の残酷さに加えて日本軍の体罰・精神主義の馬鹿馬鹿しさや菊水作戦の理不尽さもしっかり描いていて、むしろ反戦的な色合いさえ感じ取れる作品であった。なので、個人的にはさほど不愉快ではなかった。


あと、僕としては、丸坊主にした松山ケンイチ君の風貌が平山相太にちょっと似ている気がして、ついつい彼には感情移入してしまったというのもある。「平山ガンバレ！」みたいな（笑）。少なくとも４００円なら損した気はしなかったかな。
　
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    <title>赤い竜の底力　（&apos;10シックスネイションズ　ウェールズ×スコットランド）</title>
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    <published>2010-02-14T14:30:00Z</published>
    <updated>2010-02-16T13:23:22Z</updated>
    
    <summary>土曜日の夜は、ＪＳＰＯＲＴＳでラグビーシックスネイションズ。ウェールズ ３１−２...</summary>
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        <![CDATA[土曜日の夜は、ＪＳＰＯＲＴＳでラグビーシックスネイションズ。<a href="http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/7220780.stm"target="blank"><u><strong>ウェールズ ３１−２４ スコットランド</strong></u></a>。２週目に入った今年の６カ国対抗、この日は初戦で完敗したチーム同士の「負けられない」対戦であった。アウェイのスコットランドが大半の時間ペースを握り、残り数十秒までリードを奪う展開となるが、土壇場にウェールズが怒濤の攻撃でドラマティックな大逆転勝利を収める。
　
　
序盤からスコットランドペースで試合は進む。９分、甘いタックルをくぐり抜けてＦＬバークレイがトライ。続いて２０分、ゴール内へのグラバーキックをＷＴＢエバンスが押さえて３−１７。その後スコットランドはエバンスやＦＢパターソンを負傷で失うも、手堅いボールキープでリードを守る。５６分、ＷＴＢウィリアムスの快走からウェールズがトライするが、６７分にＳＯパークスがＤＧを決めて１４−２４。さらに時計は進み、勝負は決まったかに見えた。

流れが変わったのは７４分、スコットランドＨＯローソンが妨害行為でシンビン（一時退場）になってから。数的優位に立ったウェールズはそれまでのミス連発が嘘のように高い精度と集中力でボールを動かし続け、７８分、パス展開からＷＴＢハーフペニーが右隅を抜け、中央まで回り込んでトライ。２１−２４。ウェールズは勢いに乗ってさらに攻め、ラインブレイクからミニパントを上げたＦＢバーンが倒されて２２ｍ内でＰＫ獲得、倒したグッドマンは一発退場。]]>
        ここでの判断は難しかった。残りは４０秒ほど。いずれにしてもキック＋１プレーの時間しか残されていない状況だ。ＰＧを狙えば確実に同点には追いつけるが、最後の攻めが自陣深くからになってしまう。一方、ラインアウトやスクラムから攻めれば残り十数ｍから逆転トライを狙えるものの、攻めきれなければ敗戦のリスクを負うことになる。「どうするのだろう」とドキドキしたが、ウェールズが選んだのは前者だった。２４−２４で、正真正銘の残り１プレー。

ここからはもうイケイケドンドン。キックオフをキープしたウェールズは迷いなくパス＆ゴーを繰り返し、ＤＦの間を抜けたＳＯジョーンズが右方向へキック（そこで蹴るか！）。跳ねたボールをフォローの選手が拾ってさらに連続攻撃、最後はスコットランドＤＦの足が止まったところを「切り札」ウィリアムズが雄叫びを上げ、右手を挙げながらポスト下へ走り抜けた。騒然とするスタンド、熱狂の抱擁を繰り返す赤いジャージの１５人。なんと劇的な幕切れか！！
　
　
いやー、凄かった。驚いた。久しぶりにラグビーで鳥肌が立った。

試合全体を通して出来が良かったのはやはりスコットランドの方だったと思う。ハンドリングエラーの数はウェールズより全然少なかったし、地域的には押されながらもほぼ思い通りのボールコントロールができていた。でも、残念ながらエバンス（首を手術するとか……）をはじめアンラッキーな怪我人が出たのと、あと最後はホームの雰囲気と勢いに飲み込まれてしまった感じ。フットボールは理屈だけでは割り切れないのだと改めて思い知らされたような。

ウェールズにしてみれば、最高の逆転勝利、なんだけど、前半のＤＦのユルさとかノックオンの多さとか落ち着いて考えれば反省点ばかりの試合だったかもしれない。それでも勝てたのは大観衆の後押しと、７９分のＰＧ選択、そして土壇場で発揮した集中力のおかげだろう。特にＰＧの選択は冷静な計算ぶりが良かったと思う。スペースがないところで無理攻めしてもトライに至るのは難しかったろうから。日本のチームだったら絶対攻めてるだろうけど（笑）。

同じフットボールでもサッカーに比べると、ラグビーやアメフトはプレーが途切れ途切れになる分、こうした重要な（流れの中とは違う）「選択」を迫られることがしばしばある。そうした場面で表れる判断力、決断力というのは成功するにせよ失敗するにせよ大変に興味深く、個人的には醍醐味の一つだとさえ思っている。ラグビーにおけるキャプテンの責任は実に重いのだ。

この試合、個々の選手を見るとスコットランドのＦＷ陣にＳＯパークス、ウェールズのＳＨリースやＣＴＢフックあたりが良かったと思うのだが、やはり一際目立っていたのはＷＴＢシェーン・ウィリアムズ。小さな体（173cm！）に鋼の肉体、弾丸のような突進。アシストのキレ味もあるし、本当に素晴らしい選手である。最後のトライを決めるあたりも「さすがはスター」としか言いようがない。サントリーの有賀とかには、こういうプレーをしてほしいと思う。

いや、ホント、こういう試合があるからラグビー観戦はやめられないのである。最後の１０分くらいは本当に面白かった。日本でもこういう熱い試合が観たいぞ！
　
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    <title>『硫黄島からの手紙』再見</title>
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    <published>2010-02-12T16:30:00Z</published>
    <updated>2010-02-16T14:20:12Z</updated>
    
    <summary> 一昨日の夜、ＮＨＫ−ＢＳでやっていたクリント・イーストウッド監督『硫黄島からの...</summary>
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        <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002D4DHBA/aaaabl-22"target="blank"><img alt="51fcbiga7qL._SL500_AA240_.jpg" src="http://umanen.org/blog/images/51fcbiga7qL._SL500_AA240_.jpg" width="200" height="200" /></a>
一昨日の夜、ＮＨＫ−ＢＳでやっていたクリント・イーストウッド監督<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002D4DHBA/aaaabl-22"target="blank"><u><strong>『硫黄島からの手紙』</strong></u></a>を観た。最初は映画館で観て、いつだったかDVDを借りて観て、これで３回目の鑑賞になるだろうか。<a href="http://umanen.org/blog/2006/12/post_164.html"target="blank">公開時のエントリー</a>でも書いたけど、これは傑作である。何度観ても良い映画だと思う。
　
　
初見の４年間に比べると冷静に観ているせいか、日本兵の言葉遣いや憲兵の描き方など、正直不自然さは以前より目に付いた。多くの時間帯を占める戦闘シーンにしても、過不足ない感じではあるけれどそれほど迫力があるわけでもない（まあ『プライベート・ライアン』とか『ランボー』とかと比べちゃいかんのかもしれんけど（笑））。]]>
        <![CDATA[でも、それらを踏まえても、僕たちの心の琴線に触れる部分の多いこと多いこと。しみ入る音楽と心温まる回顧シーン、日本兵たちを覆う閉塞感（何のために戦う？）と追い詰められ感、馬や敵軍捕虜を巡るバロン西の人間くさいエピソード、軍国主義的発想の狂気、そして実直な愛国心と合理主義というアンビバレントな要素を抱えた栗林中将（渡辺謙）の実直さ。

特に心に残るのは、物語の終盤、日本軍にとって絶望的な状況でのやりとりだろうか。主人公の西郷（二宮和也）が栗林と会話をしている中で本土に妊娠中の奥さんを残していることに思い当たって涙ぐむ場面。「そうか」と一言言って、栗林がそれ以上何も言わない（言えない）のがいいんだよね。ただ、その場を立ち去る時、「ポン」と西郷の肩を叩いていく。そのさりげなさが何とも……。

そして次の場面、無線の前に立った栗林は本土から送られてくる子供たちのはげましの歌声を聞いて涙ぐむのだ。もう絶対に勝てない戦いだし、絶対に命は助からない状況なんだけど、それでも（というかだからこそ）故郷に思いをはせて涙ぐむ心性。僕らにとっては想像の域を出ないかもしれないけど「わかる、わかるよ」という感じである。

この映画のイーストウッド監督は、ホント、日本人に対して敬意を持って描いてくれているように感じるのだ。今の奥さんが日系という事情も影響しているのだろうか。
　
　
あと、公開当時マスコミでは「ハリウッド進出」とか騒がれてたけど、映画を観た人の中では賛否両論だったような覚えがある二宮君の演技について。僕はこれで良い、と思う。確かに今風過ぎるきらいはあるのだが、本人も「今の日本人が当時の状況に置かれたら……」という心持ちで演じていたようだし、逆に主人公が思いっきり「昔の日本人」風だったら（リアルかもしれないけど）あまり共感できなかったかも、と。

それは、姉妹作として撮られた『父親たちの星条旗』とこの『硫黄島からの手紙』の評価にも通じるものがあるのかもしれない。映画として普通に良くできているのは、おそらく（本来それ１本だけのはずだった）『父親たちの〜』だろう。でも、やはり日本人としての視点で見ると、のめり込むのはどうしても後者の方なんである。
　
　
いずれにせよ、こうして改めてイーストウッド監督の力量を再確認するにつけ、<a href="http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/"target="blank">『インビクタス／負けざる者たち』</a>は早く観なきゃ、という気もするのだが……映画館はまだ混んでるのかな？最近は毎週末ラグビー観戦に励みすぎて、ちょっとラグビー映画を観に行く時間がないような（笑）。
　]]>
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    <title>『ランボー　最後の戦場』</title>
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    <published>2010-02-11T15:12:00Z</published>
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        <![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IF79Y6/aaaabl-22"target="blank"><img alt="51rXjrJM32L._SL500_AA240_.jpg" src="http://umanen.org/blog/images/51rXjrJM32L._SL500_AA240_-thumb.jpg" width="200" height="200" /></a>
今年の初め頃にＷＯＷＯＷで録画しておいたシルヴェスター・スタローン監督<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001IF79Y6/aaaabl-22"target="blank"><u><strong>『ランボー　最後の戦場』</strong></u></a>を観た。ご存じアクションヒーロー・シリーズの実に２０年ぶりとなる新作。東南アジアの一角に身を潜める元グリーンベレーのランボー。ある日、彼は内戦と政府軍による弾圧が続くビルマへキリスト教系ＮＧＯの一団を送り届けるが、ＮＧＯはミャンマー政府軍により捕らえられてしまう。ランボーは５人の傭兵たちとともに彼らの救出に向かうのだが……。
　
　
ストーリーにせよ登場人物にせよ、とても「わかりやすい」映画だった。卑劣で残虐な悪の軍隊。善良だが無力な（そしてヒーローに救われる）平和主義者。訳ありの過去を背負い込んだ個性的な傭兵たち。ランボーが事態に巻き込まれるいきさつ、ＮＧＯや傭兵たちと最初対立しながら次第に心を通わせる過程、そしてラストの大戦闘。ありがちなパターンだらけの筋立てだけを見れば、８０年代的な（右翼的な）アクション映画と何の違いもないようにさえ思える。]]>
        ２０年前と違うのは、戦闘の暴力性・残虐性というものがはるかに強調されていることだ。劇中の人体破壊描写は凄まじいの一言。撃たれて普通に体に穴が開き、倒れるどころの話ではない。狙撃銃バレットＭ８２で撃たれれば頭部は完全に破砕し、地雷を踏めば赤い水風船のようにはじけ、Ｍ２銃機関銃の弾に当たれば紙粘土のように粉々になってちぎれ飛ぶ。それがこの映画における犠牲者の姿だ。最後、ランボーがミャンマー軍のボスを殺す場面も……。

本当の戦場における兵器の威力が実際にはどのようなものであるのか、僕は知らない。ただ、本作においてスタローン監督が描こうとしたのがヒーローの活躍によるありがちなカタルシスではなく「剥き出しの暴力性」であり、その表れの一つが「現代兵器の、人の手に余るほどの威力」であるのはおそらく間違いないだろう（もちろん、ミャンマー政府軍の非人道的なふるまいを強調しすぎと思えるくらいに強調しているのも同じ趣旨によるものだと思う）。

まあ、冷戦も終わり、９．１１テロやアフガン戦争（皮肉なことに、相手は『ランボー３』でランボーが助太刀したムジャヒディンたちだ）、イラク戦争の泥沼などを経て、スタローンもさすがに色々と考えたんだろうね。その間には『プライベート・ライアン』なんかもあったことだし。

面白いのは、だからといってこの作品がカタルシスなき映画とはなっていないこと。カタルシスは確かにある。でもそれは悪者をジャンジャカぶっ殺すこと（だけ）によるものではなく、その後の、何百もの死体の山を眺めて途方に暮れるランボーの姿からもたらされているのではなかろうか、と僕は思った。なにも「悪いヤツをやっつけてメデタシ」だけが快感ではない。後に残った静かな空虚さが琴線に触れることは、いかにも映画的な味わい深い体験である。

元々『ランボー』は「国のために命をかけたにも関わらず報われないベトナム帰還兵が世間に対して叛乱を起こす」という暗い筋立てから始まったシリーズだった。メインテーマはあくまでランボーのトラウマであり、彼が戦争の意義を問いただしていく姿を描くのが主目的だったはずなのだ。それが８０年代的なマッチョムードの中で次第に変容し、『怒りのアフガン』以後は残念なことにすっかり反ソ的マッチョヒーローとしてのイメージが定着してしまっていた。

そういう意味では、プロット的にはアクション映画のステレオタイプをなぞりながらも、戦争そのものの意味をきっちり（映像の力で）問い直している本作は、原点への回帰と言っていいのかもしれない。ラストシーン、ランボーが自分の過去と向き合おうとついに故郷へと帰っていく姿はなかなかに感動的であった。正直、事前に予想していたよりずっといい映画だったように思う。
　
　
……てか、これがヒットしたんで、スタローンが『ランボー５』作る気になってるらしいという噂を聞いたのだが、本当だろうか？そろそろやめておいた方が良いと思うのだが。『インディ・ジョーンズ』の最新作も（僕はかなり楽しめたけど）あまり評判が良くなかったみたいだし、だいたいスタローン御大の体型（今年でなんと６４歳！）がさすがにちょっと……。
　
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    <title>清宮監督退任</title>
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    <published>2010-02-09T16:30:41Z</published>
    <updated>2010-02-12T15:42:49Z</updated>
    
    <summary>ありがとうございました　（清宮克幸オフィシャルブログ） 　 　 ということで、や...</summary>
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        <![CDATA[<a href="http://athlete55.com/kiyomiya-katsuyuki/2010/02/08/blog-353/#more-7584"target="blank"><u><strong>ありがとうございました　（清宮克幸オフィシャルブログ）</strong></u></a>
　
　
ということで、やっぱりというか、案の定というか、清宮監督が辞任の発表。

ファンとしては残念に思う一方で、負けた以上はこれで良かったんじゃないかな、と。清宮さんもサントリーを率いて４年目、年数的にも一区切りつけるにはちょうどよい頃合いのようにも思えるし、「いよいよ」結果が出なかったところで周りにあれこれ言われる前にスパッとやめたことで、キャリアに変に傷がつくのを防げるだろうし。

まあ、自他ともに認める「プロ」の監督だから。内部の事情はよくわからないけど、結果に対して潔く責任をとった態度は間違いなく立派であると思う。]]>
        <![CDATA[また、サントリーというチームにとっても、これはピンチではなくチャンスととらえるべきなのかもしれない。無責任な第三者の、あるいは一歩間違えれば精神論に陥ってしまう意見かもしれないが、サントリーというチームは（それこそ東芝あたりと比べると）肝心なところで勝利への執着心や気持ちの強さといったところで欠ける部分があるように見えたから。

<a href="http://umanen.org/blog/2010/02/10.html"target="blank">一昨日のエントリー</a>じゃないけど、本当に強くなりたいのだとすれば、やはり勝敗がもたらす「取りかえしのつかなさ」というのをどこかで強く意識しなければならないのだと思う（もちろん、意識したとしてもミスがなくなるわけじゃないけれど）。「勝負の厳しさ」を思い知ったサントリーが新体制の下で大きな花を咲かせる、というシナリオだってあり得ないわけじゃない。

なんというか、（ファンとしての僕も含めて）もういい加減「いまにボスが強くしてくれるだろう」とは言ってられないんだろうね。少し寂しいけど。
　
　
それにしても気になるのは清宮さんの今後の身の振り方である。まさかラグビーから離れてしまうなんてことはなかろうが……。気の早いスポーツ新聞は「Ｕ２０代表監督就任か」なんて書いているみたいだ。２０１９年ワールドカップまで見据えるとすれば、その時に主力になるであろう世代を任せてみるのも確かに面白いかも。

でも、僕の個人的な思いとしては、やっぱりこの４年間のサントリーの戦績というのは「決して悪くないけど、物足りない」ものであったので、国内のトップレベルで見返す姿というのもちょっと見てみたいような気もする。ま、ラグビーはサッカーみたいに「じゃあ次のチームで」とはなかなか行かないものなんだろうね。

そう考えると難しいな。このままいなくなってほしくはない人だけに。ご本人にとっては余計なお世話かもしれんけど（笑）。
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