●『ラストキング・オブ・スコットランド』『運命じゃない人』『タクシードライバー』
最近ハードディスク・レコーダーから掘り出して観た映画その2。

ケヴィン・マクドナルド監督『ラストキング・オブ・スコットランド』。医大を卒業したばかりのスコットランド人ニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は若者らしい気まぐれと冒険心からクーデター直後のウガンダに渡航し、医療支援に従事するように。彼はふとしたきっかけから新大統領のアミン(フォレスト・ウィテカー)に気に入られ、主治医として政権の中枢に関わるようになるが、次第にアミンの独裁者としての恐るべき正体が明らかになっていく……。
この映画、主人公は気が強いばかりで視野が狭く、エゴが先に立つイヤな奴。でも、そんな男が他人の女に手を出したり、独裁者の理想論に魅せられたり、特別扱いされていい気になったり、といった「若気の至り」から徐々に泥沼にはまり、気がつけば進退きわまっていた、というお話はけっこう身につまされる。それまで反発してた英国人外交官に助けを求めるも拒絶されるくだりなんて痛々しくて……世の中、取り返しのつかないことがあるのよのう、という感じ。
