●『狂気の海』『インフェルノ 蹂躙』
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金曜日の夜は、渋谷ユーロスペースのレイトショーで高橋洋特集上映。高橋さんといえば『女優霊』『リング』『蛇の道』『発狂する唇』『呪怨』と怪作を連発する狂気脚本家。映画館の入口に帽子を深くかぶった怪しげな人がいるなあ、と気になっていたのだが、やっぱりご本人だった。なんつーか、妙な「気」を漂わせているんだよね(笑)。
1本目は高橋洋脚本・監督『狂気の海』。モノクロ版アニメ「サイボーグ009」の『太平洋の亡霊』というエピソードにインスパイアされたという、ビデオ撮り34分の短編。
舞台は現代の日本。憲法改正により「普通の国」を目指す日本国首相(田口トモロヲ)と、憲法9条を守るべく密かに核武装を進める首相夫人(中原翔子)。折しも合衆国大統領が謎の死を遂げ、FBI霊的国防捜査官リサ・ライス(長宗我部陽子)が「呪殺容疑」で2人を追い詰める。一方、富士山の地下では知られざる古代文明の超兵器が発動して……って、書いてるだけで何かが狂っていることがよくわかる、高橋イズムに充ち満ちた映画だった。
